今日は千葉市美術館に出かけました。
初期浮世絵展ー版の力・筆の力を観るためです。
大英博物館やホノルル博物館から借りてきた里帰り作品も多いということで、見逃してはいつ観られるかわからない作品も多いそうなので。
日本美術の展覧会の多くがそうであるように、今回も着物を着ていくと2割引ということで、当然着物で出かけました。
先週の日曜日、NHKの日曜美術館のアートシーンで紹介されていたため、混んでいるかなと思ったら、ガラガラでした。
これが都内の美術館だったら押すな押すなの大盛況でしょうに。
千葉市美術館はなかなか面白い企画を立てて頑張っていますが、立地の悪さはいかんともしがたいようです。
今回の展覧会は、浮世絵の祖、菱川師宣を始め、浮世絵草創期の作品が多数展示されていて、たいそう見応えのあるものでした。
定番の遊女の絵や役者絵はもちろんですが、花見や夕涼みなど、庶民の生活を描いたものも多く、それらからは江戸庶民が楽天的に人生を楽しんでいた様子がうかがわれ、微笑ましくもありました。
浮世絵は基本的に人生を楽しいものと捉えるポジティブなものです。
そこには小難しい理屈を抜きにした、人生を楽しむという本来の日本人が持っていた美風が感じられます。
明治維新以降、欧米に追いつき追い越せと、ナーバスで神経症的になってしまった美術とは拠って立つ所以が全く異なっており、不思議な感慨を覚えざるを得ません。
千葉市は雪にこそなりませんでしたが、冷たい雨が降る、底冷えのする一日でした。
今日のような日は外出する気になれず、寝てばかりいました。
一週間の疲れがでたのでしょうかねぇ。
昨夜は千葉駅近くの居酒屋でリワーク時代の仲間、野郎ばかり4人で酒を飲み、旧交を温めました。
愉快な夜でした。
今宵は熱燗でもやりましょうか。
ヅケとイカの刺身を仕入れてきましたから。
民主党が、民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい、というキャッチコピーをでかでかと掲げたポスターを制作したことが話題になっています。
当のご本人、嫌われていることを自覚されているようで、大したものです。
あの悪夢のような民主党政権、特に鳩と管の時代は、思い出したくもない、不幸な時代でした。
かつて小沢一郎が自由党を率いていた頃、自由民主党の高官は、民主党には自由がなく、自由党には民主が無い、とこき下ろしていましたね。
自由民主党には両方ありますからねぇ。
名は体を表すと言うごとく、現在の政治情勢で政権を任せられるのは自由と民主の名を冠した自民党しかないと思います。
ただし、私の政治信条は、国防や外交のみ自民党寄りで、その他国内政策に関しては、民主党どころか社民党寄りであろうと思います。
選択的夫婦別姓にせよ、同性婚にせよ、社会保障や福祉政策にせよ。
そうでありながら弱い自民党支持である私は矛盾しているようですが、それと言うのも、一にかかって国防や外交政策が唯一まともだからです。
日本製のステルス戦闘機、心神は、かつて世界の飛行機乗りを恐怖に陥れた零にも匹敵する美しい兵器であるようです。
自民党は武器輸出や共同開発を進め、わが国をかつてのような軍需産業大国に押し上げようとしています。
その意気や良し。
自国の守りくらい、自国製の、しかも機能美の極致とも言うべき美しい兵器で維持したいものです。
にほんブログ村
政治 ブログランキングへ
水曜日の勤務を終えました。
前半戦終了といったところでしょうか。
まだ2日あります。
金曜日には私が直接担当する会議があって、議題調整や資料作成などに追われています。
金曜日の夜は千葉駅近くの居酒屋でリワーク時代の友人数名と遅い新年会。
それを楽しみに、あと2日を乗り切りたいと思っています。
少し前の話ですが、琴奨菊関が優勝を果たしました。
日本出身力士としては10年ぶりの快挙とか。
日本人力士と呼ばないのは、モンゴル出身で日本に帰化した力士が優勝しているからでしょうけれど、日本出身力士を強調することは、同じ日本人である引退した旭天鵬などには面白くないのではないでしょうか。
