ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

戦艦大和ノ最期

2014年08月31日 | 文学

 吉田満の「戦艦大和ノ最期」を読みました。

 この作品の存在は中学生の頃から知っていましたが、戦争賛美だの、軍国主義的だのという的外れの評判を耳にし、これまで敬遠してきました。

 しかし、先日某文芸評論家が、これを近現代の日本文学最高の作品と紹介していたのを読み、テにしたというわけです。

 全編漢字とカタカナの流麗な文語体で、自身が体験した大和の悲劇と、死ということ、国家ということ、戦争ということについて、学徒出陣で大和に乗り込んだ若い将校の苦悩が綴られます。

 私が驚いたのは、大和の若い将校たちがかなり自由闊達に議論していることです。

 例えば、世界の3大無用の長物として、万里の長城・ピラミッド・大和、と自嘲したり、海軍を救う唯一の方法は少佐以上全員銃殺、と言ってみたり。

 彼らがそれで罰せられることはありません。
 ただ黙殺されるか、同じ階級の将校同士で喧嘩になるか、です。

 そしておそらく助からないであろう沖縄救援のため、片道分の燃料を積み、航空機による護衛もなく、駆逐艦9隻とともに特攻に出るという作戦ともいえない無謀な作戦に駆り出されるとき、それぞれが死ぬ意味を考え抜きます。

 沖縄にたどり着く前に米空軍に撃沈されるだろうことは覚悟のうえで、しかしその間米空軍を大和にひきつけて、米海軍の守りが手薄になった間に神風特攻により米空母をたたく、という囮作戦です。

 運よく沖縄にたどり着いたなら、大和の艦砲射撃によって陸軍を助けるとともに、大和乗組員は陸戦隊として陸軍とともに戦おうというわけで、これでは生きて帰れると思うほうがおかしいでしょう。

 しかし作者は幸運にも生き残り、海を漂流した後日本海軍の駆逐艦に救助され、この著作を物します。

 彼ら若い将校たちの死に対する多数意見は、次のような言葉に収斂されるようです。

 敗レテ目覚メル、ソレ以外ニドウシテ日本ガ救ワレルカ 今目覚メズシテイツ救ワレルカ 俺タチハソノ先導ニナルノダ

 ただし、これは学徒出陣によって将校となった者たちの考えで、海軍兵学校卒という海軍エリートの将校たちは、国家のため、陛下のために戦い、死ぬ、それだけだ、と割り切っています。

 職業軍人とそうでない者の差が出ていて興味深く感じました。

 戦記文学であることは間違いありませんが、当時の学生たちが、突如将校として戦場に駆りだされ、迷い戸惑う姿はじつに迫力があり、私を圧倒しました。

 ただし、作り物の幻想文学を好む私には少々ヘヴィ過ぎたようで、読み終わってかなり疲れましたねぇ。

戦艦大和ノ最期 (講談社文芸文庫)
鶴見 俊輔
講談社

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パズル

2014年08月30日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 DVDで学園ホラーの意匠をまといながら、じつはサイコ・キラーが誕生するまでを描いた和製ホラー「パズル」を鑑賞しました。



 パズルを完成させないと殺害する、というシチュエーション・スリラーめいた面もありますが、この映画の見所は、天才的サイコ・キラーの男子高校生に導かれ、自らもサイコ・キラーへと目覚めていく女子高生の恐怖と快楽がないまぜになった成長過程にあるでしょう。

 さらに言えば、導師と弟子でもある2人が、互いに暗い欲求を持っているという秘密の元、惹かれあっていくという少年少女の恋愛譚でもあります。

 残酷で不快な映画と言ってしまえばそれまでですが、85分という短い尺も手伝ってか、疾走するスピード感のなかに様々な要素を加え、しかも映画そのものがパズルのように繋がっていくという凝った作りになっています。

 中高生向けのファンタジーめいたホラーとは違う、独特の世界を作り上げており、観る価値はあるでしょう。

 特に女子高生が殺人の快楽に目覚めた瞬間、鮮血を浴びながら恍惚の表情を浮かべる様は、夏帆という若い女優の役者魂を感じさせる美的な映像世界でしたねぇ。

パズル DVD
夏帆,野村周平,高橋和也,八木さおり,佐々木心音
ポニーキャニオン

 

