ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

ワクチン接種

2021年07月31日 | その他

 今日、掛りつけの内科で最初のワクチンを接種してきました。
 2回目は8月21日の予定。
 普通の注射より深く刺す感じで結構痛みました。

 今、接種から1時間。
 今のところ、副反応は出ていません。

 今夜はアルコールを缶ビール1本までにしておけと言われたのは切ないですねぇ。
 土曜日の晩酌は週に1度のお楽しみですから。

 でもワクチンが効かなくなるといけないので、ぐっと我慢するしかないでね。

  


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羨ましい

2021年07月30日 | 仕事

   今日付けで、ベテランの非正規雇用の職員が退職します。

 非正規雇用とはいえ、腰掛という雰囲気はなく、たいへん仕事熱心な人でした。
それだけに、残念です。

このご時世ですから、送別会なんて出来ません。
ささやかに、花束と記念品、それにお餞別を送るだけです。

しばらくは専業主婦に戻ると言っていました。
もう疲れちゃったんでしょうね。

少し、羨ましく感じました。


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眠気と恐怖

2021年07月29日 | 仕事

 今日は会議が長引きました。
 会議がオンラインになってから、居眠りが増えました。
 自分の顔が映らないようにOFFにしておけば気づかれませんから。
 もっとも、突然発言を求められたら対応できない、という恐怖がありますが。

 恐怖よりも眠気が勝ることもたびたびあります。
 恐ろしいことです。

 


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コの字

2021年07月28日 | その他

  千葉県にまたもや緊急事態宣言が発出されそうな雰囲気になってきました。

 正直、またですか、という感じです。
 私は、緊急事態宣言が出たからと言って、何も変わらず日常生活を送っています。
 
 思えば最初に緊急事態宣言が出た時には、この世の終わりが近付いたような雰囲気で、職場はほぼ完全に出勤停止となりました。

 あれは何だったのでしょうね。

 その後に緊急事態宣言が出されても、多くの県民は、「あれ、そうだっけ」くらいの雰囲気で、緊張感のかけらもありません。

 ワクチンの接種が全国民に行きわたれば少しは違うんでしょうが、今のままでは永遠にコロナと付き合わなければならない気すらしてきます。

 かつて、コレラやペストが流行した時、人々はどうやって克服したのでしょうね。
 結局は外出しないとか手を洗うとかしか対策は無かったようですが、それら流行病に弱い人々は死に絶え、強い遺伝子を持った者だけが生き残ったのではないでしょうか。

 医学の歴史には疎いので、完全に個人的な想像に過ぎませんが。

 そうだとすると、今回のコロナ流行も、より強い遺伝子が生き残るということになるのでしょうか。

 私はそうは思いません。
 
 公衆衛生、医学の進歩、ワクチンの開発等により、昔とは大分状況が異なっています。

 これらを武器にして、コロナの収束を心から願っています。
 もうコロナのコの字も聞きたくありません。


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いつまで

2021年07月27日 | 仕事

 昨日、突如として管理職の1人が辞任しました。
 理由はなんだか分かりません。
 まだ40歳だったと聞いています。
 転職するのか、起業でもするのか、宝くじが当たったか。
 私はいつまで働くのか、あるいは働けるのか、最近、仕事に自信を失っています。


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人同じからず

2021年07月26日 | 文学

 4連休あけ。
 まるっきり仕事をしようという気になれません。

 とりあえず今日中にやらなければいけないことだけを、下の者に指示してやらせることにしました。

 私はチェックだけ。

 しかしそのチェックですら億劫です。

 多分それをやることを指示された若い職員も、今日はやる気がないでしょうから、厭でしょうね。
 しかし、若いうちの苦労は買ってでもしろと言いますから、ここは教育だと思ってやらせるしかありますまい。

 現に私自身、若いころはずいぶん実務をやらされました。

 何事もそうですが、漢詩にあるように、年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず、というのが、この世の倣い。

