ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

トカイナカ

2020年08月31日 | 仕事

    月曜日になってしまいました。
 ブルーマンデーという言葉があるくらい、サラリーマンは月曜日が嫌いです。
 もちろん、私も。

 今週は水曜日に休暇を取りました。
 休暇と言っても、運転免許の更新に行くためのものなので、あまり嬉しくはありません。

 免許センター、いつ行っても混んでいるのですよねぇ。
 平日に行っても混んでいるのに、週末にはとんでもないことになっているでしょうね。

 最近、運転が怖くなりました。

 若いころは運転が好きで、ずいぶんスピードも出していましたが、今、状況がよく分かる
ようになって、スピードを出すのも怖いし、あらぬ所から出てくる自転車なども、ひき殺し
てしまいそうで怖いし、そもそもあんな鉄の塊みたいな物が猛スピードで走る能力を持っ
ていることが怖いのです。

 私は18歳で免許を取りましたから、もう33年くらい経つベテランドライバーです。
 ベテランになればなるほど運転が怖くなるというのは不思議な現象ですね。

 それでも、車は便利な乗り物です。
 駅に近いマンションに住んでいますが、通勤は車です。

 最近、トカイナカという言葉を知りました。
 都会のような、田舎のような、半端な地域のことで、おそらくは千葉や埼玉、東京の西郊
などを指すのでしょう。

 しかし私は、トカイナカというのは住みやすい街だと思います。
 人口密度はそこそこ高いものの、都内ほどではなく、行列してつまらぬ菓子を買うことも
ありません。

 私はそんなトカイナカの暮らしが気に入っています。

 で、車。

 トカイナカの場合、車は必需品ではありません。
 あったら便利、というくらいのものです。
 あったら便利ということは、なかったら不便ということで、私は怖くなった運転を毎日続
けています。

 最近、ペーパードライバーだった同居人がにわかに運転を始め、私は楽になりました。
 ただ、高速に乗るのが怖いと言っています。
 おそらく、首都高のイメージが強いのでしょうね。

 しかし、私の実家から帰りだけ運転してくれれば有難いと思います。
 そうすれば、酒が飲めますから。


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ふしだらな娘

2020年08月30日 | 思想・学問

 14歳の少女が男と駆け落ちし、家に連れ戻されたのは良いとして、就寝中、父親に斬首されるという事件がイランで起きたそうです。

 イスラム社会で時折見られる名誉殺人というやつです。

 少女は警察に保護された時、家に帰れば命の危険があるので、どこか別の場所で保護してほしいと懇願したそうですが、結局少女の危惧は当たってしまいました。

 江戸時代、不義密通は死刑だったと聞きますが、それは大人のこと。

 14歳で恋に落ちれば、何も見えなくなって愚かな行動にでるというのは、大人になれば大抵の人は知っています。

 父親は我が子をふしだらな娘と決めつけ、殺害に及んだということです。
 父親は禁固9年の刑を言い渡されました。

 軽い。

 殺人を犯して、禁固9年とは何事ですか。
 ましてイランは重罰を科すお国柄。

 母親は、夫を死刑に処すことを求めているとか。
 9年後に出てきたら、他の家族も危ないと危惧しているそうです。

 名誉と暴力については、米国南部の人々を対象とした研究で考察されています。

 それはさておき。
 
 我が国では、恥辱を受けた時、何か月も蟄居したり、腹を切ったり、己の身を傷つけることでそれを晴らそうとしました。

 しかしイスラム社会では、恥辱の原因となった相手に危害を加えることで、名誉を回復しようと図るようです。

 そしてまた、イランの司法当局も名誉殺人をある程度認めていると思えてなりません。
 司法といえども己が文化の影響からは逃れられないようで、だからこそ、懲役9年という軽い刑を言い渡したのでしょう。

 名誉とは何でしょうね。

 おそらくは、共同体の中の価値観を守り、それを継続することによって得られるものだと思います。
 したがって、共同体によって価値観は異なるので、名誉の概念は共同体ごとに異なるものにならざるを得ません。

 イスラム社会は性に対して厳しい価値観を持っているようで、例えば同性愛は未だに死刑だそうです。

 また、イスラム教に絶対の価値を見出しているため、尊敬する人物を問われたご婦人が、当時イランで放送されて大人気だった、おしんと答えたところ、逮捕されて死刑を言い渡されたそうです。

