ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

鰯の頭

2016年09月30日 | その他

  初秋らしい、爽やかな気候に恵まれました。
 仕事なんかしている場合じゃないですねぇ。
 外をふらふらしたい気分のまま、終業を迎えました。

 せめてもの救いは今日が金曜日であることでしょうか。
 でも明日は雨らしいですね。
 今日と逆ならよろしいのに。

 金曜日はキリスト受難の日だとかで、今も一部キリスト教徒は金曜日は肉を食わないそうです。
 肉を食わないからどうだというのか、キリスト教を信仰していない私には馬鹿馬鹿しく感じられますが、人というもの、何かを信じて、それに則って暮らすというのは、意外にも心を落ち着かせる効果があるようです。

 鰯の頭も信心から、と言いますし。

 私は圧倒的多数の日本人がそうであるように、とくだん信仰というのは持っていません。

 鰯の頭でも良いから、信じ込むことができたら、きっと気分が楽になるのでしょうね。


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呪われた生き物

2016年09月29日 | 社会・政治

 少し前のことになりますが、シリアでの停戦合意も虚しく、戦いはまた始まってしまいました。
 アサド政権を支持するロシア、反政府勢力を支持する米国に、イスラム国までもが関わって、泥沼の様相を呈しています。

 有史以来、いつまで殺し合いを続けるのでしょうね。


 日々空爆に怯えながら暮らす人々の映像を見ていると、誰にもともなく怒りが沸き起こってくるのを禁じ得ません。

 誰かに対しての怒りではなく、人間という存在への怒りとでも言うべきでしょうか。

 いつまで経っても懲りずに自らにしか通用しない、小さな正義を振りかざして殺し合いをする人間という種。

 こんな呪われた生き物が他にありましょうか。

 そして、怖ろしいことに、私もまた、凶暴で愚かな人間の一人でしかないのです。

 おそらくは、わが国の正義が、他国の正義と対立し、武力衝突を起こしたなら、私は迷わず、わが国の勝利を信じて戦いに協力するでしょう。
 もちろん、もう47歳ですから、兵隊にとられることはないと思いますが、寄附やなんかで、わが国の勝利に貢献することを願うでしょう。

 したがって、人間という種に対する怒りは、そのまま私自身に対する怒りへと転化してしまいます。

 呪われた生物の一人でしかない私を、私自身、呪わしく感じながら、どうすることも出来ない種の限界を感じています。

 いつの日か、争い事が無くなる日が来ても、その翌日には新しい争いが勃発しているかもしれません。

 私たちにできることは、気長に、毎日毎日、争いの種を、面倒な交渉を続けることで、摘み取っていく他ありません。

 それはとてつもなく面倒で労力を要することですが、紙一重の差で殺し合いを始めてしまう種であれば、永久にそれを続けるしかありますまい。

 やれやれ。


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偏頭痛

2016年09月27日 | その他

 今朝、起きたらひどく頭が痛みます。
 いわゆる偏頭痛です。
 これになると痛くて眼鏡をかけられないため、今日は急遽休暇を取りました。
 年に数回、偏頭痛に襲われます。
 原因は分かりません。

 頭痛薬を飲んで午前中いっぱい寝ていたら、痛みは治まりました。

 なんとなく、昨日訃報を受けた元同僚のことを考えながら、一日、憂鬱な気分で過ごしました。
 私より一つ下の46歳で急死とは、さぞ無念だったことでしょう。
 残された奥様もお気の毒です。

