ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

もうすぐ

2009年12月30日 | その他

 今年も終わりですね。
 今日は正月の飾りを買ったり、蟹やマグロがたくさん並ぶ市場を訪ねて活気ある町並みを散歩したりしました。
 今年は、精神病薬の副作用か、ぶくぶくと肥えてしまいました。そのわりには精神的な安定を得られませんでした。
 今も、パワハラ事件を思い出すと、強い怒りを感じます。
 長い長い1年でした。去年の今頃のことを思い出すと、夢の中のようです。
 この一年、私は成長ではなく、衰退したように思います。
 気力も、もちろん体力も。
 そして何より、あらゆる物事に対する意欲が低下しています。
 パワハラ事件以来、何をどう頑張っても駄目なんだ、という意識が染み付いてしまいました。

 来年は本厄。まさか今よりひどい状況にはなりますまい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バタリアン

2009年12月25日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 先日、久しぶりにゾンビ物を鑑賞しました。私は、数多くあるゾンビ物のなかでは、1985年公開の「バタリアン」にとどめを刺すと思っています。
 ゾンビの多くは、頭を打ち抜くと動かなくなりますが、「バタリアン」では、頭を打とうと、切断しようと、まるで平気です。右手を切断したなら右手だけでも人間に襲い掛かり、木っ端微塵に爆発させたなら、ばらばらになった小さな肉片一つ一つが人を襲おうとします。
 しかもその動きは、怖ろしくもコミカルで、爆笑ゾンビ映画とでもいうべきものなのです。当時、オバタリアンという流行語を生みました。中年女性は、バタリアンのように怖ろしくもコミカルだということでしょうか。
 日本でも「呪怨」などは、化け物があんまりあっけらかんと登場して笑えます。
爆笑ホラーです。恐怖と笑いは紙一重ですね。

バタリアン [DVD]
ダン・オバノン
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント


呪怨 [DVD]
清水崇
東映ビデオ

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Day of The Dead

2009年12月24日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

  DVDで「Day of The Dead」を観ました。
 「死霊のえじき」のリメイクということでしたが、大分趣が異なっていました。
 B級ホラーらしく、残酷なシーンとコミカルなシーンがほどよくて、好感が持てました。面白いのは、天井を這い回るゾンビや、人肉を食わないゾンビなど、本来のゾンビ映画に出てこない種類が登場したことです。
 人肉を食わないやつは、もともとベジタリアンだったから、と説明されていましたが、馬鹿馬鹿しくて笑えます。
 主演の女伍長が可愛らしくも戦闘的で、その味わい深さは特筆すべきでしょう。
 なかなか楽しめる、阿呆らしい、B級ホラーでした。
 
 クリスマスイヴの夜にぴったりです。

デイ・オブ・ザ・デッド DTSスペシャル・エディション [DVD]
ミーナ・スヴァーリ,ニック・キャノン,ヴィング・レイムス
Happinet(SB)(D)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年賀状

2009年12月23日 | その他

 年賀状をやっつけてしまおうと、筆王を起動して寅の図柄を選び、住所録を確認していざ印刷しようとしたら、プリンターが動きません。
 キャノンの修理センターに電話したら、私が使っている機種の部品は製造中止で修理不能とか。もう8年使ったからやむを得ません。
 朝一番で近所のヤマダ電機に行き、写真のプリンターを購入し、年賀状をやっつけました。これから投函してきます。
 
 先週は車がバッテリー上がり、今日がプリンター。来年早々には車検がひかえています。何かと物入りな師走です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悪夢から

2009年12月20日 | 精神障害

 昨夜、ひどい悪夢にうなされました。
 生身の人間である私が、私の五体の感覚を持ったまま、なぜかATMの機械に変身してしまうのです。それが、ひどく苦痛なのです。
 しかも人々が私の口に金を突っ込み、飲み込ませたり、逆に金を吐き出させたりするのです。感覚は生身なので、異物が胃と口を行ったり来たりして、痛いのです。私は悲鳴をあげ、人々の列を拒絶しようとしますが、身動きひとつとれません。
 私は大声をあげ、寝汗をびっしょりかいて、早朝四時に目覚めました。
 悪夢は、様々なパターンで、パワハラ事件後、繰り返し見ています。
 その恐怖は極めて現実的で、夢とは思えません。
 セロクエルという統合失調症に用いられる、妄想を抑える薬が処方されたことがあり、飲むとまったく悪夢を見なくなることはわかっているのですが、副作用がきつく、昼でもまともに意識を保てないほど眠いため、医師に相談して服用をやめています。
 近頃は悪夢を見ることも減ってきたのですが、寒さが厳しくなったせいか、また見てしまいました。眠るのが怖ろしい気分です。