 理由は、イスラム教徒ではない人物を尊敬したから。
 ただし、すぐに恩赦となり、釈放されたそうですが。

 そのような価値観を持つ人々が数多く存在すると知って、世界の価値観はあまりにも多様であることを思い、慄然とします。

 我が国の倫理観は逆におおらかです。
 
 源氏物語の昔から、性的逸脱は認められていたようですし、戦国武将にいたっては、バイセクシャルが良いとされ、ストレートは無粋なやつとみなされたと聞いたことがあります。

 江戸時代には、少年を買う陰間茶屋なるものが堂々と営業していたとか。

 明治にいたって、西洋的倫理観が入ってきて、性的逸脱は許されない(表向きは)とされたようです。 

 今、自由民主主義を標榜する国家では、同性愛者に対する差別は根強く残っているとはいうものの、同性愛者やトランスジェンダーなど、性的少数者を差別してはいけないことになりました。

 しかしそれは、我が国においては元の価値観にもどっただけのこと。

 私は女性にしか興味がない異性愛者ですが、両刀使いだったら人生が二倍楽しくなったんじゃないかと思います。

 世界の性に対する価値感が大きく変わろうとしている今、イスラム社会ではあまりにも厳しい倫理観を保っているのですね。

 イスラム教徒の考えを否定する気はありませんが、少々羽目を外した我が娘を殺さなければならない、という考えがあるのだとすれば、私は日本に生まれて本当に良かったと思います。 


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安倍総理辞職

2020年08月29日 | 社会・政治

 安倍総理が辞職を表明しましたね。
 しかも第一次安倍内閣の時と同じ、潰瘍性大腸炎の悪化という理由で。
 さぞかし悔しいことでしょう。

 拉致問題の解決や憲法改正など、やりたいことはたくさんあったでしょうに。
 過去、タブー視されていた憲法改正は、今や他の法案と同じように議論されるようになりました。
 ただ、他の法案に比べ、日本国憲法は両院の三分の二の発議、さらに国民投票が必要という、事実上改正が不可能な仕組みになっていました。

 多くの自民党の政治家が憲法改正を目指しながら、成功できなかった厄介な問題でありました。

 もしかしたら安倍政権は憲法改正を成し遂げるかもしれない、と、期待をもっていました。

 私が敬愛する中曽根大先生は、100歳を超えてなお憲法改正を主張し続けながら、お隠れになってしまいました。

 しかし、私がもっとも期待する憲法第1条=天皇条項の改正については、手を付けなかったでしょうね。

 私は天皇制は廃止すべきだと思っています。
 高貴な血があり、それが国民統合の象徴になるというのであれば、裏を返せば下賤な血の存在を認めなければなりません。
 それは差別に相違なく、国家が大々的に差別を助長するような制度を後生大事に守っていたのでは、差別は永遠に無くならないでしょう。

 正直、憲法9条などどうでもいいと思っています。
 9条が存在しながら、我が国は世界有数の軍事力を持つようになりました。
 核兵器は持っていないことになっていますが、すでに完成直前の核兵器を大量に保有していて、最後の工程を残すばかりかもせれません。
 そのくらいのほうが国民としては安心です。

 よしなし事はさておき。

 安倍総理はまだ65歳。
 数年かけて持病を克服し、第三次安倍内閣を組閣するくらいの気概をもって、一国会議員として活動されることを祈ります。


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誕生日

2020年08月22日 | その他

 今日、51歳の誕生日を迎えました。
 51歳、昔だったらそろそろ寿命が近づいている年齢でしょうか。
 人間(じんかん)五十年とか申しますし。

 しかしながら、平均寿命はぐっと延びて、男は、たしか81歳だったように思います。
 現在の平均が81歳ですから、栄養事情の向上や医学の進歩によって、もっと伸びる可能性が大きいと思います。
 そうすると、何か大病を患うとか、事故にあうとかしなければ、あと30年以上生きることになります。
 もしかしたら、100歳超えまで生きて、今はやっと半分かもしれません。

