ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

我が家の問題

2015年11月30日 | 文学

 家族の悲喜こもごもを描いた奥田英朗の短編集「我が家の問題」を読み終わりました。

我が家の問題 (集英社文庫)
奥田 英朗
集英社

 以前読んだ「家日和」に連なる、おかしくも切ない短編群です。
 じつは、その系譜に連なる「我が家のヒミツ」もすでに購入済みです。

家日和 (集英社文庫)
奥田 英朗
集英社

 

我が家のヒミツ
奥田 英朗
集英社

 突如、UFOと交信できるようになった、と言い張る夫を心配し、奇想天外な方法で夫を救出しようとする妻や、両親が離婚しようとしていると思い込んだ女子高生の葛藤など、様々な切り口で家族の問題を軽快なタッチで描き出して、爽やかな読後感です。

 家族を題材にした小説といえば、重松清が有名ですが、それよりだいぶあっさりした感じですかねぇ。

 全く嫉妬心を掻きたてられる小説家ですねぇ。


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千葉散歩

2015年11月29日 | 散歩・旅行

 快晴に恵まれた晩秋の今日、千葉公園から千葉市中心部のあたりを散歩しました。
 千葉公園はかつて日本陸軍の鉄道部隊が置かれたいた場所だそうで、SLなんかが飾ってあります。

 池ではカモメや鴨が羽を休めていました。



 少しですが、紅葉や銀杏があって、紅葉狩り気分を楽しめます。 

 


  

 もうあと一日で師走なんですねぇ。

 時の流れの速さを嘆くような悪趣味は持ち合わせていないつもりでも、つい、一年は早いなと感じてしまいます。
 

 一つ一つの出来事を思い返してみれば、とてつもなく長い年月なのですけれども。

 すっかり寒くなったので、ユニクロのヒートテックの下着を買いました。
 今もスーパーで買った股引と長袖の下着を着用していますが、同居人によると、ユニクロのそれは最強だと聞きましたので。


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一人の土曜日

2015年11月28日 | その他

 今朝は朝10時からコナミスポーツクラブのスパでたっぷりと汗を流しました。

 サウナにミストサウナ、ジャグジーに露天風呂。
 特に快晴の午前の陽を浴びながらの露天風呂は最高です。
 2時間もスパを楽しみ、ぐったりと疲れてしまいました。

 同居人は出かけているので、冷蔵庫にあるものを適当に食って昼飯にしました。

 午後は小説など読んで過ごし、ゆったりとした土曜日になりました。

 たまには一人で過ごすのも良いものです。


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長すぎる引退後

2015年11月27日 | その他

  往年の名女優、原節子が9月に95歳で逝去されていたことが報道されました。
 戦前から戦後を代表する女優と聞き及びますが、私はDVDで「東京物語」を観ただけです。

 何しろ42歳で引退してしまっているので、私が生まれる前にすでに女優ではなくなっていたことになります。
 一説には敬愛する小津安二郎監督が死去したことがきっかけとも言われていますが、実際のところは謎のままです。

 「東京物語」今も高い評価を得ている、まぎれもない名画でしたが、原節子のお顔はバタ臭すぎて、私はあまり美人だとは思いませんでした。 



東京物語 [DVD]
笠智衆,東山千栄子
コスモコンテンツ

 私が興味を持つのは、引退してからの53年間にも及ぶ長い人生です。
 生涯独身だったそうですが、それは恋愛関係にあったと噂される小津安二郎監督を慕ってのことだったのか、あるいは別の理由があるのか、それは分かりません。
 前半生をスター女優として過ごした人が、後半生をどう過ごしたのか、全くの謎ですが、興味をそそられます。
 その心境、たっぷりとある時間、早すぎる引退は46歳で現役サラリーマンを続ける私には羨ましくもあります。

 長い引退後の人生に想像力の翼を広げ、どんなものであったのか空想するのは楽しいものでありながら、どこか痛ましい感じもあります。

 ご冥福を祈ります。

 それはスターとしての人生よりも、地味ながら味わい深いものであったのか、あるいは老醜をさらしたくないが故の矜持を保つための意地だったのか、どちらなんでしょうね。

 


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憂国忌

2015年11月25日 | 文学

   今日は三島由紀夫の命日、憂国忌です。
 森田必勝と市ヶ谷の自衛隊に乗り込み、檄を飛ばした後、自衛官のうち誰一人として呼応することがないことを知って、割腹自殺して果てました。

 それから45年。
 生きていれば90歳です。

 あの事件が、偉大な文学者であった三島由紀夫を、スキャンダルに満ちた国粋主義者に変えてしまいました。
 極めてシニカルな小説を書いた彼が、あのような激情に狂ったとしか思えない事件を起こすとは驚きです。
 あの事件は、当時の左翼過激派にも衝撃を与え、新左翼から新右翼に転向する者を生み出しました。