また、日本出身に拘るのも、ケツの穴が小さいような気がします。
わが国の国技である相撲において、外国人や外国出身力士が活躍するのは、むしろ喜ばしいような気がします。
相撲が外国においても人気がある証拠でしょうから。
それはさておき。
がぶり寄り一本で不器用に攻め続ける琴奨菊関の相撲は、その不器用さゆえに、いっそうの感動を覚えました。
期待の稀勢の里の奮起を促したいところです。
毎度のことながら、忙しく憂鬱な月曜日でした。
そういえば、月曜日はサラリーマンや学生の自殺率が高いそうです。
憂鬱なのは私一人では無いようで、そう思えば少しは慰めにもなります。
あぁ、一週間、長いですねぇ。
結局昨夜は全然雪が降らず、拍子抜けしました。
そんな中、女友達二人と 山王パークタワーの中華料理屋で高級中華に舌鼓を打ち、二次会は隣接するキャピタル東急ホテルのメイン・バーでカクテルなどいただき、古い女友達と旧交を温めました。
女友達のうちの一人は着物姿。
もちろん私も。
奇妙な3人に見えたことでしょう。
夏と冬に開催してきた会を、今後は季節の良い春と秋に変えようと約し、別れました。
この二人と一杯やるのはじつに愉快です。
今日は静かに読書をして過ごしました。
奥田英朗の長編「沈黙の町で」です。
中学2年生のいじめられっ子が、ある時死体で見つかります。
死因は転落死。
自殺なのか、事故なのか、事件なのか。
この件を巡り、いじめられっ子の母親、いじめっ子たち、いじめっ子たちの親、その他の生徒たち、警察、検事、新聞記者など、多くの視点でそれぞれの思いが語られ、少しづつ、真実が明らかになっていきます。
人が一人死んでいるのに、わが子だけが可愛い親たち、責任逃れをする教師たちなど、人間の醜い真実が明らかにされていきます。
この作者はどちらかというとユーモア小説を得意としますが、こんなシリアスな長編も書くのだなぁと、感じ入ったしだいです。
沈黙の町で (朝日文庫) | |
奥田英朗 | |
朝日新聞出版 |
今夜はかつての同僚で今は飲み友達となった女性2人と私の3人で新年会です。
この二人とは夏と冬の年に2回、痛飲するのを常としています。
夕方から雪の予報ですが、雪見酒というのもよろしいでしょう。
積もるほどでは無いようですし。
場所は東京メトロ溜池山王駅に隣接する山王パークタワー27階の高級中華料理店。
ここは首相官邸から東京スカイツリーまで見える、夜景が素晴らしい店です。
この夜景に雪が彩りを添えたなら、いっそう楽しい飲み会になることでしょう。
昨日は大寒でした。
正月までは変に暖かく、今年は暖冬だと思っていましたが、ここへ来て寒さが急激に厳しくなりました。
辛い季節です。
大寒と 敵(かたき)のごとく 対(むか) ひたり 富安風生
富安風生 阿波野青畝集 (朝日文庫―現代俳句の世界) | |
富安 風生,阿波野 青畝 | |
朝日新聞社 |
私は敵とまでは思いませんが、そう思いたくもなる寒さではあります。
むしろ、同じ俳人の、
着ぶくれて 固く己を 守りけり
のほうが、今の私の状態を良く表しています。
明日は小雪がちらつくとか。
着ぶくれて、さらには熱燗で、固く己を守り、決して敵に向かうような真似はしないようにしましょう。
事件事故にしろ自殺にしろ難病にしろ、若い人が亡くなるというのはたいへんな衝撃を周囲に及ぼすものです。
先般のバス事故でも、大学生の若さで複数の方が亡くなりました。
私の直接の知り合いでは、27歳で自殺した職場の後輩がいます。
あれからもう16年が経とうとしています。
生きていれば43歳。
責任ある地位に就いていたことでしょう。
若すぎるというには年を食っているかもしれませんが、去年、48歳の先輩が肝臓がんで亡くなりました。
「仕事を辞めたい」が口癖で、毎晩浴びるほど酒を飲んでいました。
普段の晩酌でウィスキーのボトル1本、宴会となると3本もあける酒豪で、宴会の翌日は気持ち悪いと言ってはトイレで迎え酒をあおるという破滅的な酒飲みで、案の定、アルコール性肝炎から肝硬変になり、ついには肝臓がんで亡くなるという結末を迎えました。