 50代をまだ若いとみるか、だいぶくたびれてしまったとみるかは、個人差が大きいので何とも言えないところです。

 見た目の印象も個人差が大きいでしょうね。
 髪が寂しくなってしまうとか白くなるとかいうのは、一見して分かりやすい特徴です。

 私はなぜか黒々ふさふさ、遠目には若く見えるかもしれませんが、近くで見ると染みが目立つようになりました。

 見た目の変化以上に、肉体にも精神にも衰えを感じます。
 緑内障のため、左目はかすんでいますし、突発性難聴を患った後遺症で、右耳がよく聞こえません。

 散歩に行くのも億劫だし、帰宅後に風呂に入るのも面倒くさくて、最近はもっぱら朝、シャワーを浴びています。

 何より困るのは、勤労意欲がわかないこと。
 加えて新しいことを覚えるのが困難になり、日進月歩のIT社会についていくのは容易なことではありません。
 特にコロナ騒ぎでにわかにTV会議等を利用した在宅勤務を経験することになり、いかに私の情報に関する知識が乏しいか、実感させられました。

 コロナ騒ぎが収まっても、その前のように、対面の会議が当然、という前提はくずれ、むしろZoomなどを利用したリモートによる会議や打ち合わせがスタンダードになるような気がします。
 そうすれば、どこにいても会議や打ち合わせに参加できますから。

 そのような状況下において、定年は65歳まで伸びるでしょうから、まだまだ働かなくてはなりません。
 現在の疲れやすさや勤務状態を考えると、それはかなりしんどいでしょうね。

 そうは言っても今日は誕生日。
 お祝い気分で過ごせたら良いのですが。

 


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悪人伝

2020年08月11日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 昨日は朝い一番で映画を観てきました。
 観たのは、韓国映画「悪人伝」です。
 
 

 この映画には、三人の悪人が登場します。
 ヤクザの大親分、暴力的な刑事、そして連続殺人鬼です。

 連続殺人鬼、止せばいいのにヤクザの大親分を刺し殺そうとします。
 しかし大親分は大男なうえに、つねに体をきたえています。
 何か所か刺されはしましたが、一命を取り留めます。

 暴力刑事は被害者中、唯一の生き残りであるヤクザの大親分に近づきます。
 しかし大親分は、警察よりも早く犯人を捕まえて八つ裂きにしてやる、と息巻くのです。

 ところが警察の捜査も、ヤクザのそれも、難航します。
 そこで暴力刑事とヤクザは手を組んで犯人捜しを行うのです。

 ヤクザは自らの手で犯人を殺害しようと考え、暴力刑事は法によって死刑判決を下すことで犯人を殺害することを願います。

 結末やいかに、というところです。

 一時期、韓流ドラマが流行りました。
 多くは恋愛映画で、私は全く興味がありませんでしたが、ホラーやサスペンスには見るべきものがあります。

 例えば、往年の名作「箪笥」
 

 これには驚かされました。

 韓国はエンターテイメントがお得意なようです。


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減薬

2020年08月09日 | 精神障害

 昨日は月に一度の精神科の診察い行ってきました。
 最近調子が良いということで、4錠飲んでいた抗うつ薬が3錠に減りました。
 喜ばしいことです。

 


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運転

2020年08月02日 | その他

 やっと、梅雨もあけたようですね。
 今年の梅雨は嫌になるほど長いものでした。

 昨日は義父の新盆のため、寺にお経をあげてもらいに行きました。
 普通なら坊さんが檀家をまわるのでしょうが、義母が散らかった家に坊さんをとおすのを嫌がったためです。

 最近、車の運転はもっぱら同居人が行っています。
 練習の意味もあるのでしょうが、運転が面白くなってきたようです。

 義母の家、職場、寺、精神病院などに行けるようになりました。
 普通に走れるようになったと言えます。
 駐車の技術は私より上かもしれません。
 最終目的は、高速道路に乗って、江戸川区の私の実家に行けるようになることです。
 そうすれば、車で行っても酒を呑むことが出来ますから。
 今年も去年も正月の挨拶の際、偽ビールしか飲むことができませんでした。
 電車で行けばよいのでしょうが、それはいかにも億劫というものです。

 しかし、同居人は今まで一度も高速道路を走ったことがありません。
 なんでもスピードを出すのが怖いそうです。
 また、進路変更も。

 高速教習の必要がありますね。
 私が隣に座っていれば、どうにかなるのではないかと思います。

 長いこと、同居人は車の運転を嫌がってきました。
 それがいよいよ義母も老い、病院に連れて行ったり、実家に帰る際など、自力で運転できなければまずい、と実感したようです。

 良い兆候です。
 


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