ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

寝落ち

2021年09月28日 | 精神障害

 最近、ソファーで寝落ちすることが多くなりました。
 きちんと床につく前に寝てしまうのです。
 飲んでしまった場合、それは酒のせいですが、素面でも寝落ちしてしまうのです。
 明け方、4時くらいに目を覚まし、やっと床につくという有様です。

 これ、理由があります。
 ずばり、歯磨きが面倒くさいのです。

 寝る前に歯を磨かないと気色わるいので、必ず磨くようにしていますが、面倒くさいがゆえに後回しにして、結果ソファーでの寝落ちということになります。
 で、深夜か早朝に目を覚まし。歯を磨いてベッドに行く、ということになります。

 悪い習慣です。
 ですが、これ、結構気持ちが良いのです。
 寝てはいかん、寝てはいかんと思いながら眠ってしまうのは、ある種背徳的な快感があるように思います。

 しかし、ベッドで寝るのとソファーで寝るのとでは、疲労の取れ具合が全然違うようで、朝、そのことを痛感します。
 起きるのが断然辛いのですよ。

 睡眠導入剤でも飲んでしまえば早々にベッドに行くものだと思います。

 この寝落ち、しばらく続くような気がします。
 寝落ちが気持ちよいのであれば、仕方ないでしょうね。

 


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副反応

2021年09月27日 | その他

 土曜日に、同居人が二回目のワクチンを接種しました。
 一回目の時は腕が少々痛いくらいで、特段の副反応は無かったので、甘く見ていました。
 日曜日に高熱が出て寝込み、今日は熱は下がったものの、ひどい倦怠感に襲われて起き上がることが出来ず、職場に行くことは不可能ということで、休暇を取りました。

 私は副反応というほどのものはなく、腕が痛いだけで済んだのですが、個人差が大きいようです。

 で、心配なので、私も休暇を取りました。
 飯も食えない状態になっていたので、お粥くらいは作れないけど買うことは出来ますので。

 同居人、一日寝ていましたが、倦怠感は相変わらず強いようです。
 解熱鎮痛剤を飲んでいますが、効きません。

 当たり前です。

 平熱なのですから。 

 明日は重要な会議があるからと、出勤しなければならないという気持ちが強いようですが、私たちの仕事は少々さぼったって人が死ぬわけではなし、休んじゃえばいいのにと思いますが、責任感が強いのでしょうね。

 そこが私と違うところです。
 私なら、副反応だと言えば堂々と休めるので、それを利用しない手はない、と思うのですが。

 私たちは似た者夫婦だと思っていましたが、こういう時、違いがでるのですね。

 頑張れ、と言うべきか、絶対休めと言うべきか。

 私にはわからないのです。 


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小さな幸せ

2021年09月26日 | 思想・学問

 昨日は精神科の診察がありました。
 最近はわりと調子が良いので、世間話に終始しました。

 精神科医は、仕事は適当にこなして、日常のちょっとしたことに幸福感を覚えられるようになったなら、それが一番良いと言います。
 偉くなったところで、大したことはない、と。

 それはそうでしょうねえ。

 偉くなったところで大したことではありません。
 ていうか、精神病で長く休んでしまった私が出世するはずもなく、出世を望んだところで、虚しいかぎりです。

 偉くなると言えば、今、自民党の総裁選のニュースが盛んに流れています。
 政治家は、偉くなりたいのでしょうねぇ。
 それに幸福感を覚えるのなら、大いにやったら良いでしょう。
 今回は本命不在と言うか、誰が勝つのか、予想がつきません。

 河野、岸田、高市が激しい権力闘争を繰り広げています。
 その裏では安倍、麻生、二階、森などが暗躍しているようです。
 猿山の猿のボス争いとたいして変わらないような気がします。

 私は、地味でつまらないけれど、安定政権を築くことが出来るのは、岸田候補だと思っています。
 河野は舌禍事件を起こしそうだし、高市は右に振れているように思うからです。

 それにしても、権力闘争に血道をあげるのはなぜなのでしょうね。
 争いごとというのは絶えた試しがなく、殺し合いではなく、言論による戦いですから、平和でよいと言えばそのとおりで、私たち庶民は、平和な争いごとを、一種のエンターテイメントだと思って傍観していればよいのです。

 殺しあいをするのではなく、頭数を数えるほうがマシだと言ったのは誰でしたか。

 私は権力闘争とは無縁の世界で生きています。
 働いて、休日は少し楽しんで、死んでいくばかりです。

 死ぬばかりだといっても、私は生まれてくる前にも、死んだ後にも、私という存在の核のようなものが、過去も未来もあり続けているはずだという予感を、ぼんやりと持ち続けています。

 それは輪廻転生とも、幽霊とも異なる、もっと神聖で複雑なものだとも思っています。
 そうであるなら、現世での出世など、馬鹿々々しいことだし、時間の無駄だと感じます。

 では何をよすがに生きるのでしょう?

 コリン・ウィルソンの言う至高体験を求めるということになろうかと思います。
 至高体験と言っても、大それたことではありません。

 例えば休日の朝ののんびりした幸福感。 
 散歩や旅行、芸術鑑賞など、ほんの些細な幸せで十分なのだろうと思っています。
 奇麗な花が咲いていた、飯が旨かった、その程度で。

 可能ならば早く引退して、山中に庵をむすぶ代わりに、都会の片隅で、世捨て人のような生き方が出来ればこんな幸せなことはないと思いますが、それでは生活出来なくなってしまいます。

 サラリーマンを続けながら、小さな幸せを求めるしかありません。

 ちょっと寂しい気はしますが。


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精神障害者差別

2021年09月25日 | 精神障害

 昨夜、0時に床についたのはよいのですが、なぜかあまり眠れず、深夜2時には起きてしまい、その後、ネット・サーフィンなんかして、明るくなってしまいました。
 やむを得ず5時半に朝飯を食ったら、2時間くらい眠れました。

 こういうこと、稀にあります。
 あんまり気にしないことにしています。
 続くようなら睡眠障害なのでしょうが、続いたことはありませんから。

 午前中はダラダラ過ごし、昼食は中華屋でタンメンを食いました。

 腹が膨れたところで、だいぶ涼しくなってきたので、近所を1時間ほど散歩しました。
 コロナ前はよく、都内の色々な所へ車で行って、歩き回ることを楽しみにしていましたが、今は外出するなの大合唱ですから、ご近所を歩くしかありません。
 久しぶりに歩いたら、疲れたのか、あるいは寝不足からか、14時から15時半まで昼寝してしまいました。

 今日は17時から精神科の診察。
 30年ちかくも働いて、未だに日々の仕事がしんどくて慣れないということを訴えることになるんでしょうね。

 私が働く学術行政の世界は、行政がみなそうであるように、30年前からは考えられないほど人が減らされました。
 しかも仕事は増えています。

  心身に異常をきたす職員が増えるのは当然で、私もその一人だということでしょう。
  でも私はマシなほうだと思います。
  ちゃんと服薬治療していますから。

 もし自分自身を差別するような、精神障害者差別意識を持っていて、精神科を受診することを拒んでいたのなら、とっくに自殺していたのではないかと思います。

 そのような差別意識を持っていなくて良かったと、心の底から思います。
 今はただ、しんどくても、日々の仕事をこなし、それを続けていくしか、やり様はないでしょう。

 生きていれば、必ず定年退職の日を迎えられるはずですから。 


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血圧計

2021年09月23日 | 散歩・旅行

 秋分の日。
 暑さ寒さも彼岸まで、と言いますが、今日は真夏日となりました。
 朝はのんびりと起きて、珈琲を飲みました。
 朝食はごく軽く、お新香と飯と味噌汁だけ。

 新聞を読んでいたら眠くなり、ソファでうたた寝。
 疲れているんでしょうか。

 昼は近所の中華屋でチュンビンランチという、中国は大連の名物料理を食しました。
 これがけっこうな量で、完食できませんでした。

 最近、健康診断で、同居人が血圧が高めだと指摘され、それをやたらと気にしています。
 で、血圧計を買おうという話になり、ヨドバシカメラ千葉店に出かけました。
 暑くなるとは聞いていましたが、これほどとは。
 日向は真夏のような暑さです。
 ヨドバシカメラ千葉店は千葉駅の真ん前ということで、駐車場がありません。
 そのため、近辺のコイン・パーキングに車を停めたのですが、そこからお店までのわずかな距離で、もはや汗だくです。
 血圧計はすぐに購入したのですが、せっかく千葉の繁華街に来たのだからと、そごう千葉店に寄ったりして、午後丸々出かけていたことになります。
 コロナ禍だというのに、いけませんね。 


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怠惰

2021年09月20日 | 精神障害

 近頃、あんなに好きだったホラー映画を観なくなりました。
 小説を読まなくなりました。
 小説を書かなくなりました。
    散歩をしなくなりました。 

 風呂が大好きだったのに、平日は億劫で、シャワーで済ませるようになりました。
   平日は朝飯を抜くことが多くなりました。
 休日は寝てばかりいるようになりました。

 仕事が億劫で、部下に丸投げするようになりました。
 自分でやらなければならないことは、先延ばしするようになりました。
 自分以外のサラリーマン全員が、私よりはるかに優秀だと思うようになりました。
 仕事に誇りが持てなくなりました。
 辞めたいという思いが非常に強くなりました。

 朝、起きるのが辛くなりました。
 昼休み、寝てばかり。
 夕方、目がかすんで車の運転が困難になりました。
 晩、酒が過ぎるようになりました。
 深夜、咳き込んで目が覚め、眠れなくなりました。
 早朝、咳を抑えるため、咳止めを乱用するようになりました。

 肉体の衰えか、精神の怠惰か?
 
 私はかつて、傲慢で限りなく高い誇りを抱いていました。

 私の傲慢と誇りは、少しづつ、壊れていくようです。


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墓参

2021年09月20日 | その他

 お彼岸にはちょっと早いですが、墓参りに行きました。
 同居人の実家の墓です。

 私の実家へは、父の命日しか行きません。
 3月5日。
 10年ちかく経っても、悲しい日です。
 
 で、重要なイベントには参加しません。
 お盆も、お彼岸も、お施餓鬼も、お会式も。
 そういうイベントの時は、寺は多くの参拝客でにぎわい、静かに墓参りができないからです。

 同居人は信心深いのか、慣習を重んじるのか、よく分かりませんが、イベントごとに墓参りに行きます。
 私も付いて行って一緒に手を合わせるのですが、自分の実家に行かず、ここでお参りしていて良いのかな、と疑問に思いますが、都道府県をまたぐ移動はしてはいけないからと、自分に言い聞かせます。
 もっとも、コロナ騒ぎが起きる前からそうなのですが。

 コロナのせいで、今年の父の命日には墓参に行きませんでした。
 不孝な倅です。

 今日の墓参り、道が混むと嫌なので、朝8時には出発し、8時20分に霊園に到着しました。
 道は混んでいませんでしたが、霊園に着いてみると、結構多くの車が駐車していました。

 墓には、一昨年、81歳で亡くなった義父と、30数年前、わずか18歳で難病のため亡くなった同居人の妹の二人が入っています。

 生きている頃はあまり感じませんでしたが、亡くなって後、義父は結構インテリだったのだなと気づかされました。
 それは義父の蔵書を見て感じたことです。
 文系頭の私には理解不能な物理学の本が並んでいたり、そうかと思うと三島由紀夫全集があったり。
 婿の私に、終始敬語で話したりして、紳士的な人でした。

 義妹のことは聞いた話でしか分かりません。
 同居人に出会う前に亡くなっていましたから。

 やや神妙な気分になって、帰宅しました。

 お昼は中華屋で麻婆豆腐定食を食い、食後、隣接するドトールで熱い珈琲を頂きました。
 その後魚屋に寄って平目の刺身と半生に茹でた蛸を買いました。
 晩のつまみです。

 三連休の最後ですが、不思議なことに落ちていません。
 今週の木曜日がお休みだからでしょうか。

 


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散財

2021年09月19日 | その他

 今日は見事な秋晴れでした。
 晴れたからというわけはありませんが、買いたい物があって、そごう千葉店に出かけました。

 ブルックス・ブラザースで秋冬物のスーツを2着購入しました。
 以前購入したスーツがくたびれてきましたので。
 2着で24万円の大散財。

 以前、大手紳士服店(青山だかコナカだか忘れました)で4万円以下のスーツを買ったことがありましたが、着心地が悪くて着なくなってしまいました。

 それ以来、体に合うということで、スーツはブルックス・ブラザースと決めています。
 少々高いですが、安いのを買って着なくなってしまったのでは、安物買いの銭失い。
 少々高いものを買って、長く着られるほうが、結局はお得ですから。

 スーツはブルックス・ブラザース、カジュアルはスコッチ・ハウスで購入することが多いです。
 洋服ももう少し安いと良いのですが。

 その後そごう千葉店で定番の、椿屋茶房でビーフ・カレー、サラダ、スープ、珈琲のセットを食しました。
 なかなかの美味。

 腹が満たされたので、ロフトやら無印良品やらを冷やかし、デパ地下のなだ万でお惣菜のセットを購入しました。
 今夜のつまみです。

 散財すると少々気持ちが萎えますが、スーツの場合は仕方ないでしょう。
 仕事着だし、ほぼ毎日着るし。

 緊急事態宣言が出ている千葉市ですが、結構な人出でした。
 何回も緊急事態宣言が出され、慣れちゃったんでしょうね。
 自分が出かけて言うことではないですが、もっと危機感を持たなければなりますまい。

 


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土曜日の昼食

2021年09月18日 | その他

 台風の土曜日。
 しかし、さしたる雨も降っておらず、風もふいていません。
 なんだか拍子抜けです。

 今朝は5時に起きました。
 平日は6時に起きるのが辛いのですが、休みの日は寝ていられない感じで、早起きしてしまいます。
 平日も5時にぱっちりと目覚められれば楽なのですが、なかなかそうもいきません。

 今日は恒例の朝風呂をつかい、朝飯をたっぷりと食って丹念に新聞を読みました。

 ここまではいつもの土曜日。
 大きく異なるのが、行きつけのイタリア料理店が廃業してしまったため、向かいにある中華屋に出かけたことです。
 ここはちょっと値段が高めで、味はそこそこ良いのですが、量が多くて、そのためによほど腹が減っていないと行かないお店です。
 大連小麦粉料理をうたっているいる店で、日本人には馴染みが薄い、チュンビンという、餃子の皮のでっかいようなのが蒸した状態で5枚出てきて、そこに味噌やら葱やら鶏肉やらをお好みで巻いて食すのです。

 しかし私は、ここの麻婆豆腐定食が好みです。
 かなり辛い味付けで、時折無性に食いたくなります。
 ただし、麻婆豆腐も白飯も量が多く、完食できた試しがありません。
 今日も残すつもりで注文し、案の定、残しました。
 デザートの杏仁豆腐は濃厚な味わいで、甘いヨーグルトのようです。
 値段が高いのもうなづけます。

 もう一軒、中華屋があるのですが、こちらは安くて、味はありふれた感じで、あまり行きません。
 それと、かなり安価で味はいまいち、しかしボリュームだけはたっぷりの定食屋がありますが、一度行ったきりで、行っていません。

 もう二度と行かないでしょう。

 それと、インドカレーの店ですね。

 本格的な店で、店主も従業員もインド人です。
 カレーの味は良いのですが、珈琲がまずいのですよねぇ。
 飲んだことのない、独特の珈琲です。
 インドでは定番なのかもしれません。
 ここには時折出かけます。

 あとはラーメン屋ですね。
 まぁまぁの味と値段ですが、ラーメンはあまり好まないので、ごくたまにしか行きません。
 後はチェーン店で、マックとケンタッキーとモスバーガー、ガスト、ドトール、それにミスド、なか卯があります。

 徒歩5分圏内のお店というと、そのくらいでしょうか。
 駅に近いマンションなので、少しお店が多いかもしれません。

 これから土曜日の昼食はどうなるのですかねぇ。
 今あげた店をかわるがわる行くしかないでしょうねぇ。

 一番のお気に入りが真っ先に閉店するとは残念です。 

 日曜日の昼は蕎麦と決めています。
 大体とろろ蕎麦か鴨せいろを食します。
 天ざるとかを食えば良いのでしょうが、揚げ物はもたれるので、食べません。
 この蕎麦屋、代替わりしてから抜群に味が良くなりました。
 普通は逆で、代替わりして味が落ちるものなのですが。
 蕎麦屋なのにジャズが流れ、壁を飾る絵画も季節に合わせて変えるような、蕎麦屋らしからぬ店です。
 
 それにしてもお好みだったイタリア料理店が閉店したのが残念です。

 


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意識を機械に移植する? 

2021年09月12日 | 思想・学問

 私はかつて、「人工とびお」という記事で、私の思考パターンや興味関心、性格等を人工知能に覚えさせ、それに折々の社会情勢や事件を自動的に入力することで、人工とびおが出来上がり、私の死後もこのブログを更新させ続けたい、と書きました。  

    下の記事です。
      ↓
     

人工とびお - ブログ うつと酒と小説な日々 (goo.ne.jp)

 私としては思考の遊びのつもりだったのですが、同じようなことを考える人はいるもので、すでに研究は進み、東大の脳神経科学者によると、20年以内に実用化できるんだそうです。
 昨日の新聞を読んで、本当かいなと思いました。

 びっくり仰天。

 新聞によると、
 脳は一千億個を超える神経細胞が電気信号をやり取りして情報処理を行う一種の電気回路だ。ということは、脳を十分に模した回路を作れば、そこに意識がやどらないはずはない
 と言うのです。

 これにより、人の意識を機械に移植することが可能だ、とも。

 これが本当なら、意識のうえだけでは、一種の不老不死ということになります。
 機械に移植された意識が、本当に自分の意識と言えるかは疑問ですが。
 この技術は、人の死生観や倫理観に大きな衝撃を与えることでしょう。

 しかし私は、この技術に魅かれずにはいられません。
 人工とびおとして半永久的に生き残り、この世の行く末を見届けたいと思います。
 そしてこのブログも、半永久的に更新を続けたいという欲求にかられます。 


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9.11

2021年09月11日 | 社会・政治

 9月11日。
 嫌でも思い出します。
 米中枢同時テロ。

 旅客機でニューヨークのビルに突っ込むなど、誰が想像し得たでしょう?
 まして2機も。

 遅い夏休みを取って山形旅行に出かけ、帰ってきた晩の出来事でした。
 疲れて早寝した私を、テレビを見ていた同居人がたたき起こしました。
 大変なことが起きている、と。

 テレビは旅客機が突っ込む映像を繰り返し流し、ついには高層ビルは瓦解したのでした。
 戦争にも自然災害にもあわずに呑気に暮らしていた私は、言いしれないほどの恐怖と衝撃を感じました。

 その後ブッシュ大統領はテロとの対決を掲げ、アフガニスタンに介入し、さらにはイラク戦争を引きおこしました。
 ビン・ラーディンを殺害して遺体を海に投げ捨て、イラクのフセイン大統領を処刑しました。

 ここで止めておけば良かったものを、テロ後20年にわたってアフガニスタンでの戦争を続け、このたび匙を投げたのか、米国はアフガニスタンから撤退してしまいました。

 20年も戦争を続けたことも、アフガニスタンを見捨てたことも、米国の失政としか言いようがありません。

 アフガニスタンに残されたのは、タリバンによる、おそらくは恐怖政治。

 20年たっても、イスラム過激派を駆逐することは出来ず、多くのテロリストは今も米国とその同盟国を虎視眈々と狙っていることでしょう。

 わが国もいつ標的にされるか分かりません。
 悲しいかなわが国は、軍事的には米国の言いなりですから。

 思えば20年前、世界は冷戦終結から約10年の、いわば夢の世界でまどろんでいたと言えるでしょう。
 甘美な夢からたたき起こしたのは、共産主義でも国家主義でもなく、どれだけの力を持っているのか誰にも分からない、テロリスト達でした。

 世界平和という夢は、過去いつもそうであったように、潰え去ったのです。 

 あれから20年。

 当然ですが、32歳だった私は52歳になりました。
 生まれた子供が成人するほどの長い年月です。

 それでも、タリバンもISも相変わらず強い力を持っています。
 国家間の戦争と異なり、テロリストは参りました、と言うことがありません。
 どれだけのテロリストを殺害し、アジトを破壊しても、彼らは必ず生き残り、再び力を蓄え、牙をむくのです。

 この厄介な存在を駆逐することは不可能で、だからこそ米軍は撤退の決断をしたのでしょう。

 今後、アフガニスタンはどうなるのでしょう。
 タリバンは、イスラム法の範囲内で、女性の社会参加や自由を認める、と言います。

 イスラム法の範囲内なんて、解釈しだいでどうにでもできます。

 私たち自由主義国家に暮らす者が当たり前に享受している自由や民主主義。
 しかしこれらは、普遍的価値ではあり得ません。

 北朝鮮やレッド・チャイナ、ミャンマー、名前すらわからないアフリカ等の独裁国家。
 これらの国々にはそれぞれの正義があって、それを私たちの価値観で断罪することは出来ません。
 価値観の押し付け合いなど、無駄な努力です。

 当然、私たち庶民にはどうすることもできないし、総理大臣にだってできません。
 アフガニスタン撤退で、米国大統領ですらどうにもできないことを見せつけてしまいました。

 世界は混沌としたままです。
 政治家は知りませんが、私たち庶民は、ただ祈ることしか出来ません。
 
 それも深いため息とともに。 


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閉店

2021年09月09日 | 社会・政治

 このブログで何度も紹介した、我が家の目の前にあるイタリア料理のお店、今週末で閉店することになりました。

 18年間、よく頑張りました。

 常連客も増え、順風に見えたのですが、貸し切りのパーティーが全く無くなってしまったのが相当痛かったようです。
 特に夜の。

 コロナによる閉店、近所では初めてです。

 土曜日は必ずと言っていいほど通っていたのですが、本当に残念です。
 シェフはこれからの見通しは立っていないと言っていました。
 ただ、開ければ開けるだけ赤字になるような状態では、とても店は続けられない、と悔しそうに話していました。

 昼はそこそこ客がいたのですが、この有様です。
 夜の営業でしか食えない、居酒屋やバーの現状は推して知るべしでしょうねぇ。

 今のご時世、テナントは空いたままになるんでしょうね。

 コロナの脅威が近付いていると感じさせられます。


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月曜日が待ち遠しい?

2021年09月05日 | その他

 日曜日の夕方、明日からの仕事を思い、なんとなく憂鬱です。
 これは毎週のことで、仕方ないといえば仕方ないことです。

 何のCMかは忘れましたが、「月曜日が、待ち遠しい」というコピーのCMが流れていた時期があり、そんな心境になってみたいものだと、羨ましく思ったことがあります。

 ごく稀に、そういう人がいるんでしょうね。
 私には理解しがたいことです。

 しかし労働という苦役に耐えなければ、生活することが出来なくなってしまいます。
 そうである以上、耐え続けなければなりません。
 しんどいことです。

 精神障害がひどかった時期は、これさえ克服できれば、後はバラ色とまでは言えないにしても、穏やかな気持ちで日々を過ごせるものと思っていました。

 ところがそれは大間違い。
 精神障害発症の前に戻るだけで、苦界から逃れることは出来ません。

 せめてえはわずかばかりの酒で意識を変容せしめ、日曜日の夜という、最も嫌いな時間をやり過ごさなけれなりますまい。


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特効薬

2021年09月04日 | 文学

 平日は目覚まし時計を6時に鳴らしますが、眠くて起きだすのが苦痛です。
 ところが土曜日の朝は、自然と5時には起きてしまいます。
 金曜日は夜更かしすることが多いのに、不思議ですね。
 
 コロナ禍の土曜日、朝風呂に入って飯を食い、新聞を読んでごろごろしているうちに昼になり、土曜日恒例のイタリア料理を食い、帰ってから昼寝する、というのが慣例になってしまいました。
 どこにも出かけられませんから、そんな風にして過ごすしかありません。
 しかも緊急事態宣言下においては、レストランでアルコールを出してくれません。
 お昼の生ビールも呑めないとあっては、楽しさも半減します。

 千葉県に緊急事態宣言が出されるの、何度目でしょうか。
 最初の宣言の時は、こりゃ大変だということで、職場ではほぼ毎日在宅勤務を強いられました。
 在宅勤務では仕事が進まず、大変な目を見ました。

 ところが頻繁に緊急事態宣言が発出されるにおよび、慣れてしまい、出勤の制限は無くなり、今は普段どおり、月曜日から金曜日まで通っています。

 慣れというのは怖ろしいものです。
 というのも、私の職場で、昨日、初めてコロナ患者が確認されました。
 名前も部署も明らかにされておらず、誰が罹患したのか私には見当もつかないことから、あまり関わりの無い部署の人なのだろうと思っています。 

 いよいよ危険が身近に迫ってきているように感じます。
 自分だけは大丈夫、なんていう甘い考えを多少は持っていました。

 しかし最近の報道、特にすでに崩壊していると感じさせる医療現場のそれを見ると、怖くて仕方なくなります。
 特効薬ができてインフルエンザくらいに落ち着くまで、この恐怖は消えないと思います。

 特効薬の開発を願ってやみません。

 


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菅総裁、不出馬

2021年09月03日 | 社会・政治

 昼休みにネットでニュースを見ていたら、菅総理が自民党総裁選挙に立候補しないことを表明した、との一報が飛び込んできました。

 驚きましたねぇ。

 最近の支持率急落やコロナ対策の失敗等で、厭になっちゃったのでしょうねぇ。
 もともと安部総裁の残任期間だけのリリーフみたいな気持ちだったのでしょうか。

 いずれにしろ、総理大臣の器ではなかったということでしょうね。

 これから続々と立候補に名乗りを上げる大者、小者が続出するでしょう。
 自民党の党員、党友ではありませんが、面白くなってきました。

 


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