ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

邪教「11:11:11」

2013年07月31日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 午後は2時間も昼寝し、その後、本日2本目のホラー鑑賞を行いました。

 「11:11:11」です。

11:11:11 [DVD]
ティモシー・ギブス
オデッサ・エンタテインメント

 奇妙なタイトルが、目を引きました。

 11年11月11日の11時11分にこの世とあの世の扉が開かれ、中間者と呼ばれる存在がこの世に現われ、終末を迎える、というネット上の与太話に取り付かれた小説家の物語で、結構本格的な邪教もののオカルト映画で、惹きこまれました。

 小説家の母は11月11日に亡くなっており、愛する妻と息子も彼の愛読者が家に放火したため、11月11日の11時11分に亡くなっています。

 妻子を亡くし、失意の日々を送る彼のもとに、スペインで牧師をやっている弟から父親が危篤だとの電話を受け、スペインに向かいます。

 その間にも、たびたび11という数字を目にします。

 父親は2011年11月11日に、預言者たる弟の命が危険にさらされるはずで、それを守るのがお前の使命だというイカレタ言葉を残し、その日、亡くなります。

 無神論者だった小説家も、あまりに奇怪な出来事が頻発し、しかも11という数字が絡んでいるため、父の言葉を信じ、弟を守ろうと決意します。

 弟は天真爛漫な、絵に描いたような聖職者です。

 そしてその日の夜11時11分、ついに大量の中間者が弟を襲います。
 11時12分を迎える直前、小説家は弟を守るため、中間者に立ち向かうのです。

 スペインの古い町並みが不気味な感じを醸し出し、くすぐりとして入れられる恐怖シーンも効果的です。

 ネタバレになりますが、最後の最後、弟こそはこの世を破壊に導く邪教の新たな指導者であり、兄が彼を守るために亡くなったことは、新しい聖書の創世記に記される、と瀕死の兄に告げます。

 弟の身の回りを固める、味方だと思っていた人々はみなキリスト教にとって替わる邪教の信者であり、11時11分に現われた中間者とは、キリスト教的秩序を守るため、悪魔崇拝の指導者を抹殺するために使わされた天使だったというわけです。

 バタ臭いオカルト映画ではありますが、世にあまた存在する怪しげな新興宗教を思う時、この映画に隠された宗教というものが持つ根源的ないかがわしさを感じずにいられません。 

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ダークルーム

2013年07月31日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今日は土日に高知へ出張したため、その振替休日。

 朝一番で視野検査に眼科へ行ってきました。
 私は10年ほど前、疲れ目で眼科に行ったところ、緑内障の初期症状と言われ、以来、半年に一度視野検査を受けています。
 幸い、10年経っても症状は進行しておらず、薬は出ていません。
 毎回、半年後にまた視野検査を受けてください、と言われるだけです。
 今回もそうでした。

 帰りにレンタル店に寄り、DVDを借りました。

 「ダークルーム」です。

 

 これは残念ながら凡作でした。
 犯罪を犯した少女が更生施設を出ると、モデルの仕事を更生施設の職員から紹介され、行ってみるとお城のような豪邸に監禁され、乱暴されて殺されてしまうのですが、ある少女が超人的な活躍で殺人兄弟3人を殺害して脱出するというお話です。

 兄弟は狂信的なキリスト教原理主義の母親に育てられ、自らも狂信的なキリスト教原理主義者となって、犯罪を犯した少女たちを、清めると称して殺害し続けていたというわけです。

 ストーリーも平凡だし緊迫感も感じられず、正直、退屈でした。

 たくさんこの手の映画を観ていると、なかなか大当たりというわけにはいかず、むしろ凡作にあたることが多いものです。

 小説家の倉橋由美子が、「砂粒のような凡作の山があってこそ、時の審判によって砂のように風に流されない鋼のような名作が残るのであって、砂粒のような凡作の山が鋼のような名作を下支えしている」という意味のことを述べています。

 そう思うと、凡作は名作を生むための必需品なのかもしれません。

ダークルーム [DVD]
ケイリー・デファー,エリザベス・ローム,クリスチャン・キャンベル,トビアス・シーガル,スティーブ・スタヌリス
アメイジングD.C.