 今日の昼は、気を紛らわせようと、猪鼻城(千葉城)周辺をふらふら歩き回りました。細い路地の多いところで、なかなか風情がありました。千葉市に住んで10年になりますが、初めて訪れました。

 乾いた冷たい空気に顔は強張り、火照りつつ、背中には汗をかく、という冬の散歩特有の不快な状態をものともせず、11,000歩歩きました。
 千葉大学附属病院内にある喫茶店で珈琲を飲んで帰りました。

 悪夢にうなされようと、寒さに震えようと、死なない以上、生きる他ありません。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神田

2009年12月19日 | 散歩・旅行

 じっとしていると気が沈むので、神田須田町から神田神保町の界隈を散歩しました。
 須田町は、戦災を逃れたとのことで、写真のミルクホールのような、古い家がちらほら残っていて、面白く感じました。古いとはいっても、関東大震災後のことですから、京都の町屋とはくらぶべくもありませんが。

 昼飯は、有名な淡路町の神田やぶそばでもりそばを食いました。えらく量が少なくて、二枚食いました。大方の客がそうしている様子です。蕎麦湯がばつぐんに旨かった以外は、とくだん特徴はありません。
 ただ、土曜日のせいか、昼から熱燗をつけている紳士が多いのには驚きました。

 古書店街の神保町では、私の得意な国文学を扱っている書店を主に回りました。
 太宰治の直筆原稿が400万円で売られていたり、永井荷風の走り書きのようなメモが25万円で売られており、文章を書いてこんなに金が儲かるものかと、切ない思いです。

 歩きつかれてチェーンの喫茶店に入ったら、化け物じみた大声でわめきちらし、笑いあう初老の女性グループに辟易し、散歩を終えたのです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハロウィン

2009年12月18日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 ちょっと時期遅れですが、80年代を代表するホラーの名作をリメイクした2007年版の「ハロウィン」をDVDで観ました。
 馬鹿馬鹿しいほどの大量殺人を淡々とやってのけるブギーマンは魅力的で、爽快感すら漂いました。
 今回は、ブギーマン(マイケル)の少年時代が最初に描かれます。
 お決まりの小動物虐殺から始まって、10歳にして大人を4人も殺します。そして精神病院送りになるのですが、17年後、脱走して再び惨劇を繰り返す、という話です。さすがホラーのスーパースター。ジェイソンやフレディもかないません。
 馬鹿馬鹿しくて良かった。

ハロウィンII アンレイテッド・コレクターズ・エディション(2枚組) [Blu-ray]
スカウト・テイラー=コンプトン,タイラー・メイン,マルコム・マクダウェル,ブラッド・ドゥーリフ,シェリ・ムーン・ゾンビ
Happinet(SB)(D)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吸血鬼と狼男

2009年12月16日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 DVDで「アンダーワールド」を観ました。吸血鬼族と、狼男族の、千年にわたる暗闘を描いた作品です。
 とはいっても、現代の戦闘は自動小銃と手榴弾で行われるので、人間同士の戦いとなんらかわりません。
 お互いが絶対の正義だと信じていること、双方が化け物であること、まったく、人間の戦と同じです。
 一度は収まった戦闘が、新しいヴァンパイアの長老復活により、一層激しくなることが予感されて、終わります。

 それにしても、人間は戦いやら、陰謀やらがよほど好きですね。

 そんなことを思い知らされると、私は隠居して、句作の旅にでも出たくなるのです。

アンダーワールド ビギンズ コレクターズ・エディション [DVD]
ローナ・ミトラ,マイケル・シーン,ビル・ナイ,スティーヴン・マッキントッシュ
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テレビと学徒兵

2009年12月15日 | 文学

 昨夜、突然テレビが不具合となり、修理を依頼したら、明日とのこと、今宵はテレビが見られない、静かな夜です。私はもともとあまりテレビを見ませんが、ニュースだけは必ず見ています。それさえ見られないのはさびしいかと思いきや、意外なことに静で心地よい夜を過ごしています。

 テレビが見られないので、晩酌の友に、「きけ わだつみのこえ」をぱらぱらめくっています。これは私が中学生の頃、母から読むように勧められたもので、確かに二十数年前、律儀に読んだ覚えがありますが、今となってはすっかり忘れていました。それを今宵、本棚から取り出したのは、偶然の再会とでも言うべきものでしょう。

