ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

痛くない

2022年08月31日 | その他

 副反応による発熱から脱して2日目の出勤となりました。
 熱が無いのはすごく楽ですが、謎の倦怠感が続いています。
 倦怠感を吹き飛ばすため、毎日5杯の珈琲に加え、カフェインを大量に含んだ強眠打破というドリンク剤まで飲んでいますが、効果は一時的なものです。

 調子が悪いときは、食べて眠ること。
 それ以外に方法はありません。

 ましてそれがワクチン接種の副反応とあれば、こちらも一時的効果しかない解熱鎮痛剤を飲んだところで意味はありません。

 痛みやだるさ、倦怠感というのは、体に良くないことが起きていると脳が知らせる重要なサインであり、それがあるからこそ人は病を怖れ、怪我に恐怖して暮らせてきたのでしょう。

 しかし世の中には、無痛症という病気があるそうです。

 その名のとおり、痛みを感じない病気だそうで、これはほぼ生まれつきのため、幼児の頃から怪我が絶えないそうです。
 骨折しても火傷をしても痛みを感じなければ、怪我なんて怖れるはずがありません。
 そこで無鉄砲な行為に及ぶというわけです。
 普通は、指にちょっとした傷を負っただけで、2~3日くらい、ジンジンした痛みがあって、とても不快です。
 ヤクザが指をつめると言いますが、とても怖ろしい行為ですね。

 ワクチンによる副反応、体内に異物が混入して、脳がこれを知らせてくれているわけですから、ワクチンの効果も期待できるし、痛みを感じる感覚も正常であると分かって、安心すべきことなのかもしれません。


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2022年08月29日 | その他

 土曜日、4回目のワクチン接種を受けたことは昨日このブログで紹介したところです。
 カロナールという解熱鎮痛剤を飲んで熱は下がったのですが、今朝起きたら節々の痛みや倦怠感があったため、熱を測ったところ、38度5分の発熱があり、急遽お休みすることにしました。
 私の職場は玄関に熱を測る機械が設置されており、熱があるとそもそも職場に入れない仕組みになっています。


 解熱鎮痛剤というもの、よく効きますが、効果は長続きしないのだなと痛感させられました。
 仕事が溜まっているところ、急な休暇取得は嫌なのですが、職場に入れてもらえない状況とあってはやむを得ません。

 


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副反応

2022年08月28日 | その他

 昨日4回目の予防接種を受けて、今日は副反応で39度もの高熱が出ました。
 念のためもらっておいたカロナールという解熱鎮痛剤を飲んだら、あーら不思議。
 36度7分まで下がりました。
 薬の威力は偉大です。
 カロナールという名前、かるくなーるから来ている駄洒落だとか。
 命名した人も粋ですね。
 熱は下がったものの、倦怠感がひどく、結局一日寝て過ごしました。
 明日の出勤はおそらく大丈夫だとは思いますが。


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日本のいちばん長い日 

2022年08月27日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今朝は6時に起きて朝湯。
 飯を食って二度寝。
 至福のひと時です。

 11時45分に4回目のワクチン接種の予約をしていたので、掛りつけの内科に行って、ファイザーを打ってもらいました。
 前回はひどい高熱が出ました。
 一応、解熱鎮痛剤を5回分もらいましたが、出番が無いといいなと思います。

 帰宅して、DVDを鑑賞しました。
 「日本のいちばん長い日」です。

  終戦直前の、ポツダム宣言を受諾して玉音放送が流されるまでの、敗戦を望む人々と、本土決戦に固執する一部青年将校の暗闘を描いた物語です。
 

 仮に本土決戦を行ったとすれば、米軍に甚大な被害を与えたであろうとは思いますが、最終的にはボロクソにやられて敗戦に追い込まれたでしょう。
 総統官邸が落ちるまで徹底抗戦を続けたドイツを考えればよく分かります。
 しかも本土決戦にはソ連も加わるでしょうから、北海道をソ連にとられ、わが国はドイツや朝鮮のような分断国家にならざるを得なかったと思います。
 そう考えると、ポツダム宣言受諾は正しかったものと思います。

 しかし、日清戦争、日露戦争、第一次大戦と、負け知らずだったわが国の歴史を思えば、本土決戦で形勢逆転を狙った青年将校たちの心情も理解できなくはありません。

 ご聖断が下ってなお玉音版を奪って玉音放送を阻止し、代わりに放送で檄を飛ばそうなどと、あまりにやり方が稚拙だと思います。
 本気でクーデターを成功させたいなら、天皇はじめ要人を皆殺しにするくらいの覚悟が必要だっただろうと推測します。

