福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)の報告によると、菅直人前総理がパニックに陥って暴走したことが、事故を拡大させた原因だと断じていましたね。
一部には、日本が後進国だったら菅前総理は死刑だと、過激なことを仰る識者もいて、いくら滅茶苦茶だったからといっても、仮にも正しい手続きで誕生した総理大臣に対して失礼なのではないかなと思います。
で、当の菅前総理はと言うと、意外にもしおらしく、「事前の備えがあまりにも不十分だった。備えがなかったという意味で大失敗だった」と述べ、政府や東電の対応に大きな問題があったとの認識を示したそうです。
まぁ、いくら短気なイラ菅と言えども、そのくらいは言わなきゃ、被災者も、一般国民も納得いかないからでしょうねぇ。
普天間基地の移転にしても、原発事故への有り得ない対応にしても、民主党は素人集団だとしか思えません。
かといって、今飛ぶ鳥落とす勢いの大阪維新の会にも薄気味の悪さを感じています。
ポピュリズムの政治が何を生むか、1930年代のドイツをみれば明らかでしょう。
大衆的熱狂というのは、冷静であることを前提にした民主主義とは相いれないはずですが、世界の歴史を見ると、それらは簡単に結びつくのです。
政治というもの、非情なくらい冷静に、冷酷でなければいけません。
私たち有権者は、そういう候補に投票すべきでしょう。
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