 内容は、学徒兵の日記や書簡を編纂したものです。
 その中身を読んでみると、当時の学徒兵たちの多くが、極めて冷静で、日本の敗戦を予測していたことに驚きます。
 海軍にしても陸軍にしても、勝算もなく、負け方さえ考えずに始めた戦ですから、当然といえば当然です。
 米国がハルノートなる無謀な要求を突きつけたのが直接のきっかけではありますが、帝国主義国家が乱立する当時にあって、太平洋を隔てた日米が開戦するのは、不可避であったことでしょう。

 責めるべきは、勝てないことを知っていて戦を始めた政府と、国民を戦争へと扇動した朝日新聞などのマスコミでしょう。

 負けると知っていて、なお、将来の日本が少しでも良く負けるように涼やかに死んでいった学徒兵を思うとき、現代の豊かさを享受する日本が、切なくなるのです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うなされる

2009年12月14日 | 精神障害

 昨夜は、ひどい悪夢にうなされました。
 悪徳自動車屋から、40万円もの修理代を請求され、私は明細の提示を求めますが、果たされず、ほとんど怒鳴りあいになってしまう、というものです。
 汗をびっしょりかいて、目覚めました。

 昨日愛車のバッテリーがあがり、ディーラーでバッテリー交換をおこなったら思いのほか高額で、しょんぼりしたのが、背景にあるようです。

 しかし人間の深層心理は、こんな風に分かりやすく顕現することがあるのですね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大国主命

2009年12月13日 | 散歩・旅行

 今日、津田沼辺りをぶらついていて、偶然、菊田神社というお社をお参りする機会を得ました。
 規模は小さいながら、風情あるたたずまいで、関東には珍しく、社殿は出雲大社系の造りと見えました。
 神社の縁起を読むと、案の定、大国主命を祀っている、とのことでした。また同時に、藤原時平を祀っている、とも。
 しかし、縁起には専ら藤原時平を祀った経緯ばかりがつづられており、大国主命を祀った理由には、一言も触れらていないのでした。
 それはなぜか。
 古事記でも日本書紀でも、大国主命が天照大神に国譲りをした話は、詳しく書かれていません。まるで大国主命が、何の理由もなく、差し出したごとくです。
 しかし実際には、大きな戦が行われ、敗れた出雲側がやむなく天孫側に国を渡したと考えられます。
 古くは、出雲の社殿には、縄が打たれていた、という言い伝えも聞こえます。

 その古代史の闇は、今となっては解明のしようもありません。
 しかし、敗者は常に、悪なのだ、ということは、今も昔も変わりません。
 日本が米国に敗れたのは、悪だからではありません。敗れたから、悪なのです。
 愚かな人間は、勝った負けたと言い募り、勝者は敗者を悪に仕立てるのですね。
 長い歴史で繰り返された、馬鹿な理屈です。
 喧嘩両成敗を持ち出すまでもなく、戦に善も悪もありますまい。
 オバマ大統領は、立場上仕方なくか知りませんが、ノーベル平和賞受賞式の演説で、この世に悪は存在し、正義の戦争はある、と言いました。
 おろかな戦争史観の繰り返しを、今にいたるも行っているのですね。

 私はただ、悲しいばかりです。
 私には、戦争を止める力など、まるきり無いのですから。 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マリア様?

2009年12月12日 | 思想・学問

 最近、「2012」とかいう、世界の破滅を描いた映画が公開されていますね。
 古代マヤ文明の予言だとか。

 そんな話を聞くと、私はユダヤ教・キリスト教・イスラム教の三兄弟宗教の愚かさを思います。

 共通しているのは、神様が七日で宇宙を築き上げたということ、世界の終わりには、全ての生者・死者がよみがえり、最後の審判を受けるということ。
 挙句の果てには、キリストの母はセックスすることなく、妊娠したとか。

 SFですね。
 しかも、そうとうつまらない、下らぬSFです。

 そんなことを、西洋やイスラム世界の頭の良い人々が信じ続けたとは、まさに信じがたいことです。

 最近の映画で、キリストに妻子がいたということが、まるでタブーのように描かれていて、笑えます。

 この世に男性として生まれた男が、妻子を持って何の不思議がありましょう。

 お釈迦様は、29歳で出家するまでの間に、妻を得、子をもうけました。
 じつにおめでたいことです。

 親鸞上人様も、恵信尼という妻を得、善鸞という後継者を含め、7人の子を授かります。今も続く浄土真宗の世襲の始まりです。浄土真宗は、現代日本において、最も多くの寺を抱えています。
 そして、現代の僧侶は、むしろ妻帯肉食が当然です。それは、人間である僧侶の自然な生活であると言えましょう。