 たしか、我が家と同じで子宝に恵まれなかったと聞いています。
 奥様のご心痛は察するにあまりあります。

 しかし、同時に、不謹慎なことを思わずにはいられませんでした。

 もう働かなくて良いなんて羨ましい、という。

 もちろん、自殺なんて怖くてできませんが、根が怠け者なせいか、死ねば様々な面倒事から解放されて楽になるだろうな、なんて考えてしまいます。

 今日のように偏頭痛に悩まされたりすると、よけいです。

 変な気は起こさず、まじめに勤め上げれば素晴らしい老後が待っていると信じて、あと十数年、苦役に耐える他ありますまい。


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訃報

2016年09月26日 | その他

 10年ほど前に勤務していた機関で机を並べて働いた同世代の同僚が、心筋梗塞で急死した、との報せを受けました。

 まだ46歳。

 親分肌で、後輩から慕われていましたっけ。

 人生一寸先は闇。
 明日は我が身ですなぁ。

 強い衝撃を受けました。
 少しづつ、こういうことが増えていくのでしょうね。

 ご冥福を祈ります。


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青春小説

2016年09月25日 | 文学

 今日はじつに久しぶりに晴れ間に恵まれました。

 朝は7時に起きて朝湯につかり、めかぶ飯とソーセージの朝飯を食い、溜まった洗濯物を洗濯機に放り込み、洗濯。
 昔は一枚一枚洗濯板で洗っていたのでしょうから、ずいぶん楽になったものです。

 洗濯をすませ、ベランダに干してから千葉スバルへと向かいました。
 自動車保険の更新のためです。
 スバルの営業所までは車で15分ほど。

 帰りにイタリアンに寄り、イカ墨スパゲティで昼食。

 午後は消防設備の点検のため、自宅に足止めをくらいました。

 そこで、読書を楽しみました。

 吉田修一最初期の短編集、「最後の息子」を読みました。

最後の息子 (文春文庫)
吉田 修一
文藝春秋

 いずれも雑誌「文學界」に掲載された、「最後の息子」「破片」「Water」が収録されています。

 いずれも10代後半から20代前半の青少年を主人公にした作品で、青春小説の部類に入ると思われます。

 しかし、宣伝文句にあるような、爽快感200%、とってもキュートな青春小説!、というようなものではありません。

 いずれの作品も、どこか暗い影を残します。
 それもそのはず、本来的に青春とは暗さを伴うものだからです。

 「最後の息子」は、オカマバーのママと同棲する長崎出身の若者のお話。
 オカマの閻魔ちゃんと主人公の生活が、撮影したビデオを紹介するという変わった形式で綴られます。
 途中、ゲイのハッテン場の公園で、ホモ狩りの少年たちに襲われて殺害された仲間のゲイボーイや、オカマならではの苦しみなどが、淡々とした筆致で語られます。

 この作家、人間の危うさというか、影というか、そういうものを書かせたら天下一品です。

 「破片」は長崎にお盆のために帰郷した青年とその弟、父親の物語。
 ここでも、幼い頃台風で母を亡くした暗い影がつきまといます。

 「Water」は長崎の高校の水泳部を舞台にしています。
 これがもっとも青春小説らしいかもしれません。
 水泳に打ち込みながら性欲や淡い恋、少年愛めいたものが綴られています。

 3編に共通しているのは、いずれも長崎出身の男の物語だということ。
 作者が長崎出身であることから、自分自身の経験に基づいているものと推察します。

 私はこの短編集に、青春の暗さを強く感じました。

 しかしそれでいて、「Water」で主人公が中年のバス運転手にかけられる、覚えておけ、坊主たちは今、将来戻りたくなる場所におるとぞ、という、哀愁漂うフレーズに惹かれました。
 言われた少年は、何を言われているか理解できないわけですが、人生も後半に差し掛かった中年男には、涙なしには読めない一文です。