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テロリストの英雄視

2013年07月30日 | 社会・政治

 最近韓国の朴大統領が、中国政府に対し、ハルビンで伊藤博文を暗殺した安重根というテロリストの銅像をハルビン駅前に建設して欲しい、などと寝言をほざいたそうですね。

 なんでも韓国では、日本の支配者を暗殺した安重根なるテロリストは英雄なんだそうで。

 心情的には分からないでもありませんが、少なくとも現代社会において、どういう理由があるにせよ、テロリストを英雄視するなど許されることではありません。

 中国政府はこれを認めない方向のようですが、当たり前です。

 中国の反日は国策というか、今は反日のほうが都合が良いからそうしているというだけで、状況が変ればすぐに反日を止めるでしょう。

 ところが韓国という国は反日が国家のアイデンティティを成しているようなところがあり、反日を止めてしまうと国家が維持できなくなり、空中分解してしまうため、骨の髄まで反日で凝り固まっているようです。

 サッカーの試合でわが国を侮辱するような横断幕を掲げたり、元韓国人で日本に帰化した呉善花という評論家が、韓国に厳しい意見を持っているということで入国を拒否したり、自由民主主義を標榜する国とは思えない子供っぽい態度を取り続けていますね。

虚言と虚飾の国・韓国 (WAC BUNKO)
呉 善花
ワック

 

私は、いかにして「日本信徒」となったか (WAC BUNKO)
呉善花
ワック

 

やっかいな隣人 韓国の正体 なぜ「反日」なのに、日本に憧れるのか (祥伝社黄金文庫)
井沢元彦 呉善花
祥伝社



 私の知人には5年間も韓国に留学していたという者がいますが、彼の話だと、一般庶民から反日的な言動を浴びせられたことはなく、マスコミや一部政治家が騒いでいるだけだと言っていました。

 そうだとすると、マスコミや政治家の罪は重いですねぇ。

 韓国人が持つわが国への倒錯した優越感と、実際に感じている劣等感がないまぜになって、なんでもかんでも日本が悪い、と言っちゃうんでしょうねぇ。

 お気の毒です。

 もっと自国に自信を持って、わが国への劣等感を克服しないと、韓国は自存自立の国家には永遠になれませんよ。


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パンドラの函と明治大帝

2013年07月30日 | 社会・政治

 明治45年の今日、わが国近代化の象徴とも言うべき明治大帝が崩御あそばしました。

 明治大帝です。

 国民はこぞってこれを悲しみ、乃木大将夫妻が殉死して、世間を驚かせましたね。

 神あがり あがりましぬる 大君の みあとはるかに をろがみまつる

 うつ志世を 神去りましゝ 大君乃 みあと志たひて 我はゆくなり

 
乃木大将が残した辞世です。

 乃木大将の遺書には、西南戦争で連隊長として参戦した際、軍旗を敵に奪われたことへのお詫びが述べられ、律義な性格であったことがうかがえます。
 死に方は、わが国の武人の作法に則った、割腹自殺。
 この死に方も、世間を驚かせたことでしょう。

 その後、戦後の混乱期をべつにすれば、著名人の割腹自殺は昭和45年の三島由紀夫まで待たなければなりません。

 辞世ではありませんが、日露開戦の際、明治大帝は、

 よもの海 みなはらからと 思ふ世に など波風の たちさわぐらむ

 と、暗に開戦に異を唱えています。

 この明治大帝の御製は、日米開戦を決する御前会議で昭和陛下が朗吟したと伝えられます。

 明治時代はわが国が欧米列強の食い物にされ、白人お金持ちクラブだけの世界支配を許すのか、俄然、わが国が立ちあがって一国と言えども有色人種として初めてお金持ちクラブの仲間入りをするのかを決する重要な時期であったことは間違いありません。

 その後わが国は日清日露の戦争に勝利して世界デヴューを果たし、アジアを侵略しますが、明治の指導層は、いずれ朝鮮も清国も近代化し、共同して欧米列強に対抗する夢を描いていたようです。

 勝海舟はわが国の明治維新が刺激となって、必ず清国も朝鮮も立ち上がると信じ、死の間際、「そろそろ立ちあがっても良い頃だが」とつぶやいています。

 しかし、朝鮮はわが国に併合され、清国は列強に虫食いにされてしまい、わが国だけが、白人お金持ちクラブの末席に座り、富国強兵への道を突き進むことになりました。

 日露戦争がわが国の勝利に終わった時、わが国と日英同盟を結んでいたにも関わらず、英国では、みな喪服を着用し、町は死んだように静まり返っていたそうです。

 有色人種が欧米に伍する力をつけたことが証明され、これがきっかけでパンドラの函が開くのを怖れたのでしょうね。

 太平洋戦争でわが国は敗れましたが、わが国の奮戦に刺激を受けたアジア・アフリカの国々は続々と独立を勝ち得、結局わが国はパンドラの函を開けてしまったことが判明しました。

