ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

白梅

2024年01月28日 | 文学

 なぜだか分かりませんが、今朝は正午近くまで眠ってしまいました。
 私はどちらかというと朝型人間なのですが、珍しいこともあるものです。
 昨夜の酒量はいつもどおりで、深酒したわけでは無いのですが。
 
 12時近くに起きて、最近近所に出来たラーメン屋にお昼を食べに出かけました。
 私はこってりした油ぎとぎとのラーメンは苦手であっさりした塩ラーメンを好むのですが、この店、私の好みにドンピシャで、あっさり醤油とあっさり塩しか置いていません。
 嬉しい開店です。

 昼食後、腹ごなしに近所を小一時間散歩しました。
 途中、見事な白梅が咲いていました。
 もう春なんですかねぇ。




 しら梅に 明くる夜ばかりと なりにけり 

 敬愛する俳人、与謝蕪村の辞世です。
 白梅と春の訪れを寿いでいるわけですが、私はうがった解釈をしていて、白梅ばかりの夜=あの世を暗示しているように思えてなりません。
 辞世ですし。

 私は初春を寿ぐような気持ちの余裕は無く、迫りくる年度末の殺人的忙しさに震え慄いています。
 32年働いても年度末の忙しさには慣れることが出来ません。
 
 神経質と言うか、何事にも気を病む性格のせいです。
 だからこそ精神障害を発症したのだと思います。
 もう少し大らかな精神を持ちたいものです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

給湯器

2024年01月27日 | その他

 今日は午前9時に東京ガスの職人が来て給湯器の交換を行いました。
 午後1時まで、4時間もかかってしまいました。

 私が今住んでいるマンションに引っ越してから実に23年も給湯器は故障もせず、頑張ってくれました。
 一般に15年程度で交換と言われているそうですから、驚異的なほどの年月です。
 しかし1カ月ほど前から動作が不安定になり、お湯はでるもののリモコンのボタンが点滅したりするようになり、2週間前に東京ガスに来てもらい、当然古すぎて部品も無くなっているため、修理は不可能で交換となりました。

 リモコンのボタンは取替え前と後で以下のような違いとなっています。



         

 経年劣化は明らかです。
 赤ん坊が大学を出て就職するまでと同じくらいの長さですから当たり前です。

 機器も人間も歳月の流れによって不具合が生じるのは避けれないことです。

 経年劣化とは言うものの、近頃義母の衰えが激しく、困惑しています。
 つい一か月ほど前までは毎晩電話してきて同居人相手に1時間も一方的にしゃべり続けるのを恒例としてきたのに、一週間ほど前から電話がかかってこなくなり、こちらからかけても出なくなってしまいました。
 施設に見舞に行くと、遠い過去の記憶は鮮明ながらついさっきの記憶があやふやになり、愛用のガラケーの掛け方も出方も判らなくなってしまったことが施設の職員によって知らされました。
 先日ケアマネージャーとの面談があり、結果はまだ出ていませんが、ケアマネージャーの見立てでは要介護4程度とみられる、とのことでした。
 今までは要介護2だったので、3をすっ飛ばしてしまったようです。
 あまりの衰えの速さに驚いています。
 赤ん坊が成長する速度よりも早く衰えています。
 多少は歩けるのですが億劫がって車椅子の生活を止めようとせず、2週間に一度のリハビリの時だけ、少し歩いています。
 一日中テレビを見ていたのが、ほとんど見なくなり、大好きだった相撲中継も見なくなってしまい、日がな一日ベッドでまどろんでいるそうです。
 もはや寝たきりになるのは近いと考えざるを得ません。
 そしてその先にあるのは・・・。

 思えば勝気な面もありましたが、家族に恵まれない人でした。
 東京大空襲で母親と幼い妹を奪われ、戦後間もなく父親も亡くなり、祖母に育てられました。
 長じて結婚し、二人の子宝に恵まれますが、下の娘はわずか18歳で病死。
 夫にも先立たれました。
 血を分けた親族は都内、糀谷に住む姉と同居人だけになってしまいました。

