昼食後、うとうとしていると、夢を見ました。
中学時代の同級生があらわれて、私をなぐさめてくれました。
なぐさめるといっても、何をするでもなく、何を言うわけでもありません。ただ、一緒に悲しんでくれるのです。これが慈悲というものでしょうか。
その同級生とは特に親しかったわけではないのですが、共感力というか、そういうものがあって、人気がありました。
私は逆に、幼い頃から、自分にも他人にも厳しい面があって、その同級生に惹かれたのだと思います。
今は地元の商店街の女将さんです。
ずいぶん太って貫禄がついた、とか。
私は同窓会に出席したことがありませんが、今度、もし案内がきたら、顔を出してみようかと思いました。
落雷で、マンションが停電しました。
私の部屋は2階ですので、たいしたことはありませんが、高層階の住人は、エレベーターが使えず、難儀しているようです。
立体式の駐車場も、病院から帰ったら動かなくなっていました。
今は一時間200円のコインパークに車を停めています。
今、業者が来て復旧にあたっています。
なんとか寝る前に車を駐車場に戻したいものです。
関東地方は雷が轟き、豪雨が襲いました。
私はマンションの窓から、稲光をうっとりと見つめていました。
その輝き、その恐怖は、恐ろしいだけでなく、美しくもあります。
豪雨の中、精神科に行きました。
安定が続いているので、予定どおり、10月1日復帰を目指します。
完治ということはないでしょうが、ほぼ冷静な状態に戻ったと思っています。
一ヶ月後からは、過去のプライドは忘れて、新人に戻ったつもりで仕事に向かおうと思っています。
今日は雨が降ったりやんだりの、変な天気でした。
散歩もできず、家でのんびりしていました。
洗濯した以外は、何もしませんでした。
うつ状態というわけではなかったので、休まりました。
うつ状態で何もしないのは、何もしなくてもしんどいですから。
水木しげるがNHKの番組に出て、「怠けてたくさん給料をもらう」のが人間らしい生活だ、と言っていました。
ほんとにそうですね。
私は怠け者ですが、お金はわずかな傷病手当金しかもらっていません。
わずかでも、もらえるだけましですが。
映画「デトロイト・メタル・シティ」を観ました。
松山ケンイチの怪演が光る喜劇でした。
おかしさのなかに、夢とは違う方向に向かってしまう若者の戸惑いが描かれていました。一見の価値ありです。
それにしても、松山ケンイチは今回の作品といい、「デスノート」のL役といい、怪しい役をよく引き受けます。
いい役者になりそうです。
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デトロイト・メタル・シティ スタンダード・エディション [DVD] |
松山ケンイチ,加藤ローサ,秋山竜次,細田よしひこ,松雪泰子 | |
東宝 |
微熱がでて、どうにもだるく、一日寝ていました。
今、やっと少し元気になってきました。
せっかく涼しくなってきたのに、もったいないかぎりです。
微熱のなか寝ていると、リアルな夢を見ます。
復職後にいじめにあう夢を見ました。
汗をびっしょりかいて、目が覚めました。
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羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫) |
村上 春樹 | |
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羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫) |
村上 春樹 | |
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1973年のピンボール (講談社文庫) |
村上 春樹 | |
講談社 |
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風の歌を聴け (講談社文庫) |
村上 春樹 | |
講談社 |
雨に閉じ込められて、古い小説を読みました。
村上春樹の通称「鼠三部作」。
「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」です。
私はこれらを、高校生の頃から、繰り返し繰り返し、読みました。
文体は軽快。内容は切なくて不思議。
その後「ダンス・ダンス・ダンス」という続編が発表されましたが、私はこれを良しとしません。
「ノルウェイの森」がベストセラーになりましたが、通俗の感は否めません。