 同じような花が毎年咲くけれども、去年と全く同じではないし、同じように学生がいたりサラリーマンがいたりするけれど、昨年の人ではない。

 組織には若い人から中高年までいて、しかし、それは入れ替わっていきます。
 定年を迎えて職場を去る人と同じ時期に新人も入ってきます。
 いわゆる世代交代。

 世代交代によって、わが国ではほぼ年功序列によって、出世する組織が多いようです。

 私は若い頃、50歳にもなったらすっかり仕事に慣れ、神経も図々しくなって、怖いもの無しになって、気楽にサラリーマン生活を送れるのだと信じていました。

 しかしそれは、逆でした。

 若い頃のほうが、責任が無くて気楽だし、上司に食ってかかっても、若気の至りで済んでしまう。
 大酒飲んで吐いてしまっても若気の至り。
 便利な言葉です。

 しかし中高年にいたると、何事も怖くなります。

 仕事の失敗も怖いし、部下が言うことを聞かなくなるのも怖い。

 精神病で長く休んでしまったことをもって差別されるのも怖い。

 なぜか車の運転も怖くなり、緑内障により右目が失明するのも怖い。

 怖いものだらけです。怖いものだらけになってしまった世の中を渡っていくのはしんどいものです。

 経験を活かし、中高年らしい余裕を持って仕事に向かいたいものです。
 怖がっていてもつまらないですからねぇ。


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オリンピック、そして敗者の群れ

2021年07月25日 | その他

 日曜日は家事の日。
 掃除・洗濯・食料の買い出し。
 面倒くさいですが、これらをきちんとこなさないと、生活が荒れてしまいます。

 合間にオリンピック中継を観たりして、女子400メートル個人メドレーと男子スケボーで日本人が金メダルを取ったと知りました。
 大層な偉業だとは思いますが、それによって勇気を得たとか、やる気がわいたとか言うことはありません。
 日本人として、同じ国の選手が金メダルを獲得するのは素直に嬉しいですが、スポーツの力というほどの意味は感じません。

 ただし、トップアスリートのメンタルということには興味があります。

 日本中から期待されて、さぞかし苦しかろうと思いますが、彼らは判で押したように、競技を楽しみたい、と言いますね。
 それは本音なのか、あるいは流行りの言葉を口に出しているだけなのか、格好をつけているのか、分かりません。

 それはそれとして、彼らは肉体の運動とともに、それ以上に激しいかもしれない、メンタルの運動を絶え間なく続けているのだろうと思います。
 私はそのことに興味を覚えます。
 そしてそれは、勝者であっても敗者であっても変わることはないだろうと思います。

 私はむしろ、敗者のメンタルに興味を持ちます。
 体操の内村選手のように、すでに多くの栄光を手にして、いい加減年もとって、それで敗れた人は、やりきった感があるものと思いますが、何度も期待されてオリンピックに出て、ついにはメダルを取れずに引退する人もあまた存在します。

 勝者の陰に隠れている、勝者よりもはるかに多い敗者の群れ。
 それはオリンピックに限ったことではなく、人間が生きるすべての世界で起きている過酷な現象です。

 オリンピック観戦は単に勝者を称えるだけでなく、敗者の心情にも思いを寄せる広い心が必要だと思います。 

 敗者にこそ、圧倒的多数の人間が持つ、複雑怪奇な心情を理解する経験、能力があると思うからです。


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国威発揚

2021年07月24日 | その他

 今日も昨日に引き続き、昼飯を食いに外に出た以外は、自宅でのんびり過ごしました。
 オリンピックの競技をなんとなく見たり、新聞を読んだり、スマホで漫画を読んだり、漫然とした日でした。

 今回のオリンピックから空手が加わりましたね。

 組み手と形があるそうで、組み手はいわゆる試合ですから、分かりやすいですが、形というのが良く分かりません。
 採点競技ですから、採点基準はきちんとあるのでしょうが、小学生の男の子がふざけてやっているような恥ずかしさを感じます。
 さらに言えば、形の選手が組み手をやったら強いのでしょうか。
 いずれにしても、空手は組み手も形も観てみたいと思っています。

 もう一つ、テコンドーと空手はどう違うのか分らなかったのですが、今日テコンドーの試合を観て、なんとなく分かりました。
 軽量級の日本人選手と韓国人選手が戦って、格上の韓国人選手に日本人選手が勝つという金星をあげました。
 その試合を観るかぎり、テコンドーはほとんど足しか使わないのですね。
 蹴り倒す競技と言いますか。
 空手は手も足も使いますから、そこが大きな違いであるようです。

 今回の五輪を暗黒大会になると予測した私ですが、競技が始まってみると、自然、面白い試合、日本人が強い競技を観てしまいます。
 オリンピックというのは、平和だか協調だか知りませんが、大層な理念があるそうですが、私にはナショナリズムの発露のような気がして仕方ありません。

 自国の選手を応援したくなるのは当然だし、わが国の選手が金メダルを取って日の丸が掲揚され、君が代が流れると、感動するし、特に中国などは、メダルの数を競って、国威発揚の場にしているとしか思えませんね。

 国威発揚だろうがスポーツの力だろうが、なんでもいいから日本選手に活躍してほしいと願うその気持ちは自然なもので、私もこの期間ばかりは国家社会主義者的な気持ちになって応援したいと思います。

 


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暗黒五輪

2021年07月23日 | 社会・政治

 今日は昨日と打って変わって自宅でのんびり過ごしました。

 お休みの日の昼食は外食が多いのですが、今日は珍しく、出前をとりました。
 チャーハンとシウマイです。

 まずは休日恒例の昼酒。

 シウマイでビールのロング缶を一本やりました。
 暑い日に冷房の効いた部屋で飲むビールは格別です。
   ビールで腹が張ったのと、チャーハンが多めだったので、チャーハンは同居人と半分づつ食しました。
   さらに、沖縄の友人から送られてきたマンゴーをいただきました。
 
 食後は眠くなり、昼寝。
 こんなことを続けていたら、太ってしまいますね。
 コロナ太りという現象が、自分にも起きているようです。

 今夜は東京オリンピックの開会式だそうですが、今回の大運動会、大丈夫ですかねぇ。
 コロナもそうですが、暑さも。
 コロナ前は、もっぱら東京の暑さを問題視する声が多かったように思いますが、コロナでかき消された感じです。

 選手が一人でもコロナで亡くなったり、暑さで体調に異変を来したりしたら、それでもう東京大会は失敗と言わざるを得ないでしょうね。

 復興五輪だのウィズコロナの五輪だのと言われていますが、後世、東京大会は暗黒のオリンピックとして語り継がれるのではないかと心配です。


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印傳の名刺入れ

2021年07月22日 | 散歩・旅行

 今日は暑いなか、そごう千葉店に行きました。

 みなさんコロナ慣れしてしまったんでしょうか、コロナ前と変わらない人出でした。

 私は今まで自粛して、千葉駅周辺へのお出かけを控えていたのですが。
 ニュースで都内の繁華街や横浜、埼玉の大宮などと並び、千葉駅前の人出が報道されるので。
 その中にカウントされたくないと思っていたのです。
 人の多さに拍子抜けしました。


 学生時代の友人で、沖縄出身者がいます。
 大学院の修士課程を出て、沖縄で国語教師をしているのですが、毎年この時期、沖縄のマンゴーを送ってくれます。
 マンゴーはあまり好まないのですが、沖縄のマンゴーは別物です。
 千葉のスーパーで売っているような代物ではありません。
 本当に旨いと感じます。
 
 で、そのお返しは、毎年、千葉名産、落花生と決めています。
 そごう千葉店地下の食品売り場に、与三郎の豆という店があり、そこから殻付落花生とその他数種類の味のついたピーナツの詰め合わせを送りました。

 お昼はこのブログで何度か紹介した、椿屋茶房のビーフカレーセット。
 スープとサラダ、珈琲が付いたセットで、そごう千葉店に行くと昼食はいつもその店で摂っています。
 今日も満足。

 その後、紳士服売り場や時計屋、呉服売り場などを冷やかしました。

 今日は濃紺の麻の着物。
 父の遺品です。
 古い物ですが、洗い張りをして、新品同様です。

 私は着物の際、ロンジンの懐中時計を使っています。
 帯に挟むとちょうどよいのです。
 着物に腕時計はあまり格好良くないと思いますので。
 男着物の雑誌にそういう使い方が書いてあり、長く放置していた懐中時計の出番となったわけです。
 もう25年近く前に購入したのですが、文字盤が少し茶色っぽくなってきたので、時計修理のコーナーに持っていきました。
 すると時計屋、懐中時計は古くなって風合いが出てきた頃が一番価値が高いし、奇麗にしようとすると高額だし、スイスから部品を取り寄せるので三か月かかるし、と、いかにもそのまま持って帰れという雰囲気だったので、大人しく引き下がりました。
 風合いとは便利な言葉です。


 呉服売り場で、偶然見つけて気に入った印傳の名刺入れを購入。
 現在使っている物が古くなり、和風な名刺入れが欲しいと思っていた矢先、つい、購入してしまいました。





 こんな感じです。

 そんなに高くなかったので、良い買い物をしたと思っています。

 少し疲れて、喫茶店で珈琲。
 晩飯は地下食品売り場で何種類か和惣菜を購入。
 これで晩酌をやるつもりです。


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連休前

2021年07月21日 | 仕事

 明日から4連休。

 仕事の関係上、1日はサービス出勤が必要かとも思いましたが、前日の夕方になってみると、そんな気は消え失せて、明日は明日の風が吹くとばかり、休みを味わおうという気分になってしまいました。

 こうなったらもうダメです。

 休日出勤は相当追い込まれていないと出来ないものですが、今の私はかろうじて踏みとどまっている感じです。

 来週の月曜日、特に朝、しんどい思いをすることは分かっているのですが、だったら月曜日に暗くなればよいことで、4日間のお休みを楽しまなければ損というもの。

 お休み前の私は強気です。

 その代わり、お休み最終日の夜はお通夜のようになります。

 我ながら感情の起伏が激しいのは嫌になります。


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疲弊

2021年07月20日 | 精神障害

 今日はいつになく忙しく、心身が疲弊しました。
 4連休を前にして、急ぎの仕事が今になって集中している感じです。

 このままでは4連休のうち、1日は出勤しないといけないと思っています。
 休日出勤は苦痛ではありますが、職員と顔を合わせることもなく、電話もメールも来ないので、仕事がはかどることは確かです。

 仕事は勤務時間中に終わらせるべきものではありますが、終わらない時もあれば、一日中暇な時もあります。

 宮仕えの身であれば、致し方ありません。


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不安

2021年07月19日 | 精神障害

 月曜日になりましたが、今週は木曜日から4連休なので、それほど落ちてはいません。
 ただ、不安を強く感じます。

 このところ毎日、抗不安薬を飲んでいます。
 頓服で処方された薬なので、毎日飲むのはどうかとも思いますが、毎日飲んでも足りる量が出ているので、いいか、と思っています。

 最近の変調、コロナが影響しているような気がします。

 世界中を不安感が襲い、その大きな流れの中で、もともと弱いメンタルがますます弱っているような気がします。

 そういえば東日本大震災の時も心身に変調をきたしました。

 さらに、梅雨が明け、猛暑になって、マスクをして歩くのがたいへん苦痛になっています。
 ただでさえ顔が暑いのに、マスクをつけたら真っ赤になって汗だくです。

 今はこらえ所と考えて、きちんと薬を飲んで、養生しないといけませんね。

 


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安楽死か、猟奇殺人か

2021年07月18日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今日も猛烈に暑かったですね。
 こんな日は冷房の効いた室内で過ごすに限ります。
 
 冷房の効いた部屋で、DVDを鑑賞しました。

 「ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―」です。
 安楽死とそれにまつわる思想を描いて、エンターテイメントながら重たい作品でした。

 安楽死の必要性を主張するドクター・デスと、単なる猟奇殺人だと断じる刑事の闘いを描いた物語です。

 わが国では安楽死は認められていませんが、欧州などでは、厳格な制限のもと、容認されている国があります。
 なかでもスイスは外国人の安楽死を認めており、現にわが国からわざわざスイスに渡り、安楽死を実現させた人もいるそうです。

 精神的、肉体的に耐えがたい痛み、苦しさを感じ、早く死なせてくれという病人が実在することは、じつは誰もが知っていること。
 現にこの映画でも、ドクター・デスは患者や家族からの依頼を受けて、安楽死を実行します。
 そして患者も家族も、心からドクター・デスに感謝するのです。

 ドクター・デスは、安らかに眠りについた患者の死に顔ほど美しいものはない、と断言します。
 このことをもって、刑事はドクター・デスを猟奇殺人者と断定します。
 死に顔が美しいこと、その死に顔が見たいという動機が、快楽殺人のそれだというわけです。

 しかし私は、少し違う感想を持ちました。
 古くは森鴎外の「高瀬舟」
 時代は下って手塚治虫の「ブラック・ジャック」に登場するドクター・キリコ。

 

 安楽死をめぐる物語は、昔から存在します。
 それは安楽死ということが、難しい問題だからでしょう。

 この映画では、ドクター・デスは明らかな悪役として描かれます。
 そこに、違和感を覚えます。

映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』本予告 2020年11月13日(金)公開

 

  本人と家族が心から望んでいる場合、安楽死は最後の、そして究極の医療行為といっても過言ではないと思います。

 痛かろうが苦しかろうが、とにかく生かしておけばよい、というわが国の医療は、死を待つばかりの末期患者にとって、過酷なものだと思います。
 安楽死が許されない犯罪だとしたら、せめてモルヒネでもなんでも使って、意識が朦朧としてもよいから、痛みを緩和するということが必要ですし、それはわずかながら行われています。

 この映画では、ドクター・デスは狂気染みた人物として描かれていますが、もう少し常識人として描けば、この映画は異様な迫力を持っただろうに、そこが物足りなく感じます。

 スイスのように安楽死が合法であれば、ドクター・デスはただの医者です。
 安楽死が犯罪だから、殺人者となるわけです。

 それは高瀬舟でも、ドクター・キリコでも同じこと。

 率直に言って、私は安楽死が法的に認められることを望んでいます。

 実父は入院して数日で亡くなり、さしたる苦痛はなかったと思いますが、義父は入院して数か月、譫妄状態に陥り、暴れるからと拘束され、外せ外せと最後まで喚き散らしながら亡くなりました。

 現代医学をもってすれば、患者に痛みを与えず、安らかに死なせることは可能です。
 そのようなことが許される社会になってほしいものだと実感させられた映画でした。 


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3回忌

2021年07月17日 | その他

 今日は義父の3回忌でした。
 亡くなった時も暑かったですが、今日も猛烈な暑さでした。
 寺は寒いくらい冷房を効かせていましたが、なにしろ墓参りが暑かった。
 墓は境内には無く、寺から車で30分ほどの霊園にあります。
 法要を終えて、車で霊園まで行くのが面倒くさいのですよ。

 墓についたらまずは掃除。
 礼服の下のシャツもパンツも汗でびっしょり。
 お線香をあげて、次は会食です。
 霊園から20分ほどの日本料理店で、法事懐石などという珍妙な物を食しました。
 車でしたが、最近は同居人が運転してくれるので、少しですが、お酒をいただきました。
 汗をかいた後のビールは格別です。

 義父の3回忌だというのに、あまり義父の話はでませんでした。
 80過ぎで亡くなっていますから、その死はすんなり受け入れられたのかもしれません。

 それよりも、18歳でなくなった義妹の話が出ていました。
 来年は33回忌。

 生きていれば、もう50歳近くになっているのですねぇ。
 難病で亡くなったとか。

 私が同居人と出会う何年も前のことですから、もちろん私は会ったことはありません。
 しかし、18歳の娘を病気で亡くすということがどういうことなのか、想像はつきます。

 さぞかし辛かったでしょうねぇ。


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