村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

七重八重花は咲けども山吹の

2024-07-03 20:12:42 | 村雨庵 稽古 

 兼明親王(後拾遺1154)
七重八重花は咲けども山吹の
実の一つだに無きぞかなしき(あやしき) 

太田道灌の雨具借りの故事に登場する古歌

実がならないのは八重咲の花
普通の一重の山吹は実を持つ

今日は七事式の会
小熊の会だ
午前の班と午後の班
おのおの今日は五名ずつ

科目は廻り花之式
それと
一二三之式を二順し
平花月
優雅で充実した時間を共有した

今回で11回めかな
大分慣れてきた感じ
七事式は
・花月
・且座 
・茶かぶき
・員茶 (かずちゃ) 
・回り炭
・回り花
・一二三 
この会のお稽古
あと残りは茶カブキだけだが
茶カブキは濃茶四服まわし飲みゆえ
しばらく不可能
一通りは経験した事にしよう

今日集まった
 廻り花の茶花
秋海棠
木槿
水引
白河原撫子
糸ススキ
松明草
薮ミョウガ
ヤマボウシ
八重ヤマブキ

源氏物語の《野分》にある
玉鬘のことを

八重山吹の咲き乱れたる盛りに
露のかかれる夕映えぞ、
ふと思ひいでらるる。

「八重山吹」を思い出させる美しさだと言う夕霧

 

八重山吹の写真を撮るのを忘れた

 

 

コメント
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