 憂国忌の語源となった「憂国」は、2.26事件の後、割腹して果てる青年将校と妻の後追い自殺、それにいたる長い情交が描かれ、それは魔的な美しさを誇ってはいても、右翼的でも国粋主義的でも、さらには憂国の情を感じさせるものでもありません。

花ざかりの森・憂国―自選短編集 (新潮文庫)
三島 由紀夫
新潮社

 自衛隊に乗り込む直前に書きあげた「天人五衰」にしても、極めて冷静な筆致で、これから腹を切りに行く人が書いたとは思えません。

天人五衰―豊饒の海・第四巻 (新潮文庫)
三島 由紀夫
新潮社

 一体作家の精神に何が起きたのか、私には分けが分かりません。
 作品と行動がまるで一致しないのです。  

 結局のところ、作家は常に冷めた視線で楯の会を作り、割腹に向かって突き進む著名な作家、という芝居を演出し、主演したのだとしか考えられません。

 何事も美的な物語を紡ぎ出すことにのみ心血を注いだ人なればこそ、いっそ滑稽とさえ言える物語を、美的に演出し、演じきることで、おのれの人生そのものを物語に昇華せしめたのだと解釈する他ありません。

 森田必勝との情死だ、なんて言う人もいますが、ことはそう簡単ではありますまい。
 まこと、精神の運動が現実に与える力というものがどれほど大きいか、思い知らされる事件でしたねぇ。


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ズル休み

2015年11月24日 | 文学

 3連休明けのせいでしょうか、朝起きたら猛烈に出勤したくない、という思いが強くなり、ズル休みしてしまいました。

 午前中はぼんやり過ごし、午後は読書をしました。
 篠田節子の短編集「家鳴り」です。

家鳴り (集英社文庫)
篠田 節子
集英社

 ホラー風味の短編集という触れ込みでしたが、どちらかというと人間精神の暗部を端的に切り取った感じでしょうか。

 おいしそうに食事をする妻の顔を見るのが唯一の楽しみになった専業主夫の男が、妻にどんどん飯を食わせ、ついには起き上がることも出来なくなった妻が発作を起こして亡くなるのと同時に丹精こめた家が音を建てて崩れていく、一種の心中物の表題作。

 中学生の少女に魅入られて破滅していくサラリーマン。

 奇妙なようでいて、誰に起こってもおかしくない物語が、静かに、かつ不気味に綴られます。

 なんとなく気分が沈むお休みの日には、ぴったりの内容かもしれません。


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勤労感謝

2015年11月23日 | 仕事

 今日は勤労感謝の日。
 勤労するようになって24年。
 22歳で就職しましたから、もう働いている期間のほうが長くなったのですねぇ。

 定年まであと14年とちょっと。
 感慨無量とまでは言いませんが、怠け者の私がよく続いたもので、しかもこれからも続けなければならないのですね。

 勤労感謝の日は、昭和22年までは新嘗祭という名前でした。
 五穀の収穫を感謝する神事を執り行う日です。
 今も今上陛下は宮中三殿で神事を執り行い、伊勢神宮に勅使を送られると聞いています。

 戦後、明治節が文化の日になったり、春季皇霊祭と秋季皇霊祭がそれぞれ春分の日と秋分の日になったり、名前が変わったせいで、祝日本来の持つ意味が薄まったような気がします。

 変わらないのは正月元旦くらいでしょうか。

 私としては自らの労働とその対価に感謝する日としたいと思っています。


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食う

2015年11月22日 | その他

 昨日は高級中華、聘珍楼のランチコースのただ券を母からもらったので、日比谷店に行って来ました。
 今まで食ってきた中華が何だったのかと思うほど、どれも美味でした。
 昼間からビールとワインを頂いてしまいました。

 母に感謝です。

 富国生命ビルの28階に店はあり、皇居前広場が見下ろせる眺望抜群の好立地。

 たまには贅沢しないとね。

 今日の昼は先月近所に出来たインドレストランでいただきました。
 もう3回目。
 インド屋といっても当たり外れがありますが、この店は大当たり。
 日曜日の定番となりつつあります。

 


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官制ワーキングプア

2015年11月20日 | 仕事

   ハローワークで9年間働いた非正規の公務員が雇い止めに会い、翌日から同じハローワークに求職のため通いだした、というブラックジョークのような実話を知りました。
 そこには、公務員の3人に1人が非正規と書かれていましたが、私の職場はそんなものではありません。
 私が所属する課は正規雇用7人に対し、非正規雇用16人です。
 非正規雇用がじつに7割ちかくを占めています。