 そして今、自らもあの世とこの世を行きつ戻りつしているような状況に陥りました。
 義母の人生が幸せだったのか、私には分かりません。
 しかし84歳まで生き、天寿をまっとうするであろうことは間違い無いと思います。
 それだけでも幸福だと言えるのかもしれません。
 何が幸せかは人それぞれ。


 私は自分が幸せだとか恵まれているとか思ったことはありませんが、冷静に考えてみればこの時代に日本に生まれただけでも幸福なのかもしれません。
 物質的には豊かですし。

 金持ちとは言えませんが、とくだん金に困ったことはありません。
 固い仕事に就いて、途中精神障害で長期休職したとはいえ、復職して15年ちかくが経ちます。
 結婚してマンションを買って子供は出来ませんでしたが、傍から見れば何不自由無い生活に見えるでしょう。
 しかしだからと言って幸福感は感じません。
 人間なんて無いものねだり。
 他人が持っていながら自分には無いものに嫉妬するように出来ています。
 若い頃小説家で身を立てようと夢を見て、せっせと書いていましたが結局は駄目だったわけですが、今でもテレビで芥川賞・直木賞の受賞者発表のニュースをやっているとすぐに消してしまいます。
 嫉妬するからです。
 阿保ですね。
 他人の才能や成功を羨むなんて。
 焼きが回ったとしか思えません。

 義母の年齢に達するまであと30年あります。
 そう思うと義母の衰えは当たり前なのかもしれません。
 今の時分は20代の頃から比べると明らかに気力体力ともに衰えていると感じます。
 それがあと30年だなんて気が遠くなります。
 でもきっと、自分がその年になれば、50代なんて若かったと思うんでしょうね。

 たかが給湯器の交換ごときでなんだか時の流れの残酷さを感じてしんみりしてしまいました。
 まだ人生は続きます。
 これからは自分の衰えを観察しながら生きていくことになるんでしょうね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

それだけ

2024年01月25日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今日は空気が冷たいながらきれいに晴れ渡って風もなく、自宅に籠っているかぎり小春日和と呼んでも良い日となりました。

 こんな日に特別急ぎの仕事が無いのに出勤する気が湧くはずもなく、休暇を取りました。
 夕飯の買い物に出かけた以外、自宅でのんびり過ごしました。

 わが家はマンションの低層階ながら南西の角部屋に所在しているため、陽当たりは極めて良好です。
 ほとんど日向ぼっこをして一日を終えてしまいました。

 一人でぼんやり寛いでいると思考はあまり良い方に向かいません。

 じつは同じ部署で働く30代後半の女性が1月いっぱいで退職することになりました。
 がん治療のためです。
 今まで休み休みながら働いていたのですが、抗がん剤があまり効いてくれなかったそうです。
 残念です。

 
 日本人の平均寿命は80歳を超えているそうですが、私にはそうは思えません。
 毎年毎年、知り合いの誰かが現役世代で亡くなっているからです。
 その中には、多くの後輩も含まれます。

 病気で亡くなる人、事故死する人、自ら命を絶つ人、じつに様々な理由で彼ら彼女らとお別れしてきました。

 そのたびに、生き物の儚さと世の無常を感じます。

 ある後輩はもともと酒が弱かったためか宴会に出て眠ってしまい、可哀そうだから寝かせておいてやろうと放っていたところ、そのまま亡くなってしまいました。
 もし就業時間中であれば突然倒れたにせよ、救急車かドクターヘリを呼んでいただろうと思います。
 そうすればもしかしたら助かったかもしれません。
 宴席というのが禍いのもとでした。

 またある先輩は勤務時間中にクモ膜下出血で倒れ、救急車で運ばれて緊急手術となり、一命は取り留めましたが、わずか2年後に再び倒れ、そのまま逝ってしまいました。

 そうかと思うと100歳を超えてなお矍鑠としているご老人もいるやに聞き及びます。
 おぎゃあと生まれた時はみな同じ0歳児ですが、亡くなる年齢や原因は人それぞれです。

