ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

ブラック・ウィッチ

2018年12月31日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今日は大晦日。

 1年を振り返っても、特別の感慨はありません。

 ただ目の前の為すべきことを、為してきただけです。

 近所の蕎麦屋でそばと天ぷらを、本屋で来年の家計簿を購入した以外は、のんびり過ごしました。

 で、DVDを観ました。

 「ブラック・ウィッチ」です。

 直訳すると、黒い魔女。
 しかし内容は、たいしたものではありませんでした。

ブラック・ウィッチ [DVD]
アダム・マクドナルド,ジョナサン・ブロンフマン,ビクトリア・サンチェス-マンドリーク,ジェフ・サックマン,ジョー・シスト
アルバトロス


 

 オカルト・ファンの女子高生。
 彼女が母親とのちょっとした諍いから、感情的になって母親に呪いをかけることからおきる悲劇を描いています。

 ただ、盛り上がりに欠け、怖くも無く、残念な作品でした。

 今年もホラーやサスペンスなど、多くの映画を見ました。

 来年の8月で50歳になります。

 40代前半は精神障害に苦しめられ、後半は大量の薬を飲みながらではありますが、まずは無事に過ごしました。

 しかしその無事は、何も感じなくなるという副作用を伴ったのでした。

 感受性豊かだったかつての私は今はいません。

 平安を得ることは、感情を無くすことだったとは。

 50代は減薬に挑み、感情を取り戻したいと思っています。


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東京大神宮

2018年12月30日 | 散歩・旅行

 今日は年末恒例の詣で終い。

 20年前、愚かにも結婚の儀式をあげ、宴会を開いた飯田橋の東京大神宮にお参りしました。









 結婚後しばらくは、お正月にお参りしていたのですが、恋愛成就のパワースポットとしてかの神社があまりにも有名になり、妙齢のお姉さま方が大挙して押しかけるにおよび、正月は混雑してかなわないので、年末にお参りするようになったのが5年ほど前。

 小規模な神社ゆえ、年末でも結構込み合っています。

 正月はどうなることやら。

 今日も多くのお姉さま方が、恋みくじなどひいてきゃあきゃあ言っていました。

 その後デニーズでカキフライとおろしハンバーグの定食を食し、食後に珈琲を2杯飲み、神楽坂あたりを散策しました。

 神楽坂は石畳の細い路地などがあり、趣深い町です。

 外国人が少ないのもよろしい。

 寒風吹きすさぶなか1時間以上歩き、疲れたので、喫茶店で珈琲とプリンをいただき、コインパークに停めた車に戻り、帰宅。

 途中、近所のスーパーにより、お飾りと鏡餅を購入。

 大晦日を残して、準備は万端。

 明日はどうしましょうか。


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大掃除など

2018年12月29日 | その他

  今日から年末年始の休暇。

 朝6時には起きてしっかり朝飯を食い、早速家中の大掃除。

 疲れました。

 途中、近所の洋食屋でチキンソテーを食し、再び掃除。

 午後3時には掃除を終えました。

 清々しい気分です。

 その後、私の実家と同居人の実家に持っていく年賀を買いに、そごう千葉店に出かけました。

 江戸川区の私の実家には、千葉名産、落花生の詰め合わせ。
 同居人の実家は私たちの住まいと同じ千葉市のため、柿山のお煎餅。

 疲れたため、夕飯の準備が面倒なので、そごう千葉店でホテル・オークラの中華弁当を購入しました。

 この後、ひとっ風呂浴び、中華弁当のおかずをつまみに一杯やるつもりです。

 なんだかよく働いた一日でした。

 


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白バラの祈り - ゾフィー・ショル、最期の日々

2018年12月29日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 昨夜はDVDで「白バラの祈り」を鑑賞しました。

 第二次大戦中、非暴力でナチ政権を批判した秘密グループ、白バラで活躍した女子大生の物語です。

 