 これが、実態。

 そして、待遇の差は歴然としています。
 給料は低く、有給休暇は少なく、病気休暇は無給です。
 正規雇用だと、3か月までは病気休暇中も満額給料が出ますし、3か月を超えても8割くらいもらえます。
 さらに、非正規だと5年間務めると、どんなに優秀でも基本的に雇い止めになります。
 したがって上記のハローワークの非正規が9年間勤められたというのは私には驚きです。

 国も地方自治体も同じようなものだろうと思います。

 当然のこととして、正規雇用が少ない分、非正規であろうと基幹となるような業務を任されます。
 これはほとんどブラック企業ではないでしょうか。
 少なくとも非正規の職員にとっては。

 行政組織は、これら弱い立場の労働者に支えられていると言っても過言ではありません。
 和気藹々と働いてはいても、右も左も分からない新人の正規雇用のほうが、3年も4年も働いて仕事に精通している非正規よりも手厚く守られ、失業のリスクはほとんど無いのですから、非正規から見たら垂涎の的でしょうね。

 だからこそ私は、非常勤のみなさんにできるだけ気持ちよく働けるような雰囲気づくりを心掛けています。
 しかし結局、制度設計がほとんど差別的なのですから、焼石に水でしょうね。

 非正規全員を正規雇用にしたのでは、わが国は人件費高騰で破産してしまうでしょうが、意欲があり、仕事ができる人であれば、60才まで働けるようにして欲しいですねぇ。
 残ってほしい人材もあまたいますから。


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一難去って

2015年11月19日 | 仕事

 一難去ってまた一難とはよく言ったもので、昨日、このところ私を苦しめられていた問題が解決したと思ったら、今日また新たな問題が発生しました。

 なかなかあのんびりさせてくれません。

 部署によっては一年中暇なところもあるというのに。

 参りました。

  


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ONとOFF

2015年11月18日 | 仕事

 今日は所用で午後から文部科学省へ行きました。
 文部科学省近くの霞ヶ関ビルディングの駐車場まで、私の職場からちょうど1時間。

 用件はすぐに終り、15時前には帰宅できました。
 昨日、21時近くまで残業したので、喜びもひとしお。
 懸案事項が一つ、片付きました。

 そうは言っても明日からまた新たな問題が待ち構えています。

 隣のコナミスポーツクラブの温浴施設に行って、サウナや露天風呂で死ぬほど汗をかいてきました。
 おかげで気分爽快。

 明日からのことは考えず、その時その時を楽しまなければ損です。

  しかし、そういう境地に達したのは就職して20年以上経ってからです。
 以前は休みの日にも仕事のことが気になって悶々としていることが多くありました。

  ONとOFFの切り替えがうまくなることが、現世をうまく渡っていく秘訣かもしれませんねぇ。

 


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アリス殺し

2015年11月17日 | 文学

 昨夜は小林泰三のダーク・ファンタジー仕立てのミステリーを堪能しました。

 「アリス殺し」です。

アリス殺し (創元クライム・クラブ)
小林 泰三
東京創元社

 「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」は、誰もが知っている不思議なお話。

 大学院生の亜理は、毎夜、その不思議の国で冒険する夢を見ます。
 それも鮮明な夢。
 しだいに不思議の国と現実との境界が曖昧になっていきます。

不思議の国のアリス (角川文庫)
河合 祥一郎
角川書店(角川グループパブリッシング)

 

鏡の国のアリス (角川文庫)
河合 祥一郎
角川書店(角川グループパブリッシング)

 物語は、不思議の国を舞台にしたものと現実を舞台にしたものが交互に描かれながら進みます。

 やがて、亜理以外にも、不思議の国の夢を見続けている人がいることを知ることになります。
 共同してこの奇妙な事態を推理し、ついには不思議の国での存在と夢を見続けている人間がリンクしていることに気付きます。
 彼らはこれを、アーヴァタールと呼びます。
 要するに、アバターですね。

 そして怖ろしいことに、アーヴァタールが不思議の国で殺されると、現実を生きる本体であるはずの人間も死んでしまうのです。

 何者かが、これを利用して連続殺人を行い、アリスはその容疑者にさせられてしまうのです。

 不思議の国での会話がまどろっこしいことと、結構グロな描写がありますから、苦手な人には耐えられないでしょう。

 しかし、奇妙な味を醸し出しつつ、後半から加速度をつけてあっと驚く結末にいたるのは見事です。
 私はすっかり作者の術中にはまり、騙されてしまいました。


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少し

2015年11月16日 | 精神障害

 今日は少し調子が良いようです。

 昨日の夕方、私が住むマンションのすぐ隣にあるコナミ・スポーツクラブのスパのみ利用可能な会員になって、10年以上ぶりにサウナやミストサウナ、ジャグジーが檜の露天風呂で死ぬほど汗をかいて、リフレッシュできたからでしょうか。