 2.26事件でもそうですが、反乱軍はなぜ天皇を拉致監禁したり、暗殺したりしないのでしょうね。
 そこがクーデターを行う者として覚悟が足りないと思います。

 玉音版を奪うことはできず、青年将校らは自殺していくわけですが、当時の価値観はよく分かりませんが、愚かな行為だと感じます。
 いずれにせよ、玉音放送は全国に放送され、わが国は敗れました。
 今考えてもわが国の敗戦は悔しくて残念なことですが、戦後の復興と平和の享受を思えば、少しは納得できるというものです。
 隠れた史実として、興味深い映画ではありました。


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酒、酒を呑む

2022年08月26日 | その他

 最近、酒量が増えています。

 お盆休み前までは、平日はほとんど呑まなかったのですが、お盆休み期間中、毎晩晩酌を楽しんでいたら、習慣化したというか、癖になったというか、そんな感じです。
 飲酒は習慣性が高いので、そういうことになりました。
   内科医に肝臓の数値が悪化していると叱られたのは、もう3年も前でしたか。
 それ以来、平日は呑まない生活を続け、肝臓の数値はすっかり良くなりました。

 その時思ったのは、飲酒は当然として、節酒も習慣化するということです。

 呑めば酔い、それは心地よいですが、素面で夜を過ごすとクリアな頭で色々と意欲的になり、平日の夜を充実して過ごせるという心地よさがあります。
 また、翌朝、目覚まし時計なしで爽やかに起きられます。

 ただし、素面で過ごす心地良さを味わうには、夕飯時の飲酒欲求を抑えなければ成しえません。
 ここが難しいところです。
 夕飯時、食前酒を呑みたいという欲求が強く現れます。
 そして食前酒を呑めば、食中酒になり、食後酒になること必定で、翌朝だるくて重い体で起きなければなりません。

 わかっちゃいるけどやめられない、とは青島幸男が作詞してクレージーキャッツの主に植木等が歌ったスーダラ節の名文句ですが、本当にそうだと思います。

 なんでも植木等の父親が禅坊主だったとかで、ご当人がその歌詞の内容から歌うことを躊躇していた時、この文句は人間の真理をついており、必ずヒットすると、倅の背中を押したと聞き及びます。

 ギャグというのはどこか寸鉄人を指すようなところがなければ忘れ去られてしまうような気がします。
 そういう意味では、バカボンパパの、これでいいのだなんていうのも名作でしょうねぇ。

 閑話休題。

 話が逸れてしまいました。
 酒の話です。

 私は二十歳になる少し前から日常的に酒を呑むようになりました。
 大学に入学した18歳からです。

 大学というのは不思議な所で、浪人せずに入学すれば必ず18歳で未成年なわけですが、入学した途端、飲酒を許されたような雰囲気になってしまいます。

 それどころか、1990年代くらいまで、新歓コンパなどでは新入生に深酒することを強要し、毎年、急性アルコール中毒で若い命を散らす者が後を絶ちませんでした。

 最近ではアルコール・ハラスメントとかいう概念が登場し、酒の強要は許されないこととされました。
 それは大変結構なことで、体調を崩したり、ひどい場合には亡くなってしまうリスクはほぼ無くなりました。

 酒を強要するような宴会はもはや遠い昔の物語で、呑みたいやつだけが勝手に呑む、呑ん兵衛にとっては夢の世界になりました。

 酒好きだけが一緒に呑むのですから楽しいに決まっています。
 この夢の世界、コロナで中断を余儀なくされました。
 最近、だいぶ規制が緩やかになりましたが、多くの人は外で酒を呑むという行為を自主規制しているものと思います。

 私もそうです。
 長いこと、外でじっくり呑むということをしていません。

 時折、昼に蕎麦屋で生ビールを一杯だけ呑むことがありますが、私にとってはビールなんて深酒した時の酔い覚ましのようなものです。

 全然効きません。 

 節酒の快感と酔いの心地よさでは、どうしても酔いが勝ってしまうようです。

 手塚治虫に「地球を呑む」という大人向けの漫画があります。
 地球そのものを酒に見立てて、すべて呑んでしまいたいということかと思われます。

 ここで、酒で破滅する主人公が登場します。

 この漫画を読むと、なんだか身につまされるようで、自然と額に脂汗が浮き、顔面が紅潮します。
 己を責め立てられているような気がするのです。

 それでも、私は酒を呑み続けるのでしょうね。
 そして多くの酒呑みが酒で命を落としたように、私もまた、酒で肝臓をやられて死ぬのだろうと思います。

 ある程度の節酒はできても、完全禁酒は不可能でしょうから。


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大学病院

2022年08月25日 | その他

 今日は休暇を取って千葉大学医学部附属病院の眼科を受診しました。
 8時に到着し、8時半から視力と眼圧の検査。
 9時から視野検査。
 9時半にはすべての検査が終わりました。

 待たせることで有名な大学病院にしては順調だと、驚きました。

 しかしその後がひどい。

 検査技師から検査は終わりです、と言われ、5人程度いる眼科医の一人の診察室前で待つように言われたのですが、いつまで待っても呼ばれません。
 もしかして他の眼科医なのではないかと、眼科病棟の受付のおねぃさんに確認しましたが、間違ってはいませんでした。
 待つこと約2時間。
 11時半になってやっと診察室に入れました。

 その時私はすでに切れ気味でしたが、医者もそれだけ忙しいのだろうと、自分を納得させました。
 診察では、目に染みる奇妙な目薬を付けて目に光を当てたり、一時的にコンタクトを付けられたりで、行きつけの町のクリニックとは明らかに異なる診察で、さすがに大学病院と感服しました。

 手術を勧められるのではないかと戦々恐々としていましたが、毎日4種類の目薬をさしているせいか、この2年ほど、視野の欠損は進行していないということで、もう半年様子を見ましょうということになり、半年後、来年の2月10日に受診することになりました。
 その間、月に一回クリニックに通い、薬を処方してもらうことに。
 今日の検査結果をもらったので、次回のクリニック受診時に持っていくことになりました。
 とりあえず良かった。

 目は口ほどに物を言い、とか申します。
 目付きというものはその人の印象をよく表すものだと思います。
 それが見えなくなった場合、人にどんな印象を与えるんでしょうね。
 目が見えなくなることは、想像するだけで怖ろしいことです。

 今回は手術を避けられましたが、いずれ視野の欠損が進んで手術ということになるんでしょうね。
 現代医学が進歩して、欠損した視野を回復できるようになることを祈ります。

 


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緑内障、手術か

2022年08月24日 | その他

 明日は休暇を取って千葉大学医学部附属病院眼科へ眼の検査に行く予定です。

 かかりつけのクリニックで緑内障の手術を検討する必要がある、と言われて初めて千葉大病院を受診したのが2021年の2月3日。
 もう一年半も前です。

 その後2021年3月5日、2021年8月26日、2022年2月25日に通っています。
 明日で5回目。

 これまでは手術すべきかどうか判断できない、とのことで、様子を見ましょうで終わっています。
 目の手術は怖いので、できれば受けたくないですが、正直、大学病院がここまで引っ張るとは思っていませんでした。
 1回目の診察ですぐに手術をしようという話になるんだろうと思っていました。

 緑内障というのは因果な病気で、白内障と異なり、進行を止める治療しかありません。
 一度欠損した視野が戻ることはありません。

 私の場合右目はほぼ正常で、左目の視野が著しく欠損しています。
 毎日朝夕、左目に4種類の目薬を、右目に1種類の目薬をさしていますが、なかなか効いてくれません。

 幸いにして右目は見えるので、右目がカバーして、左目の視野の欠損は気になりませんが、一たび右目を瞑って左目だけで見ようとすると、ほとんど見えないことに気づき、愕然とします。

 左目だけなのでまだ良いですが、右目の視野が欠損すると、車の運転は不可能になり、おそらくパソコン仕事が主の現在の事務職も辞めなければならないでしょう。

 怖ろしいことですが、それが今の私の現状です。

 生きるの死ぬのという重病では無いですが、失明するのは本当に怖い。
 人間、目から得る情報が一番大きいですから。

 しかも日本人の失明原因の一位が緑内障だそうです。
 失明する人はかなり進行するまで気づかず、病院を受診するのが遅れた人のようです。

 緑内障は極めてゆっくり進行するため、なかなか自覚できないのがその理由だとか。

 明日の診察で手術を受けることが決まるのか、あるいはまたもや様子見になるのか現時点では分かりません。

 手術を受けるのが怖いような、いつまでもどっちつかずの状態でいるのも嫌なような。
 中途半端な気持ちです。

 いずれにしろ、医師の判断に従う以外に方法はありません。


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生誕祭

2022年08月22日 | その他

 今日は私の誕生日。
 53歳になりました。
 今でこそ50代は現役バリバリですが、昔であれば老人。
 あちこちガタが来ます。

 私は精神科の他、緑内障のため眼科を、高脂血症のため内科を、頭の湿疹のため皮膚科を受診しています。
 土曜日は何かしらの病院に通院しています。

 一番恐ろしいのは目です。
 緑内障は失明原因の1位だそうですから気を付けなければなりません。
 現在、4種類の目薬を朝夕さしています。
 また、通っているクリニックの医師から手術を検討すべき時期だと、千葉大病院を紹介され、現在、クリニックと千葉大病院の両方に通っています。

 そう考えると、誕生日と言ってもあまり目出度いという気分にはなれません。
 また一つを年を取ったかと思うだけです。
 色々な病院に通院しながらも働けていることに感謝しなければいけないのでしょうね。


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沖縄

2022年08月21日 | その他

 今朝はなぜか4時に目覚めてもう眠れず、You Tubeで最近はまっているBABY METALの動画を観てぼんやりと過ごしました。
 はまったのが封印(活動休止のことをそう呼んでいます)の後というのが何とも残念です。
 6時に朝食を摂ったら眠くなり、ソファで7時から13時まで眠ってしまいました。
 あの早起きは何だったのでしょうね。
 
 寒かったのかもしれません。
 最近冷房に弱くなり、あまりエアコンをつけません。
 しかし同居人が暑くて眠れないというので、寝室は28度設定でエアコンを付けています。
 28度でも寒くて、布団をしっかりとかけて寝ています。 
 今朝4時に起きたのも、くしゃみが止まらないからでした。
 夏でもこんな風ですから、冬は恐怖です。
 引退したら沖縄にでも住みたいと思っています。

 大学時代の友人に沖縄出身者がいて、彼を頼って何度か沖縄に出かけました。
 その友人の結婚披露宴にも行きました。

 沖縄は元々琉球王国という名の外国で、わが国が侵略して併合した歴史があります。
 また、戦後は長い間米軍の統治下に置かれました。
 悲劇の民族と言っても過言ではないでしょう。
 それだけに、日本文化と沖縄文化は大分異なっています。
 まずは食い物からして違います。

 沖縄出身の友人から、私が初めて沖縄を訪れた際、空港で開口一番、外国に来たと思った方がいいよと言われて驚いたことがあります。
 しかし沖縄に滞在しているうちに、友人の言葉は正しかったと思うようになりました。
 沖縄県民の大多数が望むなら、日本からの独立を支持したいと思っています。 

 私の職場の先輩で、退職後、妻子を東京に残して奄美大島に移住した人がいます。
 毎日釣り三昧だと聞いています。
 羨ましいかぎりです。

 首都圏で生まれ育って、地方に憧れて実際に移住する人がいます。
 多くは北海道か、南方の島。
 両極端なのですよねぇ。

 私も学生の頃は北海道に憧れて、かの地で就職しようかと思ったことがあります。
  しかしこんなに寒がりになるなんて思いませんでした。
 北海道に行かなくて良かったと思います。

 で、今の憧れは沖縄です。
 郷土料理は少々苦手ですが、今はなんでも食える時代。
 心配はいりません。

 沖縄に行ったら、一年中半袖短パンで、のんびり過ごしたいと思っています。

 問題は病院です。
 掛りつけの内科、精神科、眼科、歯科、すべて私が住むマンションから至近です。
 これらを沖縄で新たに見つけるのは面倒ですが、日本全国、あるいは世界中を転勤してまわる転勤族からしてみれば、大したことではないのでしょう。
 
 定年後、私が本当に沖縄に移住するのか、今は分かりません。
 引っ越しが億劫になるかもしれないし、親戚縁者との行き来もままならなくなりますから、止める可能性も大きいと思います。
 しかし今は、沖縄への移住を夢見て、日々を暮らしたいと思っています。

  


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老い

2022年08月20日 | その他

 今日は土曜日ながら、忙しい日となりました。
 朝7時に起きて朝湯。
 休日の朝の風呂は格別です。
 その後納豆とソーセージでたっぷりの白飯を摂りました。

 10時からマンションの管理組合の理事会。
 今年は運が悪いことに理事長になってしまいました。
 くじ引きで。

 理事会、すぐに終わるかと思ったら、12時半までかかってしまいました。
 どこの世界もそうでしょうが、くだらないようで、実は重要な案件というものが存在します。
 くじ引きの理事長ですから、理事長権限で強引に物事を進めるわけにはいきません。
 まずは理事のみなさんの意見をよく聞いて、落としどころを探すことになります。
 どうしても意見が合わない場合、継続審議でお茶を濁しました。

 昼はマンションの目の前にある蕎麦屋で冷やしたぬきを食いました。
 なかなかの美味ですが、蕎麦屋というのはどうにも慌ただしいものです。
 食後の珈琲も飲めないのですから。
 で、家に帰って愛飲のエメラルド・マウンテンの濃いやつを淹れ、熱々の珈琲でしばしカフェインで頭をしゃっきりさせました。

 14時から床屋。
 約90分。
 さっぱりしました。

 先ほど帰ってきて、本日2杯目の珈琲。
 タバコをくゆらせながら、ゆっくりと飲みました。

 こんな何気ない日常が、じつは脆くも崩れ去るものだということを、ロシアのウクライナ侵略が示しています。
 また、戦争にならずとも、義母がそうであるように、老いとともに日常を奪っていくことも。

 施設に入った義母は表情が乏しくなり、呆けたような顔を見せることが多くなりました。
 まだよろよろながら歩けるのに車椅子を手放そうとせず、日中はほとんどテレビを観て過ごしているようです。
 できれば歩く練習とかリハビリに励み、少しでも行動的な日常を取り戻してほしいのですが、こればかりは本人の意志しだい。
 義母は何の楽しみもないと言って、涙を流したりします。
 老人性のうつかもしれません。

 80過ぎまで生きれば義母の気持ちが分かるのかもしれませんが、老いというのは千差万別。
 個人差も大きいので、90を過ぎても元気な人もいれば、70代で認知症になってしまう人もいます。

 私の老後、また、同居人の老後がどうなるのか、誰にも分かりません。
 できれば同居人よりも一日でも早く死にたいと思います。
 老いて独り取り残されるのは想像するだけで怖ろしいものです。
 同居人に先立たれたら、私は生きる屍と化すでしょう。
 それほど、私は彼女に依存しています。

 人は必ず老い、死んでいくより他どうにもなりません。
 この冷厳な事実を思う時、慄然とします。

 義母の老いは、私たちに年を取るとはどういうことか、教えてくれます。
 衰えた老人を嗤うことは簡単ですが、そこから何らかの教訓を読み取ることはなかなか難しいものです。
 同居人は義母の我儘に振り回され、心身ともに疲れ果てています。
 人の悪口を言わないところが同居人の美点でしたが、近頃は義母を悪く言うことが増えました。
 私はただ、同居人の心情に寄りそうことしか出来ません。

 老いていくということに恐怖しながらも、これを受け入れていくしかないのでしょうね。
 しんどいことです。

 


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本性

2022年08月19日 | 精神障害

  忙中閑あり。
 今日はそんな一日でした。
 と言うか、8月は大体そんな感じです。

 そんな中にあって、損な性分の私は、襲い来る9月以降の忙しさに怖れをなして、戦々恐々としています。   

 30年も働いて、何を怖がっているのでしょうね。
 我ながら不思議と言おうか、小心者と言おうか。
 この小心ぶりは、生涯、変わらないのでしょうね。

 8月11日(木)~8月16日(火)まで夏季休暇でしたので、今週の出勤は8月17日(水)から今日(8月19日(金))までの3日間のみでしたが、非常に長く感じました。

 休み後の出勤は辛いもので、休みが長ければ長いほど、余計にしんどくなります。
 来週の月曜日は設備点検のため、一斉休業となります。

 今度は3連休。
 8月は休んでばかりいるような気がします。
 休めるのは嬉しいですが、仕事がたまるのが嫌ですねぇ。

かつて私はうつ状態で長期の休みを2回経験しました。
半年が1回、8か月が1回、通算すると1年2か月にも及ぶ長い年月です。

 その間、職場復帰を目指して、精神科医の助言に従って毎日2時間も散歩したり、新聞を読んだりしました。
うつ状態になると普通のことが出来なくなるので、歩けるか、新聞を読めるか、といった何でもないようなことが出来るかどうかが職場復帰の可能性を占う意味で重要なことなのです。
どちらも非常に苦痛でしたが、時折サボりながらも、続けていました。

 1回目の時はそのまま復帰しましたが、2年持たずにダウン。

 直接のきっかけは、上司からパワハラを受けたことです。
 当時、私の職場には、セクハラ防止規程は存在していましたが、広くハラスメント全体を防止するための規程はなく、私はやむを得ず、隠し録音をし、それをもとに千葉県の法律相談に出かけ、労務に強いとされる弁護士事務所を紹介されました。

 いきなり弁護士に登場願うようなことはせず、まずは穏便に、パワハラを受けている旨の相談を産業医に行いました。

 産業医からの提案で、私と産業医とパワハラ上司とで、話し合いが持たれました。
 結果は平行線。

 上司は叱咤激励であってハラスメントではない、の一点張り。

 おまけに、職場の誰に聞いても自分がハラスメントなどを犯す人間ではないと証言してくれる、と頭にお花が咲いたような発言を繰り返します。

 やむなく、上司に弁護士を立てて損害賠償を求める旨宣言し、その場を後にしました。

 ほどなく、弁護士から、①公文書による謝罪、②損害賠償300万円の支払い、③ハラスメント防止規程の制定の3点を求める内容証明郵便がパワハラ上司の元に届きました。 
 パワハラ上司、慌てに慌てて、公文書による謝罪もハラスメント防止規程の制定も行うから、損害賠償300万円は勘弁してくれ、50万円でどうか、と、値切り交渉にでました。

 この時ほど、弁護士の肩書が物を言うことを実感させられたことはありません。
 私が一人で要求した時には、歯牙にもかけなかったのに。

 その後パワハラ上司は職場の顧問弁護士に相談。
 顧問弁護士と私が依頼した弁護士とで話し合いをし、損害賠償を100万円とすることで合意。

 多分私が勝ったということになるんでしょうが、その頃には疲労困憊、出勤する元気は残っていませんでした。
 ここから、悪夢、幻覚、妄想を伴うひどい状況に陥りました。
 毎日食っては寝てを繰り返し、53キロだった体重は74キロまで増加。

 糖尿病の治療を検討しなければならないほど血糖値があがってしまいました。

 しかし不思議なことに、躁状態が現れました。

 気分が上がって、自分が神様にでもなったような気がしてじっとしていられず、過度の飲酒、性的逸脱、賭け事、徹夜しての執筆、他人への攻撃など、今考えれば明らかに典型的な躁状態です。
 でもその時はうつ病が治った、元気になった、としか思いませんでした。
 精神科医はすぐに私が躁転したことを見抜き、炭酸リチウムという、躁状態を抑えるローマ時代から使われている古い薬を服用することになり、躁の夢から覚めることになりました。

 その後正気を取り戻した私は、静養の後、リワーク・プログラムに参加。
 3か月後、職場復帰しました。
 職場復帰した当初は、通常あり得ないほど激烈な要求をしたことや、病気休職が2回目であったことなどから、ひどい待遇を受けました。

 一日中、一人で倉庫に籠り、ファイルの整理を命じられたり、逆に何もせずにただ机に向かって座っているように命じられたり、しかもその時はパソコンすら支給されませんでした。

 私は怒り心頭で、ハラスメント2次被害だとして、騒ぎました。
 そうしたら理事長だとか事務局長だとか言う偉い人が、わざわざ都内の本部から私に詫びを入れに来ました。

 しかし私は、「天皇が来ようが総理大臣が来ようが関係ない、今の自分の待遇を改善しろ」とだけ言って、席を立ちました。


で、普通の職員並みの待遇となり、今に至ります。
もう12年も前の話です。
きっととてつもなく面倒くさいやつだと、誰もが思ったことでしょう。
しかし、世の中を改善してきたのは、勇気ある、しかしひどく面倒くさい、少数の人々です。
圧倒的多数は世間の常識だか空気に抗えず、愚かにも羊のごとく大人しく、自分を殺して生き、私のような過激な行動を出る者を嘲笑います。

愚かなことです。

人間として生まれて、人間性を否定されるような暴挙にあっても我慢するなんて。

私の12年前の出来事を知る者は減りました。

おそらく今は、非常に大人しく、自己主張の少ない職員だと思われているんじゃないでしょうか。
私もやっと大人になったようですから。

しかし人間の本性なんて変わりません。
私を侮辱するような輩が現れたら、躊躇なく、攻撃的な行動に出るでしょう。

 


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生涯現役?

2022年08月17日 | 仕事

 今日から仕事。
 朝からやる気が1ミリも起きません。

 6連休、長いようで短いですね。
 でも今週は希望があります。

 8月22日(月)が、電気設備の点検のため、臨時一斉休業となるのです。
 なので今度の週末は3連休になります。
 休んでばかりのような気がしますが、8月は一年中で一番暇なので、今のうちに休んでおかなければなりません。

 私が就職した平成4年度は、まだ交代で土曜日出勤をしていました。
 たしかその平成4年度の7月から完全週休5日となったように覚えています。
 その時の土曜日の午前中は本当にやる気がわきませんでした。

 「土曜日が半ドンのほうが帰りに寄り道ができて良い」、と言っている先輩がいました。

 朝から丸1日休みだと出かける気にならず、つい朝からビールを飲んでしまうそうです。

 その先輩、週休5日になって休日は本当に朝から晩まで飲むという生活を始め、ついには職場でもトイレでこっそりウィスキーを呷るようになり、アルコール依存症を患って48歳の若さで亡くなってしまいました。
 土曜日が半ドンのままだったらその先輩はまだ生きていたのでしょうか。
 しょせんはいずれ酒に溺れ、早死にしていたのでしょうか。
 誰にもわかりません。 

 意思が弱い場合、こういうことが起きます。

 しかし圧倒的多数の人々は、完全週休2日になったことを喜び、お出かけや趣味に豊かな時間を過ごしているのではないでしょうか。 

 コロナのせいで私はもう4年も旅行をしていません。
 よく出かけていた週末お上りさんの都内散歩も全然していません。

 散歩と言ったら、近所を散歩するか、せいぜい千葉駅周辺を歩いて、駅ビルやそごう千葉店を冷やかす程度です。

 行動が著しく制限され、週末は引きこもりのようになってしまいました。

 それでもDVDを観たり、You Tubeを観たりして、自宅での時間を楽しんでいます。
 出勤するとろくに働かなくてもヘトヘトに疲れますが、休みの日はそういうことがありません。
 休日は脳内麻薬が出ているのかもしれませんね。

 引退すれば、ずいぶんと楽になり、豊かな生活を送れるでしょうに。

 一昨年度かぎりで、58歳の先輩が完全リタイアしました。
 今の時代によくぞ決断したと思っていましたが、もともと土地持ちで、土地の上がりが結構な収入になり、退職金と合わせれば働かなくても生きていけると踏んだようです。

羨ましいですねぇ。

 私が完全リタイアできるのは、60歳ではなく、きっと定年延長となって65歳でしょうね。
 そして年金をもらえるのが、現在65歳からのところ、70歳からになっているでしょうね。

 現代の水呑み百姓であるところの我々底辺を彷徨うサラリーマンは、死ぬまで働いて年金支給開始年齢を待たずに死ねということでしょうか。

 それが国家のためには一番都合が良いということなのでしょうね。

 安倍政権の時、一億総活躍社会の実現、とか言っていました。
 その中の一つに、生涯現役社会の構築、というのがありました。

 気色悪い言葉です。
 それを聞いた時、ぞっとしました。
 まさしく死ぬまで働けという意味ではないですか。

 人生最後の10年くらいは、働かなくても快適に暮らせる社会の実現をこそ、目指してほしいものです。
 生涯現役を求めているサラリーマンなんて、どこにもいないのですから。


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ご赦免船

2022年08月16日 | 仕事

 6日間の短い夏休みも今日で終わり。
 切ないですねぇ。
 気持ちがひどく落ち込みます。

 この落ち込みを少しでも和らげようと、気分転換にそごう千葉店に出かけました。
 そごうに来ると必ず食す、椿屋茶房でビーフカレーとサラダとスープ、さらには珈琲がつくセットを頼みました。
 肉厚のビーフがごろごろ入ったなかなかの逸品です。

 その後、靴屋に行って通勤用の靴を2足購入。
 しめて48,000円。
 良い買い物をしました。
 今履いている靴が大分くたびれましたので。

 抗不安薬を処方の倍飲んで、今は少し落ち着いてます。

 こんなことを、30年も続けてきました。
 壮大な時間の無駄遣い。

  後悔の念が無いわけではないですが、それによってマンションを購入して住宅ローンも完済しましたし、車も5~6年で買い替えています。
 車の購入は必ず新車で、一括払い。

 スーパーや飲食店で値段を確かめることもしなくなりました。
 少々高くても、旨い物を食いたいですから。

 小役人の生活は、収入が安定しているので、今さら辞めるわけにもいきません。
 それでも、野垂れ死に覚悟で小説を書き続ければ、もしかしたら物になったかもしれないという後悔の念は消えません。

 でもきっと、野垂れ死に覚悟で小説一本で身を立てようとしたら、それは極めて困難なことなので、やっぱり後悔していたでしょう。
 後悔の無い人生なんて存在し得ないかの如くです。

 私は後悔の念を抱えながら、小役人としての生活を続け、定年を迎えるのだろうと思います。
 その時、私は何を思うのでしょうね。
 何の感慨もなく、隠居できることを素直に喜んでいるように想像します。
   その日はまだまだ先ですが、定年退職できる日を、待ちわびています。

 ご赦免船はまだ見えませんが、確実に近づいている感じがします。
 早くご赦免船に乗り込みたいものだと、心からそう思います。


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戦前か?

2022年08月15日 | 社会・政治

 今日は敗戦記念日なのですね。
 77年経つのだそうで。
 ずいぶん長い間、わが国は平和を享受してきました。
  それは有難いことだと思います。

 ただ、昨今の世界情勢を見るにつけ、不安がよぎります。
 主要な大国は武力で領土拡張を狙うのはご法度というのがつい最近までの常識だったと思います。
 しかるに、ロシアはウクライナを侵略し、戦いはもう5カ月も続いています。
 ひと昔前だったら世界大戦になっていてもおかしくないと思います。
 西側の民主主義国家群は現代の常識に沿い、ロシアと戦おうとしません。
 ロシアの野望が達せられたら、ロシアと同じ専制国家の中国が台湾を武力で奪い取ろうとするかもしれません。
 そうなったらわが国も無傷ではいられないでしょうね。

 昨年までの8月15日と今日では、状況が大きく変わってしまいました。
 昨年までは戦後だったかもしれませんが、今、わが国は戦前を迎えたような気がします。
 次なる戦争の戦前。

 民主主義国家は専制国家の脅威にさらされています。
 わが国は米国に占領され、わが国が再度軍事大国になって世界を相手に戦うことを恐れた米国によって、即席の憲法で武装を禁じられました。
 しかしソ連との冷戦を迎え、米国は態度を豹変させ、わが国に応分の軍事的貢献を求めることとなりました。
 ほとんど改正は不可能な、国会における3分の2による発議、さらには国民投票を経る、という足かせをつけ、米国は後悔したでしょうね。

 わが国の主に保守系の政治家は、警察予備隊、保安隊、自衛隊と、名前を変えながら解釈改憲によって軍事力を整備し、今では英国の軍事雑誌で世界第5位の軍事大国と称せられるまでになりました。
 そのことは結構ですが、長いこと軍隊ではないみたいな苦しい言い訳を繰り返し、しかし実際は戦車や戦闘機を持つと言う、法律と現実との乖離が生まれました。
 これはわが国の人々の倫理感を破壊するような、大嘘であったと断じざるを得ません。
 不幸なことです。
  
 もし私が危惧するように、戦前に入ったのだとすれば、わが国は更なる軍事力の強化が必要でしょうね。
 台湾を攻めれば自衛隊という変な名前の日本軍がやってきて、大きな損害を被ることになると、中国に恐怖を与えなければなりません。

 今日まで主要大国が大規模な戦争をせずに済んだのは、第三次世界大戦に発展することと、核兵器使用に対する恐怖が主たる理由かと思います。
 多分人間が人間であるかぎり、平和は恐怖でしか保たれないのだろうと思います。
 それならばわが国が平和を維持するためには、ロシアや中国、北朝鮮に、わが国に対する恐怖を植え付けなければなりません。

 それは誠に馬鹿々々しい、愚かなことだと思います。
 しかし狂気を帯びた国々が世界を席巻する現在、わが国一人が正気を保っているわけにはまいりません。
 どこもかしこも狂っているのなら、狂気こそが正常ということになりましょう。
 わが国は狂気を身に纏い、この不確かな平和を維持せしめるよう、軍事大国化への道を突き進むより他、選択肢はありません。

 嫌な時代が訪れたものです。


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牛首村、人はなぜ恐怖を求めるか

2022年08月14日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今朝はじつに久しぶりにJホラーを鑑賞しました。
 「牛首村」です。
 kokiが主演していることで話題になりました。
  監督は清水崇。
 名作「リング」の監督です。
 本格のJホラーでした。

 双子は畜生腹と言われて忌み嫌われる村。
 ここでは7つになると、双子の一人を神様に返すと称して深い穴に放り込んでしまいます。
 いっそ首でも掻き切ってくれれば、楽に死ねるのに、双子の片割れの死体がごろごろしている穴に放り込んで餓死させるとは残酷です。

 kokiは主演ということで、大活躍を見せます。
 ホラーと美少女は相性抜群。
 恐怖シーンもたくさんあって、出血大サービスといった感じです。


 ホラー映画だったりお化け屋敷だったりジェットコースターだったり、人、特に若者はそういう怖いものが大好きですね。

 夜の闇や猛獣が恐怖の対象で、常に恐怖心を持っていたであろう原始人。
 原始人の記憶が私たち現代人にも存在して、恐怖を求めるのかもしれません。

 私は最近コメディを多く観るようになりましたが、やっぱり恐怖映画は良いですね。
 映画に引き込まれます。

 夏のひと時、上質なホラー映画を鑑賞できたことは、私の喜びとするところです。

 


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