白バラの祈り -ゾフィー・ショル、最期の日々- [DVD]
ユリア・イェンチ,アレクサンダー・ヘルト,ファビアン・ヒンリヒス,ヨハンナ・ガストドロフ,アンドレ・ヘンニック
TCエンタテインメント


 白バラのメンバー、ゾフィーは21歳の女子大生。
 ナチを批判するビラを大学内にばらまいた罪で、兄とともにゲシュタポに逮捕されます。

 尋問官による尋問を、嘘をついて逃げとおそうとしますが、相手はプロ。
 ついには白状し、自らの行動を誇りに思う、と言い放ちます。

 そして裁判。

 裁判長は狂気じみたバリバリの国家社会主義者で、ヒトラーとナチの勝利を信じ、ゾフィーや共犯者を激しく罵ります。
 国選弁護人も何も言いません。

 裁判とは名ばかりの、茶番です。

 そしてゾフィーらは、たった一回の公判を経て、そのまま死刑が言い渡され、即日処刑されてしまいます。

 しかも、ギロチン。

 怖ろしい映画です。

 しかし翻ってみるに、わが国も戦時中、ドイツと同盟を結ぶ軍国主義国家でした。

 ヒトラーのような明確な独裁者はいなかったので、独裁とは異なるでしょうが、国家全体が、戦争の勝利を信じ、狂気じみた空気に覆われ、敗戦濃厚となっても、それを口にすれば非国民と罵られ、ひどい場合には逮捕されたわけです。

 今では信じられないような体制が、わが国でも、わずか70数年ほど前に行われていたのです。

 当時を知る人も減ったとはいえ、まだ多く存命しています。
 その人たちにとって、怖ろしい体制は、近しい記憶として残されていることでしょう。

 世の中、変化するときはほんの一瞬で変わってしまいます。
 それを初めて実感したのは、大学生のときのベルリンの壁の崩壊と、それに続くソビエト連邦の瓦解でしょうか。

 体制の変化は、まさに一瞬にして顕現します。

 この映画の主人公、ゾフィーも、大人しく、ひっそりと大学生活を送れば、平穏な人生を全うできたかもしれません。

 しかしどんな過酷な時代にも、必ず一定数、それに抗う勇気ある者が存在することを、この映画は示しています。

 ややドキュメンタリー調なのが中途半端ですが、信念を貫く人間の姿を描いて見事でした。 


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仕事納め

2018年12月28日 | 仕事

  平成30年(2018年)の勤務も今日が最後。
 明日から1月3日まで、6日間の年末年始の休暇に入ります。

 仕事納めと言っても、特別なことがあるわけではありません。
 トップからお話があるわけでも、酒を呑むわけでも。

 10数年ほど前までは、仕事納めの日は昼から職場で酒を呑んでいました。
 大会議室に職員が集まり、互いに1年の労をねぎらうのです。

 しかし、それもなくなりました。
 逆に、この日に年休を取得する人が増え、職場は閑散としています。

 まぁ、良いことなんでしょうね。

 勤労意欲を失い、ただ給料欲しさに最低限のことしかしない私は、サラリーマンとしては終わっている気分なので、仕事納めと言っても特別の感慨はありません。

 ただ、後何年働かなければならないのかと思うと、暗澹たる気分になります。
 多分定年は65歳にはなるでしょうねぇ。
 へたをすると70歳とかになっているかもしれません。

 そうしたら豊かな老後など望むべくもありません。
 退職したらよれよれになっているでしょう。
 

 年齢のせいか精神障害のせいか、あるいはその両方か知りませんが、最近すっかり疲れやすくなりました。
 この調子であと15年以上も働くなんて、気が遠くなります。

 同時に、よくも27年ちかくも働いてきたものだと、不思議な気持ちになります。

 とにかく、効率良く為すべきを為して、一切の残業を拒否し、なるべく負荷がかからないようにして仕事を続けたいと思います。


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わたしを離さないで

2018年12月25日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今日は休暇を取りました。
 で、DVDを観ました。