 そういう意味では、武力侵略は認めないとか、人種差別はいかんとか、現代に繋がる価値観を生み出すきっかけを、明治日本は作ったと言えるでしょう。

 時あたかも中韓は、70年も前のことをぐじぐじとほじくり返して神経戦を仕掛けています。

 しかし今中韓があるのは、明治日本がパンドラの函を開けたからに他ならず、もしあの時わが国も欧米列強の食い物にされていたら、世界は未だに人種差別がはびこり、有色人種は白人お金持ちクラブに支配されていたのではないでしょうか。

 そのような偉大な世界史上の転機の象徴たる明治大帝が崩御あそばした今日と言う日を、私たち日本人は記憶しておかなければならないでしょう。


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五里霧中

2013年07月30日 | 仕事

 本日から通常業務です。

 もっとも明日は振替休日ですが。

 昨日、羽田に降り立った瞬間、涼しい、と思いました。
 気温はそこそこ高いのでしょうが、高知で感じたような、肌にねばりつくような不快な湿気がありませんでした。
 首都圏の夏も相当暑いと思っていましたが、西のほうが暑いようですね。

 羽田からは初めてリムジンバスで帰りました。
 私のマンションの最寄り駅まで直行するバスがあり、1時間ちょっとで着きました。
 JRと京急を乗り継いで行くよりずいぶん楽です。

 これで当分遠方への出張はありません。

 都内での会議は頻繁にあり、京都での会議も数回ありますが、都内だったら車で行っちゃいますし、京都だったら新幹線のグリーン車を使うので、気楽です。

 こうして目の前の仕事を一つ一つこなしながら、やきもきしたり、ほっとしたりを繰り返し、21年4カ月、さして愛着の無い仕事で生活を成り立たせてきました。

 それはこれからも続きます。

 仮に60歳で引退するとしたら、あと16年と8カ月ですねぇ。

 気が遠くなるような長い年月です。

 しかしそれも、夢のように過ぎて、最後は石の下に灰になって納められてしまうわけです。

 儚いものです。

 その儚い人生の後半を、何をもって生き、何を持って心を休めたら良いのでしょうね。

 中年を迎えても、私は五里霧中の状態で、霧の中を手さぐりで歩いているような気がしてなりません。  


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時間潰し

2013年07月29日 | 仕事

 午前中に高知県及び高知市役所の教育庁訪問を終えました。

 帰りの飛行機が16時頃なので、今、高知駅近くの喫茶店でブログを更新しています。

 今、13時50分。

 高知駅から空港までバスで30分くらいかかるので、14時45分のバスに乗ろうと思っています。
 まだしばらく、時間を潰さなければなりません。

 こんなことなら午後の早い便を予約するんでした。

 今さらですが。

 今回の三泊四日の高知出張はひどく疲れました。
 明日は出張報告のため、出勤しないわけにはいきませんが、明後日は振替休日を取っています。
 それを心の支えに、明日の出勤を耐え抜きましょう。

 8月は一年で一番暇な時期。

 7月が忙しかった分、暇な職場を楽しみたいと思っています。
 不安なのは、暇だと出勤する気が失せ、突然のお休みを取ってしまう悪い癖があること。

 暇に耐えるのも、給料のうちでしょう。

 とりあえず、無事に終わって気分は上々です。

 後は帰りの飛行機が墜落しないことを願うばかりです。

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飲み過ぎ

2013年07月29日 | 仕事

 夜は少々飲み過ぎたようです。
 体がだるいですねぇ。


 2日間のイベントが無事終了して、気の置けない後輩と、信じられないほど旨いカツオのタタキをつまみに飲んだせいでしょうか。

 今日はおまけというかついでというか、せっかく高知くんだりまで出かけたのだからということで、高知県と高知市の教育庁を訪問して意見交換し、夕方の飛行機で帰る予定です。

