村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

霜こそ雪にまさりけれ

2023-01-15 23:00:00 | 懐石・料理

 藤原定家
さびしさは霜こそ雪にまさりけれ
峯のこずゑのあけぼのの空

人生には
「ハレ」と「ケ」がある
「ハレ」の日は非日常
特別な日だ
また「ケ」とは
「ケ」は普段の生活、
日常ということ
と私は理解している

日本はいにしえより
山や海、樹木にも火にも水にも、
いやこの大気にも
神様が宿っていると思う。
森羅万象に神を意識し、
八百万の神々を信仰してきた。

日常にトラブルがあり、
順調にいかなくなったら、
それを祓うために神仏に祈る。
又そうならないように祈る。
そして、ならないことに感謝する。
神仏を祀マツり祈る特別な日と
そうでない何でもない日

茶事の取合せも
格調高いハレの日があり、
時期やお客様によっては
普段の軽い茶事もある
一月は
新年を祝うハレの月
次の二月は昔の囲炉裏を模した大炉で
ケの茶事をしよう

今日は

お弟子様のおうちでの稽古茶事
懐石は一汁三菜
お弟子様も慣れた様子。
下ごしらえが済んだら茶事がはじまり、
茶事に集中する。
集中するから終わったあとは必ず、
心身ともに解放されて、
いい気分になるはずだ。

写真は霜が降りている某所

この葉っぱは二輪草か一輪草かな

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