 そうした事どもに触れていると、嫌でも自分自身の健康や寿命について考えざるを得なくなります。

 私は今年の8月で55歳になりますが、おそらく定年は65歳まで延長になると思いますので、まだ11年働かなくてはなりません。
 そんなに働けるか心配です。
 そしてまた定年を迎えた後、どれくらい健康で生きられるのでしょう。
 老いそして死は、人類全員の永遠の悩みなのでしょうね。
 例え宗教に深く帰依したとしても、根源的な不安は無くならないと思います。

 近頃人の名前が出てこないことが多くなりました。
 ほら、あの人、あれに出てた人、なんてノーヒントです。
 若い頃はそういう世代の人たちを嘲笑っていましたが、私が笑われる側になってしまいました。
 順番、でしょうか。

 「万引き家族」という寄せ集めの偽家族を描いた映画で、偽家族を作り上げたゴッド・マザーというべき老婆が亡くなった時、偽の娘は「こういうのはほら、順番だから」なんて言いながら庭に埋めてしまうシーンが心に残ります。
 樹木希林が老婆の役を、安藤サクラが娘の役を、リリー・フランキーが安藤サクラの夫役を演じて、それぞれに個性的な演技が光る名作でした。
 名前は分かりませんが子役らも見事でした。

 偽家族は泥棒を生業にしているために逮捕され、庭から遺体が掘り起こされて日本中を震撼とさせることになるのですが、安藤サクラ演じる娘は取り調べに対し「落ちていた物を拾っただけ」と嘯きます。
 生活の糧となるべき盗品も、家族でさえ落ちていた物を拾っただけだと言うのです。

 冷たい真実の言葉と言えましょう。


 そう考えると私たち人間の命でさえ、拾っただけの物なのかもしれません。
 死にそうな目に会いながら助かった時、「命拾いした」なんて言いますし。

 それに何らかの教訓やオチを着けようとは思いません。
 ただ生まれ、生き、死ぬだけのこと。
 それだけのこと。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

55歳

2024年01月21日 | その他

 今日は同居人の55歳の誕生日。
 昔は55歳と言えば立派な老人だったと思いますが、今は医学の進歩や食事が豊かになったせいか、まだ中年の部類かと思います。

 一日早いですが、昨夜、高級中華料理店でコース料理を食しました。
 和食に比べて明らかにヘヴィで、完食は出来ませんでしたが、今朝体重を測ったら1キロ増えていました。
 痩せるのは難しいのに太るのは簡単ですね。

 夜景を見ながら18時から22時まで呑んで食いました。
 一般に夜景というと神戸、長崎、函館などが有名ですが、いずれも坂がちの港町です。
 そういう地形が良いのでしょうね。
 千葉市はアップダウンがほとんど無い平地なので夜景といっても大したことはありません。

 18時から22時まで、ゆっくりと酒と料理を楽しみ、食後はジャスミン茶を頂きました。
 結婚して25年になりますが、会話が無くなるということは全くありません。
 今も馬鹿な話ばかりして喜んでいます。

 今年の8月には私も55歳になります。
 年をとったと嘆くのではなく、この年まで生きられたことに感謝すべきでしょうね。
 きっと昔だったら寿命を迎えていたのでしょうから。

 今日は雨の中ドアミラーの修理を終えた愛車を取りに行かなければなりません。
 先週は5日間、電車で通い、嫌になっていたので嬉しいですねぇ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

会計検査終了

2024年01月19日 | 仕事

 無事3日間の会計検査院による検査が終わりました。
 じつは見られるとまずい、不正ではないが不適切という契約はいくつもあり、踏んで欲しくない地雷が埋まっていたのですが、無事、地雷を踏まれることはありませんでした。
 いくつか注意を受け、改善の結果を後日書面で報告することにはなりましたが、それは仕方ありません。
 検査官だって手ぶらでは帰れませんから。
 不正であれば言語道断、不適切であっても問題となるところ、今回注意を受けたのは、検査官によっては対応が違っていたであろうような、軽微なものです。
 何事もなく、ほっとしました。

 さらに、夕方千葉スバルから電話があり、部品が届いたので修理できる、とのことでした。
 今週土曜日にスバルに持ち込んで代車で帰り、日曜日の朝一番で取りに行く予定です。
 土曜日で全部済ませようかと思っていたのですが、明後日1月21日(日)が同居人の55歳の誕生日で、その前日である明日の夜、高層階にある中華料理店のコースを予約しているので、明日中というのは難しいかと思いましたので。
 コロナになってから外食が減りました。
 久しぶりのまともな外食です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