 切なくも美しいSF、「わたしを離さないで」です。

 

わたしを離さないで [DVD]
キャリー・マリガン,アンドリュー・ガーフィールド,キーラ・ナイトレイ,シャーロット・ランプリング
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 

わたしを離さないで [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン



 ノーベル賞作家で日系英国人のカズオ・イシグロの原作を、ずいぶん前に読みました。

 非常な感銘を受け、読んでから数日、その世界から抜け出せなかったことを思い出します。


わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
土屋政雄
早川書房

 原作が長編ですので、2時間弱で映像化するのはやや無理がありましたが、英国の田舎の美しい風景などは、映像ならではです。

 ヘールシャムという特別な寄宿学校で暮らすキャシーとルースとトミー。
 この、2人の少女と1人の少年の成長と絶望的な運命を静かに描いて、見事です。

 彼らはコピー人間で、臓器提供のためだけに生み出された存在なのです。

 臓器提供とは、そもそも人間とは、といった重い問いを私たちに投げかけてきます。

 しかし、答えなど無いのです。

 原作には及びませんが、映像ならではの美しさを感じさせられる名品でした。


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お見舞い

2018年12月23日 | その他

 今日は入院中の知人の見舞いに行きました。

 心臓の手術を受けたとのことですが、手術から2週間が経過しており、元気そのものに見えました。

 近々退院の予定とのこと、まずは良かった。

 私も健康管理には気をつけたいと痛感させられました。


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病院のはしご

2018年12月22日 | その他

  師走の連休、初日はあいにくの雨。

 朝一番で内科に行きました。

 家族性の高コレステロール症のため、運動しようが痩せようが無駄だ、と医者に言われ、もう20年くらいコレステロールを下げる薬を飲んでいます。

 おかげで数値は正常値。
 運動したり食事に気を使ったりするより、薬を一日一錠飲むほうがよほど楽です。

 帰宅して、年賀状をやっつけました。
 今はパソコンがあるから大した手間ではありません。

 この後、夕方は月に一度の精神科の診察。

 もう話すことも相談することも無いのですが、抗躁剤と抗不安薬は飲み続けなければ、いつ躁状態に陥るか分かりませんので、予防的に飲んでいます。

 仕事っぽい休日になってしまいました。

 雑誌の後ろのほうは広告ばかりですが、それと同様、人生も後半になるとつまらないことが増えるのでしょうけねぇ。


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師走何ぢゃ

2018年12月21日 | 文学

    師走も押し詰まってきました。
 明日からの3連休を終えれば、もう今年も最後の週。

 しかも私は年休消化のため、25日(火)に休暇を入れました。
 4連休です。

 これで今年も年休は完全消化。
 計画的に休暇を取ってきたおかげです。

 なんとなく気は急きますが、師走だ、師走だと騒いでも、良いことなどありはしません。

 師走何ぢゃ 我酒飲まむ 君琴弾け

 幸田露伴、号して蝸牛庵先生の俳句です。

蝸牛庵句集 (1949年)
幸田 露伴
中央公論社

 

露伴の俳話 (講談社学術文庫)
高木 卓
講談社

 上手い句とは言い難いですが、師走がどうしたと開き直り、酒を飲もうという心意気が、天邪鬼と言おうか、偏屈と言おうか、いずれにせよ風狂の趣が漂います。

 私はしがないサラリーマンゆえ、文人趣味とも風狂とも縁遠い生活をしていますが、忙しい師走に、あえて酒を飲みつつ琴を聞くような心境に、憧憬を覚えます。

 もっとも私も、師走だろうが正月だろうが関係なく酒を呑む呑ん兵衛ですから、琴の音が無いだけで、同じようなことをしているとも言えます。

 正月は呑むものと決まっていますが、師走に酒というのはあんまり相性が良くないのかもしれません。

 最近は肝臓の数値を気にして、1日おきくらいに呑んでいますが、つい1年ほど前までは、1年のうち、呑まない日などありませんでした。

 そのせいで肝臓の数値が悪化し、内科医からアルコールの摂取量を半分に減らせと言われてしまいました。
 一回の飲む量を半分にしても、飲む回数を半分にしても、どちらでもよい、とか。

