ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

ハロウィン

2012年10月31日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今日はハロウィンなんだそうですね。
 元々はケルト系民族の土俗的行事。
 キリスト教とは何の関係もありません。
 ケルト系民族はこの日に精霊や魑魅魍魎が跋扈すると考え、それを防ぐ日だったようです。

 現代では、米国、英国などで盛んで、イタリアやスペインなどの南ヨーロッパやロシアなどでは行われていないようです。

 わが国では舶来のお祭りということで、20年くらい前からお祝いするようになりました。
 面白いのは、ドイツでも同時期に流行り始めたこと。
 同じ敗戦国として、戦勝国の米英の習慣を取り入れたということでしょうか。

 そう考えると、あまり面白くありません。

 私としては、ブギーマンという殺人鬼が活躍するホラー映画「ハロウィン」シリーズがなじみ深いものです。


 その残酷な活躍ぶりは、13金シリーズジェイソン「エルム街の悪夢」シリーズのフレディに勝るとも劣りません。

 わが国でいえば、「リング」シリーズの貞子「呪怨」シリーズの伽椰子「富江」シリーズの富江にあたるでしょうか。

 面白いのは、わが国にはダーク・ヒーローがおらず、ダーク・ヒロインばかりということ。
 やっぱり幽霊といえば美人で若い女性が怖いというのが、わが国でのステレオ・タイプなんでしょうね。

 まぁ、出自や由来は抜きにして、堅いことは言わずに舶来のお祭りで騒ごうというのは、わが国民の健全さを示しているんでしょうねぇ。

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残業

2012年10月30日 | 仕事

 今日は2時間の残業になりました。
 担当替えしてから、明らかに仕事が後手後手にまわっています。
 まだ慣れないせいもあり、あまりにも幅が広いせいもあり。

 昔だったら、2時間の残業なんてへっちゃらだったのですが、精神障害を発症して以来、残業すると異常に疲労します。
 精神科医からは残業を禁じられていますし。

 しかしそうは言っても、フルタイムで働いていれば、状況によって残業を余儀なくされることは致し方ないことです。
 
 その分、お手当も出ますしね。
 しかし躁状態の時浪費をして以来、私はお小遣い制になってしまい、残業しても手元に入るわけではなく、家計費が潤うだけです。
 昔は手取りの50%を家計費に入れるということにしており、手取りが増えれば私が自由になる金も増えていたのですが、今は月わずかに7万円をもらえるだけです。
 手取りが30万円だったら15万円がお小遣いになっていたわけで、今はその半分ももらえません。

 生まれてこの方、今が一番自由になる金が少ないですねぇ。

 躁状態の時に浪費して後で後悔するという患者はかなり多いようで、なかには株に手を出して自己破産に追い込まれる人もいるやに聞き及びます。
 それに比べれば、私はまだマシですかねぇ。


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未知の世界

2012年10月30日 | 精神障害

 今朝、体重を量ったら、52.7キロになっていました。
 成人以降、53キロを切るのは初めての経験です。
 ついに未知の世界に足を踏み入れてしまいました。

 体重計の数字を見て、私の脳裏には、体重減少の原因となった、3月5日の父の死を思い起こさずにはいられませんでした。

 浅草寺病院の辺りはうっすら雪が降り、寒い日でした。
 病室からは、浅草寺の五重塔が輝いて見えました。
 あれほど鮮烈で美しい仏塔は他に知りません。
 そしてその威容を前にして、あれほど巨大に見えた父は、衰え、小さくしぼんでいました。

 五重塔の強烈な美は私を圧倒し、父の小さくなった姿は私を打ちのめしました。
 あれからもうじき八か月。
 私の体重は21キロも落ちてしまいました。

 正直、こんなことが私の身に起ころうとは想像もしていませんでした。
 3~5キロくらいは落ちるかもしれないと思っていましたが、21キロとは。

 しかし、私の精神はいたって元気なのです
 私の過去の精神病歴を考えれば、精神に変調を来しそうなものですが、なぜか今回は胃袋に来たようです。
 腹も減るし三度の飯を食ってもいるのですが、すぐに腹が張って、以前の半分くらいしか食えなくなってしまいました。