 キリストに妻子がいたなら、これもまた、おめでたいことです。

 しかもこんな阿呆な教義を二千年も後生大事に守り、しかも十字軍やらジハードやらと言って似た者同士が殺し合い、それが現代にまで至るとは、こんな馬鹿馬鹿しいことはありません。

 学校や病院を作ったのは良いでしょう。しかし、それら施設で教えを強制するなら、私はむしろ静かに死んだほうが良いと思います。

 サド侯爵がアンチキリストの哲学を描いてキリスト社会からつまはじきにされたのも、理解不能です。

 アンチキリストの何が悪いのか。単なる見解の違いです。

 結局、宗教は、何も解決しないのですね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幸せな鳩

2009年12月11日 | 社会・政治
 鳩山総理の決断力のなさが話題になっていますね。

 Aという意見もあるが、Bという意見もあるし、Cもある、色々議論を聞いて、最終的に判断するけど、その時期はいつだかわからない、というのが最近の鳩山総理の言い分です。
 いかに連立政権とはいえ、いかにもわけがわかりません。

 かつて、小泉劇場という激しい政治が行われました。私はこれに危惧を感じ、恐怖しましたが、あの力強い言い切りは、魅力的でもありました。政策には全く賛同できませんでしたが、政治スタイルは、好もしいものでした。
 日本は小泉改革で人情のかけらもない、ミニアメリカみたいになってしまいました。
 それを改めるのが、民主党政権の役割のはずです。
 それなのに、トップの政治に対する他人事。

 普天間基地問題など、馬鹿馬鹿しくて話になりません。前政権が辺野古移設で関係各所の合意を得るのに十年かかったというのに、みずからその合意をぶっ壊してにっちもさっちもいかなくなるなんて、相手国からみたらドタバタ以外の何物でもありますまい。

 ここは一番、誰もが言うことを聞く実力者、小沢一郎に総理の座を渡すしかないような気がします。すんごく嫌ですが・・・。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご臨終

2009年12月11日 | 思想・学問

 かつて日本では、臨終の際、辞世の歌や句、漢詩などを残してきましたね。
 浅野の殿様や太閤殿下の辞世は、あまりに有名です
 しかし、多くの大名や文人は事前にそれらの詩句を用意していたと思われます。そうでなければ、死の間際、息も絶え絶えに、あんな格好の良い文言は浮かびますまい。

 一方、西洋では、そうしたしきたりがありません。そのため、かえって最後の言葉に真実味があります。それらを紹介した書物に「人間最後の言葉」があります。もっとも、西洋人の心にはよほどキリスト教の教えが染み付いているらしく、ほとんどがアーメンやら神様やらが出てくる言葉で、興味をそそりません。

 私が面白いと思ったのは、19世紀フランスの女優・ラシェルの「日曜日に死ねて嬉しいわ。月曜日は憂鬱ですもの」と、西太后の「もうけして、女を摂政にしてシナの支配者にしてはいけません」というものです。

 いずれも、真実味がありますね。片や、無邪気な女優。一方、権力の極致で人間を見てきた独裁者。

 どうも女性のほうが正直なように思います。男は最後まで格好つけたがるというか、悟ったようなことを言いたがります。

 さて、では私は、どんなことを言うのでしょう。
 恐らく、江戸時代の禅坊主、仙義梵(せんがい ぎぼん)のように、「死にとうない」ではないかと思います。

人間最後の言葉 (ちくま文庫)

辞世のことば (中公新書)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

腐女子彼女。

2009年12月11日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 DVDで「腐女子彼女。」を観ました。
 BL萌えする年上の彼女を持ったオタク的要素0の大学生の話です。
 彼女からはセバス(セバスチャンの略)と呼ばれ、執事扱いをうけますが、めげずに恋愛関係を続け、めでたく婚約する話です。
 
 ラブコメというのは、前半テンポよくコメディーとしての面白さを持っていても、後半大真面目になってしまい、退屈を感じることがよくあります。
 「猟奇的な彼女」しかり、「電車男」しかり、古くは「恋人たちの街角」しかりです。
 この映画も、その宿命から逃れていません。
 ひらたく言えば、「男と女が出会いました。恋をしました。結ばれました」という、ありきたりな話です。

 しかし私は、話というのは、男と女が結ばれるか、破局するか、あるいはお化け話か、いずれかしかないと思います。どんな話も、大きく括れば、そうなるでしょう。
 
 それならこの映画も、古典的なストーリー展開を素直に楽しむべきでしょう。

腐女子彼女。 [DVD]
大東俊介,松本若菜,古川雄大,EMI,秦みずほ
Happinet(SB)(D)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする