ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

マイナンバー

2015年09月30日 | 社会・政治

 いよいよマイナンバー制が始まるそうですね。
 国民全員に書留で送るとなると、日本郵政、儲かるは儲かるでしょうけれど、大変な作業量でしょうねぇ。

 お気の毒。

 かつては「国民総背番号制」とか言って、国家が国民を管理するみたいな、悪法と捉える向きが多かったですが、これだけ情報化が進むと、致し方ないのかなと思います。
 リスクというデメリットと利便性というメリットを秤にかけて導入が決まったのでしょう。

 しかし、これを悪用した詐欺が横行することが心配です。
 数字一つであらゆる個人情報が引っ張ってこられるとなると、詐欺集団には美味しい話でしょうからねぇ。

 特にお年寄りになるとなぜだか人を疑うということをしなくなる傾向にあるようです。
 自分が年を取ってみないとその心境は分かりませんが、年を取るごとに用心深くしなければなりませんね。

 人を見たら泥棒と思え、なんていう教育を子供たちに施すのは嫌なものですが、痛い目にあっては元も子もありません。

 結局ご当人がだまされないように気を付ける以外ないのでしょうから。

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小保方ショック

2015年09月29日 | 仕事

 学術研究の業界を激震させた小保方ショックが今も続いています。
 やれ研究者に倫理教育をやれ、その後理解度テストをやれ。
 当然、研究者からは反発が起きます。

 しかし、文部科学省からのお達しとあれば、学術行政に携わる者としては、やらないわけにはいきません。
 おかげで残業続き。

 疲れます。
 嫌になります。

 それにしても小保方氏という人、自分がどれだけの影響を及ぼしているか、分かっているのですかねぇ。
 猛省を促します。


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幸せスイッチ

2015年09月28日 | 文学

 奇妙で邪悪な感じの短編集を読みました。

 小林泰三の「幸せスイッチ」です。

幸せスイッチ (光文社文庫)
小林 泰三
光文社

 両親が亡くなり、莫大な遺産で暮らす傷心の女子高生。
 悪い男にひっかかり、有り金全部もっていかれ、男にも捨てられ、絶望の淵に沈む彼女を救ったのは、脳から快楽物質を出させるスイッチ。
 しかしそのスイッチを付けると、怖ろしい罠が・・・。


 表題作の他、異常で奇妙な味わいの短編集で、テンポも良く、私の好みの作品群でした。
 この作者の作品をしばらく続けて読んでみようかと思っています。

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痛飲

2015年09月27日 | その他

 昨夜は古い女友達二人と人形町の懐石の店で食事をし、その後近くのバーに繰り出して痛飲しました。

 18時から23時半まで。

 1人は着物姿で現われ、もちろん私も着物。
 妖しい3人に見えたことでしょう。

 冬の再会を約して、私はタクシーに乗り込みました。

 愉快な飲み会でありました。 


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会食

2015年09月26日 | その他

 5連休の後2日働いただけでひどく疲れてしまい、今日は家でごろごろしています。

 14時ともなると、やっと元気になってきました。

 今夜は日本橋人形町の懐石料理の店で会食があります。

 このブログで何度か書いた、かつての同僚で今は飲み仲間となった2人の女友達と3人で一献かたむけようという趣向。

 女友達というのは不思議なもので、職場を離れてからも続くものですね。

 男同士の友人と言えば、学生時代の友達を除けば、リワーク・プログラムで知り合った人だけで、職場での友人というか同僚とは、異動になってしまえば年賀状のやり取りくらいしかできません。

 今日会う二人とは、大体晩夏か初秋に一回、正月か2月に一回、半年に一度のペースで会っています。

 織姫と彦星の倍ですねぇ。

 しかもそのうちの1人の後輩である新人君と、私は同じ職場の同じ部署で働いています。
 新人君と女友達、年の差はありますが、女友達が大学時代やっていたスポーツを続けているとかで、同じ運動部の新人君とは一緒に汗をかく仲のようです。