 つい一年前の写真と今の私を比較すると、まるでダイエット器具やダイエット食品の使用前・使用後のようです。
 一年前は腹が出て、頬にたっぷりと肉がついています。
 今は腹はへこみ、顔の肉も落ち、何より首から胸板にかけてひどく痩せました。

 世の中にはダイエットに励みながらなかなか成功しない人も多いでしょう。
 そうかと思うと分けも分からず経験したことの無い状態まで落ちてしまうこともあります。
 まだまだこれから、様々な危機的状況を迎え、乗り越えていかなければならないんでしょね。

 生きるとはしんどいことです。


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刺青

2012年10月29日 | 美術

 先ほどまでバラエティー番組で、刺青を入れた若い女性数名と、刺青を入れることに反対する芸能人数名の座談会をやっていました。

 刺青を入れようが入れまいが成人ならば勝手でしょうに。

 それをなんでまたテレビ番組に呼んで入らぬお節介をするのでしょうね。

 刺青を入れていると、一般社会で生きづらくなることは間違いないでしょう。
 橋下大阪市長も市職員の刺青を禁じるような発言をしていましたし、健康ランドもたいていは刺青お断りですし、接客業のほとんどは刺青を入れているだけで採用されないでしょう。
 おそらくまともな親なら倅が刺青を入れた女と結婚すると言ったら反対するでしょう。

 しかしだからこそ、刺青には独特の価値があります。
 すなわち、一般社会の常識とは背を向けて、生涯闇社会で生きていくのだという覚悟を示すには、簡単には除去できない巨大な刺青を全身に入れることが効果的です。
 だからヤクザは刺青を入れるのでしょう。

 それをファッションだとか個人の自由だとか言って刺青を入れ、しかし偏見や差別に反対だというのは、自己矛盾でしょうね。
 世間から嫌われるようなものだから入れているのでは?
 それだけが唯一の価値なのでは?

 それとも刺青を入れたら一般社会では差別や偏見に会うのだという程度の世間知すらないのでしょうか。
 お気の毒。

 私の女友達にも、数名ですが、蝶やマリア様の刺青をお尻や背中などの目立たぬ場所に入れている者がいます。
 腕とか首と違って、裸になって初めて知るもので、男としては素朴な感動がありましたね。
 通常人に見せない部位を見せてくれたわけですから。

 しかしおそらく多くの刺青を入れる女は、自己顕示欲が強く、私の女友達のような効果的な部位に刺青を入れようとはしないのでしょうね。
 よりわかりやすい部位に、派手に。

 私は他人でしかない若い女が派手な刺青を入れたからと言ってご注意申し上げるほどお人よしではありません。
 成人すれば犯罪行為以外何をしようと知ったことではありません。
 ただ、私はそんな痛い思いをして皮膚に絵を描きたいと思ったことがないだけです。

 私だったら刺青シールを毎日とっかえひっかえし、様ざまな絵柄を楽しみますがねぇ。
 飽きたら素肌に戻れますし。


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エクソシスト リターンズ

2012年10月29日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 市販の風邪薬を飲んで横になっていたら、微熱も下がり、調子が良くなってきました。
 すると悪い癖が出て、止せばいいのにDVDを借りに行ってしまいます。
 すぐ隣がGEOなんですよねぇ。
 近いのが良いのか悪いのかわかりません。
 歩いて五分ほどの所にはTHUTAYAもあります。
 駅に至近のマンションには誘惑がいっぱいです。

 今日は「エクソシスト リターンズ」を鑑賞しました。

 「エクソシスト」と言えば1970年代に「オーメン」シリーズとともにオカルト映画の大ブームを巻き起こし、当時小学生だった私は震え上がりながら夢中で観たものです。

 最近はやらせで悪魔祓いをやる偽エクソシストが本物に出くわしてえらい目に会うだとか、悪魔の存在を証明したくてわざと悪魔祓いの手を抜き、強大に成りすぎた悪魔にやられちゃうだとか、パターンも様々になってきました。

 そんな中、「エクソシスト リターンズ」は王道のエクソシスト物でした。

 女子大生に悪魔が憑き、周囲は戸惑い、最後には40年前悪魔祓いの最中に悪魔憑きの少女を死なせてしまったという過去を持つ司祭が登場。
 40年ぶりのがちんこ対決というわけです。
 変な言葉でしゃべったり、あり得ない角度に間接が曲がったり、ルームメイトの女子大生を噛み殺しちゃったりと、なかなか派手に活躍してくれます。
 やっぱりエクソシスト物はこうでなくっちゃいけません 
 オチも今までのエクソシスト物には無い背筋も凍るものでした。

 ただ、カナダの映画ということですが、どうも欧州のホラー映画のような陰惨な雰囲気がありません。
 どこかからっと明るいのです。
 これは米国やオーストラリアなどの、比較的若くて巨大な大陸国家に見られる特徴ですね。
 これをイタリアか、あるいは東欧あたりでリメイクしたら、良い感じの雰囲気が出るんじゃないかと思います。

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微熱

2012年10月29日 | その他

 今朝目が覚めたら変に寒く、腰のあたりに鈍痛がするため、熱を測ったら微熱がありました。
 このところ急激に気温が下がりましたから、体がついていけなかったようです。
 今日は無理をしてでも出勤しなければならないような急ぎの仕事や会議もないため、大事をとって休もうと思います。
 とりあえず常備している市販の風邪薬を飲みました。
 効くときはびっくりするくらい効きますが、本格的な風邪となったら市販薬ではどうにもなりません。
 どっちこ転ぶかは、夕方には分かるでしょう。
 熱が上がっていくようなら夕方かかりつけの内科に行こうと思います。

 私が10年来通っている内科医、町医者の鏡のような人です。

 診察開始は一応9時からですが、患者が来れば待たせるのは悪いと思うのか、8時でも診察を開始します。
 そのせいで、土曜日などは8時20分くらいには待合室が満員になってしまいます。
 空いているのは平日の18時以降で、私は家族性の高コレステロールのため、隔週でコレステロールを下げる薬をもらっていますが、いつも金曜日の仕事帰りに寄ります。
 空いていると内科医は暇なせいか色々と世間話をしてきます。
 主に健康に関することですが。
 
 休診日でも、インフルエンザが疑われた時、電話をかけたら、すぐに来い、と言ってくれました。
 その時は看護士も事務の人もいなかったため、先生は会計の仕方が分からず、医者としては珍しい、ツケにしてくれました。
 日本人ですが、台湾で生まれ育ったとかで、少々日本語が下手なのがご愛嬌です。

 内科医と言い精神科医と言い、良い主治医を持ったものだと思います。

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未熟児

2012年10月28日 | 精神障害

 雨に閉じ込められて1時間半も昼寝してしまいました。
 おかげで、頭すっきり。
 放送大学で履修している今日のメンタルヘルスの印刷教材をなんとなく読んでいました。
 そこに、差別的ともとれる記述が。

 未熟児の場合、母子が引き離されて乳幼児期を過ごすため、適切な愛情関係を築くことが難しく、長じて精神疾患を発病する可能性が高いそうです。

 へぇ。

 私は予定日より二ヶ月早く生まれ、1,800グラムの未熟児だったんですよねぇ。
 幸い保育器に入るほどではなかったらしいですが、未熟児ゆえに30代半ばに達して精神障害を発病した、なんてしたり顔で言われると、ドン引きしますねぇ。

 私と母の関係性はごく普通で、べつだん愛情を感じなかった、ということはありません。
 世間並みだったと思います。
 人並み外れて強い愛情を受けたという覚えはありませんが。

 西洋の心理学だとか精神医学というもの、何か勘違いしている点が多々あるような気がしますねぇ。
 なんでもかんでも性欲に結び付けようとしたフロイトをはじめ、どこかもっともらしい理屈をつけて、それで満足しているような気がします。

 そうかと思うとロボトミー手術という暴力的な患者をほとんど廃人にしてしまう手術が、かつてはさかんに行われていました。

 精神病といっても、それは脳の障害と見るべきで、生育環境や経済状況を過大に評価することは、精神病患者への差別を助長するような気がします。

 私は以前このブログで、WHOの健康の定義を引用しました。

 Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

 英語は苦手ですが、私なりに解釈すると、健康は、単に疾病または虚弱ではないということではなく、肉体的、精神的、霊的に完全で、且つ社会的に活発な状態です、といった意味になろうかと思います。


 青い部分が2010年12月8日の記事の引用です。

 そうだとすると精神は肉体と直結し、さらには霊性とも密接不可分に結びついています。
 未熟児だからとか貧乏だからとか虐待を受けたからとか、あんまり強調しても仕方ありません。

 要はこれからどれだけ健康でいられるかを考えるべきで、そういう意味では行動療法や、それとの類似が認められるわが国発祥の森田療法のほうが、より有効であるような気がします。

今日のメンタルヘルス (放送大学教材)
石丸 昌彦
放送大学教育振興会



森田式精神健康法―この名著が「自分のこころ」を強くする (知的生きかた文庫)
長谷川 洋三
三笠書房



方法としての行動療法
山上 敏子
金剛出版

 

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暴走老人

2012年10月28日 | 文学

 田中文部科学大臣、石原都知事の言動を、暴走老人と称しましたね。
 言いえて妙と言うべきでしょう。
 もっとも、そう言い放ったご当人も暴走おばさんではありますが。

 みんなの党やら日本維新の会やらたちあがれ日本やら、どうやら民自に対抗できそうな勢力が揃ったと思ったのか、都知事の職を放り出してそれらの神輿に乗ろうという考えが見え見えです。

 石原都知事と言う人、気骨があり、発信力があり、カリスマ性もあるようですが、少々頭に血が上りやすい質のようで、今度の行動も逆上気味です。

 老人性の判断力の衰えを感じますねぇ。

 17年前、国会でこの国の政治のありようを痛烈に批判して辞任した時も、その片棒を担いでいたのはお前だろうがと、ツッコミをいれたくなりました。

 月日は流れ、都知事を13年も勤めて、やっぱり国政の場でなければ政治のありようを変革できないと気付いたとは、少々オツムが弱いのではないかと思います。

 もともと都知事は芥川賞を受賞して小説家として世に出ました。
 小説家というのは読んで字のごとく、小さな説を述べる人ではないんでしょうか。
 それが国家国民を論じるだけならともかく、権力も欲しいとなると、穏やかではありません。

 諸外国の例を見ても、小説家やら芸術家やら言う人が権力を握ると碌なことがありません。
 ヒトラーも若い頃は絵描きを目指したり建築家を目指したりした芸術家気取りの小男でした。

 芸術家が権力を握ると、おのれが理想とする浪漫主義国家を築こうとして、えてして国民をミス・リードしがちです。

 霞ヶ関の官僚による国家支配を打破するなんて言っていますが、話が逆ではないでしょうか。

 官僚は法律に基づいて行政を行う人。
 政治家は法律を作る人。
 法律を作るべき政治家が、おのれの職務を役人に丸投げして、なぜか行政官でしかない官僚に法律を作らせ続けた結果が現在のわが国です。

 それに、縦割り行政の役人が、省庁の壁を越えて結託し、国家のグランド・デザインを作ることなどできはしませんし、過去にも行われていません。
 自分が属する省庁の利益になることだけを考えているに過ぎず、官僚支配というのは要するに幻想です。

 戦中においても軍部が日本を支配したようなことを中学で教わりましたが、陸軍も海軍もそれぞ勝手に動いていただけで、国家を将来どういう方向に導こうかなどと大それたことはしていません。

 東京裁判で戦勝国はドイツにおけるナチのような、国家の意志として日本を導いた軍部による共同謀議があったはずだとさかんに宣伝しましたが、ついにそのような証拠はでてきはしませんでした。

 当たり前です。

 わが国がドイツなみにきちんと共同謀議をめぐらせていたならば、あんな無残な負け方はしなかったでしょう。

 戦中においても、現在においても、選良たるべき国会議員がその職務をきちんと全うしないから、軍部独裁だとか官僚支配だとかいう幻想があたかも真実であるかのようにまかり通るのです。

 官僚支配という、鵺のような、存在するかどうかすら定かではない悪を無理やり仕立ててそれを攻撃する暇があるなら、有権者の前で政策の話を一切せずに自分の名前を連呼したり、やたらめったら握手したりせず、静かにこの国の越し方行く末に思いをいたし、古今の名著にふれたらどうですか?

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精神科

2012年10月27日 | 精神障害

 今日は三週間に一度の精神科の診察がありました。
 二週間に一度から三週間に一度になって、ずいぶんたちます。

 抗不安薬をワイパックスからソラナックスにかえてしばらくたちますが、これが功を奏しているのか、自覚的にはうつも躁も感じません。

 先生もたいへん喜んでいました。

 また、近頃眠れないということがなく、寒くなってきたせいかむしろ朝起きるのが辛いくらいなので、睡眠薬のサイレースを切ってもらいました。

 これで精神病薬は気分安定剤のリーマス、抗うつ剤のリフレックス、抗不安薬のソラナックスだけになりました。
 一時期の半分以下の量です。

 仕事もまあまあ順調で、このまま行けば精神科に通う必要がなくなる日も近いかもしれません。

 長かったですねぇ。

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京都日帰り

2012年10月27日 | 仕事

 少し先の話ですが、11月16日(金)、京都駅近くのホテルで会議のため、出張することになりました。
 金曜日なので、金土と二泊して紅葉見物でもしようと思ったら、旅行会社の人にその日の京都に空いている宿は一つもない、と言われてしまいました。

 残念。

 で、旅行命令どおり、日帰りすることになってしまいました。
 人混みと狭い空間が苦手な私がそのような強行軍に耐え抜くには、往復グリーン車を利用する他無いと考え、グリーン券を購入しました。

 もちろん、職場から支給される出張旅費は、普通指定席の料金です。
 差額は自腹を切らざるを得ませんでした。

 何かと物入りですねぇ。


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海辺の光景

2012年10月26日 | 文学

 安岡章太郎の小説に、「海辺の光景」という佳品があります。
 海の見える病室で、愛憎相半ばする母親の最後を看取る中年男の話です。

 3月に父が亡くなってから、私はこの佳品のことをよく思い出します。

 海辺と浅草寺の五重塔がよく見える父が亡くなった浅草寺病院の個室とでは、もちろん趣きが異なります

 しかしそこには、親を亡くすという根本的な類似があり、私にとって父を亡くした経験により、「海辺の光景」という小説は、切実な意味を持つものとなりました。
 この小説の主人公は、どう見ても先が長くない母を見ながら、過去の思い出に浸ります。
 それは決して良い思い出ばかりではありません。

 私は父危篤の報を受け、浅草寺病院へ見舞いに行き、その数日後に、父ははかなくなってしまいました。
 驚異的な生命力を持った男だと思い込んでいただけに、その呆気ない死は、私を呆然とさせずにはおきませんでした。

 その後一ヶ月で、私は精神的ショックから食い物を受け付けなくなり、5キロ落ちました。
 一ヶ月も過ぎると、生きている人間というのは都合よくできているものらしく、精神的ショックは感じなくなりました。

 しかし、その後も体重はじわじわ落ち続け、結果、8ヶ月で20キロ落ちるという信じがたい事態を迎えるに到りました。
 精神よりも胃袋が、父の死にダイレクトに反応したようです。

 以来、私は人の死ということに深く思いをいたすことになりました。

 人の致死率は100%で、おぎゃあと生まれた瞬間から、人は死に向かって一直線に向かっていきます。
 私もまた、今は元気ですが、確実に死に向かって歩みを進めています。
 この一直線に進む時間の流れというものは、なんと怖ろしいことでしょう。
 誰もこれを止めることは出来ないのです。

 そしてまた、私は27歳で自殺した職場の後輩、39歳で自殺した自助グループの先輩の、その死の意味について考えざるを得ませんでした。
 どんなに辛くても、それが永遠に続くことはありません。
 しんどい時期を乗り越えれば、また楽しい日々が訪れるはずです。

 それが待てないほどの深い絶望とはいかなるものだったのでしょうね。

 切ないほどに心が痛みます。

 私もうつ状態が激しい頃、死はごく身近なものであり、極めて魅力的なものでありました。
 しかし私はどうしても最後の一線を超すことができす、生き残っています。

 そして今、私は非常に白けた気分で職場に通っています。
 命を賭して働くような仕事があるはずもなく、ただ目の前の仕事をこなせば良いだけです。
 そういう意味で、今の私は社会的には生きているというよりも死んでいないと言ったほうが適切でしょう。

 生きているというよりも死んでいないと言うべき状態がこれから何年も続くというのは絶望的なことではありますが、日常の小さな喜びがないわけではありません。

 その小さな喜びを糧としながら、私はこれから長きにわたって父やその他身近な人の死と人生を思い続けなければなりません。
 おそらく長生きすれば、私が思い続けなければならない死者の数は増える一方でしょう。
 それが長生きすることのしんどさなのだと思います。

 私は今、猛烈に長生きしたいという欲求を禁じえません。
 長生きして、仙人のような存在になって、この世の移ろいや人々の死生を眺めていきたいと思っています。

 それが、父が最後に私に与えた課題のような気がしてなりません。

海辺の光景 (新潮文庫)
安岡 章太郎
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血液検査

2012年10月26日 | その他

 明日は三カ月に一度の血液検査です。
 8か月で20キロも痩せ、このところ血液検査の結果はオールA。
 自信をもって臨めます。

 私の腕は静脈があまり浮いておらず、血液を採取する際、看護師さんはいつもどこから採るか迷います。
 私がいつもはここから採っています、と指さしても、ためらう人が多いですね。
 でも結局、そこが一番マシだということが分かって、そこから採取されます。

 ひどい時など五回も刺したり抜いたりを繰り返されたことがあります。
 そうかと思うと涼しい顔で一発で採取を終える看護師もおり、なんでもうまい下手があるものだと、変に感心したりします。

 元々は家族性の高コレステロールで内科通いを始め、10年くらいコレステロールを下げる薬を飲んでいますが、前回、下がり過ぎたため、朝夕1錠づつだったのが、朝1錠に減りました。
 その影響がどの程度出ているかを見るのが今回の主眼です。

 それと、酒の影響ですかね。
 γーGTPは飲酒によって数値が上がりますが、私もこれがけっこう高かったのですよねぇ。
 それが前回、全然酒を控えていないのに下がっていました。
 脂肪肝だったのでは、と内科医は言っていました。
 それが痩せて脂肪が落ち、γーGTPも落ちたのではないかと。
 それに気を良くしてここ三カ月けっこう飲んじゃったので、また上がっているのではないかと心配です。

 躁うつ病だと高コレステロールだのと言ってきちんと病院にかかっている私は、なんだかひどく長生きするような気がします。

 精神障害発症以来無理が効かなくなり、結果的に健康的な生活を心がけるようになりましたし。

 ここは大きく、120歳まで生きることを目標にしましょうか。


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Windows8

2012年10月26日 | その他

 今日、Windows8が発売されたそうですね。

 思えば1995年、Windows95が発売された時は狂騒的な騒ぎでした。
 Windows95によって、ヘヴィ・ユーザーではない、一般のパソコン・ユーザーが爆発的に増えたものと思われます。
 私の職場でも、Windows95以降、職員全員にパソコンが支給され、仕事のやり方は劇的に変りました。
 その後、Windowsは頻繁にOSを更新し、今や8代目となるのですねぇ。
 マイクロソフトの商魂はたくましいというか、バージョン・アップするごとに古いバージョンのメンテナンスを順次打ち切り、嫌でも新しいバージョンのOSを購入することになりました。

 今、職場のパソコンも自宅のパソコンもWindows7です。
 職場のパソコンは4年ごとに総入れ替えしていますが、自宅のパソコンは調子が悪くなるまで使っています。
 今自宅で使っているDellの格安デスクトップ、現在のところ絶好調です。

 マイクロソフトに踊らされるのは嫌ですが、近いうちにWindows7のメンテナンスも打ち切られるんでしょうねぇ。

Microsoft Windows 8 Pro 発売記念優待版 (XP・Vista・7からのアップグレード専用:2013年1月31日まで)
マイクロソフト
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政界激震

2012年10月25日 | 社会・政治

 石原都知事が、本日をもって都知事を辞職する、と表明しました。
 普通に考えれば、おん年80歳の高齢から、完全引退して余生を楽しむのだと思うところです。
 しかしこのおじいちゃん、いささか元気が有り余っているようで、大方の見方は国政復帰してたちあがれ日本や日本維新の会をバックに、総理の座を狙うようです。

 これはもはや老害なんじゃないでしょうか。

 石原先生、確かに他の政治家には無い信念や行動力を持っていることは確かなようです。
 被災地のがれき受入れをいち早く表明したり、尖閣諸島を都が買おうとしたり。
 今なお、血気盛んです。
 また、祖国を愛する情熱は、他の政治家には感じられないものです。

 それでも、年には勝てないと思います。
 人の寿命はそれぞれですが、やっぱり80歳で総理を目指すというのは、どうかと思います。
 選挙を経て過半数を得、あるいは他の党と連立を組み、といった手続きを踏めば、どうしたって5年やそこらかかるでしょう。
 そうしたら80代後半になっちゃいますよ。
 いくらなんでも気力も体力も衰えていることでしょう。

 倅が自民党総裁選に敗れ、親ばかを卒業して、自ら総理に、ということなのでしょうが、私としては完全引退して大所高所から現役の政治家を指導してもらいたいと思います。

 おそらく次の選挙で民主党は大負けし、第二次安倍内閣が誕生する公算が大です。
 前回、わずか一年の在職中に、教育基本法の改正や防衛庁の省昇格を成し遂げた、気骨のある政治家だと思います。
 健康問題が解決しているのなら、どれだけの仕事を成し遂げるか、楽しみなところです。
 やっぱり最終的には憲法改正でしょうねぇ。

 65年も改正していない憲法というのは世界に例がなく、日本国憲法はもはやシーラカンスですねぇ。
 新しい概念に関する条文がなく、時代錯誤の条文があまたあります。
 憲法改正というとすぐに9条の話になってしまうのは不幸なことです。
 9条はそのままでも良いから、不備を治すことは必要です。

 それをやるのが安倍総裁なのか、石原おじいちゃんなのか、見物ですねぇ。


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地震予知裁判

2012年10月25日 | 社会・政治

 このほどイタリアで、2009年のイタリア中部地震に際し、適切な防災警報を発動しなかったとして、防災庁附属委員会の委員7人に対し、最高禁錮6年の実刑判決がでたそうですね。
 容疑は過失致死罪。

 これ、重過ぎませんかねぇ。

 イタリアといえば、昔のガリレオ裁判を思い出します。

 地動説を唱えて有罪となった、あの裁判です。

 これとの類似を感じずにはいられません。

 そもそも相手は自然災害。
 これを的確に予知することは現代の科学では不可能です。

 こんな判決を出していたら、誰も地震予知の研究などやらなくなりますよ。

 


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