私はなぜかこの先輩から気に入られ、よく飲みに誘われましたが、飲み始めるとエンドレスで、必ず午前様でしたね。
退職して悠悠自適の生活を夢見ていたようですが、まさしく儚い夢と消えました。
若者や子供の死が人に多大な影響を及ぼすのは、夢いっぱいであったはずの未来が無残にも断ち切られ、長く生きてきた者はおのれの若い頃を思って、その悲しい心中を慮り、いたたまれない気持ちになると同時に、人の生き死にがあまりに不公平であることに、誰にともなく憤りを覚えるからであろうと思います。
せめて死後の世界が安穏としたものであらんことを祈るばかりです。
今日も一日の業務が終わりました。
胃腸の調子が良くなったので、家で淹れて水筒に入れたエメラルドマウンテンを職場でがぶがぶ飲みました。
多分5杯分はあったかと思います。
それも雑巾を絞ったみたいに濃いやつ。
すると、どうも胃の調子が良くありません。
まだ早かったようです。
全く愚かな私です。
熱が下がり、下痢も治まったので、どうにか出勤しました。
今、昼休み。
忙しさにかまけて気づきませんでしたが、昼になってみると、ひどく疲れていることに気づきます。
これで午後の仕事に耐えられるのだろうかと思いつつ、でもやるべきことが多くて結局定時までは働いてしまうんだろうなという予感がします。
勤め人とは因業な商売です。
昨夜、にわかに寒気に襲われ、ぶるぶると震えながら床にふしていると、発熱、39度に達しました。
おまけにひどい下痢で、夜中、1時間と床に伏していることが出来ず、トイレとベッドを行ったり来たり。
これはインフルエンザかと思い今朝、一番で罹り付けの内科へ。
医師は下痢していると聞いて9割がたインフルエンザではない、と言いつつ、念のため検査。
鼻に検査容器を突っ込む、例の辛い検査です。
案の定インフルエンザではなく、急性胃腸炎とのことで、薬を飲んで寝ていれば1~2日で治るだろうとのこと。
確かに下痢は治まり、熱も37度程度の微熱になりました。
明日は出勤したいものです。
今日は風も無く、穏やかに晴れました。
そこで上野の森美術館に出かけました。
お目当ては、肉筆浮世絵展です。
京葉道路から首都高をとばすこと40分。
不忍池地下駐車場に到着。
腹が減っては戦が出来ぬとばかり、まずは牛タン定食で昼食。
腹がくちくなったところで、おっとりと上野公園に突入。
着物で行くと200円割り引いてくれるとのことで、着物に角袖コートで出かけました。
男女とも、結構着物姿の人を多く見かけました。
和装文化復活の鍵は、着物で割引、にあるのかもしれません。
浮世絵というと版画のイメージですが、今日の展覧会は肉筆のものばかり。
それだけに、色彩がじつに鮮やかです。
美人画や遊女の絵を中心に、江戸庶民の暮らしぶりを描いたものなど様々で、圧倒されました。
ただ、明日で終りということで、ひどく混雑していて、それでも観ずに帰れるものかと、あるいは背伸びし、あるいは人をかき分けて絵画の前に出たりするうち、すっかり疲れてしまいました。
上野公園内のスターバックスで珈琲を飲んで疲れを癒し、上野公園や不忍池などをしばし散策。
それにしてもここ数年で都内は外国人観光客が増えました。
上野や浅草は特に多いようです。
1月中旬とは思えぬ陽気で、楽しい土曜日を過ごせました。
今日は休暇を取りました。
主たる目的は、障害者自立支援の更新手続きのため、区役所に行くことです。
これは朝一番で済ませ、その後リビングのエアコンの効きが悪くなったため、フィルターの掃除をしました。
頼りない温風が出るだけだったのが、フィルターを掃除したら凄まじい量の温風が勢いよく出るようになりました。
こうでなくっちゃいけません。
その勢いをかって掃除機をかけ、トイレ掃除もしました。
良い気分です。
昼は近所の定食屋で牡蠣フライ定食を食しました。
揚げ物はあまり好みませんが、牡蠣フライだけは別で、好物の一つです。
その後暖かいリビングでしばし昼寝。
これから風呂に入って夕食の準備をし、同居人の帰りを待ちたいと思います。