 本当は、今日は完全な移動日にして、午前中の飛行機で帰ってのんびりしたかったのですが、公金で出張している以上、目一杯働いてこいということのようです。

 でもまぁ、意見交換なんて、要するに茶飲み話みたいなもので、気楽なものです。

 何はともあれ、気が重かった高知でのイベントを終え、良い気分です。

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イベント終了

2013年07月28日 | 仕事

 無事、土日の土佐高知でのイベントを終えました。

 地元、高知県立歴史民俗資料館の学芸員は、してやったりの満面の笑顔でした。

 愚かしい。

 まぁ、何事もなくイベントを終えたのは、よろしかったと思います。

 明日は高知県教育庁及び高知市役所に顔を出してから千葉市に帰宅ですが、もうそんなことはおまけのようなもので、ほぼ高知での仕事は終えたようなものです。

 と、いうわけで、今宵は事務方3人で一杯やりました。
 
 土佐といえばカツオのタタキですが、これが超絶うまかったですねぇ。

 今まで食ってきたカツオのタタキとは一体何だったのでしょう。

 予想をはるかに上回る人々が山間の小さな市民館に集まり、昨日と同様、嬉しい悲鳴でした。

 こんな風にちょっとしたアクセントがありながら、日々が続いていくとは、なんだか不思議なことです。

 なぜ私がこんなつまら仕事を20年以上も続けているのか、あらためて考えてみると不思議なことですが、これによって日々の糧を得ていることは紛れもない事実。

 私はこのようなことを、まだ16年以上続けなければいけないんですねぇ。

 やれません。

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指揮命令

2013年07月28日 | 仕事

 昨日はメールや電話でやり取りしていたとはいえ、初めて会う他機関の方々と協業してのイベントということで、思いのほか疲れていたらしく、バーボンのロックを一杯飲んだだけで眠くなり、ろくに食わずに19時半に寝てしまいました。

 今朝はすっきりと5時に目覚めました。

 昨日は現地の機関が雇った女子大生4人がよく働いてくれ、私は指示するだけで済みました。
 ありがたや。

 今日はアルバイトではなく、先方の職員6名が応援に来るということで、女子大生を使うのに比べ、気を使うでしょうね。

 何事も、指揮命令系統が明確でないと、それぞれ自分の考えで動くと物事はうまくいきません。

 私が所属する組織が主催ですから、私の指示に素直に従ってくれればよいのですが、相手も共催。
 相手の出方を見ながら臨機応変にやるしかありません。

 そうは言っても昨日を無事に乗り越えたことで、今日は精神的に余裕があるようです。

 まぁ、どうにかなるでしょう。

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初日終了

2013年07月27日 | 仕事

 高知でのイベント、盛況のうちに初日が終了しました。

 事前申し込みが少なかったので、どうなることかと思いましたが、当日の飛び入り参加者が事前に申し込んだ者より多く、こういうことは都内でイベントを開催した場合、考えられないですねぇ。

 察するに、地方都市では、大抵当日でも空きがあるのが当たり前で、事前に申し込まなくても大丈夫と考えている人が多いように思います。

  この様子だと、明日はますます活況を呈しそうです。

 各種広報物を相当数用意してきたのですが、ほとんどはけてしまいました。
 明日、並べる物がありません。
 嬉しい誤算です。

 昨日購入したバーボンのロックを飲みながら、一日の疲れを癒しています。

 今日は早寝して、明日の仕事に備えようかと思います。
 


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死国

2013年07月27日 | 思想・学問

 冴えない週末の朝を迎えました。

 業務出張で高知くんだりまで出かけ、安宿でこれ以上無いほどしけた朝飯を食えば、冴えてるはずがありません。

 明日の朝飯はホテルのバイキングはキャンセルして、喫茶店かファミレスにでも行こうかと思います。
 あれではエサ場というべきで、食事とは言えません。

 4,000円で朝食付きというのはおかしいと思いましたが、納得です。

 今日はこれから、高知県立大学でイベントです。
 ホテルから歩いて15分ほどだそうです。

 明日は高知県立歴史民俗資料館に立ち寄って意見交換してから、山奥の呪いの村にある市民館でイベントです。
 今回のテーマは呪いなどの民俗学的研究なのですよねぇ。
 市民館には路線バスすら通じておらず、レンタカーを予約してあります。
 そんな山奥でやるだけで、禍々しい雰囲気が漂うのかもしれません。

 四国というと、呪いというイメージがありますね。

 昔、「死国」というホラーがありました。

死国 [DVD]
坂東眞砂子,万田邦実,仙頭武則
角川書店



死国 (角川文庫)
坂東 真砂子
角川書店


 四国八十八か所のお遍路を逆回りで回ると、死者が蘇るという話を信じて歩く女の話でした。

 もともとその手の話はお好みですが、仕事となると呑気に楽しんでばかりはいられません。

 無事に乗り切りたいものです。
 そろそろ出発しますか。

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土佐

2013年07月26日 | 仕事

 無事高知に到着し、格安のビジネスホテルにチェックインしました。
 一泊朝食付きで、わずか4,000円。
 しかもインターネットで予約すると一泊につき一個スタンプが押され、3泊すると次回このホテルのチェーンのどこに泊まっても千円割り引かれます。
 私はここに3連泊するので、すでに千円割引の券をもらいました。

