ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

安倍総理、靖国神社参拝

2013年12月26日 | 社会・政治

 安倍総理、政権1周年記念か、今日、靖国神社に参拝したそうですね。



 小泉総理以来、7年以上総理大臣が靖国神社に参拝しなかったのは異常事態とも言え、正常化の一環でしょうねぇ。

 中国・韓国の反発が予想されますが、それは明らかな内政干渉。
 いや、内政干渉どころか、個人の思想・信条の自由を犯す行為であり、許されません。

 大体わが国を敵視して国内での求心力を高めようと言う思惑がある以上、わが国がどういう態度を取ったところで、関係改善は望むべくもないでしょう。

 政治家による靖国神社参拝が問題視されるようになったのは、真に不幸なことです。



 官製神社で、敗戦までは官営であったという生まれ育ちの悪さは隠しようがありませんが、今なお、遺骨どころか遺髪さえ帰ってこなかった家族を偲ぶ場所はここしかない、という遺族がたくさんいます。
 もちろん戦友も。

 今さら無宗教の追悼施設を造ったって、そんな嘘くさいものに誰がお参りするでしょうか。

 他の多くの神社に比べてはるかに短いとはいえ、わが国には近代化の過程で避けて通れない侵略の歴史があり、侵略とは言っても当時は侵略しなければ侵略され、植民地になるしかなかったわけで、わが国独りが侵略反対を唱えることなど出来ようはずもなく、それに伴って必然的に職業軍人にも、一般庶民にも犠牲者が出て、これら200万柱を超える英霊を祀ってきた歴史があるわけです。

 追悼施設と言うのは、国民の多くがそこは自国の国柄に相応しい場所だという共同幻想みたいなものが必要で、靖国神社はそれらの条件を満たしています。

 私はちょっと前までは正月、最近は年末に同居人と籍を入れるに際してくだらぬ儀式を執り行った東京大神宮に毎年詣でており、靖国神社が近いことから、必ず立ち寄り、英霊の声に耳を傾けています。

 もちろん何も聞こえてはきませんが。

 大体中国・韓国は靖国神社を侵略の象徴だと言いますが、それは神社というものが持つ深い精神性を理解していない愚か者の見方だとしか思えません。

 この世のありとあらゆるものに神性をみとめ、怖れ敬う神道の精神から言えば、国の為に命をおとした犠牲者を神として拝むのは当然のこと。

 私は許されるなら、わが国の犠牲者だけでなく、旧敵国の犠牲者も祀り、敵味方ともに敬いたいと思っているのですがねぇ。

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急いては事を

2013年12月26日 | 社会・政治

 今日で第2次安倍政権が発足してからちょうど1年たつんですねぇ。

 小泉政権の後を受けて誕生した第1次安倍政権、少々前のめりというか逆上気味で、仕事を急いだのは良いとして、健康を害したうえに選挙に負けて、1年ほどで退陣に追い込まれてしまいました。

 その後、福田・麻生・鳩山・菅・野田と政権が代わりましたが、いずれも1年かそこらしか持ちませんでした。

 安倍総理、最初の失敗を活かしているようで、今のところ退陣の気配はありません。

 しかし一寸先は闇。

 それは政治の世界に限ったことではありません。

 9.11テロで亡くなった人々は、まさか勤務中の高層ビルに旅客機が突っ込んでくるなど想像もできず、何事が起きたか分からないままに旅立って逝ったことでしょう。

 ことほど左様に、人間には近い未来も遠い未来も予見することができません。

 そう考えると、今生きていて、何事かを行っている単純な日々の積み重ねが、奇跡のように感じられます。

 40代半ばに近付き、よくぞここまで生きてきちゃったものだと、感慨を深くします。

 アベノミクスだとか憲法改正だとか、安倍政権は志が高いようにお見受けします。
 しかし高邁な理想も、日々の地道な努力の積み重ねなくして、実現することはありません。

 釈迦に説法かもしれませんが、安倍総理におかれましては、前のめりや逆上や早打ちは自重して、慎重にことを進めてほしいものです。

 急いては事をし損じるといいますからねぇ。

 

