北朝鮮の若き独裁者、金正恩大将、近頃人工衛星を飛ばすとか理由をつけてミサイル発射を準備しているようですね。
それに対し田中防衛大臣はわが国領空に飛んできたら迎撃すると言っています。
なんだか子ども向けのマンガみたいですね。
しかし新独裁者、残虐ぶりではお父上もお祖父様もしのぐような噂を耳にします。
なんでも金正日将軍様の服喪中であるにも関わらず酒を飲んだとして、人民武力部副部長という大幹部を公開処刑に処したというのです。
指示は、髪の毛1本残すな、というもの。
北朝鮮指導部はその指示を忠実に実行するため、怖ろしい処刑法を考え出しました。
すなわち、人民武力部副部長を着弾点に立たせ、そこに向かって迫撃砲を発射するというのです。
迫撃砲は上空目がけて撃ち、大きく弧を描いて着弾するそうで、建物など動かない物を破壊するためのもので、分厚いコンクリートでも破壊することができるとか。
当然、人にあたれば木っ端微塵となって、どれが死体の残骸やらわからないそうです。
なんという怖ろしい処刑法でしょうね。
自分めがけてうなりをあげて飛んでくる迫撃砲の恐怖とはいかなるものでしょう。
しかもそれを公開することで、新独裁者は国を恐怖によって統治する、と宣言したようなものです。
亡き将軍様の服喪中に酒を飲んだくらいのことで。
わが国では通夜の晩から酒飲んでますよ。
ま、本当の理由は別にあるんでしょうけれど。
無かったら北朝鮮人民はしばらく酒も飲めず、酒屋も居酒屋もアルコール依存症外来も干上がっちゃいます。
昔から独裁者というのは残虐な粛清を行ってきました。
古くはネロ皇帝、ナチの長いナイフの夜にレッド・チャイナの文化大革命、ポル・ポトのキリング・フィールド、小さな組織ですがわが国における連合赤軍による連続リンチ殺人。
それにしても、現代社会において世襲王朝でありながら共産主義を名乗り、なおかつまともな帝王学を躾けていないというのはどういうわけでしょうか。
もっとうまく小ずるく国際社会を生きていく術を身に付けさせればよいものを。
その点、英国などのかつての帝国主義の列強は、言葉たくみにおのれを正義と見せかけつつ、悪逆非道を働くのが得意ですね。
それでも、めったやたらに公開処刑など行いませんから、金王朝よりはよほどマシです。
金正恩大将におかれましては、世界の謀略に長けた古い国々のやり方を学んでほしいと思います。
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