会計検査初日

2024年01月17日 | 仕事

 今日から3日間、会計検査院による会計検査です。
 初日の今日、怖れていた案件に関する質問は無く、それは良かったのですが、まだ2日間あります。
 油断はできません。
 検査官が書類をめくりながら「ん?」とか言うのが心臓に悪いと言うか、ヒヤヒヤします。
 口頭による質問もさして鋭いということはありませんでした。
 あと2日、乗り切りたいと思います。

 それと、昨日、注文していた「鉄道時計」と呼ばれる懐中時計が届きました。
 さして高価なものではありませんが、塵も積もれば山となります。
 懐中時計を購入するのはここらへんにしておきましょう。 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年01月14日 | 仕事

 今週は水曜日から金曜日までの3日間、会計検査院による検査があります。
 検査官5人で3日間もやられたら、小規模機関である私の職場など、丸裸にされてしまうでしょう。
 少しでもお金に関係する部署=全部署は準備万端怠りないはずで、私も微力ながら先週はもっぱら準備に追われました。

 しかし、検査官は日本中のありとあらゆる公的機関の検査を続ける海千山千。
 こちらの浅はかな準備などはるかに超える突っ込みを持っていることでしょう。
 もはや我々はまな板の上の鯉。
 黙って検査官の突っ込みに恐れおののきながらも全力を尽くす他ありますまい。

 そして金曜日の自動車事故。

 この2つで、私の週末は落ち込んだものになってしまいました。
 
 昨夕は4週間に一度の精神科の診察がありましたが、このように理由がはっきりしている落ち込みは、薬とかなんとかでは何の役にも立ちません。
 
 嵐が過ぎ去るのを待つ他ありません。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

事故

2024年01月12日 | その他

 今朝、自動車事故を起こしてしまいました。

 出勤途中、センターラインギリギリを走ってきた対向車のドアミラーと私の車のドアミラーがあたって、ドアミラーが壊れてしまったのです。
 お互いそのまま走り去ってしまったので、警察に届けることもできませんでした。
 多忙な折ではありましたが、急遽休みを取ってスバルのディーラーに行きました。
 総額11万円で、部品が入りしだい連絡がくることになり、右側のドアミラーが壊れたまま帰宅しました。
 ドアミラーが無いと車線変更等に危険が生じます。
 修理するまでは運転しないようにしたいと思っています。
 それかあらぬか、途中銀行に寄った際、コインパーキングに停めたのですが、気が動転したのか、車止めに盛大に乗り上げてしまいました。
 車の裏の部分をぶつけてしまったと思います。
 これによる影響はまだありませんが、走行不能なんていうことになったら目もあてられません。
 今日は普通に走れたので、明日の朝ちゃんと走るか試してみたいと思います。
 人身でなかったのがせめもの救いです。
 やれやれ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正月呆け

2024年01月09日 | 仕事

 今日は急遽休暇を取りました。
 正月呆けが続いているようで、どうしても出勤する気が起きなかったのです。
 そういうことはたまにあります。
 出勤したくないのは毎日ですが、どうしてもとなるとそう多くはないし、実際に休んでしまうことはほとんどありません。
 今日はそんな珍しい日でした。
 そういうことをすると翌日の出勤が辛くなるのですが、致し方ありません。
 蛮勇を奮って出勤しましょう。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

成人

2024年01月08日 | その他

 今日は成人の日なんですね。
 私が成人の日を迎えたのはもう34年も前です。
 その時期、ちょうど大学の試験で、ほとんどの男子学生は成人式に出ませんでした。
 女子大生は晴れ着を着て幼馴染と再会し、写真を撮ったりするのが嬉しいようで、試験そっちのけで楽しむ人が多かったようです。
 同居人もそうだったと聞きます。

 思えば長いこと経ちました。
 私は髪が黒々ふさふさで太っていないせいか、実年齢よりも若く見られることが多く、若い頃は童顔だったので、若見えがコンプレックスでした。
 今はいい年になったので若く見られることに抵抗はありませんんが、二十歳を越えても免許証を見せないと酒を買えなかったりして、屈辱的な気分でした。