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十になる子の酒の燗

2013年12月25日 | 文学

 今宵もまた、懲りもせずウィスキーのロックを傾けています。
 こんなに毎夜酒を喰らっては体に毒だと思いながら、気が付くとグラスに琥珀色の液体を注いでいます。

 できれば週に2日くらい空けたいのですがねぇ。

 酒くさき 鼓うちけり けふの雪

 やっぱり酒といえば冬。
 勢い、酒と雪を同時に詠んだ句は座りがよろしいようで。

 芭蕉の弟子、其角の句です。

 ロシアなど寒い国では、酒の消費量も多いようですね。
 逆に暑い風土のインド人はあまり飲まないとか。
 また北極圏とかになっちゃうと酒を造ることがそもそもできないんだそうで、寒さをしのぐ最良の術が無いとは気の毒です。
 酒と風土は切っても切り離せませんね。

 アラブ人はかつては酒を飲んでいたようですが、イスラム教の普及により、飲まなくなったとか。

 するとちょうどその端境期にあった呑んべえは、さぞかし苦しんだでしょうねぇ。

 アル中一歩手前の私に、これから日本国民は全員イスラム教に改宗するから、今後一切酒を飲むなと言われたら、地獄の苦しみでしょうから。

 初雪や 十になる子の 酒の燗

 これも其角の句。

 2人の娘に恵まれ、たいそう子煩悩だったと伝えられる俳人らしい、微笑ましい句です。

 初雪・子・酒の燗と、キイワードになる言葉が三つも並んでいますが、不思議と重たい感じがしません。

 10歳の愛娘がつけてくれた燗酒、さぞかし旨かったことでしょう。

 一方、娘が心配だったのか、

 春の夜の 女とは我が むすめかな

 
と、いう句も残しています。


 おそらく江戸で唯一の不夜城、吉原にでも繰り出したのでしょう。

 楽しく遊んだその後という設定がよろしいでしょうか。
 ふと虚しさを感じる女遊びの直後、この遊女も娘と同じ女性であったと感じ入ったところ。

 私には娘も倅もいないので、その実感はわかりません。

 私もただ飲んでばかりいないで、句でも和歌でもひねる才能があれば良いのですが、酒呑みの先輩が詠んだ句や歌を楽しむだけの能なしなのです。

 元禄当時、求道的な師匠、芭蕉よりも洒脱な味で庶民に人気があったという其角

 今こそ彼の句を称揚せしめねばなりません。

元禄の奇才 宝井其角 (日本の作家52)
田中 善信
新典社

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鳴かざれば

2013年12月25日 | その他

 男子フィギアスケートの織田信成選手、次のオリンピック代表を逃して引退を表明。

 鳴かぬなら 泣きに泣きます ホトトギス

 と、泣きたい心境を句にしてみせました。

 もちろん、ご先祖様である織田信長の、

 鳴かざれば 殺してしまえ ほととぎす

 を意識してのことでしょう。

 豊臣秀吉の、

 鳴かざれば 鳴かせてみよう ほととぎす

 徳川家康の、

 鳴かざれば 鳴くまで待とう ほととぎす

 と並ぶ、三者の特徴を端的に表した句で、何もご本人が作ったものではありますまい。

 ご先祖及びその部下らの性格を表す句をもじって、涙をみせることが多かった自身の性格を自己卑下して見せるなど、なかなか心憎い演出ですねぇ。

 引退といってもまだ20代半ば。
 サラリーマンならまだ下っ端の青二才と言われる年齢です。

 これがスポーツの怖ろしいところで、少女アイドルなんかもそうですが、若くして第一線から退き、第2の人生といおうか、本当の人生といおうか、新たな道を歩まなければならないのは、なかなかしんどいことと推察します。

 現役の時は引退後どうするかなんてなかなか考えられないでしょうし。

 指導者の道を歩むか、解説者としてやっていくというのが一番経験を活かせる道でしょうが、それは現役選手としての才能とは全く異なる能力が必要となり、現役選手としてどんなに優れた才能を発揮しても、必ずしもそれに恵まれているとは限りません。

