ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

仕事ちっく

2013年11月30日 | その他

 なんだか今日は、土曜日だというのに仕事っぽい一日でしたねぇ。

 午前中は足場解体前検査でつぶれ、午後はリビングの照明の取り換えでつぶれました。

 ぴかぴかの新築マンションを購入したのに、いつの間にか古びたマンションになってしまったようです。

 12年前に購入しましたが、12年は短いようで長いのですね。

 その間に、私は精神障害を発症して、どうにか乗り切りました。

 同居人の求めに応じて、四年も不妊治療を受けたものの、細胞レベルで相性が悪いのか、今も二人暮らしのままで、ゆえに私たちは永遠の恋人同士であるかのごとくです

 35年ローンを組んだものの、繰り上げ返済を繰り返し、あと7年まで迫りました。
 合計19年のローン。
 できればもう一回繰り上げ返済をして、残り五年以下に抑えたいものです。

 そしてローンが終わったなら、定年までにせっせと貯金して、私と同居人の退職金を合わせて7千万円くらいを持てれば、60歳の定年から65歳の年金支給まで、働かずに生きていけると思います。

 今の制度が維持されたなら、65歳以降、毎月40万円くらい年金をもらえるはずです。

 それだけあれば、食うに困ることは無いでしょう。

 怖ろしいのは、食うために定年後にせっせと働くこと。

 人生の終わりくらいは、気軽で豊かな生活を送りたいと思っています。

 しかし社会情勢を思うと、年金支給年齢が70歳以降になったり、定年が65歳になったりするかもしれません。

 そうなった時は、また考えましょう。 

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三すくみ

2013年11月30日 | 社会・政治

 田名角栄が飛ぶ鳥落とす勢いで出世街道を突っ走っていた頃、秘書に、日本社会は三すくみになっていて、だからうまくいく、と語っていたそうです。

 三すくみとは、政治家と役人と国民が、それぞれに怖い相手がいる、ということです。

 役人は幹部職員の人事権を持つ大臣などの政治家が怖ろしく、政治家は選挙があるし世論も気にするので国民が怖ろしく、国民は現場で実際に権力を行使する警官や税務署などの役人が怖ろしい、というわけです。

 なるほど。
 じゃんけんみたいなものですね。


 ということは、少なくとも田中角栄や、三角大福中と呼ばれた自民党のかつての総理大臣たちは、今のように官僚主導などとは夢にも思っていなかったのでしょう。
 そうでなければ、役人は政治家が怖ろしいはずだなんて思うわけがありません。

 実際、田名角栄は様々な大臣を経験しましたが、小学校卒の彼が乗り込むと、東大卒のエリートがひしめくキャリア官僚は、ほとんど角栄ファンになってしまった、と聞きます。

 田名角栄は人心掌握が得意で、しかも確固たる信念を持ち、しかも政策実行が素早かったそうです。
 当時の大臣は、現在の民主党のように官僚を敵視したりせず、うまくおだてて使うことが大臣の仕事と心得ていたものと思われます。

 そうかと思うと、自分の考えに異を唱える幹部職員に対しては、形式上は昇任だが実際には閑職でしかない、地方部局の長に飛ばしたりして、他の役人を震え上がらせるような人事をやってのけたと言います。
 まぁ、見せしめでしょうねぇ。

 それを見ていた元秘書たちは、今、あるいは国会議員になり、あるいは隠居したりしていますが、一様に、民主党政権下の閣僚の言動が我慢ならなかったと言い募るそうです。

 当たり前です。

 ろくに知りもしないで部下の悪口を言って回れば、部下のモチベーションは下がり、やがてサボタージュを決め込むようになります。
 人はおだててやらなければ能力を発揮しないように出来ています。

 暴言を吐いておきながらそれが問題になると、叱咤激励の意図だったと、必ず醜い言い訳をする上司が後を絶ちません。
 私も22年間でたった一人だけですが、私を貶すという信じがたいほど愚かな上司から暴言を受けました。

 マネージメントの何たるかを知らず、どういうわけか出世してしまった不幸ですねぇ。
 その人も今年度いっぱいで退職します。

 まぁ、もうどうでもいいですが。

 安倍政権になってからは、どの大臣も役人をうまく使っているように見受けられます。
 田中派出身の国会議員もまだ多くいますからね。

 あ、でも鳩山元総理も元々は田中派でしたね。
 それに外務大臣時代役人と対立した角さんのご息女。

 何事も例外はあるということでしょうか。

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足場解体前検査

2013年11月30日 | その他

 今日は爽やかな秋晴れに恵まれましたが、残念ながら、マンションの大規模工事も終盤に近づき、来週の火曜日から足場を解体するため、足場解体前検査を理事会と施工業者とで行う羽目になってしまいました。