 それも今となっては昔のこと。

 街でみかける晴れ着の女性や似合っていないスーツを着た若い男性を見ると、単純に若いというのは美しいなと思ってしまいます。
 ただし、沖縄の一部で今も見られる、出身中学ごとに安いお揃いの着物を着て暴れまわるのはいけません。
 それも青春の思い出なのかもしれませんが。

 私の部下にも20代半ばの者がいます。
 もう私の娘でもおかしくない年なのですねぇ。

 正月も成人の日も、なんだか自分が老けていくことを実感する日になってしまいました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新年会

2024年01月07日 | その他

 昨日は私の実家で新年会がありました。
 母、妹、義姉、甥、姪らと酒を呑みつつ歓談しました。
 兄は仕事の関係で留守。
 誠に残念なことです。

  義姉には調理人をやっている妹がおり、その人から高級なふぐを大量にもらったとかで、刺身と鍋をご馳走してもらいました。
 これがべらぼうに旨くて、つい食べ過ぎました。
 ふぐを家庭で食えるなんて贅沢な話です。

 3人いる甥と姪はすっかり大人になっていました。
 長男はとっくに働いていますし、長女はこの春から社会人、次男は大学生です。
 兄とは一つしか違わないので、私にも成人の倅や娘がいてもおかしくない年齢なのだなと、変な感慨に浸ったりしました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

買い物初め

2024年01月03日 | 散歩・旅行

 元日に冬物バーゲンの市場調査をそごう千葉店で行ったことはすでにご報告したとおりです。
 元日は着物で出かけたため、試着が出来ず、今日、お買い物に出かけました。
 市場調査の時に目を付けていたカシミア100%のコート、定価20万円のところ、17万円で売っていました。
 迷うことなく購入。
 カシミアは柔らかくて軽くて暖かくて、言うことありません。
 マフラーもカシミア100%で、7着持っているカジュアルシャツはカシミアが7%使われています。
 7%ごときでも、肌触りがとても良くなります。

 良い買い物をして心地よくなり、壁の穴でパスタとサラダと珈琲の昼食。
 こちら一人頭2,500円くらいになってしまいました。
 値段を見なかったのは失敗でした。

 その後明日の仕事始めを思って憂鬱になっていたため、少し体を動かそうと、千葉駅から千葉港の方に向かって歩きました。

 コロナ前はよく都内に散歩に出かけていましたが、コロナになって千葉駅周辺か、せいぜい幕張新都心くらいしか散歩しなくなってしまいました。
 無念です。
 
  途中、登渡神社という鄙びた神社があって、お参り。



 

 

 このくらい小じんまりしていると、それほど混まず、ゆったりできます。
 わが家の近くに欲しいくらいです。

 その後そごう千葉店に戻って夕飯を買い、珈琲を飲んで帰りました。

 三越千葉店が閉店するまでは、そごうにはほとんど行かず、三越にばかり行っていました。
 三越が閉店したことは痛恨の極みです。
 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年賀状あるいは孫

2024年01月02日 | その他

 昨日は昼酒を呑み、晩酌をやり、晩酌がそのまま寝酒になるといった有様で、今朝はなんとなくだるい朝となりました。
 正月は毎年そんなものです。

 わが国には年賀状という面倒くさい風習があります。
 しかし昨今は個人情報の管理が厳しく言われ、新しく出来た知り合いに年賀状を出したくても住所が分からないということが頻発します。
 どうしても年賀状を出したかったら相手に直接住所を聞くしかないのですが、大抵そこまではしません。
 なんだか不謹慎な感じがしますから。
 で、年賀状という風習自体がそう遠くない未来にほぼ無くなるだろうと思っています。

 昨日、年賀状を見ていると、学生時代の友人から孫が出来たという写真入りの葉書が届いていることに驚きました。
 26歳の息子夫婦に子供が出来たというのです。
 私たちは子供が出来なかったせいか、いつまでも新婚気分のままで、お馬鹿な会話を楽しんだり、最近流行りのちぃかわの動画を観ながら踊りを踊ったり、馬鹿夫婦です。
 知らないうちに着実に歳月は過ぎ去り、孫を授かってもおかしくない年齢になったのですね。
 感慨深くその便りを眺めました。