 もちろん、高校時代に戻りたいなどとは思いません。
 もう一度しんどい30年をやり直すなんてご免です。

 しかし、もし、30年前に戻れたなら、もっと青春時代を楽しめたかもしれない、という思いを抱くことがあります。

 当時の私は耽美的な文学や映画、美術などに耽溺し、時にはこっそり自室で酒に酔ったりして、世界をたった独りで生きているような気分でした。

 家族も友人も当然いたし、誰にでもある色恋沙汰めいたこともなくはありませんでしたが、それでも、世界にたった独り、 という気分が私を支配していたことは確かです。

 やり直しても結局同じことなのかもしれませんが、もう少し、健全な青春時代を送っていたなら、この腐った私の魂が、腐るのではなしに、熟成したかもしれません。

 この小説集は、私を過去へと引きずり込み、深い憂愁へと誘う、危険な力を持ったものだったようです。


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退職

2016年09月24日 | その他

 昨夜は私の下で働いていた非正規の女性職員が9月いっぱいで退職するため、その送別会でした。

 少々飲みすぎのようで、反省です。

 9月いっぱいとはいっても、年休を消化するため、もう出勤しません。

 優秀な人だっただけに、残念です。

 しかし、キャリア・アップしたい、と訴える彼女を、慰留することはできませんでした。

 彼女の今後の活躍を祈ります。 


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悪夢

2016年09月21日 | その他

  雨の秋分の日。
 何をするでもなく、ダラダラと過ごしました。

 昼食後、2時間もソファで昼寝してしまいました。

 ひどい悪夢を見て、汗をびっしょりかいて目を覚ましました。

 少年の私が、現在の自分をひどい言葉でなじる夢です。

 私は今の自分を、罪悪感を感じるほどに肯定できないのかもしれません。

 悲しいことです。


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魔物

2016年09月20日 | 精神障害

   台風が近づいています。
 荒れ狂う空を見ていると、私の心も妖しく荒れ狂うかの如くです。

 3連休明けということもあるでしょうし、仕事が思いどおりに回らないこともあるでしょう。

 心穏やかではいられません。

 思えば物心ついて以来、幼稚園でも小学校でも、中学・高校でも私の精神は安穏ではいられませんでした。

 常に世の中を呪い、無差別大量殺戮などの狂的な事件を夢見ていました。
 もちろん、実行にはうつしません。
 ただ、空想していたのです。

 多くの少年が、そんな暴力的で狂的な願望を内に秘め、成長と同時にそれは消えていくのではないでしょうか。

 私もまた、大人になると同時に、そんな妄想は影をひそめるようになりました。

 しかし時折、私の心は狂い始めます。
 狂うといっても、表面上は何も変わりません。

 職場では微笑を浮かべ、すべて事は順調であるかのようなふりをして働いています。

 誰も私が、心中深く狂っていることに気付かないでしょう。

 ただ私独りが、おのれの心中を省みて恐れおののくのです。

 自分の精神が魔物に変じながら、表面を取り繕って生きるのは、いかにも苦しいものです。

 
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ハーバーシティ蘇我

2016年09月19日 | 散歩・旅行


三連休の最終日、あいにくの雨。
家にいてもクサクサするので、屋内施設に出かけました。
千葉市湾岸地区に広がる、シネコン、ゲームセンター、パチンコ屋、ヤマダ電機、イトーヨーカドー、ホームセンター、ショッピングモールなどが入る複合施設、ハーバーシティ蘇我に出かけました。

シネコンは何回か使いましたが、その他の施設を歩くのは初めて。
驚くべき広さです。
6,000台以上が停められる無料駐車場もあって、雨の日や真夏の盛りにぶらつくには最適。

ただし、大した物は売っていません。
どこか安っぽい物ばかり。
それでも、冷やかして歩くには甲斐があります。

老若男女、善男善女が思い思いに休日を楽しむさまは、見ていて微笑ましく感じます。

本当に、平和な時代のこの国に生まれて良かったと実感するとともに、なんとしてもこの平和を守りたいと切実に願います。

わが国のまわりを見回すと、物騒な国ばかり。
自衛力の充実はこの国の平和を守るには不可欠。

国家に忠誠を誓う自衛官には頭が下がります。

明日からまた仕事。

なんとなく憂鬱ではありますが、わが国の平和をな姿を見て、少し、癒されました。


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夏の災厄

2016年09月18日 | 文学

 篠田節子の感染症パニック小説、「夏の災厄」を読みました。

 文庫本で590ページの長編ですが、一気に読ませる力はたいしたものです。

夏の災厄 (角川文庫)
篠田 節子
KADOKAWA/角川書店

 撲滅したかに見えた日本脳炎が、埼玉のベッドタウンで流行。
 やがてそれは、従来型の日本脳炎よりもはるかに致死率の高い、新型日本脳炎とでも呼ぶべきものであることが判明します。

