ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

冬至

2013年12月22日 | その他

  今日は冬至でしたね。

 一年で最もお日様を拝めるのが短い日。

 逆に言えば明日から少しづつ日が伸びるわけで、闇を嫌い、太陽、わけても午前中の強い日差しを好む私には、嬉しい日でもあります。

 希望が持てますからねぇ。

 冬至といえばゆず湯。

 実家では、家の風呂にゆずをたくさん入れて、良い香りでした。
 子供の頃は、なんで風呂にみかんを入れるのだろうと思い、もったいないからと湯に浮かぶゆずを食おうとして痛い目に会ったこともあります。
 あれは食うもんじゃありませんねぇ。

 しかし、今、昼なお暗いマンションの味気ない風呂にゆずなど浮かべる気は起きず、まして薄給の身であれば、そんなことをすれば哀愁漂う切ない仕儀と相成ることが分かっていますから、普通に湯を入れて、但しいつもより長めにつかって体を温めました。

 風呂でさっぱりすれば、次は酒となるのが当たり前。

 金とは何かと問われれば、酒に化ける物と答え、時間をどう有効活用するかと問われれば、酔って紛らわせるに如くはないと答えるのが私の流儀ですから。

 近頃、若い頃には好まなかったウィスキーのロックばかりを飲んでいます。
 若い頃は冷酒やワインなどの醸造酒を好んだのですが、中年になってからは、焼酎かウィスキーが酔い覚めが良くて、もっぱら蒸留酒を飲むようになりました。

 しかしつまみは若い頃と変わらず、今宵は赤身とイカの刺身、冷やしトマト、お新香と、いたって軽い物で済ませています。

 そのせいか私の胃袋は怠け者になってしまったようです。


 揚げ物をもう2年以上も食っていません。

 会食や宴席などで揚げ物が出ても、箸を付けずに下げてもらうのをもっぱらとしています。

 なんとなれば、揚げ物は私の胃袋に過大な負担をかけ、要するに食ってしばらくすると気持ち悪くなってしまうためで、味が嫌いというわけではありません。

 いずれは学生時代のようにカツ丼をもりもり食うような胃袋を取り戻したいものですが、難しいでしょうねぇ。

 酔いに任せて徒然に筆を滑らせてしまいましたが、お目汚しの段、ご容赦のほど、お願い申し上げます。

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ブラッド・ブレイク

2013年12月22日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 昼飯は簡単に家でありあわせの物を食って済ませました。

 同居人が学生時代の友人とランチとかで、いそいそと東京ステーション・ホテルに出かけていったので、気兼ねなく大音量で、リビングを暗くして気分を盛り上げ、ホラーを楽しむことが出来ます。

 嬉しいですねぇ。

 本日2本目のDVDは「ブラッド・ブレイク」です。

 いわゆるオカルト物ですが、舞台が刑務所の独房というのが変わっています。



 物語は19人を虐殺した凶悪犯、バリーの死刑執行から始まります。

 そして何も知らず、その日のうちにバリーが収監されていた独房に入れられるマイルズ。

 始りは何か怖ろしい予感を感じさせる格調高いものでしたが、どうも失速気味。

 そもそも独房から出られず、しかもあちこちで悲鳴が聞こえ、看守も囚人もお構いなしの虐殺が起きていることは分かるものの、外の様子が分かりません。
 しかも夜中なので真っ暗。

 独房で怯えている間に、隣の独房の囚人から、「バリーは毎日意味不明の独り言を言い、唯一聞き取れたのはマイルズという名前だけだ」と聞かされ、びっくり。

 さらに、便器の裏から出てきた奇妙な名前のリストに、自分と娘の名前が入っていてさらにびっくり、という具合。

 軽いくすぐりはあるものの、物語が進みません。

 どうもバリーは邪悪な者に取り付かれており、処刑されたことから次なる宿主を求めているという設定のようです。

 スローな展開に軽くイラついていると、独房の目の前で看守が半狂乱になって自殺したため、看守の鍵束を奪って隣の囚人と逃亡を図りますが・・・、という感じ。

 いっそ潔いくらいB級ホラーでしたねぇ。
 ちょっとお勧めはできません。


ルーク・ゴス ブラッド・ブレイク [DVD]
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カレ・ブラン ーフランスの暴力ー

2013年12月22日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 フランスの暴力的で暗示的なSFを鑑賞しました。

 フランス製の暴力を描いた映画が持つ残虐性は、他国の比ではないことを、何度もこのブログで指摘してきました。
 この映画も、それに連なる作品かと思います。

 「カレ・ブラン」です。
 を現す言葉だそうで、にも繋がるそうです。



 近未来。

 いくつもの高層ビルが立ち並ぶその都市の風景は、現在の世界のそれとあまり変わりません。
 違うのは街角のスピーカーから流れる住民たちの妊娠及び出産の報告とセックス奨励のアナウンス、そして木槌でボールを叩いて競い合うスポーツ、クロッケー試合の結果報告です。

 十代の少年フィリップは、人肉加工場で働く母親と共に高層住宅で暮しています。

 しかし今の仕事と生活に絶望した母親は、ベランダから飛び降り自殺を図ります。

 そしてその死体は、回収業者にトラックに乗せられ、人肉加工場へと運ばれていくのです。
 一人残されたフィリップは車に乗せられ、たどり着いた先は、フィリップと同じような年令の孤児が集められた教室でした。

 施設で孤独な日々を送るフィリップは、自殺を企てます。
 チェーンで首を吊り、縊死寸前のフィリップを救ってくれたのは、同じ教室の少女、マリー。
 
 同じように自殺未遂を犯し、手首に包帯を巻かれた少年と一緒にフィリップは、広い部屋の中に連れて来られます。
 目の前には死体を入れて運ぶシートが敷かます。
 「袋の中に入ってみたい人は?」と女性教員に尋ねられ、手首に包帯の少年が手を挙げ、袋の中に入ります。
 すると部屋に入って来た男がフィリップに棍棒を握らせます。
 躊躇していると激しく叩かれ、その激痛に耐えかねたフィリップは自ら棍棒を握り、袋の中の少年を撲殺してしまいます。

 成人したフィリップは、組織の管理職として働いています。
 就職希望者たちを家畜とそうでない者を仕分けするゲームに立ち合うのが仕事。

 妻になったマリーとは不仲。

 普通の人々の獣姓が見えてしまうマリーと、自ら怪物となったフィリップの、ラブストーリーとして観ることも可能でしょう。

 こう書いてしまえばどうということもありませんが、暗い画面に重たい雰囲気、転がらない物語と、かなり観る者を戸惑わせる作りこみになっています。

 そしてもう一つ、人肉マークがついた食品ばかり出回っているわりに、システマティックに人肉用に人間を飼育しているシーンがありません。

 偶然殺された者、ゲームに敗れて殺された者、自殺者などを食肉としている風情ですが、そんなことでは足りるはずないと思うのですが。

 好悪がはっきりと割れる作品だと思います。
 私としては、わずか80分ですが、疲れる映画だと感じたしだいです。

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