パズル (角川文庫)
山田 悠介
角川書店

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2014年08月29日 | 仕事

  事務室は敵だらけ。
 とくに我より上位の役職者は全て敵。
 我を目の敵にして監視怠りない。

 就職23年目にして、このような仕打ちは初めて。

 一体いかなることか、不思議で仕方が無い。

 あるいは我の被害妄想か。 

 いや、証拠はある。 

 我は部署の責任者と一対一で話をすることを禁じられた。
  ちょっとした報告ですら。
  我の説得術、あるいは曲者ぶりを警戒しているらしい。 

 部署で我のみ、しつこくその日行った仕事の内容を上司に報告するよう求められる。

  だがおそらく、その原因は部署の責任者が自己愛性パーソナリティ障害であると思われるからに相違ない。 

 そのような障害者の上司を得たことは不幸であるに違いないが、これに耐えることもまた、我に与えられた試練ととらえ、これを乗り切るよう努力せむ。

 その努力が容易なものではないことは確かであろう。
 とくに我が精神障害者なればなおのこと。 

 今日もまた、自己愛性パーソナリティ障害者の犬どもが腰ぎんちゃくのごとく昼飯を食いに出かけていきおった。

 しかも我が直属の上司も犬と来ているからたちが悪い。
 こいつ、すっかり自己愛性パーソナリティ障害者に洗脳され、支配されている。
 自己愛性パーソナリティ障害者が死ねと言えば死ぬに違いない。 

 全く怖ろしい世界だ。 

 その世界で、我は禄を食んでいる。 

 その厳然たる事実。

 その、事実。

 ここから脱出を図ればそのまま生活に困窮するという、事実。 

 その事実を前にして、我は深いため息とともに、沈黙せざるはなし。

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存在し得ないことの証明

2014年08月28日 | 思想・学問

 ある物質なりが存在していることを証明するのは比較的容易だと思いますが、あると思われていた物が存在しないことを証明するのは、事実上不可能なのではないかと思います。

 例えば霊的存在。
 それが電気刺激なりに反応し、その存在を探る方法を発見することができれば存在を証明できるでしょう。

 しかし、それが柳なのやら幻覚なのやら、あるいは見間違いなのか、判然としない場合、存在しないと言い切ることは出来ないでしょう。

 なんとなれば、世の中には霊的存在を見た、あるいは見ることができる、と主張する人はごまんとおり、彼らが全員嘘つきだとも思えません。

 そんな嘘をついたって、何の利益にもならないばかりか、むしろ変な奴だと、不利益を被るでしょう。

 で、STAP細胞の再現実験のお話。

 先般、中間報告で、論文に書かれた方法では再現できない、と発表されました。

 しかし、小保方氏は、コツがあるとかで、STAP細胞が存在することを主張しつづけています。

 この騒ぎを見ていて思うのは、霊的存在は無い、という証明が出来ないのと同様、STAP細胞は存在しない、という証明もまた、不可能であろうということ。

 出来たとしても、せいぜい小保方氏が主張する方法ではSTAP細胞を再現することはできない、ということまででしょうね。
 
 STAP細胞が存在し得るのか、という点については、結論は出ないでしょう。

 それにしても理研の再現実験のスタッフ、大先生が雁首そろえて、まるで幽霊は存在し、それを捕獲できるか、みたいな実験を行っているようにも感じられ、なんとも空しいでしょうねぇ。

 存在しないらしいものが存在しないという証明が不可能なことは、理の当然ですから。

 ここは一つ、小保方氏にご登場願い、衆人監視のもと、仰るコツなるものを駆使して、見事再現させてほしいものです。

 そうでなければ自殺した師匠に申し訳が立ちますまい。

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人にはとかじ

2014年08月27日 | 文学

 今日もまた、季節を先取りしたような涼しい一日でした。
  こういう季節外れなら、大歓迎ですねぇ。

  最近には珍しく、今日はなんとなく調子の良い日でした。

 これを維持したいものです。

 神秘(じんぴ)そも 人にはとかじ 氷室守

 与謝蕪村の晩夏を詠んだ句です。

 かつて製氷技術が無かった時代、冬の間にできた氷を融かさず保存するための施設がありました。
 それが氷室。

 氷室を維持管理するのが氷室守。
  夏には氷室から氷を江戸に運んだりしたそうです。
  氷は大層貴重であったものと思われます。

  そしてその貴重さゆえ、氷室は神秘的存在としてとらえられ、氷室守は氷室を維持管理するのみならず、氷室の神秘を守るべき存在でもあったのでしょうか。 

 不気味なような、涼しいような、不思議な味わいをもった句ですね。 

 氷は将軍家に献上されるのみならず、玉川上水の水に氷を浮かべて氷水を売る水屋という商売があったとか。

 しかし必ずしも衛生的とはいえず、年寄りなどはよく腹をこわしたため、年寄りの冷や水という言葉が生まれたとも。

 私は氷をガリガリかじってしまうようなワイルドなことをよくしますが、腹をこわしたことなどありません。

 衛生的な、良い時代になったものです。 

 もうじき冷たい飲み物よりも熱いコーヒーなどが恋しい季節になりますねぇ。

 嬉しいような、寂しいような。 

 でもまぁ、涼しくなって体が楽なのは間違いありません。

 この調子で行きたいものです。

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すまじきもの

2014年08月26日 | 仕事

 今日はまた馬鹿に涼しかったですねぇ。
 残暑はあるでしょうが、本格的な夏は終わったようです。

 暑い夏は嫌ですが、それが終わると思うと、なんとなく物悲しいものですね。

 こういう感覚は、他の季節には無いように思います。

 ひとえに、夏が短く儚いからでしょうねぇ。
 そして子供や学生にとっては、夏休みが終わってしまうという焦燥感があるからでしょう。

 私は4月の配置換え以降ずっと続いている軽いうつ状態に今も苦しめられています。
 具体的には、朝なかなか起きられないこと、職場でいつも軽い不安状態にあること、食欲不振などでしょうか。

 前回の診察で抗うつ薬を増やしてもらいましたが、今一つ、効果が実感できません。

 しかし、出勤できないほどのきついうつ状態ではないため、どうにかこうにか日々、出勤を積み重ねています。

 行きたくないと思うのは毎朝のことですが、えいやっとばかり車に乗り込んで、職場に着いてしまえば目の前の雑事をこなすばかりで時間が経過していきます。

 あるいは客観的には、これを幸せと呼ぶのかもしれませんね。
 安定した仕事があって、いやいやながら働いて、生活を維持すること。

 清少納言も、すまじきものは宮仕え書いています。

 すまじきものをしなければ食っていけないとは、おのれの無力を嘆くばかりです。

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バイロケーション

2014年08月25日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 ドッペルゲンガー現象という言葉は、わりと知られているかと思います。
 自分とそっくりの、もう一人の自分を見てしまうと、間もなく死ぬ、というアレです。
 芥川龍之介が経験したとも伝えられます。

 バイロケーションは、複数の自分が同時に他の場所に存在する現象で、ノストラダムスは自在に複数の自分を生み出せたとか。

 昨夜、「バイロケーション」という映画を鑑賞しました。



 この映画では、偽者の自分は本物の人生を奪いに来る、という設定で、当初偽者は怖ろしい悪意に満ちていると思わせます。

 しかし映画がラストに近づくと、偽者は自分を本物と思いこみ、本物を偽者だと考えて怖れ、本物である自分が生き残り、偽者を抹殺すべきだとまで思い込み、ために本物に危害を加えてしまう、という哀しい理由が隠されていることに気付きます。

 そしてまた、そうとは知らずに偽者の女性と恋愛関係に陥り、結婚した男が、偽者と本物が存在することを知り、どうにか両者が平和的に共存できないかと模索しているなか、本物が自殺し、本物が死ぬと偽者は存在できないため、妻も消えてしまったことから、バイロケーションという不幸な境遇に陥った者と接触し、本物とも偽者とも本物だとして接し、平和的共存を図るもうまくいかず、嘆き悲しむわけですが、これはなかなか示唆に富んでいます。

 近親憎悪のように隣国同士憎みあい、果ては殺し合いまでしてしまう世界の縮図のように思えるのです。

 恐怖映画には、怖いだけでなく、哀しみのスパイスを効かせなければなりません。

 そういう意味で、この映画はよく出来ていると感じます。

バイロケーション DVD スタンダード・エディション
水川あさみ,千賀健永,高田翔,滝藤賢一,浅利陽介
ポニーキャニオン

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連日の微熱

2014年08月24日 | その他

  今年は夏になってから、ほとんど連日微熱が出て、私を苦しめます。

 冷房のせいかと思って冷房をつけずに寝たりしてみましたが、相変わらずです。
 解熱剤を飲んでも、もともとがごく低い微熱のため、効いてくれません。

 たいそう大儀です。

 今日も一日寝ていました。
 一日寝ていたおかげで、大分楽になりましたが、測るとやっぱり微熱があります。

 どこか体が悪いのか、うつの初期症状なのか分かりません。
 うつでも最初は風邪のような症状が出ることがありますから。

 8月も終わりに近づいています。
 秋になったら嘘のように良くなることを期待せずにはいられません。

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民主的な民主主義封殺

2014年08月23日 | 思想・学問

 今日は雨が降ったりやんだりのすっきりしない天気で、一日、自宅に閉じこもっていました。

 テレビをつけたらフランス製のドキュメンタリーを放送していて、観るとも無く観てしまいました。
 ヒトラーが独裁体制を敷くまでの彼の半生と、当時のドイツが置かれた状況を分かりやすく解説したものです。

 驚いたのは、第一次大戦から、多くのカラー映像が残されていること。
 多分デジタル・リマスターなのでしょう、非常にきれいな映像でした。

 概ね知っていることばかりでしたが、映像の綺麗さに驚嘆しました。
 当時世界で最も民主的とされ、第一次大戦後にドイツが採用したワイマール憲法。
 主に社会民主党が政権を握っていたところ、ヒトラーの天才的な演説やゲッペルスによる巧みな宣伝で一般庶民の心をつかみ、選挙のたびに議席を増やし、ついには第一党となり、さらにヒトラーに全権を与える全権委任法を通過させ、大体において民主的な方法で民主主義を封殺していく手法は、まるでSF小説のようで、スリリングなものです。

 また、SSにしてもSAにしても、制服が極めてスタイリッシュで格好良く、鉤十字の旗も洒落ています。

 多分私が当時のドイツに生まれていたら、国家社会主義の思想というよりも、ナチの格好良さにころっといっていたでしょう。

 彼らが何をやったか知っている今の私から見ても、ファッション性は極めて高いと思います。
 ありていに言って、格好良いとしか思えません。

 しかし、当時の上流階級やインテリ層は、ナチが政権を握るはずなど無いと思っていたようです。
 要するに過激で奇妙で滑稽な連中、という見立てですね。
 わが国で言えば、オウム真理教が政権を取るような感じでしょうか。

 ところが現実にナチは政権を奪取し、独裁体制を敷き、ついには、無謀な戦いで世界を焼き尽くしました。

 これは示唆に富んだ歴史の教訓です。

 民主主義は民主的方法で破壊することができること、そして、勢いを得た天才的政治家が暴走を始めたら、それを止めることは極めて困難であること。

 今、わが国は自民党が最も多くの支持を得ていますが、野党もそれなりの支持を得ており、独裁の気配はありません。

 しかし、人気者だった小泉元総理の100倍もの魅力に満ちた政治家が現われた場合、私は冷静に見ることができるのか、自信がありません。

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どっちが?

2014年08月23日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 昨日、爽快感さえ漂う疾走するスリラーを鑑賞しました。

 「サプライズ」です。



 老いた両親は田舎に豪邸を購入し、引っ越します。
 そのお祝いに息子や娘、そのパートナーらが集い、パーティを開くのですが、突如、ボウ・ガンの矢が雨あられとガラス窓を突き破って飛んできます。

 パニックに陥る家族。

 さらに、動物のマスクを被った複数の男たちが手に鉈だのナイフだのを持って家の中に押し入り、家族を皆殺しにしようとします。

 しかし、次男のパートナーである大学院生の若い女が、とてつもなく強いのです。
 急ごしらえのワナを仕掛けたり、斧で敵を殺害したり。
 じつはこの女、幼い頃から15歳まで、終末妄想に取り付かれた父親に従ってサバイバル・キャンプで過ごしていたというわけ。

 犯人たちにとってはこの女の存在は大誤算。
 「サプライズ」といって、驚いたのは犯人たちかと思わせます。

 ところが、ラスト近く、両親の遺産を狙う次男と三男が犯人たちをやとって殺害しようとしていたことが判明。
 それを知った女はびっくりしながらも、次男と三男を躊躇なく殺害します。

 そしてやってきた警官は女が仕掛けたワナにかかって頭をかち割られます。
 女はその前に警官に銃で撃たれます。

 そして誰もいなくなった状態です。

 色んなびっくりが満載の快作でしたねぇ。

サプライズ [DVD]
シャーニ・ヴィンソン,ニコラス・トゥッチ,ウェンディ・グレン,A.J.ボーウェン,タイ・ウェスト
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45歳

2014年08月22日 | その他

 今日、8月22日は私の誕生日。
 ということで、バースデイ休暇を取りました。
 
 45歳になりました。
 けっこう長く生きてしまいましたねぇ。

 45歳といえば、三島由起夫が自決した年齢。

 三島のごとき天才と比べても仕方ありませんが、何事もなしえず、ただ雑事にかまけて齢を重ねてしまったことは、痛恨事という他ありません。

 しかし思い起こしてみれば、進学も就職も精神障害克服も、また結婚も、その時その時の精一杯だったわけですから、自分を卑下してみたところで、それもまた、無意味なことです。

 で、午前中は沐浴潔斎の後、床屋で散髪し、さっぱりしました。
 午後は15時から歯医者を予約しており、歯のクリーニングをしてくる予定です。

 今日と言う日は、自分を清めるためにあるようなものです。

 また、昨夜、母から高級鰻が届きましたので、早速これを食し、精をつけました。
 ありがたいことです。
 まだ4匹あるので、しばらくは楽しめます。

 15時までまだ間がありますから、性懲りも無くホラー映画でも鑑賞しましょうか。
 じつはDVDをあらかじめ借りてあるのです。

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夏の終わり

2014年08月21日 | その他

 8月も下旬を迎え、子供たちの断末魔の声が聞こえるようです。
 夏休みが終わりに近づくのは嫌なものでしたね。
 特に宿題をたっぷり残している場合においては。

 私は夏休みの宿題は7月中に終わらせるのを常としていました。
 なんと絵日記まで。
 未来予測絵日記です。
 ただし、天気がずれた場合だけ、書き直していました。

 高校生の頃、夏目漱石の「こころ」の感想文を書け、という宿題が出て、作文が苦手な3人の友人の分も含めて、4種類の感想文を書いたことを思い出しますねぇ。
 その代わり、苦手な数学はまる写しさせてもらいました。

 気温はまだ高いですが、陽が短くなり、なんとなく秋めいてきて、夏の終わりを感じさせる今日この頃、なんとなく、メランコリックな気分になりますねぇ。

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それでも時は流れる

2014年08月20日 | 仕事

 4月に配置換えになってもうじき5カ月経つというのに、未だになんだか五里霧中のようで、毎日なにをやっているんだか判らないまま、目の前の為すべきことをこなして日を過ごしています。

 異動当初はいつでもそうですが、5か月というのはちょっと長いような気がしています。

 そのせいか軽いうつ状態が長く続き、心身ともに疲れているようで、近頃は毎朝ぎりぎりまで起き上がることができず、ために朝飯を抜き、職場に着いてからこっそりコンビニのおにぎりを食しています。

 あまり良いことではないようです。

 それでも時は過ぎていくのですね。
 なんだか不思議。

 絶対的な自信を持っていた仕事に対しても、その自信が揺らいでいます。

 なんとか、確固たる私を取り戻さなければなりません。

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下手な考え

2014年08月19日 | 仕事

 下手な考え休むに似たり、と申します。

 私は企画立案や作文の仕事が異常に早いで有名です。
 それはひとえに、考えないから。
 深く考えず、言葉遊びを弄する如く、適当に作るのです。

 どうせ上席に上げていく間に、たくさん赤が入ります。
 どんなに考え抜いて作っても、必ず赤が入ります。
 馬鹿馬鹿しいので、思いつくまま、適当に書いちゃいます。

 それを早い、と褒めてくれる人もいれば、手抜きだと責める人もいます。

 どっちだって良いのです。
 さっさと自分の手を離れれば、勝手に修正するのですから。

 逆に長考に入り込み、泥沼にはまったように原案を作れない人もいます。
 これは最悪。

 長く考えても、それなりの物ができれば良いのでしょうけれど。

 で、今日も鬼のようなスピードで、所属機関がいかに素晴らしい成果を上げているかを、嘘にならない程度に膨らませて書き上げました。

 そうやって、手が離れるのが快感ですねぇ。

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自己愛

2014年08月18日 | 仕事

 月曜日の仕事を終えました。

 出勤すれば、引きも切らぬ俗物どものお相手で、ひどく消耗します。
 もっとも私など、職場一番の俗物ですが。

 まだ夏休みモードで、休暇を取っている職員も多く、もうひとつ、乗れないかんじでしたね。

 微熱はおさまったようで、今日はまずまず快調でした。

 ただ、自己愛性人格障害が疑われる中間管理職がおり、こいつの相手は大変です。
 傲岸不遜で、それでいて恥をかいたり人から責められることを極端におそれ、自分の言いなりになるイエスマンばかりを重用します。

 イエスマンになりきれない私は、すっかり嫌われてしまったようです。
 けつの穴の小さい野郎です。

 まぁ、長く勤めていれば、そういう奴に当たることもあります。
 どうせ2年か3年の付き合いですから、じっと我慢というところでしょうかね。

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