 すでに事前に施工業者と管理会社とで検査済みとのことで、こちらは素人ですから、儀式みたいなものです。

 このマンションに住んで13年、初めて屋上に上りました。
 屋上からは幕張新都心のビル街、さらには遠く富士山が見えました。
 屋上は立ち入り禁止なので、これが最初で最後かもしれません。

 屋上には真新しい防水シートが張られていました。
 古い防水シートを外さず、上からかぶせたとかで、防水性は格段に向上したんだそうです。

 屋上は良いのですが、その後が難行苦行でした。

 マンションの外壁を取り囲む狭い足場を、ヘルメットを被って回りながら補修箇所を確認するのですが、なにしろそういう所を歩くのは初めてでしたので、怖ろしかったですねぇ。

 足場といってもなんだか頼りない感じで、ぐらぐら揺れるのには参りました。
 しかも、普段は何も言わないガテン系の理事が、最上階の12階で何やら専門用語を交えて熱心に質問したりして、こっちは早く降りたいのにと、イライラしました。

 マンションの外周を12階からぐるぐる周り、頼りない仮設の階段を降りていくうち、膝が笑いはじめました。

 格好悪いではないですか。

 結局2時間もかかってしまいました。
 足場は狭くて低く、何度も頭を柱にぶつけてしまいました。
 ヘルメットを被っていて本当に良かったと思います。

 足場の解体が終わり、足場の必要が無い共用廊下や玄関の工事が終わって最終確認をするのが12月21日の予定です。

 早く終わってほしいものです。

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選ばれてあることー孤独な女優ー

2013年11月29日 | 文学

  堀北真希と言えば、なかなかの人気女優で、20代半ばになりますが、清純派のイメージを保っています。



 毒気を放つのが魅力の吉高百合子沢尻エリカとは大きく異なります。
 私は毒気を放っている女優のほうがお好みですが。






 しかし、堀北真希、テレビ局員に聞いた苦手な女優ランキングで1位に選ばれてしまいました。
 演技でしか彼女を知らない私には、不思議な結果に感じられます。

 テレビ局員の話では、堀北真希という女優、とにかく愛想がなくて近寄りがたく、硬い性格なんだとか。
 話しかけるなオーラがびんびん出ているそうです。

 林真理子との対談で、基本的に外出はしない、というか行く所がなく、そのために服を買っても着る機会がないので買い物もしないとか、酒は好きだが他人と飲むのは嫌なので両親と自宅で飲むだとか、恋愛に関しては、興味はあるが外に出ないから無理、人づきあいが苦手だし1人でも楽しいから無理、と20代半ばの女性、しかも華やかな芸能界で生きてきた人とは思えないネガティブ発言を連発していました。

 あるいは芸能界で生きてきたからこそ、なのかもしれませんねぇ。

 14歳でスカウトされてすぐにテレビドラマに出演し、数々のドラマに主演し、紅白歌合戦の司会を務めたこともありました。

 その間には、思春期ならではの激しい葛藤があったものと推測します。

 かつて普通の女の子に戻りたい、といって芸能界を去った3人組がいました。
 そのうち2人はすぐに復帰してしまいましたが。

 人間強欲というか、隣の芝は青く見えるの喩えのごとく、今いる自分ではない、こうであったかもしれない自分、あるいはこうでありたい自分を想像し、憂鬱に落ち込むことは誰にでもあるのではないでしょうか。

 女優を夢見て叶わなかったあまたの女性から見れば贅沢すぎる悩みでしょうが、選ばれてしまった者の孤独というもの、私たち凡人には想像しにくいものです。

 選ばれてあることの恍惚と不安と二つ我にあり、と詩に書いたのはヴェルレーヌでした。

ヴェルレーヌ詩集 (新潮文庫)
堀口 大学
新潮社

 この人、大酒飲みで、若い女と美少年と、両刀使いの好き者で、しかもブ男で、最後は売春婦の情夫となって食いつないでいたどうしようもない人だったと伝えれます。
 少年時代のランボーの才能を愛で、ついでに肉体も愛でて、同性愛の関係にあったことは有名ですね。