 で、呑み始めると酒飲みの性で、一定量いってしまうので、飲む回数を半分に減らすことにしました。
 すると、医者の言うことは聞くもので、3か月で肝臓の数値は正常値になりました。

 肝臓の数値なんか気にしているようじゃ、露伴先生のような風狂の境地に達するのは遠い未来、あるいは永遠に来ないのかもしれませんねぇ。
 


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ユートピア

2018年12月18日 | 文学

 昨夜は湊かなえの山本周五郎賞受賞作、「ユートピア」を一気に読みました。

 文庫本で350頁。

ユートピア (集英社文庫)
湊 かなえ
集英社

 太平洋を望む美しい田舎町に引っ越した陶芸家や写真家ら芸術家たちと、地元の人々との物語。
 ミステリーの要素もありますが、それはおまけ程度。

 女同士のいやぁな感じの話に終始します。

 一気に読ませる力はたいしたものですが、この作者の作品としてはやや物足りない感じがしました。

 いやぁな感じの小説を書かせたら右に出る者がいない作者ですから、もっともっと嫌味な作品を期待しています。


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ミスミソウ 残酷で美しい

2018年12月16日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今日も朝っぱらからDVDを鑑賞しました。

 女子中学生による凄惨な復讐劇を描いた作品、「ミスミソウ」です。  

 

ミスミソウ [DVD]
山田杏奈,清水尋也,大谷凜香
バップ

 

ミスミソウ [Blu-ray]
山田杏奈,清水尋也,大谷凜香
バップ


 父親の転勤により、東京から雪国の小さな町に引っ越し、転校した美少女、野崎。

 彼女をよそ者と見なした地元のクラスメイトから、壮絶なイジメにあいます。

 同じ転校生の美少年、アイバとの付き合いを心の支えに、イジメに耐えますが、いじめっ子たちは、なんと野崎の留守中、野崎の自宅に放火。
 野崎の両親は焼死し、妹はかろうじて生き残りますが、全身に包帯をして、集中治療室から出られなくなってしまいます。

 心が崩壊してしまう美少女。
 復讐を決意し、実行に移していきます。


 グロイはずの野崎による復讐のシーンが、不謹慎ながら美しく感じます。

 死を連想させる真っ白な雪景色に、激しく飛び散る真っ赤な鮮血。

 白と赤のコントラストが、寒々しい雪景色の中、美しいのです。

 ただし、物語としては破綻していると思います。

 イジメで放火殺人はやりすぎというかあり得ないし、復讐で次々といじめっ子グループを殺害していくというのも、なんだか説得力がありません。


 物語の後半、良い奴だと思っていたアイバが、じつは家族や身近なあ人間に平気で暴力をふるう最低男だと分かったり、クラスの女王として君臨し、取り巻きにイジメをさせていたタエコが、元々は野崎と仲良しで、野崎がアイバと付き合い始めたため、自分だけを見てほしかったためのイジメであることが判明したりと、アクセントは面白いものですが、全体としての物語には大分無理があります。

 この映画に入り込めるがどうかは、グロイはずの残酷シーンを美しいと感じられるかどうかだと思います。


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カメラを止めるな !

2018年12月15日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今日は見事は晴れに恵まれましたが、なんだか喉が痛くてだるいので、家でのんびり過ごしました。

 で、DVDを観ました。

 低予算カルト映画ながらヒットを飛ばした、「カメラを止めるな!」です。 

 

カメラを止めるな! [Blu-ray]
濱津隆之,真魚,しゅはまはるみ
バップ

 

カメラを止めるな! [DVD]
濱津隆之,真魚,しゅはまはるみ
バップ

 ホラー・コメディというジャンルになるのでしょうか。

 ゾンビ物のテレビドラマを撮影中、本当にゾンビ化する者が現れてしまい、現場は大パニックに陥りますが、狂気染みた監督が、これこそ本物とばかり、撮影を続行する、というお話。
 
 ところが、90分ほどの映画のはずが、30分ほどでエンドロールが流れます。

 あれっと思っていると、物語は一ヶ月前、番組の企画を、安くて早くて質はそこそこ、が売りの、気の弱い演出家が受けるところに戻ります。

 30分のゾンビ物、しかも生放送、さらにはワン・テイクで撮るという無茶な企画を成し遂げるべく、様々なハプニングを乗り越えながらも奮闘するスタッフや役者たちの、馬鹿馬鹿しくも微笑ましい姿を描いて飽きさせません。

 番組を制作する裏側を面白おかしく描いた怪作です。

 もともとゾンビ物というのは、コメディの要素が強く、実際、「ゾンビランド」「ゾンビーノ」など、多くのコメディが作られています。

ゾンビランド [DVD]
レット・リース,レット・リース,ポール・ワーニック,ポール・ワーニック
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

 

ゾンビーノ デラックス版 [DVD]
クサン・レイ,ビリー・コノリー,ヘンリー・ツェーニー,ディラン・ベイカー,キャリー=アン・モス
ジェネオン エンタテインメント

 この作品はそれらゾンビ・コメディと比較しても、斬新で、良い意味でB級感漂うもので、私は一人、リビングでスタンディング・オベーションをした次第です。


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煎り酒

2018年12月09日 | 散歩・旅行

 今日は煎り酒を買いに、そごう千葉店に出かけました。



 煎り酒は江戸時代に盛んに使われた江戸の調味料で、鰹節と梅干を酒で煮詰めたもので、白身魚の刺身に使ったり、豆腐にかけたりすると、醤油よりよく合います。

 滅多に売っていないのですが、さすがにデパートには置いてあることが多いようです。

 江戸時代の川柳に、

 煎り酒を 鍋に飲まれて しかられる

 と、いうものがあります。

 江戸時代には家で自ら煎り酒を作っていたのでしょうね。

 で、煮詰めすぎて蒸発してしまったのでしょう。

 どこか微笑ましい川柳です。

 煎り酒のほかに、来年のカレンダーを購入しました。

 我が家は毎年、柴犬の卓上カレンダーを購入しています。
 
 もちろん、今年も。




 私も同居人も柴犬などの和犬を好みます。

 しかし、マンション住まいとて、飼うことはかなわないので、せめてはカレンダーを眺めて無聊をかこっています。

 明日からまた仕事。

 今宵はもらい物のローストビーフをつまみに焼酎など頂いて、わずかばかり、明日への憂鬱を忘れたいと思います。

 


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夜は満ちる

2018年12月08日 | 文学

   今日は久しぶりに寒い日となりました。
 出かける気が起きず、久しぶりに読書など楽しみました。

 小池真理子御大の短編集、「夜は満ちる」を読みました。

夜は満ちる (集英社文庫)
小池 真理子
集英社

 怪談というのか、ホラー小説というのか、そういうのに分類されるようですが、私は違った趣を感じました。

 奇妙な味の、詩情あふれる幻想譚、という印象。

 7つの短編からなる小説集ですが、震え上がるように怖いというのではなく、どこか切ないと言いましょうか。

 至福の時を過ごさせてもらいました。


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会議

2018年12月05日 | 仕事

 今日は午後から都内某ホテルで会議。
 直行直帰なので、朝はゆっくりです。

 私が担当している会議のなかでも、特に重要なもので、学界の御大が顔をそろえています。

 それだけに緊張感もありますが、会議やイベント事で良いのは、とにかく終わってしまうことです。

 後を引かないというか。

 もちろん、議事録を作ったり、会議で決まったことをを実行していかなければなりませんが、その場は終わってしまいます。

 案ずるより生むが易しと申します。

 今日も淡々と終わらせたいと思っています。


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