 逆に言えば、さしたる成績が残せなかった選手でも、コーチとしては辣腕という人もいますね。
 もしかしたら、その方が長く活躍できるかもしれません。

 大体白鳳などの大横綱が20代の若者とはにわかには信じがたいことです。

 年齢不相応なほど世界から注目を浴びた選手の引退後は難しいでしょうねぇ。

 いずれにせよ、織田信成選手の引退後が幸多かれと祈念いたしましょう。

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ピグミーの恋

2013年12月25日 | 文学

 45年以上も前、昭和42年に三島由紀夫はエッセイで、近頃はピグミーの恋が跋扈している、と嘆いています。

 その意味するところは、障害を乗り越える強さも持たず、忍ぶ恋の焦燥や高潔をも知らず、むやみとくっついたり離れたりしてばかりいる、やれやれ、といったところかと想像します。

 人は易きに流れがちですからねぇ。

 また、かつて色恋沙汰は破廉恥とされ、親が決めた相手と結婚するのが普通だったため、親の意向に逆らって恋を貫こうとすれば、必ず障害を乗り越えなければならず、また恋は忍ぶものだったことでしょう。

 高度経済成長真っ盛りの昭和40年代前半、にわかに恋愛を謳歌する若者が溢れかえり、それは当時の中年からみれば、破廉恥にも見え、安易にも見えたのでしょう。

 でもそれは、中年文学者の美意識には抵触するにせよ、多くの若い男女にとって、楽しいことだったに相違ありません。

 ピグミーの恋が薄っぺらく見えたとしても、本人たちは本気だったでしょうし、二人の恋が美的であるかどうかなんて、創作者では無い者にとって、どうでも良いことです。

 今はさらに進んだかといえばそうでもなく、草食系だの絶食系だのが溢れかえり、ピグミーの恋すら楽しめない者が多くいるようです。

 ピグミーの恋でも、なにも無いよりよほど良いと思いますが。

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少し

2013年12月24日 | その他

  酔いました。

 今日も独りで、ウィスキーで。
 
 同居人は残業でしょうか、遊びでしょうか。

 どっちでもいいのですが、独りで飲めるのは嬉しいことです。 

 私の愚かな脳は、よほど酒の酔いを求めているようです。

 このまま、酔いつぶれて眠ってしまいましょうか。

 パソコンの画面を見ていたら、少し、悲しくなりました。

 


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韓国軍に銃弾?

2013年12月24日 | 社会・政治

 南スーダンでPKO活動の一環として展開する韓国軍が、銃弾が不足しているとかで、わが国に供与を依頼したとか。
 わが国は一万発の銃弾を提供するそうです。

 野党は武器輸出3原則に抵触すると騒いでいますね。

 それにしても韓国というのは分かりやすい国ですねぇ。

 日頃であれば、わが国が武器を外国の軍隊に提供するなどという事態になれば、声を嗄らして文句をつけるところ、自国の銃弾が不足気味となると、呆気なくおねだりしちゃうんですから。

 わが国政府は、身を守るための人道支援と説明しています。
 しかし銃弾を供与することが人道支援というのもおかしな理屈だと思います。

 もっとも彼の地では、それこそ治安悪化で銃弾がなければ身を守れないのでしょうし、そのような危険な地域で任務にあたる韓国軍は立派なものだと思います。

 わが国も見習わなければ。

 近々武器輸出3原則を見直すことになるでしょう。

 集団的自衛権の行使容認や、特定秘密保護法案と併せて、わが国において国家たるに相応しい法整備が整ってきていることは、慶賀すべきことだと思います。

 韓国は、有事の際指揮権を米軍に渡すことになっており、驚くべきことに米軍がそろそろ有事の指揮権を韓国に返したいと言ってきても、まだ早い、と言って指揮権返還を拒否しているという驚くべき国です。