私は「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」をもって、村上春樹の世界は完結をみたと思っています。
ノーベル文学賞の声も上がっています。是非、受賞してほしいと思っています。
昨夜、東京の実家で一日遅れのお誕生会を開いてくれました。
夕方から深夜まで、家族とともに飲み、食いました。
39にもなって親に誕生日を祝ってもらうとは恥ずかしいかぎりですが、これも両親が私の病気を心配してのこと。
素直に、有難く受け取りました。
遅くまで飲んだわりには今朝は爽やかに目覚めました。
6年前に購入したデジタルカメラが壊れたので、新品を購入しました。
300万画素から、一気に1010万画素です。パソコン周辺機器の進歩は早いですね。ついでにいうと、寿命も短いですね。
フィルムのカメラなら、何十年も使えるのに、もったいない話です。
早速自分を写してみましたが、しみやら皺やらがはっきり写って、なんだか気味悪いです。
バーなどが薄暗くしてあるのは、女性の顔がぼんやりして、より美しく見えるようにするためだ、と言っている友人がいました。
見えないほうが良いこともたくさんありますね。
小説でも、あえて詳述を避けることで、作品に奥行きを持たせる、という手法がよく使われます。特に日本語は、曖昧な書き方で美を表現するのに適していると思います。思想や哲学を語るには、物足りないらしいですが。
電話ありがとう。
とっても嬉しかったです。
純ちゃんも体調良くないのに、ありがとう。
私は、今日の診察で、10月1日の復帰を目指すことになりました。
主治医から初めて、復帰の日付を示されました。
それも嬉しい。
純ちゃんが私の誕生日を覚えていてくれたことも嬉しい。
世の中を恨むようなブログを書き続けてきた私ですが、やっと希望の光が見えました。
純ちゃん、ありがとう。
今日は私の39回目の誕生日です。
私は、予定日より二ヶ月早く生まれた未熟児でした。
今、39にして、躁鬱病のほか、高脂血症(体重は標準の範囲内です)・緑内障・右耳の難聴に苦しんでいます。
これらあまりに早い老化の兆候と、未熟児であったことに、なんらかの因果関係があるのかどうか、わかりません。
未熟児が成人後どのように影響を受けるか、といった時間のかかる研究が行われているという話は、寡聞にして知りません。
結局私は、生まれるのも、老いるのも、あまりに急ぎすぎの、せっかちだということでしょうか。
小林恭二の新作評論「新釈 四谷怪談」を読みました。
「四谷怪談」が「忠臣蔵」の裏の物語であることは、多くの学者によって指摘されていますが、この著書ではそれには多く触れていません。
「四谷怪談」を、貴から賎へ、聖から俗へ、の逆転の物語と捉えたうえで、さらに、女性解放の先駆けとなった物語と捉えています。
おもしろい見方です。
この歌舞伎が初演されてから約40年後に明治維新が起こっています。その後、女性解放は高らかに宣言されることになりますから、それに先駆けて、お岩様という祟り神が武家の男や、その係累を祟るというのは、江戸末期にあっては精一杯の女性解放運動だったかもしれません。
それにしても、小林恭二は最近、歌舞伎の評論ばかりで、小説を書いてくれません。20年来のファンである私は、小説を待ち望んでいます。
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新釈四谷怪談 (集英社新書) |
小林 恭二 | |
集英社 |
吉田修一の芥川賞受賞作に、「パークライフ」という小説があります。
日比谷公園での男女の出会いを描いた小説で、そこはかとなく切なくて、良い小説だと思いました。
今日は朝8時から2時間ちかく、散歩しました。
途中、公園のベンチでうとうとしました。そこで聞こえてくるのは、女性の声ではなく、定年後と思しき老人たちの大きな声でした。口々に昔の自慢話をしています。老人にとって、過去の記憶は光り輝く宝物なのでしょう。
私は期間限定の世捨て人ですが、老人のように元気だった頃の自分を懐かしむのはやめて、もう一度、世の中で生きてみたいと思うようになりました。
私を侮辱した上司への激しい憎しみも、なくなりはしないものの、薄らいできました。主治医は、あまりに激しい憎しみも、精神病の症状の一つと考えられる、と言います。
それなら私の精神病は、快方に向かっていると考えてよいのではないかと思います。
沖縄在住の友人から、マンゴーが送られてきました。
この友人は、毎年、夏になるとマンゴーを送ってくれます。
それまで、私はマンゴーは臭くて美味しくない、というイメージをもっていましたが、沖縄のマンゴーは甘くて、とても旨いのです。
お返しは、毎年、千葉名産、落花生です。