 発病前はプール&スパ会員で、泳いだり風呂やサウナを楽しんだりしていましたが、発病後、全く行く気が起きず、退会して、もう10年を越えます。
 スパだけとはいえ、行ってみようと思うだけ、良くなっている証拠かもしれません。


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テロ

2015年11月15日 | 社会・政治

  またもや凄惨なテロ事件が起きてしまいました。

 パリの劇場で、飲食店で、サッカー場で、多発テロの被害は、死者120人を超えるそうです。

 テロリストを非難するのは簡単ですが、単純にテロリストは極悪非道の犯罪者と決め付けてしまわず、なぜ彼ら彼女らが魔術的な信念に囚われ、凶行に及んだのかを考えて見る必要があるでしょうね。

 わが国において、戦前はテロと言えば右翼過激派の青年将校が起こすものでした。
 戦後は左翼過激派が、時代がくだるとオウム真理教のような宗教団体が惹起せしめるようになりました。

 しかしこれらの動機の根っこは同じようなものであろうと思います。

 魔術的思考に陥った若者が、魔術的信条もしくは信仰を持つようになり、自分たちと異なる考え方は一切が悪だと決め付け、悪である以上話し合いの余地はなく、魔術的な動機で悪を懲らしめる、というもの。

 こような幼稚な思考、女性は知りませんが、男であれば多かれ少なかれ少年時代に一度は陥ったことがあるのではないかと思います。
 もちろん大多数の人々は成長するにしたがってそれが馬鹿げた考えだと気付き、まともな社会人になっていくわけですが。

 私自身、10代の頃、行き場の無い鬱屈を抱え、無差別殺人を夢想したことがあります。
 夢想であれば若い者にありがちな戯言で済みますが、これを実行した場合、怖ろしい犯罪に変わります。

 テロ対策の要諦は、時間はかかりますが教育をもって嚆矢とします。
 多様な価値観を認められる、冷めた大人の態度を身に付けるよう教えるのです。

 しかし悲しいかな、イスラム原理主義はイスラム教だけが唯一の正しい教えだと教育しますから、当然、他の宗教や考え方を受け入れる余地はなくなります。
 テロが正当化される所以は、ひとえに自分たちだけが正しいと信じ込むことに由来します。

 で、欧米やわが国など、自由民主主義の国家がイスラム教を認めたところで、イスラム原理主義者は日米欧などのような他の考えを認めないわけですから、どうしたって戦う他なくなります。

 これは、一神教をやみくもに信じる人々と、多様性を認めようとする人々との争いで、いわば正義と正義のぶつかり合いです。

 もちろん、私たちはテロを絶対に認めませんが、彼らはイスラム原理主義以外すべてを絶対に認めないわけですから、ことは殲滅戦の様相を呈します。

 かつて私は、利益を求める戦争を止めることは可能だが、正義を求める戦争は止めることは困難であると、このブログで主張しました。

 欧米は平和を達成するために戦争をするという矛盾に巻き込まれているわけですが、テロリストもまた、理想社会実現のために戦っているということになり、これは非常に厄介な事態で、おそらく100年たっても続くでしょう。

 これを防ぐには地道な警備強化しか打つ手はなく、しかもテロリストは狡猾に、庶民の仮面を被りながら、突如、牙を向くわけですから、完全に防ぐことは不可能と言ってよいでしょう。

 いつの時代も紛争の種は尽きないものです。

 おまえたちが命を愛している以上にわれわれは死を愛している、とビン・ラーディンは語ったと伝えられます。
 ご本人は米軍に捕らえられ、簀巻きにして海に放り込まれました。

 誠に悲しいことですが、わが国の子供たちには多様性を認める態度を涵養せしめるとともに、話し合い不可能なテロリストには、力で対抗するしかないのでしょうね。

 人類共通の、永遠の理想である恒久平和は、今のところ絵に描いた餅のようです。

 このような事件が起きるたびに人間に対する深い絶望とともに、私もまた愚かな人間の一人だと気付き、ぞっとします。
 せめておのれの中に眠る獣性だけは、死ぬまで眠らせておかなければならないと、反省しきりです。


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因業

2015年11月14日 | 精神障害

 雨の土曜日。

 このところただでさえ憂鬱感が強いのに、雨はそれを倍加させます。
 昼に中華屋へ五目そばを食いに出かけ、その足で魚屋と八百屋へ行った以外、自宅で大人しくしています。

 またあの悲哀感と憂鬱感に満ち、なにもやる気の起きない状態に陥ることは、なんとしても避けたいところです。

 まったく因業な質に生まれついてしまったものです。


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