 わが国では、旧軍も自衛隊も、指揮権を他国に譲るなんていう屈辱に耐えられるはずもなく、占領下の7年間以外、終始指揮権を保っています。

 韓国も己を恃み、己を信じて国を守る、という態度が必要なのではないでしょうか。

 地政学的に必要ない装備を、自衛隊が保有しているというだけの理由で保持したり、国産戦車を作ると宣言しながら18年経っても実戦配備できなかったり、水陸両用車を開発した、と胸を張ったのはいいけれど、演習地内の池に突入したところ沈んでしまい、殉職者まで出したとか、嗤えるようで嗤えないのが韓国軍です。

 もう少し冷静に己の足らざるところを分析されてはいかがかと思います。

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外相整えば

2013年12月24日 | その他

 今日はクリスマス・イヴなんですねぇ。

 キリスト教圏では長いお休みだそうですが、私たちにとっては単なる平日。
 しかも今年は3連休明けの初日とあって、お祭り気分にはなり得ません。

 バブルの頃はクリスマスと言えば大変なはしゃぎようでしたが、やっぱり単なる平日であったことに違いはありません。

 私は異教の祭りに与する気が全然起きず、バブルの頃も醒めた目で浮かれ騒ぐ世の中をみていましたね。

 近頃はハロウィーンなんかでも騒いでいますね。

 嘆かわしいことです。

 私たち日本人にとっては、1年の穢れを祓い、清浄な気持ちで迎えるお正月こそが、冬の一大イベントで、だからこそ正月休みは一週間程度認められているわけです。

 しかし、同居人と暮らし始めた頃は、年末には大掃除をして元日には雑煮を食うということをきちんと行っていましたが、だんだん面倒くさくなって、掃除もごく簡単に、元旦も普通にご飯を食べています。
 二人とも、あんまり雑煮や餅を好まないせいもありますが。

 その点実家は寺だったせいか、掃除も一日や二日では終わらず、また、奉納された巨大な鏡餅がいくつもあって、なんだか餅地獄みたいになっていましたねぇ。

 外相整えば、内相おのずから熟す、と言いますね。

 そういう意味ではきちんと儀式めいた食事や、気持ちが改まる大掃除をしたほうが良いのでしょうが、いかんせん面倒なのですよねぇ。

 だらだら過ごすことが好きな大人二人だけの家庭ですから、安きに流れてしまうのでしょう。

 子どもでもいれば、教育上の配慮から、正月とはこうやって過ごすものだと、建前を教えようという気にもなりましょうけれど。

 正月休みの9連休。

 だらだら過ごすのは良いとして、あんまり飲み過ぎないようにしないといけませんねぇ。

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感情

2013年12月24日 | 仕事

  3連休あけの出勤も半日が過ぎました。

 今日を含め、4日間出勤すれば9連休の大型正月休み。
 曜日の並びの関係で、今年は長い正月休みとなりました。
 それはそれで嬉しいのですが、年始のスケジュールがタイトです。
 その影響で、今年は仕事納めの金曜日に重要な会議が入ってしまい、その根回しやシナリオ書きのため、のんびりもしていられません。

 社会人がお給料をもらう以上、職場で感情を露わにすることはご法度です。

 そのため、私は職場に着くなり感情を押し殺すよう努力してきたわけですが、近頃は努力する必要すらなくなりました。

 なぜなら、努力するまでもなく、職場に一歩足を踏み入れれば、感情は勝手に死ぬようになったからです。

 すっかり社畜ですねぇ。

 辛いことが辛くない、悲しいことが悲しくない、嬉しいことが嬉しくない、怒るべき場面で怒りが湧いてこないというのは、楽と言えば楽ですが、人間としては欠陥があるように思います。

 その私ですら、6年前には、暴言を吐いた上司に対し怒りを覚え、ただし怒りを爆発させるのではなく、弁護士を立てて謝罪と損害賠償をもとめるという現代社会のルールに則った、冷静な方法で今思えば乱暴な挙に出ました。

 弁護士の威力は絶大で、しかも私が訴訟も辞せず、という強気の態度に出たため、100万円の損害賠償と謝罪文とを時を経ずして勝ち取ることができました。

 その上司も、今年度一杯で退職です。

 そんなことがきっかっけで、私は躁転を起こし、さらなる精神障害地獄へと突き落とされるわけですが、今はそれも克服しました。

 そんなこんなで、感情のままに動くことがいかに虚しいか思い知らされることとなり、結果として職場に足を踏み入れた瞬間に感情オフのスイッチが入り、私は感情の無い木偶人形のようになって、職務に精励できるのです。

 それが良いこととばかりは思いません。

 あまりに非人間的ですから。

 でも精神的に楽になったことだけは確かです。

 今、私は奴隷の幸福を生きているのかもしれませんねぇ。

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年賀状

2013年12月23日 | その他

 一昨日年賀状を購入し、今日やっつけて、先ほど投函してきました。

 私が45枚、同居人が55枚でちょうど100枚ほど。
 面倒な年末の雑事です。
 止めたい止めたいと思いながら、今年も出してしまいました。

 昨年は喪中であったため、喪中葉書を出しただけで、喪中葉書に一言書きなんていりませんから、楽でした。

 我が家は毎年、筆王で同じデザイン。
 真ん中の干支のイラストを変えるだけです。

筆王Ver.18 [ダウンロード]
ソースネクスト
ソースネクスト

 

筆王Ver.18
ソースネクスト
ソースネクスト

 宛先も登録されているものを出力するだけなので簡単ですが、面倒なのが一言書き。
 そんなことしなくても良さそうなものですが、それを書かないとどうにも味気ないですからねぇ。

 かの夏目漱石も、毎年末、年賀状を止めようと考え、しかしそのために断りの葉書を出さなければならないと思って止められなかったと聞きます。

 でも一回断りの葉書を出してしまえば翌年からは何もしなくて良いから楽なはずですが。

 結局、浮世の義理を切り捨てることは、愚かな人間社会に生きている以上、万やむを得ざる仕儀というわけでしょうか。 

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傘寿

2013年12月23日 | その他

 畏れ多くもかしこくも、今上陛下にあらせられましては、本日、80歳の誕生日を迎えあそばされました。

 80歳といえば、傘寿
 の略字、が八十に見えることによると聞いたことがあります。

 15歳を表す志学や40歳を表す不惑などと異なり、特に意味はありません。

 これはおそらく、かつて、80歳まで生きる長命の人はごくわずかで、年齢による役割を求められることがなかったためと推量します。

 定命は天の知るところ、人の知るところではありません。
 知ってしまえば、死刑判決を受けたようなもので、怖くて日々の雑事をこなすことが出来なくなるでしょう。

 しかし、どう頑張っても120歳を超えて生きることは不可能であろうということくらい、子供でも分かっていること。

 さらに、圧倒的多数の人々は90歳を迎えることが出来ません。

 また、私は就職して22年目になりますが、同じ職場で現職のまま亡くなった先輩や後輩は7人を数えます。
 二人は自殺、五人はがんや脳梗塞などの病気です。
 病気のため定年を待たずに退職した人となると数え切れません。
 彼らがその後どうなったか、知りません。

 そう考えてみると、還暦を迎えることがき出来ない人もけっこういるのだとわかります。

 私の定命がいくつなのか、当然わかりませんが、40代も半ばに近づいていることから、おそらく半分は過ぎているのだろうと思います。

 寿命を意識するのはまだ早いのかもしれません。
 しかし、激しいうつ状態にあった時、死は極めて親和的に、私の背後に寄り添っていました。

 誰が言いだしたのか、

 四十五十は鼻たれ小僧、七十八十は花盛り、九十でお迎え来たならば、百まで待てと追い返せ

 という戯れ歌がありますね。

 これは奇跡的な長命の人にしか当てはまらない、現実社会ではありえない一種のファンタジーだと思いますが、こういう気迫でもって生きよ、という警句なのだろうと思います。

 死神と添い寝していたようなうつ状態ももはや遠い昔になりました。

 私は今なら、死神を寄せ付けない気迫を保ち続けることができるように思います。

 もし近寄ってきたなら、百まで待てと追い返しましょう。

 そしてまた、今上陛下にあらせられましても、百まで待てと追い返しあそばすことを祈念いたします。

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冬至

2013年12月22日 | その他

  今日は冬至でしたね。

 一年で最もお日様を拝めるのが短い日。

 逆に言えば明日から少しづつ日が伸びるわけで、闇を嫌い、太陽、わけても午前中の強い日差しを好む私には、嬉しい日でもあります。

 希望が持てますからねぇ。

 冬至といえばゆず湯。

 実家では、家の風呂にゆずをたくさん入れて、良い香りでした。
 子供の頃は、なんで風呂にみかんを入れるのだろうと思い、もったいないからと湯に浮かぶゆずを食おうとして痛い目に会ったこともあります。
 あれは食うもんじゃありませんねぇ。

 しかし、今、昼なお暗いマンションの味気ない風呂にゆずなど浮かべる気は起きず、まして薄給の身であれば、そんなことをすれば哀愁漂う切ない仕儀と相成ることが分かっていますから、普通に湯を入れて、但しいつもより長めにつかって体を温めました。

 風呂でさっぱりすれば、次は酒となるのが当たり前。

 金とは何かと問われれば、酒に化ける物と答え、時間をどう有効活用するかと問われれば、酔って紛らわせるに如くはないと答えるのが私の流儀ですから。

 近頃、若い頃には好まなかったウィスキーのロックばかりを飲んでいます。
 若い頃は冷酒やワインなどの醸造酒を好んだのですが、中年になってからは、焼酎かウィスキーが酔い覚めが良くて、もっぱら蒸留酒を飲むようになりました。

 しかしつまみは若い頃と変わらず、今宵は赤身とイカの刺身、冷やしトマト、お新香と、いたって軽い物で済ませています。

 そのせいか私の胃袋は怠け者になってしまったようです。


 揚げ物をもう2年以上も食っていません。

 会食や宴席などで揚げ物が出ても、箸を付けずに下げてもらうのをもっぱらとしています。

 なんとなれば、揚げ物は私の胃袋に過大な負担をかけ、要するに食ってしばらくすると気持ち悪くなってしまうためで、味が嫌いというわけではありません。

 いずれは学生時代のようにカツ丼をもりもり食うような胃袋を取り戻したいものですが、難しいでしょうねぇ。

 酔いに任せて徒然に筆を滑らせてしまいましたが、お目汚しの段、ご容赦のほど、お願い申し上げます。

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ブラッド・ブレイク

2013年12月22日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 昼飯は簡単に家でありあわせの物を食って済ませました。

 同居人が学生時代の友人とランチとかで、いそいそと東京ステーション・ホテルに出かけていったので、気兼ねなく大音量で、リビングを暗くして気分を盛り上げ、ホラーを楽しむことが出来ます。

 嬉しいですねぇ。

 本日2本目のDVDは「ブラッド・ブレイク」です。

 いわゆるオカルト物ですが、舞台が刑務所の独房というのが変わっています。



 物語は19人を虐殺した凶悪犯、バリーの死刑執行から始まります。

 そして何も知らず、その日のうちにバリーが収監されていた独房に入れられるマイルズ。

 始りは何か怖ろしい予感を感じさせる格調高いものでしたが、どうも失速気味。

 そもそも独房から出られず、しかもあちこちで悲鳴が聞こえ、看守も囚人もお構いなしの虐殺が起きていることは分かるものの、外の様子が分かりません。
 しかも夜中なので真っ暗。

 独房で怯えている間に、隣の独房の囚人から、「バリーは毎日意味不明の独り言を言い、唯一聞き取れたのはマイルズという名前だけだ」と聞かされ、びっくり。

 さらに、便器の裏から出てきた奇妙な名前のリストに、自分と娘の名前が入っていてさらにびっくり、という具合。

 軽いくすぐりはあるものの、物語が進みません。

 どうもバリーは邪悪な者に取り付かれており、処刑されたことから次なる宿主を求めているという設定のようです。

 スローな展開に軽くイラついていると、独房の目の前で看守が半狂乱になって自殺したため、看守の鍵束を奪って隣の囚人と逃亡を図りますが・・・、という感じ。

 いっそ潔いくらいB級ホラーでしたねぇ。
 ちょっとお勧めはできません。


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カレ・ブラン ーフランスの暴力ー

2013年12月22日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 フランスの暴力的で暗示的なSFを鑑賞しました。