 新人君に彼女の名前を出したら大層驚いていました。
 新人君、毎日先輩や上司に叱られながらもめげずに頑張っています。
 ややお調子者な感じはしますが、素直だし、伸びしろはありそうです。

 自分の若い頃を思い出すと、彼の日々の心の葛藤が手に取るようで、痛々しい感じもしますが、サラリーマンなら誰でも通る道。

 心ひそかに応援するしか方法はありません。

 おのれの力で、回り道や失敗を繰り返しながら成長しなければならないのは、赤ん坊と同じです。

 女友達には、新人君の奮闘ぶりも伝えなければなりませんね。

 飲みすぎに注意しつつ、楽しんでこようと思っています。
 


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真夜中のマーチ

2015年09月25日 | 文学

 昨夜は奥井英朗の小説、「真夜中のマーチ」を一気に読みました。

真夜中のマーチ (集英社文庫)
奥田 英朗
集英社

 

真夜中のマーチ [DVD]
窪塚俊介,玉山鉄二,香椎由宇,津川雅彦
角川エンタテインメント



 大手商社に勤めるダメ社員のミタゾウ、イベント企画をやりながら一攫千金を夢見るチンピラのヨコケン、クールな謎の美女、クロチェ。
 何の関係も無かった25歳の3人がふとしたきっかけで出会い、ヤクザや中国マフィアを相手に10億円を横取りしようと八面六臂の大活躍をするエンターテイメントに仕立て、息をもつかせぬテンポの良さで、ぐいぐいと読ませます。

 三人の微妙な関係や、一癖も二癖ある多くの登場人物が物語に彩りを添えます。

 それにしてもこの作者、器用な人です。
 「最悪」などの重厚なミステリーを書いたかと思えば、「空中ブランコ」「イン・ザ・プール」などのユーモア小説を物し「真夜中のマーチ」のような、青春小説の要素を盛り込んだ活劇をも書いて見せます。

最悪 (講談社文庫)
奥田 英朗
講談社

 

空中ブランコ (文春文庫)
奥田 英朗
文藝春秋

 

イン・ザ・プール (文春文庫)
奥田 英朗
文藝春秋

 

イン・ザ・プール [DVD]
三木聡,奥田英朗
ポニーキャニオン

 こういう作家、ジャンル分けがほとんど不可能です。

 映画化された作品も多く、儲かって仕方ないでしょうねぇ。
 こういう人と同時代に生きられて、幸せです。

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連休呆け?あるいは衰え?

2015年09月24日 | 仕事

  連休明けのせいでしょうか、おそろしく勤労意欲がわきません。
 普段からあんまり勤労意欲などありませんが、今日はひどいようです。
 午前中、ほとんどぼうっとした状態で時間が過ぎていきました。

 かつて私は、仕事が早くて正確であることに自負を抱いていましたが、加齢による気力体力の衰えなのか、あらゆることが面倒くさくて、仕事を先延ばしにする傾向が顕著になってきました。
 その副作用というか効用というか、仕事のことを考えて自宅で悶々とすることが無くなったのは良いのですが、仕事が滞ってしまっては元も子もありません。

 困りましたねぇ。

 幸い、元々が仕事が早かったので、普通になった程度で済んでいるため、誰かに迷惑をかけたり催促されたりすることはまだありませんが、近いうちにそういう事態が起こるような気がして仕方ありません。

 これに対処するには、失せた気力を振り絞って、素早くこなす以外に無いことは分かっているのですが、なかなか手が動いてくれません。

 これから昼寝して、午後、なんとかスイッチが入ってくれればと切に願います。

 40代前半までは自覚していなかった衰えを、45を過ぎて、実感させられています。
 わが国では60歳定年制を採っている会社がほとんで、私が勤める職場もそうですが、年齢による衰えは個人差がありますから、定年まで勤めるのは難しいような気がしています。

 指示や判断だけをして手を動かす必要が無いくらい出世するか、逆にアルバイト的な、何の責任もなくただ伝票処理だけをするような気楽な立場になるか、どちらかしか無いと思いますが、今の私のポジションではそんなことが不可能なことも分かっています。

 なんだか愚痴っぽくなってしまいました。
 今の立場で与えられた職責を果たすべく、老骨に鞭打つほか無いとは、なんだか絶望的な気分ですなぁ。


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幸薄い

2015年09月23日 | 散歩・旅行

 連休最終日は小説を読んだり散歩したり、ぶらぶら過ごしました。
 連休明けというのは憂鬱なものですが、木金と2日通えばまた週末だと思えば、少しは気楽になります。

 散歩の途中、ヒスパニック系の中年女が、路上の隅に座り込んでアイスクリームを食べながらぶつぶつ独り言をしゃべっていました。
 スペイン語のように聞こえましたが、定かではありません。
 薄汚れた、白というより茶色くなったTシャツを着て、眉間に皺をよせていました。

 遠い異国で、どういういきさつでそうしているのか、私の頭にいくつもの小さな物語が去来しました。
 どれも幸薄い女が辿ってきたであろう半生の物語です。

 私にもまだ物語が浮かぶ力が残っていたのかと、我ながら驚きました。
 しかし働きながらでは、それらを形にする力まではありません。

 私もまた、幸薄い疲れた中年に過ぎないようです。


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お買い物

2015年09月22日 | 散歩・旅行

 爽やかな秋晴れに恵まれました。

 久しぶりに布団を干し、掃除機をかけ、風呂やトイレの掃除もしました。
 それだけで、気分が晴れやかになります。

 昼はイカ墨スパゲティとほうれん草のソテイを食し、千葉三越に買い物に出かけました。
 お目当てはお香。
 最近お香を切らせましたので。

 それと、同居人の快気祝いの品を何点か。
 親戚は多くないですが、それでも治療代にお釣りが出るくらいのお見舞いは貰いましたからねぇ。

 千葉駅近くには三越とそごうがありますが、私は断然三越派。
 そごうより狭いですが、静かだし、ディスプレイもゆったりしているので、のんびりと買い物が楽しめます。

 地下の漬物売り場で試食してうまかったので、塩らっきょとザーサイをそれぞれ300グラムづつ購入しました。
 それだけで2,700円もしました。
 やっぱりデパ地下は高くつくようです。
 
 これを箸休めにして晩酌を楽しむといたしましょう。


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馬車道・伊勢崎町から三渓園へ

2015年09月21日 | 散歩・旅行

 今朝は7時に起床し、宿に併設されているスパでじっくりと汗を流し、ファミレスで朝の定食を食い、馬車道を目指しました。

 この界隈は明治のどっしりとした重厚な建物がそこここに見られ、小奇麗で洒落た、いかにも横浜らしい雰囲気でした。

 ところが大通りを渡り、伊勢崎町に入ると、様相は一変。
 飲み屋や風俗店がぎっしりとつまり、猥雑な雰囲気。
 しかも昭和っぽい。
 明治から昭和にタイムスリップしたかのごとくです。

 お昼は天ざるを食し、少し足を伸ばして車で本牧の三渓園に向かいました。
 赤のみならず白のヒガンバナも咲いていました。


 

 


 日本庭園ぽいのは池がある真ん中だけで、周辺は急峻とも言うべき丘に囲まれ、丘にはお寺の本堂や三重塔、天満宮や茶室を移築した、野外博物館の様相を呈していました。



 かなり広大で、しかもアップダウンが多く、けっこう疲れましたね。

 帰りは湾岸を飛ばし、わずか68分で帰り着くことが出来ました。

 一般的には日帰りする距離なのでしょうが、それをあえて一泊してゆっくりするというのは、海外旅行にも負けない贅沢だと感じます。

 少し疲れましたが、楽しい楽しい小旅行でした。

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横浜たっぷり

2015年09月20日 | 散歩・旅行

 今朝は朝8時に千葉市の自宅を出発し、湾岸高速を飛ばして一路、横浜を目指しました。

 車を走らせること85分、山手のコインパーキングに車を停めました。

 横浜は不案内にて知りませんでしたが、高速を降りてほどなく、一体傾斜は何度なんじゃ?、と思うほどの激しい坂道。
 しかもひどく道が細い。

 都内の混雑した道も物ともしないベテランドライバーの私が、狭くて激しい傾斜の坂道に難儀しました。

 山手の豪邸街をのんびりと歩きました。
 あれほどの豪邸は、千葉市だったらヤクザの組長宅としか思えません。

 7つある古い洋館を冷やかしたり、外人墓地をのぞいたりして、午前中は終わりました。

 急坂を降りると、山手の閑静な住宅街とは趣きを一変する中華街へ。
 原宿もかくやと思わせるほどの激しい人混みで、お祭りかと思いました。
 その中から、上海料理の看板を掲げる店に入り、ノン・アルコールビールを飲みながら小龍包だのワンタンだの上海焼きそばだの、たっぷりとたいらげました。

 満足。

 その後山下公園に向かう途中、ドトールで珈琲。
 小一時間ほども休んでから、鯨の背中という愛称を持つ大桟橋へ

 さすがに広大な港でした。





 鯨の背中から見たみなとみらいです。

 その後山下公園をぶらつき、洒落た店が立ち並ぶ元町へ。
 こちらも中華街同様、馬鹿げたほどの人混みでした。

 元町の裏道の急坂を、登山気分で登るとあっという間に山手。
 コインパーキングに戻り、車で新横浜駅前のホテルを目指しました。
 横浜の中心地から11キロ、30分ほどで宿に到着しました。

 宿はどうやらウィークリーマンションらしく、キッチンにはガスコンロ、電子レンジ、洗濯機まで備え付けの、18畳ほどはあろうかという巨大なワンルームでした。
 部屋を遊ばせておくのを嫌って、短い逗留の客にも提供しているものと思われます。

 晩飯はホテル近くの海鮮居酒屋。
 三崎港産と思われるサザエの刺身やサザエの壺焼きを楽しみました。

 それまで閑散としていた居酒屋、20時を過ぎたら急に妙齢のおねぃさんのグループが次から次へと押し寄せます。

 横浜アリーナで行われていたジャニーズアイドルのコンサートが終わったからだと教えてくれたのは、若い店員でした。

 急に騒々しくなった店内に耐えられず、堪らず、店を出ました。
 飲み足りない気分の私はコンビニでウィスキーの小瓶と水を買い、ホテルに戻りました。
 今、ウィスキーのストレートをちびちびやりながらタブレットでブログを書いています。

 じつに盛りだくさんの、楽しい1日でした。

 鏡に映る私は、鼻と頬が確かに赤く焼けているようです。


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横浜

2015年09月20日 | 散歩・旅行
今日 はこれから一泊二日で横浜ドライブ旅行。
行ってきます。

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シルバーウィーク

2015年09月19日 | その他

今日からシルバーウィーク。
嬉しいですねぇ。

今日は朝からのんびり。
朝湯を楽しみ、パソコンやタブレットで遊んだあと、しばし散歩。

これから月に一度の精神科の診察があります。
診察といっても、近頃では何も相談することがないくらい、健康な状態を維持しています。

明日から一泊二日で横浜へ小旅行に行く予定。
高速を使えば車で一時間ちょっとの距離の横浜で、あえて宿泊するというのは、かえって贅沢な感じがして、これまでも川崎に泊まったり大宮に泊まったりといった贅沢を繰り返してきました。

それらはいつもゴールデンウィークでしたが、今年はシルバーウィークということで、結構な時代になったものです。


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安保法制ー尻尾を振る犬ー

2015年09月18日 | 社会・政治

  昨日の参議院安保法制特別委員会、国会議員の先生方は無様な姿をさらしていましたね。
 採決を行おうとする委員長を十重二十重に取り囲み、半ばつかみかかろうとするとは、言論の府であるべき国会も地に落ちたものです。
 ことの賛否はともかく、あのような行動に出たところで、何も変わりはしません。

 安保法制を戦争法案と決めつけてデモで遊んでいる人々の姿が連日映し出されています。
 お暇そうで結構なことです。

 今回の法案はけっこう複雑で、10本くらいの法案やら改正やらがあって、単純に戦争法案などと決めつけることは適当ではないでしょうね。
 今まで認められていなかった集団的自衛権を認めることが柱のようですが、私はかねてから不思議に思っていました。
 すなわち、米国と軍事同盟を結び、在日米軍基地を多数抱え、米国との共同防衛を国防の柱に掲げておきながら、集団的自衛権を認めないというのでは、現実と法解釈があまりに乖離していると感じていたのです。

 わが国はわりと法律よりも現実重視のところがあって、過去、現実に合わせて解釈改憲を積み重ね、ほとんど憲法9条はあってなきがごとくです。
 今さら「9条守れ」と声を張り上げるとは、私にはブラック・ジョークとしか思えません。
 もうとっくに9条は死文化しているのですから。

 今回のいわゆる安保法制は、現実と法律を合致させることが主眼であるべきですが、実態は米国へのメッセージのために準備されたものと思われます。
 米国が戦う場合、わが国も参戦もしくは応援するから、日本を見捨てず守ってね、という。

 ご主人のご機嫌を取るために尻尾を振る犬のようで、私には屈辱的な法制だと感じられます。

 集団的自衛権など認めず、米軍にはお帰りいただき、米国との軍事同盟も解消し、わが国の防衛はわが国一国だけで担うというのが理想でしょうねぇ。
 その場合、おそらく米国はわが国を仮想敵国と見なすでしょうし、そうなればわが国は核武装も含めた巨大な軍事力を持たなければならないでしょうけれど、孤高のプライドを保つことはできます。
 個別的自衛権だけで国防を維持せしめようとすれば、どうしたってそうなります。
 それはあんまりお金がかかるし、非現実的であることから、尻尾を振る犬になってでも、米国の顔色をうかがうことを、現政権は選択したわけで、まことに情けないかぎりです。

 わが国は誇り高い侍の国ではなかったのでしょうか。

 誰も頼りにせず、自国のみを恃み、敢然と一人で立つ国になれたら気持ちが良いだろうなと思います。

 そういうわけで、私はこのたびの安保法制には反対、というのが本音です。

 ただし、私の夢想があまりに現実離れしたものであることも自覚しています。
 一種のロマンティシズムでしょうね。

 現実の国際社会をみれば、米国との軍事同盟を堅持することが、最も現実的で、安上がりで、結果的に国民のためになるのでしょうね。
 悔しいことこのうえない話ではありますが。
 分裂気味ではありますが、本心では反対しながら、現状を見ると表面的には賛成せざるを得ないようです。
 次善の策として。  


 いつの日か軍事的にも完全な独立を果たし、米国の軍事力に頼らずに済む日が来ると良いですねぇ。
 


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蕎麦

2015年09月17日 | 文学

 今年は猛暑と言われましたが、8月の終わりから涼しくなり、その後長雨が続き、すっかり秋の気配です。
 今日もひどい雨。
 シルバー・ウィークは晴れる予報ですが、この調子では分りません。

 涼しくなると、酒の味が一段と上がり、つまみの味も良いようで、酒が進んで困ります。
 飯も麺類も旨く感じられます。

 秋雨や 蕎麦をゆでたる 湯の匂

 夏目漱石の句です。

漱石俳句集 (岩波文庫)
坪内 稔典
岩波書店

 昼餉でしょうか、あるいは晩、酒の上りでしょうか、秋雨の中、蕎麦をゆでる香りが食欲をそそられるようで、つい、蕎麦が食いたくなります。

 現代ではラーメンの旨い店を特集するメディアが多いようですが、江戸時代にはもっぱら蕎麦番付が流行ったようです。
 江戸っ子は江戸前鮨と並んで、蕎麦を愛したのですねぇ。

 今宵、晩酌の上りには蕎麦を茹でましょうか。
 あるいは、蕎麦屋で一杯やった後、ざるでも食いましょうか。 

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