 もちろん、友人のなかには独身貴族を続けている者もいて、それはそれで身軽で楽しそうです。
 その友人、「結婚できない男」が放送される前から一人焼肉なんて当たり前で、3万円を超えるような高級フレンチのコースを一人で食べてワインを一本空けたりして、なかなかの強者です。
 さすがに私は一人でフレンチのコースを食べるのは抵抗があります。

 私は若い頃、結婚すると呪縛をかけられ、逃れられなくなるようなぼんやりとした恐怖を感じていたため、生涯独身を貫こうと思っていました。
 結婚指輪なんかを付けている男を哀れに思っていました。
 結婚指輪なんて、犬の首輪と変わらないと。
 その頃の残滓は残っていて、今も結婚指輪は付けません。

 結局親からの強いプレッシャーに負けて愚かにも婚姻届けに判子を押し、自らを呪縛にかけたのでした。
 次に子供はまだかというプレッシャーをかけられ、5年間も不妊治療を行いました。
 結局できませんでしたが、いくらつかったのか分からないほどの大金をつかってしまいました。
 当時不妊治療は保険適用外だったためです。

 その後親から子供の話がでることはなくなり、今に至ります。
 
 学生時代の友人がおじいちゃんになったという年賀状、私のこれまでの浮ついた生活を省みて、猛省せざるを得ない気持ちにさせるに十分な威力を持っています。

 一人も良いし二人だけも良い。
 また、子や孫に囲まれるのも良い。
 そう思うようになりました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元旦

2024年01月01日 | その他

 あけましておめでとうございます。
 よく晴れた元日を迎え、清々しい気分です。

 ひと昔前ですと、元日と言うと昼は千葉市の同居人の実家で、夜は江戸川区の私の実家で、新年会のダブルヘッダーでした。
 その時はしんどいと思いましたが、今思うと賑やかなお正月でした。

 今、義父はこの世の人ではなく、義母は認知症で施設に入っています。
 同居人の実家は誰も住む者がなく、時折清掃業者を入れてはいますが、荒れていくのはやむを得ないことです。
 私の実家は父が亡くなり、母は元気ですがこの正月は母の実家が在る長崎に行くとのことで、しばらく先に新年の挨拶に行く予定です。

 で、同居人と二人、着物を着て午前11時頃からささやかな新年会を開きました。
 高島屋のおせち2~3人前というのを頼んでいたので、酒を用意するだけです。

 京都の老舗料亭のおせちなどという高級な物は安月給の私たちには分不相応なので、高島屋にした次第です。

 おせちを食べるといつも思うのですが、高いわりにあまり美味しいものがありません。
 昔はご馳走だったのかもしれませんが、今は普段から贅沢な物を食すことが出来るようになったせいか、有難みを感じません。
 きっと2人前で10万円以上するような高級おせちでも、所詮おせちはおせち。
 大したことは無いのではないかと思います。

 ほろ酔い加減になったところで、せっかく着物を着たのにどこにも行かないのはもったいないと、千葉神社に出かけました。
 妙見様=北斗七星を祀る珍しい神社です。
 千葉県では成田山新勝寺の次に多くの参拝者が集まるので、最初からきちんとお参りしようなどと馬鹿げたことは考えていません。
 遠くから、今年もひどい混雑ぶりじゃわい、と眺めるだけです。

 続いて初売りをしているそごう千葉店に向かいました。
 関東名物からっ風も吹いておらず、穏やかで温かく、歩くのも楽でした。
 私が子供の頃は元日から営業しているなんて鮨屋くらいでした。
 今ではコンビニのみならず、デパートも元日から営業が当たり前になってしまったようです。
 そこまでして働かなくても良いのに、とおじさんは思います。   

 今日から始まった冬物バーゲンを覗いて市場調査を行いました。
 良い物があればバーゲン期間中に買いに来ようと思ったのです。

 少々疲れて晩のお惣菜を購入して帰宅しました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする