家族の悲喜こもごもを描いた奥田英朗の短編集「我が家の問題」を読み終わりました。
我が家の問題 (集英社文庫) | |
奥田 英朗 | |
集英社 |
以前読んだ「家日和」に連なる、おかしくも切ない短編群です。
じつは、その系譜に連なる「我が家のヒミツ」もすでに購入済みです。
家日和 (集英社文庫) | |
奥田 英朗 | |
集英社 |
我が家のヒミツ | |
奥田 英朗 | |
集英社 |
突如、UFOと交信できるようになった、と言い張る夫を心配し、奇想天外な方法で夫を救出しようとする妻や、両親が離婚しようとしていると思い込んだ女子高生の葛藤など、様々な切り口で家族の問題を軽快なタッチで描き出して、爽やかな読後感です。
家族を題材にした小説といえば、重松清が有名ですが、それよりだいぶあっさりした感じですかねぇ。
全く嫉妬心を掻きたてられる小説家ですねぇ。