ランボー全詩集 (ちくま文庫)
Arthur Rimbaud,宇佐美 斉
筑摩書房

 

地獄の季節 (岩波文庫)
J.N.A. Rimbaud,小林 秀雄
岩波書店

 太宰治の処女短編集「晩年」の冒頭に置かれた「葉」という作品でも、ヴェルレーヌの上の詩句が引用されています。

 処女作のタイトルが「晩年」とはたいしたひねくれ者ですが、そのひねくれ加減は治まることなく、加速したまま御乱行を重ね、しかし小説家としては稀有な才能を発揮し、ついには愛人と情死してしまいましたね。

晩年 (角川文庫)
太宰 治
角川グループパブリッシング

 そういうハチャメチャな人は、ヴェルレーヌの詩句に同類の匂いを嗅ぎ取ったのかもしれません。

 選ばれてあることのある恍惚と不安を、堀北真希も抱えているのかもしれませんね。

 そうであるなら、ヴェルレーヌランボーを愛したように、太宰治ヴェルレーヌの詩句に惚れたように、同じ選ばれてしまった人と、深く交友するのがよろしいでしょうねぇ。

 おそらく芸能界にはそういう人が多かろうと思いますし。

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寛解?

2013年11月29日 | 精神障害

 11月の勤務も終わりました。

 精神障害発症以来初めて、一か月間、全く休暇を取得しませんでした。
 私の職場では1時間単位から休暇を取得することが認められており、丸一日休まずとも、必ず4時間程度早退する日がありました。

 34日でスタートした今年の休暇、あと21日と1時間、残っています。
 来年に20日間を上限として繰り越すことができ、新たに1月に20日の休暇が与えられるので、12月に1日と1時間休暇を取ったとしても、マックスの40日間の休暇が貰えます。

 年始、休暇40日でスタートできれば、それも精神障害発症以来初めてのことです。
 12月は何かと忙しいので、なんとか40日を確保できるのではないかなと思っています。

 仕事量、難易度、精神的安定、休暇の取得、すべてが正常化に向かっていると感じています。

 精神科医は抗うつ薬は最少量になっており、それで特段不都合を感じていないなら、そろそろ完全に切っても良いのではないか、と言ってくれています。

 もはや寛解に至ったと自分では思っています。

 平成16年に発症していますから、ちょうど10年かかった計算になりますね。
 私にとっては、真っ暗闇を歩き、わずかな光を見出し、光に向かってよちよち歩きで進んできた、とてつもなく長い10年であったように思います。

 35歳から44歳という、昇進適齢期にぶち当たってしまい、その間3度も半年を超える長期病気休暇を余儀なくされました。

 しかしここ4年はどうにか出勤を続けています。

 昇進は遅れに遅れていますが、それを嘆いたところで仕方ないでしょう。

 私は自身の事務処理能力の緻密さ、早さ、法規などの知識、記憶力、プレゼン能力などについては、絶対的な自信を持っています。

 そのゆるぎない自信があれば、肩書など屁みたいなものです。

 ただ、再発が多い病気なので、再発の気配を感じたら、早目に対処したいと思っています。

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1985

2013年11月29日 | 社会・政治

 もうあれから28年も経つんですねぇ。

 中核派が当時の国鉄に仕掛けた同時多発ゲリラ事件

 首都圏及び大阪圏の多数の鉄道のケーブルが切断されるとともに、総武線浅草橋駅に放火し、駅は丸焼けになってしまいました。

 1985年のこの日、衝撃のゲリラ事件が発生したのでした。

 当時私は高校1年生でした。
 高校は臨時休校となりました。
 多くの路線が動かないのですから、生徒も教師も学校に行く術が無いのだから当然です。

 突然お休みになったのが嬉しくて、その後、またやらないかなぁと、不謹慎なことを感じたことを鮮やかに思い出します。

 あの年は阪神タイガースが日本一に輝き、道頓堀川に飛び込むやつ、自転車やカーネル・サンダースを道頓堀川に放り込むやつなどが続出し、大阪人の狂乱ぶりを見せ付けられたり、男女雇用機会均等法が施行されてキャリア・ウーマン志向の若い女性が闊歩したり、一気飲みと呼ばれる無茶飲みが流行ったり、狂乱のバブル経済のきっかけとなったプラザ合意が成立したり、わが国は良くも悪くも活気に満ちていました。

 あさま山荘事件から12年を経て、共産主義過激派は大分勢力が衰えていましたが、当時はまだ、一定の勢力を持っていましたね。

 社会党などは、今では考えられない、非武装中立などという現実離れした政策を真面目に唱えていました。
 日本人が自ら武装せずして、誰が国を守るというのでしょうねぇ。 
 万年野党とはいえ、今の社民党とは比較にならない高い支持を得ていましたっけ。


 バブルが弾けるや、わが国は20年に及ぶ停滞の時代に突入し、少子高齢化や晩婚・非婚化と、それに伴う人口減少、北東アジアにおける国際情勢の不安定化、規制緩和で生じた非正規雇用の労働者の低賃金の問題、ニートや引きこもりなどの心の闇から抜け出せない者の増加など種々の難問が発生し、日本社会全体を暗い空気が漂っています。

 安倍政権の登場で、わずかながら明るい兆しが出てきましたが、海江田民主党代表が、「蒲焼の匂いだけでうな重は出てこない」とうまいことを言っていました。

 早くうな重が食えるようになって欲しいものです。

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体重減少が止まらない

2013年11月28日 | 精神障害

 一昨年の3月に父が亡くなって以来、急激に体重が落ちたことは何度かこのブログで報告してきました。

 もともと私のベスト体重は53から55キロくらい。
 高校生の時から35歳まで、この体重を維持してきました。

 しかし、36歳でうつ病を発症。

 抗うつ薬の副作用に体重増加があり、しかもうつ病の時は寝てばかりいたため、みるみるうちに体重が増え、マックス74キロまでいってしまいました。

 腹が出るというのは初めての経験で、靴下を履いたり足の爪を切ったりするのが、腹がつかえて困難であることを初めて知りました。
 少しは体重が減ることはあっても、ベスト体重に戻ることは、中年の自分には無いだろうと思っていました。

 ところが父が亡くなるや、急速に食欲が落ち、以前の半分くらいしか食えなくなってしまいました。

  精神的ショックから立ち直ったと思った後も、胃が小さくなってしまったのか、以前ほどは食えません。

 特に平日の夜は、疲労からか食欲が湧かず、強い酒を飲んでわずかなつまみを食すだけとなり、さらに、抗うつ薬が一番たくさん飲んでいた時に比べて5分の1以下に減り、精神科医曰く、ほとんど気休め程度の量で、うつ病患者に処方する量ではなく、更年期障害などで不定愁訴を訴える患者に処方するくらいのものだ、と言っていました。

 そのため、副作用の体重増加も無くなったものと思われます。

 それでも50キロから51キロくらいで体重減少が止まったため、最近体重を量っていませんでした。

 しかし先ほど体重計に乗ったら、48.7キロにまで落ちていました。
 体脂肪は11%。
 74キロあった時は体脂肪が30%を超えていたので、1年半で劇的に体が変化しました。

 
 これは中学生の頃の体重と同じです。

 きれいな卵型だった輪郭は、頬がこけ、ひどい悪相になってしまい、さらに肌の張りがなくなり、皺っぽくなってしまいました。

 これもまた、老いの形でしょうか。

 健康診断の結果では、どこも悪い所は無いので、変な病気だとは思えません。


 できるだけ食うように心がけ、階段は使わずにエレベーターを使うなど、無駄なカロリーの消費を抑えるようにもしてきました。

 それでも、私のような精神が弱い者は、父親の死という耐えがたい事態を迎え、肉体がダイレクトに反応してしまうようです。

 食えるだけ食って、体を動かさないようにしているのに体重が落ちていくのなら、もうどうにでもなれという気分です。

 同居人に言わせると、58キロくらいが一番見栄えが良いと言います。
 それにはあと10キロも肥えなくてはなりません。

 今の私には、果てしなく遠い目標です。

 どうすれば良いんでしょうねぇ。

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市川女性刺殺事件

2013年11月28日 | 社会・政治

 昨日千葉県市川市の繁華街を交際相手の35歳の男と3歳の子どもと歩いていた22歳の女性が刺殺されるという衝撃の事件が発生しました。

 この女性、元交際相手の23歳の男から執拗に復縁を迫られ、さらには別の男性とも金銭トラブルを抱えていたとかで、警察に相談し、警察は2人に警告を発していたそうです。

 にも関わらず、殺害されてしまいました。

 無念の死を遂げた女性、子ども、結婚間近の男性、遺族らの気持ちを思うと、やり切れませんねぇ。

 22歳といえば、まだまだこれから。
 それが突如、かつては親しく交際していた男に殺されてしまうのですから、人生一寸先は闇と言いますが、本当にそうですねぇ。

 この手の事件、殺人にまで至るケースは稀で、圧倒的多数は警察から警告を受けるとストーカー行為を止めるそうです。

 しかし、稀ではあっても、ストーカー殺人が絶えないのも事実。
 警察としても悩ましいところでしょう。
 ストーカーを次から次に逮捕していては、切りがありません。

 ある刑事ドラマで、大滝秀治演じる老刑事が、犯罪全般について、若い刑事に、「まぁ、色と欲だわなぁ」と嘆息していたのが記憶に残っています。

 執着するということ、誠に怖ろしいものですねぇ。

 そういえば最近、こだわり、と言う言葉が、なんだか努力するような良い意味でつかわれるようになってきたことに違和感を感じます。

 本来、物事にこだわって意固地になるのは悪いこととされていたのですがねぇ。
 
 役不足と言う言葉も誤用が多いようです。
 元々は自分の力量では物足りない、小さな役、という意味だったのが、いつの間にか自分の力量では荷が重いヘヴィな役という意味で使われるようになってきました。 

 それはともかく、何事にもこだわらず、与えられた役にとやかく言わず、執着を捨てて流れる心で生きて行けたなら、素晴らしいと思います。

 もっともそれは、永遠に達成されることのないユートピアなのでしょうけれど。 

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新生児取り違え

2013年11月28日 | 社会・政治

 新生児の取り違え事件という話を時折耳にします。
 同じ産院で近い時刻に誕生した2人の子どもを、病院がそれぞれ実の両親ではない親の子だと間違えてしまうという事件です。
 要するに誤りによる取り換えっこですね。


 最近、福山雅治主演の「そして父になる」という映画でも取り上げられましたね。
 

そして父になる【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)
是枝 裕和,佐野 晶
宝島社

 私のイメージでは、わりと子どもが幼いうちに真相が発覚し、それぞれの両親の元に引き取られ、しかし環境の違いに親子ともども苦しむという感じを持っていました。

 しかしこのたび、60歳の男性が取り違えられていたことが判明し、病院に損害賠償を求めて告訴し、勝訴したそうです。
 病院は当初取り違えを否定していたそうですが、DNA鑑定の結果、動かぬ証拠が出てきてしぶしぶ認めたそうです。

 原告の育ての父は原告が2歳の時死亡。
 母親は女手一つで2人の兄と原告を育てますが、生活は困窮を極め、2人の兄と原告はいずれも中学卒業と同時に働き始めたそうです。

 一方実の両親は裕福で、取り違えられた男と3人の実の息子の4人は全員大学や大学院に進学し、実の弟3人はいずれも大企業に就職したそうです。

 取り違えを疑ったのは、実は弟3人。

 母親が、「長男のためにあつらえた産着と違う産着を着ていた」と語っていたことや、長男とされた男が両親や弟と外見も性格も全く似ていないこと、母親の介護にひどく冷淡だったことなどから、平成20年に裁判所に訴え、長男と両親が親子関係に無いことを突き止めたそうです。

 そして3人の実弟は実の兄を見つけ出しますが、最初実の兄はその話を信じなかったそうです。
 しかし実弟が持ってきた両親の写真などを見て、自分とよく似ていることや、3人が熱心であったことからDNA鑑定を受けることを承諾し、真実を知ったというわけ。

 実の両親も育ての両親もすでにこの世に亡く、記者会見した原告は、「生みの親にも育ての親にも、また義理の兄2人にも実の弟3人にも感謝しているが、生まれた瞬間に戻りたい」、と切ない心情を述べていました。

 やれませんねぇ。


 このケースはすでに人生の戦いを終え、隠退できる年齢に差し掛かってから判明したものですが、子どもが小学生や中学生で判明すると、非常に難しい問題にぶち当たるでしょうねぇ。

 子どもを取り換えっこすることになるわけですから。

 特に片方が貧乏で片方が裕福だった場合、裕福な家庭で育った子どもはある日突然、貧窮問答歌の世界に放り出され、逆の場合慣れないながら裕福な生活を甘受できるようになるわけです。

 貧乏だから必ず不幸というわけではないでしょうが、食うや食わずの生活に幸福を感じられるはずもありません。

 お金があれば幸せとは限りませんが、生活に困るほどお金が無いのは不幸なことです。

 よくお金で買えない物もある、という言説を耳にしますが、逆に言えば大抵の物は金で買えると解釈できます。

 金で買えない物というのは一体何でしょうね。

 おそらく思想信条や精神、愛情などの形而上的な問題、あるいは健康や長寿などの肉体的な問題を指しているものと思われますが、そもそもそういう物を金で買おうなんて常識ある人なら思いもしないでしょう。

 そうであるなら、およそ人間が欲しいと思う全ての物は金で買えるということになろうかと思います。

 私は毎週、300円を払ってLOTO7を購入しています。
 最高で8億円が当たるというビッグ・チャンス。
 今まで、1万円が一回、6万円が一回当たっています。

 新聞を広げてLOTO7の結果を見てがっかりするのを、土曜日の朝の習慣としています。

 それにつけても遊んで暮らせる大金を手に入れたいものです。

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2013年11月27日 | その他

 最近、職場のある女性と親しくなりました。

 親しくなったと言っても、酒を飲みつつ美術や芝居の話をするだけの、他愛無い関係です。

 かつては女性の友人など、毎年増えていったのですが、ここ数年では久しぶりです。

 男女の友情には、ほんのわずかにせよ、恋情が秘められていることは、経験的に知っています。


 要はそのわずかな恋情を認めつつ、飲み友達以上の関係を求めなければ良いだけで、今の性欲衰えた私には、たやすいことです。

 相手がそれ以上を求めてきたら、やむを得ず逃げるしかありません。
 退屈しのぎの遊びにエネルギーを使う年はとうに過ぎました。

 今夜、職場から帰って独り晩酌をやっていると、過去、浅はかな関係を持った女性が次々現れて、私を苦しめます。

 それは生霊のような力強いものではなく、ただぼんやりと現れて、私を恨めしげに見るだけです。

 おそらくは、若い頃には屁とも思わなかった悪行を、今さらになって悔いる私の精神が見せる幻覚であろうと思います。

 思えば20代の頃は、不細工なのに次々女性を落とす先輩に触発されたのか、その先輩と人数を競ったことがありました。

 馬鹿なことです。

 その先輩の得意技は、私には真似できないものでした。
 ひたすらお願いし、土下座せんばかりの勢いで、先輩曰く、それが一番効くと言うのです。

 しかし、ダンディズムに殉じた亡父を尊敬し続けてきた私には、そんな格好悪いことは出来ません。 

 ために、格好悪くても効果的な方法を得意とする先輩に、人数で勝ることはできませんでしたね。

 今思えば、女性を人と思わない悪行だったと思います。

 だからこそ、今宵、幻に苦しめられているのでしょう。
 私の魂の奥底に、若い日の悪行への罪悪感が残っているものと思われます。

 同居人が帰宅すればそんな幻も消えると思いますが、近頃同居人は残業続き。
 しばらくは幻に悩まされそうです。

 しかしそれら幻を感じるたび、私にとって同居人がいかに掛け替えのない存在であるかを痛感させられます。

 その同居人ですら、結婚後、付き合っている時はどうせ遊ばれているだけだから、別れを切り出される前に自分から別れようと思っていたと聞かされ、驚愕した覚えがあります。

 私はその時ほど、私の悪相と、醸し出す悪な雰囲気を呪ったことがありません。

 子どもがいない二人きりの世帯。

 私は同居人に依存し、べた惚れしたまま生きていくしかないと思うのです。

 同居人は私のブログを読むのが怖いと言って、絶対に読みません。

 だからこそ安心して、こんな記事が書けるのです。 

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特定秘密保護法案

2013年11月27日 | 社会・政治

 昨日、特定秘密保護法案が衆議院で可決されましたね。
 参議院での審議・採決が残っていますが、参議院での各会派の勢力を考えれば、ほどなく可決されるでしょう。

 もう30年も前に、中曽根内閣時代、スパイ防止法というのが廃案になって以来、国家機密を漏えいした者への罰則を課す法律を制定するのは、自民党の悲願でした。

 内容を見ると、穏当なものです。

 特に、取材の自由に十分に配慮しなければならない、という文言が付け加えられ、この法案に対する反発が強いマスコミに配慮している点など、なかなか狸なやつがいたものと想像します。

 特定秘密に指定できるのは、①国防、②外交、③テロ活動等に関することとされていますが、ずいぶん大雑把ですねぇ。

 それでも、秘密でもなんでもない、中国船がわが国の海上保安船にぶつかってきた映像を恣意的に秘密扱いし、それをインターネットで流出させた海上保安官が辞職せざるを得なくなった民主党よりは大分マシでしょう。

 特定秘密を扱える役人は、経済状況、飲酒状況、精神状態などを勘案して決めるそうですが、そうなると精神障害者の私ははじかれてしまいますね。

 保険屋も精神科に通院していると言っただけで逃げるように去っていきます。

 精神障害者差別は未だに根強いようです。

 それはさておき、むやみに特定秘密に指定するのはお止しになっていただきたいものです。

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悪霊の餌食 ブラッディ・アイランド

2013年11月27日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 昨夜はカナダ産のホラー映画、「悪霊の餌食 ブラッディ・アイランド」を鑑賞しました。



 この映画、76分という短い尺に、あまりにも色々な要素を詰め込み過ぎたせいか、やや消化不良の感があります。

 ある新聞記者が、仕立て屋殺人と呼ばれる、12人の子供を目と口を縫合して殺害した事件を追ううち、行方不明になってしまいます。

 ファザコン気味の若い娘が父親の軌跡を追ううち、引退した元保安官や、雑貨屋の主など、いかにも怪しげな男と接するうち、ある無人島ですべてが行われていたことを突き止め、友人たちとその島へボートで向かいます。

 その島でキャンプを張っている間に惨劇が起こるという物語ですが、サイコ・サスペンス風に始まった物語が、心霊ホラーに変貌し、さらには残酷描写を蓋然性もなく見せるというハチャメチャぶりで、ホラー映画としては完全に破綻しています。

 救いは尺が短いが故のスピード感ですが、そりゃねぇだろうという突っ込みどころ満載の映画です。

 最後は笑うしかありませんでした。

 ホラー映画にはそれなりの作法があり、その作法を打ち破ったという意味では画期的なのかもしれませんが、何しろ面白くないし怖くも無いという意味で、凡作というより失敗作なのではないかと思います。

 なんだか明日には忘れてしまいそうな作品でした。

悪霊の餌食 ブラッディ・アイランド [DVD]
ランス・ヘンリクセン,カイリン・シー,デビッド・コープ,ケビン・マクヌリティ
角川書店

 

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韓国人のお客様

2013年11月26日 | 社会・政治

 今日は午後1時から、韓国で文教行政に携わるお役人4人と通訳1人が私の職場を訪問し、2時間以上、質問攻めにあいました。

 私が勤めている機関は、一般には馴染みが薄いと思いますが、大学共同利用機関と呼ばれる組織形態をとっています。

 要するに高額の実験機器などを各大学がそれぞれ購入するのは大変なので、共同利用拠点が購入し、各大学が共同で利用しつつ、異分野の研究者が集まって共同で研究を進めるために設置されているもので、わが国では40年くらい前から、日本各地に設置されています。

 有名な所では、国立天文台や高エネルギー加速器研究機構、国際日本文化研究センターなどが挙げられます。

 韓国にはそういった機関が無く、これから設置を目指しているとかで、設置の経緯や法規、予算、運営方法、人事など、全般に渡って熱心に質問してきました。

 事務からは私1人、教育研究職からは教授1人と韓国語ができる准教授1人の3人で対応しました。

 しかし相手が欲している情報は教育研究に関することよりも、設置のための法的整備など、文教行政に関することなので、勢い、私が答えることになります。

 何でも起源を主張したがる国民と言われますが、今日来た韓国人たちは、謙虚に、進んだわが国の研究システムを学び、自国の文教行政に反映させたいご様子でした。

 仕事で来たのだから当たり前ですが、にこやかで友好的で、礼儀正しく、感じの良い人たちでした。

 様々な施設を案内したら、デジカメで写真を撮りまくっていましたね。

 政府レベルで関係性がぎくしゃくしても、そこは同じ人間。
 直接話をすれば、そんなにおかしげな人々では無いことがよくわかります。

 草の根レベルの交流が重要だと実感させられました。

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中国大使館、緊急連絡先を登録するよう通知

2013年11月26日 | 社会・政治

 駐日中国大使館は在日中国人に対し、緊急連絡先を大使館に届け出るよう呼びかけたそうです。

 重大な緊急事態が発生した際に在日中国人に対する協力や救助を速やかに実施するため、だそうです。

 それを知った中国のネット・ユーザーは開戦か、日本に手を出すのか、と開戦気分を煽っているとやら。

 今の中国が日本を相手に戦う気などありますまい。
 日本に手を出すということは、洩れなく米国と戦うことを意味します。

 日米はもし中国が攻めてくればこれを撃退して、終わりでしょう。
 日米が中国本土に進攻することはありますまい。

 そして中国は、世界から失笑を買い、共産党政権は倒れるでしょう。

 ではなぜそんな通知を出したのかと言えば、日米に対する脅しであるとともに、自国民の関心を日本に引きつけ、国内問題への興味を失わせるため。

 昔から、支持率の低い指導者が外敵の脅威を煽って、時には実際に戦争を起こして政治的求心力を高めようとするのはよくあることです。

 まぁ、また馬鹿やってらぁ程度に思っておけばよろしいでしょう。

 わが国は淡々と、日々の領空・領海侵犯に対処しつつ、軍事力や練度を高めるよう努力すれば良いだけです。

 中国政府、国民は、毎日のように日本を挑発しても、わが国の海上保安庁等は極めて士気が高く、淡々と対処し続けていることにいら立っているやに聞き及びます。

 わが国の思うつぼというものです。

 それにしてもあまりに巨大で厄介な国がお隣に存在するとは、いかにも面倒なことです。

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中国の防空識別圏

2013年11月25日 | 社会・政治

 中国が尖閣諸島を含む空域を、防空識別圏に定めたことが話題になっていますね。

 もちろん、日米は重大な懸念を表明し、中国はそれに反発しています。

 中国が新たに設定した防空識別圏、かなりの部分がわが国の防空識別圏と重なっています。
 領空と違い、各国がそれぞれ勝手に設定するものですから、あながち中国を責めることはできません。

 わが国だって、44年も前に勝手に定めたのですから。

 しかし、わが国が防空識別圏に他国の飛行機が入った場合、戦闘機をスクランブル発進させ、最悪の場合には撃墜する体制を取っているのと同様、中国もそのような措置を取った場合、世界で最も危険な空になってしまう危険性をはらんでいます。

 中国は東南アジアにも防空識別圏を設定する予定だそうで、明らかに米国による太平洋支配に対する挑戦でしょうね。

 現在、海上兵力と航空戦力は自衛隊だけで中国人民解放軍を圧倒する能力を持っていると言われています。
 これに在日米軍が加われば、鬼に金棒。

 しかし、急速に軍事力の近代化、大規模化を進める中国が、わが国の軍事力を凌駕する日も遠いことではありますまい。

 そうなる前に、中国の野望を抑え込める体制を築く必要がありますが、際限無い軍拡競争は避けたいですし、かと言ってあんまり米軍に頼るのも情けない話です。

 長らくわが国の集団的自衛権行使を認めないと頑張ってきた韓国は、米国や豪州が相次いでわが国の集団的自衛権行使容認を歓迎したことから、条件付きで認める態度に変りました。

 さすがに世界のすう勢には逆らえないと思ったのでしょうね。
 それに朝鮮半島が有事となった場合、日米に頼る他ないのは明白ですし。

 しかし韓国人の4分の1程度しか、日米と連携して北に対抗すべきだと考えている者はいないそうです。

 一番多いのは、竹島をわが国から守るために日韓戦争を覚悟している者が多いとか。

 お気は確か?

 もう少し国際情勢の実態を正しく報道する努力を韓国マスコミはすべきではないでしょうか。

 わが国の会社2社に戦時徴用工に賠償金を払え、という判決が相次いで出て、近々韓国の最高裁が確定判決を下す予定です。

 わが国政府は2社に判決が出ても賠償金を支払わないよう求め、政府として韓国に日韓基本条約に違反すると抗議し、それでも駄目なら国際司法裁判所に訴えると、韓国を脅しています。
 さらに、韓国最高裁が賠償金を払えという判決を下した場合、日韓関係は重大な危機を迎えると、強い言葉で牽制しています。


 もう、腰砕けの民主党政権が倒れ、強い安倍自民党政権が生まれて一年ちかくが経とうとしています。

 中国も韓国も、先の大戦などでわが国の怖ろしさは熟知しているはず。

 安倍自民党政権をあんまり挑発すると、わが国民の意識は一気に過激なものに変っててしまいますよ。

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