ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

花冷え

2019年03月30日 | 散歩・旅行

 今日は雨は降らないながら、どんよりと曇って、寒い日でした。

 そうは言いながら、桜が満開との報を受けて、千葉城に花見に出かけました。






 


   桜は見事に満開。

  寒空のなか、イカ焼きと日本酒のワンカップを的屋で購入し、花見としゃれ込みました。

 桜を見ると、毎年同じことを思います。

 あぁ、今年も一年生きられた、と。

 桜という花が、その儚さゆえか、死を連想させるからでしょうか。

 来週末は散り乱れているのか、あるいは葉桜になっているのか。

 誠に呆気ないものです。

  願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ

 
あまりにも有名な、西行法師の歌です。


 この美しい歌が、いっそう、桜に死のイメージを植えつけたのかもしれません。

 桜の樹の下には死体が埋まっていると書いたのは梶井基次郎でしたか、

 桜と死を結びつけて考えるのは、わが国の精神文化の根幹を成しているようです。

 年度始めの忙しさで気鬱に沈みがちな頭を、酔いと桜でやり過ごし、どうにか今日も生きています。

 今年度で、就職して丸27年が経ちました。
 4月からは28年目に突入。

 よくぞここまで、あれやこれやに耐えながら、働いてきたものだと、我ながら呆れる思いです。

 それでも、死なない以上、生きるほかありません。

 永遠の安息が訪れる日を待ち望んでいます。
 何も花の下などでなくてもかまいません。

 極寒の氷の下でも、猛暑の夏でも、楽になれる日を、待ち望んでいます。

 それこそが、愚かで狂った私の精神を穏やかならしめる、最終的な解決なのですから。
 


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偵察

2019年03月24日 | 散歩・旅行

 今日は昨日とは打って変わって雲ひとつ無い青空に恵まれました。

 気温は少し低く、花冷えという感じでしたが、桜はどの程度咲いたのか偵察に、千葉市の桜の名所、亥鼻城(千葉城とも言う)に出かけました。

 予想したとおり、まだほとんど咲いていませんでした。



 それでも、的屋が出ていました。
 客がほとんどいないのが寂しいですが。

 中には、日当たりが良いのか、咲いている木もありました。



 本格的な花見は来週末でしょうか。

 桜の時季は年度末・年度始めと重なってなんとなく憂鬱ですが、花見のときくらいは、浮世を忘れて楽しみたいものです。


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牛正宗とむすび丸

2019年03月24日 | 散歩・旅行

  先週の水曜日、人事異動の内示がありました。
 私は異例の異動なし。

 通常、3年務めると異動になりますが、私は異例の5年目突入です。
 今年こそは異動できると思っていましたので、がっかり。
 ひどく落ち込んで、その日は最近には珍しく深酒してしまいました。

 昨日は冷たい雨でしたが、気分転換を図ろうと、そごう千葉店に出かけました。

 宮城県の物産展をやっていて、大層な人出でした。

 宮城県のゆるキャラがきていました。



 牛正宗むすび丸です。

 それで気分転換できたかと言うとそうでもなくて、また同じような仕事を続けるのかと思うと、どうにも気分が沈みます。

 新年度が始まって、もうどうにもならないと頓悟するまでには、まだ時間がかかりそうです。


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リコール

2019年03月16日 | その他

 今日はお休み。
 お休みの日恒例の朝湯と朝食後の二度寝を楽しみました。

 午後は千葉スバルへ。
 愛車のインプレッサがリコールになってしまったため。
 ブレーキランプに不具合が生じる怖れがあるそうです。

 
 リコールですから、当然無料ですが、5月末に迫った車検の見積もりをお願いしたところ、タイヤ交換の必要があるとのことで、タイヤ4本だけで10万円超えになってしまいました。