 この小説には、天才的な科学者や医者は登場しません。
 診療所の医師やその診療所に勤める地方公務員、看護師らが中心となって、この病気の真相に迫るのです。

 大学病院が恐るべき実験を行っていたり、聞いたこともない貝が媒介していたり、霞ヶ関の役人が悠長なことを言ったり、あり得そうな話で展開して、読ませます。

 そしてラスト、この病気を克服したかに見えますが、来年の夏、首都での流行を予感させて終わります。

 難を言えば、あらすじを追うような大雑把な文章が続くことでしょうか。
 人間を描く小説ではないように思います。

 それはこの手の物語につきものの宿命なのかもしれません。


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酒々井プレミアム・アウトレット

2016年09月17日 | 散歩・旅行

 今日は酒々井プレミアム・アウトレットを冷やかしに行きました。

 成田空港から10数キロに立地する広大なアウトレットで、やたらと中国人客が闊歩していました。

 ちなみに酒々井、読めますかねぇ。
 私は千葉市に引っ越すまで読み方も、その存在すらも知りませんでした。

 しすい、と読みます。



 


 ほとんど原野みたいな所に忽然と現れた存在で、その確からしさを疑うほどでした。

 特に何かを購入するつもりはなかったのですが、ブルックス・ブラザースでシャツを2枚購入しました。

 2枚で15,000円。
 アウトレットだけあって格安です。

 良い気分転換になりました。

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一週間

2016年09月16日 | 仕事

 なんとなく気分が沈む一週間でしたが、なんとか月曜日から金曜日まで休まず通うことができました。
 明日から3連休。
 束の間ではありますが、ほっとします。

 こんなことの繰り返しが、働くということなんですねぇ。

 食うため(あるいは飲むため)とは言いながら、人生の貴重な時間を無駄にしているような気がしてなりません。

 食うためにつまらぬ仕事を続けるか、一か八か、野垂れ死に覚悟でおのれの信じる道を突き進むかは、個人の考えしだい。
 私は両方を追って、両方うまくいきませんでした。

 二兎を追う者は一兎をも得ず、と言いますからねぇ。

 文芸の世界での活躍は望むべくもなく、職場でも出世することはありません。

 なんだかつまらない人生ですが、そんなことはどうでもよいのです。

 プライベートな時間を楽しく過ごせれば、それに過ぎる贅沢はないのですから。


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蓮舫ちゃん、頑張ってね

2016年09月15日 | 社会・政治

  蓮舫ちゃんが民進党の新しい代表に選出されたそうですね。
 
 おめでとう。

 蓮舫ちゃんの戦闘的とも狂的とも言える表情、見ているだけで吐き気がします。
 
 二重国籍の問題も解決されたみたいですね。

 台湾良いとこ、一度はおいで~。 


 今回は2番じゃダメだったんでしょうか?

 泥船の船長になっちゃったけど、頑張って早く沈めてね。


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落ちていく

2016年09月14日 | 精神障害

  昨日に続いて、気分が沈みます。
 ひたすら落ちていく感じ。
 出勤はしていますが、何をしているのか分かりません。
 こういうことが、時折起こります。
 なんとかあしなければと思いつつ、波が去るのをじっと待つしかありません。
 ただ落ちていくばかりです。


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憂愁

2016年09月13日 | 精神障害

  理由の無い憂愁に囚われることがあります。
 今日がそうでした。

 一種の感情の波なのだろうと思います。
 面倒な話です。

 憂愁に囚われると、仕事の能率は落ち、過去のことばかりが思い浮かびます。
 辛かったことばかりではなく、楽しかったことも。

 若い頃、人生も中盤に差し掛かれば、色々なことに慣れて感覚が摩耗し、憂愁に囚われることなど無くなるのかと思っていました。

 ウッチャンのポスターに、「オッサンは傷つかないとでも?」というコピーがありました。



 全く同感。

 しかしこのようなコピーが生まれる背景には、オッサンは傷つかないもの、という暗黙の了解があるのでしょうね。
 若い頃の私自身が、そう思っていたのですから。

 三つ子の魂百まで、とか申します。

 心の思い癖は、変わらないものです。

 鋼の精神を身に着けたと思い込んでいた私ですが、人生も後半を迎えながら、情けなくも惑いに惑うオッサンになってしまいました。


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