 フランス製の暴力を描いた映画が持つ残虐性は、他国の比ではないことを、何度もこのブログで指摘してきました。
 この映画も、それに連なる作品かと思います。

 「カレ・ブラン」です。
 を現す言葉だそうで、にも繋がるそうです。



 近未来。

 いくつもの高層ビルが立ち並ぶその都市の風景は、現在の世界のそれとあまり変わりません。
 違うのは街角のスピーカーから流れる住民たちの妊娠及び出産の報告とセックス奨励のアナウンス、そして木槌でボールを叩いて競い合うスポーツ、クロッケー試合の結果報告です。

 十代の少年フィリップは、人肉加工場で働く母親と共に高層住宅で暮しています。

 しかし今の仕事と生活に絶望した母親は、ベランダから飛び降り自殺を図ります。

 そしてその死体は、回収業者にトラックに乗せられ、人肉加工場へと運ばれていくのです。
 一人残されたフィリップは車に乗せられ、たどり着いた先は、フィリップと同じような年令の孤児が集められた教室でした。

 施設で孤独な日々を送るフィリップは、自殺を企てます。
 チェーンで首を吊り、縊死寸前のフィリップを救ってくれたのは、同じ教室の少女、マリー。
 
 同じように自殺未遂を犯し、手首に包帯を巻かれた少年と一緒にフィリップは、広い部屋の中に連れて来られます。
 目の前には死体を入れて運ぶシートが敷かます。
 「袋の中に入ってみたい人は?」と女性教員に尋ねられ、手首に包帯の少年が手を挙げ、袋の中に入ります。
 すると部屋に入って来た男がフィリップに棍棒を握らせます。
 躊躇していると激しく叩かれ、その激痛に耐えかねたフィリップは自ら棍棒を握り、袋の中の少年を撲殺してしまいます。

 成人したフィリップは、組織の管理職として働いています。
 就職希望者たちを家畜とそうでない者を仕分けするゲームに立ち合うのが仕事。

 妻になったマリーとは不仲。

 普通の人々の獣姓が見えてしまうマリーと、自ら怪物となったフィリップの、ラブストーリーとして観ることも可能でしょう。

 こう書いてしまえばどうということもありませんが、暗い画面に重たい雰囲気、転がらない物語と、かなり観る者を戸惑わせる作りこみになっています。

 そしてもう一つ、人肉マークがついた食品ばかり出回っているわりに、システマティックに人肉用に人間を飼育しているシーンがありません。

 偶然殺された者、ゲームに敗れて殺された者、自殺者などを食肉としている風情ですが、そんなことでは足りるはずないと思うのですが。

 好悪がはっきりと割れる作品だと思います。
 私としては、わずか80分ですが、疲れる映画だと感じたしだいです。

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ほぼ完成

2013年12月21日 | その他

 今日は午後2時からマンション管理組合の理事会があり、大規模修繕工事の請負業者及び施工業者の責任者らと理事とで共用部分の検査確認を行いました。

 ただの儀式だと思っていたところ、仔細に見ると結構やり残しがあるのですね。
 
 いくつか要望を伝え、来週中には完工することとなりました。

 なんとか年内には終わるわけですねぇ。

 長い三か月でした。

 検査確認後、通常の理事会。
 こちらはさほど時間がかかりませんでしたが、全て終わったのは午後4時半。
 最後の30分はお小水を我慢して震えがきました。

 来年の2月下旬にマンション管理組合の総会があり、それでお役御免の予定です。

 輪番ですから、年によって当たり外れがあるわけですが、大規模修繕工事があった今年は大外れ、いや、大当たりだったといえるでしょう。

 やれやれ。

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