 もう5年、5万キロ以上走っていますから仕方ありませんが。


 それにプラスして車検費用もかかるということで、がっくりです。

 車は購入時だけでなく、何かとメンテナンスが必要で、金食い虫ですね。

 しかし、通勤に車を使っているし、土日も使うので、車の無い生活は考えられません。

 車だ、住宅だ、家電だ、パソコンだ、スマホだ、現代を生きるということは、がかかるように出来ているようです。

 それらを全て捨て去って、山中に庵を結び、隠棲したいものですが、それこそ最高の贅沢なんでしょうね。


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東京ミッドタウン日比谷

2019年03月10日 | 散歩・旅行

 昨日は見事な晴天に恵まれ、気温もぐんぐん上昇。
 少し風はありましたが、散歩日和になりました。

 どこに行こうかなと考えて、昨年の3月にオープンした東京ミッドタウン日比谷を見に行くことにしました。
 今まで行ったことがありませんでしたので。

 ついでに銀座のあたりをぶらつく計画です。

 車を走らせること約50分、なぜか築地本願寺近くの時間貸し駐車場に車を停めました。

 東京メトロ日比谷線の築地駅から3駅先の日比谷駅で下車し、築地まで歩こうという作戦です。
 歩数を稼げるし、元来た道を戻る必要がありませんから。

 東京ミッドタウン日比谷、着いてみると、わざとなんでしょうね、レトロな雰囲気でつくられてありました。


 



 シネコンや洋服の店、雑貨の店、各種飲食店が並ぶ、商業ビルです。

 様々な店を冷やかしてから、地下一階にあるスペイン料理の店で昼食。

 料理の名前をみてもよく分からないので、ランチのセットを頼みました。
 なかなかの美味です。

 昼食を終えて外に出てみると、日比谷シャンテの近くにゴジラがいました。




 ミッドタウン日比谷のシネコンも東宝シネマズでしたし、東宝の町なんですかね。

 その後有楽町のガード下をくぐり、銀座方面へ。

 子供の頃から不思議なのですが、狭い地域で日比谷、有楽町、銀座と地名が変わるのはなぜなんでしょうかねぇ。
 その位置関係がぼんやりとしか分かりません。

 銀座通りは歩行者天国になっており、大勢の外国人観光客が思い思いに銀座を楽しんでいました。
 歩行者天国ということは、自動車地獄でもあるんですかねぇ。

 銀座には多くの高級ブランドの店があり、玄関先に大体黒い服を着たお兄さんが立っており、冷やかしでは入りにくいことこの上ないですが、勇を鼓して突撃。

 1,600万円もするネックレスが売られていたりして、びっくり。
 どんなお大尽が購入するんでしょうねぇ。
 世の中にはとんでもないお金持ちがいるものです。

 さらに東銀座方面へと歩き、歌舞伎座の前に。

 そういえばずいぶん長いこと、歌舞伎を鑑賞していません。

 少し疲れて、喫茶店で珈琲をいただきました。

 目的地の築地を間近にして、残念ですが、無理はいけません。

 やっと築地へ。

 本願寺にお参りしました。




 3月11日には東日本大震災の追悼供養を行う、と告知がありました。

 そういえば最近、テレビでは、よく東日本大震災を扱った番組を放送しています。
 未曾有の大災害でしたから、当然かもしれません。

 築地本願寺の売店や本屋を覗いてから、車に戻り、帰宅の途に付きました。

 およそ13,000歩の大散歩になりました。


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墓参り

2019年03月06日 | その他

    昨日は父の命日。
 なんとか都合を付けて午後休暇を取り、実家の寺に墓参りに行きました。

 父が亡くなって丸7年。
 71歳で亡くなったので、生きていれば78歳になるんですねぇ。
 ちょっと早かったような気がします。

 久しぶりに母、兄、妹と会いました。

 墓前で手を合わせても、とくだんの感慨は涌きませんでしたが、仏壇で遺影を見ていると、今にも現れて声をかけてくれるような、不思議な気持ちになりました。

 あの世から私を導いて欲しいと願いましたが、大いなる沈黙が待っているだけです。

 身近な人が亡くなることほど悲しいことはありませんね。
 7年経っても、まだ信じられないような気分です。

 寺の庭には、白梅が咲いていました。
 その白さが、白い花で埋め尽くされた葬式を思い起こさせて、不吉な思いに駆られました。

 盆も彼岸も墓参りには行きませんが、命日だけは、極力行くようにしています。

 いずれは私もあの世に旅立つわけですが、その時、私は何を思うのでしょうね。

 今は全く想像がつきません。

 

 


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命日

2019年03月05日 | その他

 今日、3月5日は父の命日。

 2012年(平成24年)のこの日、父は静かに息を引き取ったのでした。

 例年ですと、この日は休暇を取って墓参りに出かけるのですが、今日は重要な会議があるので難しそうです。

 午後から半日だけでも休めると良いのですが、それも無理でしょう。

 あれから7年が経過しました。

 今朝、最近全くなかった早朝覚醒にみまわれました。

 午後11時に床に就き、午前3時にぱっちりと目が覚めてしまいました。
 なんとなく、命日であることを、心の奥深くで気にしているのかもしれませんね。

 それが緊張感となって、早朝覚醒を起こしたものと思われます。

 いつまで経っても父の呪縛から逃れられないようです。


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亀戸天神梅まつり

2019年03月03日 | 散歩・旅行

 昨日は見事に晴れて暖かく、春を感じさせる陽気となりました。
 そこで、亀戸天神梅まつりに出かけました。


 

 京葉道路から首都高速7号線を飛ばし、亀戸天神裏のコインパークに車を停めました。

 境内に入ると、満開の梅。

 白梅も紅梅も、どれも見事でした。




 







 境内には的屋が商売に励んでいて、たいそうにぎわっていました。

 

 

 境内からは、東京スカイツリーが顔をのぞかせています。

 

 東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ

 という、菅原道真公の歌碑がありました。
 あまりにも有名な歌とて、解説の必要はありますまい。

 いかにも菅原道真を祭神とする天神らしいですね。

 梅を堪能し、なんとなく、錦糸町方面へと歩きました。

 錦糸町駅北口にはタワーマンションが建って、ずいぶんと若い夫婦や子供が増えました。
 錦糸公園もきれいに整備され、善男善女の憩いの場となり、以前のやさぐれたイメージが一変。

 時の流れを感じます。

 錦糸町駅近くでパスタとサラダの昼食をとり、しばし、錦糸公園のベンチで日向ぼっこ。

 多くの子供たちがボール遊びなどに興じています。

 高校生でしょうか、男女のグループが輪になってバレーボールをやっていました。
 あのグループ、仲がよさそうに見えますが、複雑な人間関係があるんだろうなと、世間の垢にまみれたおじさんは邪推せざるを得ませんでした。

 その後タリーズで珈琲をいただき、帰宅の途につきました。

 良い梅見でした。


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因業

2019年03月01日 | 精神障害

 3月を迎えました。

 世間では米朝会談が物別れに終わったことが喧伝されています。
 北朝鮮が大幅な譲歩をすることなどあり得ないことぐらい、最初から分かっていたことです。

 そんなことより、私は私一人のことで精いっぱいです。
 毎年のことながら、年度末のこの時期は、多忙からか、憂鬱感と不安感に囚われます。

 今年で就職して丸27年になりますが、こればかりは慣れるということがありません。
 というより、過去26回の年度末を、どうやって乗り切ったんだろうと、不思議に思うことさえあります。
 人間、嫌な記憶は忘れるものなのか、過去の3月~4月の記憶が、どこか曖昧です。

 不思議ですね。

 確かに自分が経験したことなのに。

 そういえば、うつ状態がきつくて仕事を休んでいた頃の記憶も曖昧です。
 これは病気のせいなんでしょうね。

 そう考えると、発症前から、年度末はいつも軽いうつ状態にあったのかもしれません。

  因業な質に生まれたものですが、今は大量の精神病薬のおかげで、以前の年度末よりはマシなのでしょうね。

 梅が終わり、桜が終われば、また良い状況になるでしょう。


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