 おそらくインターネット予約であれば電話対応などの人件費が浮くうえ、言った言わないみたいなことが起こらないため、ホテルとしてはインターネット予約をしてほしいんでしょうねぇ。

 私の職階だと、旅費法により、大都市で無い場合、9,800円の宿泊料がもらえるので、ずいぶん得しちゃいました。
 旅費法は改訂して、9,800円を上限に実際に宿泊した宿の領収書を提出させ、実費を支給することにしたほうが良いでしょうねぇ。
 ただ、それをした場合、なるべく上限ぎりぎりの高い宿に泊まろうとするでしょうけれど。

 このホテル、安いのに予想外に部屋が広く、シングルルームのベッドはセミダブルです。

 その上大浴場までありました。
 もちろん温泉宿の大浴場ほど広くはありませんが、それでも6~7人は快適に入れるでしょう。
 先ほどひとっ風呂浴びてきました。
 誰もおらず、貸し切り状態でした。

 インターネットも有線LANが部屋に付いており、快適です。
 机もビジネスホテルにしては立派なものです。
 あんまり安いので不安だったのですが、当たりのようです。
 
 ちょっと驚いたのは、支払いが自動精算機だったこと。
 フロントの横に、自動精算機が2台、設置されていました。

 前払いするのですが、自動精算機から出てくるレシートに6桁の数字が大書されており、部屋のドアに金庫の暗証番号を入力する文字盤のようなものが設置されており、それがルーム・キイ代わりというわけです。
 で、宿泊客がチェックアウトすると自動的に数字の記録は消去され、新しい客が金を入れると新たな暗証番号が印字されるというわけです。

 時代は変わりましたねぇ。

 その代り、髭剃りやブラシ、クシなどがありません。
 浴衣もありません。
 そういう細かいところでケチっているようです。

 高知龍馬空港に降り立って感じたのは、関東以上の蒸し暑さ。
 午前中雨が降ったせいなのか、あるいは南国土佐と言うくらいで、もともと関東南部より暑いのか、それはわかりませんが、蒸します。  

 こう暑いと外に出る気も起きません。
 まして風呂に入ってしまった後では。
 
 ホテルの近所のスーパーでバーボンとビール、それに氷とつまみを買ってきました。

 思いのほか快適な安宿で、独り飲むとしましょう。

 スーパーで冷凍ではない生のカツオのタタキが売ってあり、さすが土佐だと思ってよく見たら、千葉県産と表示されてあり、購入する気が失せました。

 明日は明日の風が吹く。
 明日のことは気にしないで今宵はのんびりすることといたしましょう。

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高知出張

2013年07月26日 | 仕事

 土日、2日間にわたって高知県立大学及び高知県立歴史民俗資料館と共催でイベントを行うため、今日は午後の飛行機で高知に行かなければなりません。

 去年は長崎でした。

 夏恒例とはいえ面倒なことです。

 四国に上陸するのは24年ぶりですねぇ。
 大学生の頃友人とレンタカーを借りて四国を一周したことを懐かしく思い出します。

 その友人は、脳梗塞を患い、現在リハビリ中です。

 時の流れというのは過酷なものだと思い知らされるのは、同世代の人が亡くなったり重い病気になったことを知らされた時ですねぇ。

 24年前はお遊びでしたが、今回は仕事。

 宮仕えで禄を食む身であれば、行けと言われればどこへでも行かなければなりませんが、面倒くさいですねぇ。

 とりあえず、行って来ます。

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福島瑞穂、辞任

2013年07月25日 | 社会・政治

 本日、社民党党首の福島瑞穂氏が、党首を辞任すると表明しました。

 なかなかしぶといおばさんでしたが、さすがに衆議院議員選挙、参議院議員選挙と続けて大敗を喫しては、これ以上求心力を保つのが困難と判断したようです。

 ただし、議員は続け、党首の肩書が無くなったのを機に、さらにアクティブに活動していくとも宣言していました。

 やっぱりしぶといおばさんです。

 私は外交安保及びエネルギー政策以外の分野では、概ね社民党の政策を支持しています。
 選択的夫婦別姓とか、同性婚とか、死刑制度廃止とか。

 選択的夫婦別姓に反対する議員は、わが国の家族制度が崩壊するとかほざきますが、明治になるまで、圧倒的多数の庶民は姓などありませんでした。
 熊さんとか八つぁんだけだったのです。
 それで家族は問題なくやってきたではありませんか。
 姓なんてどうでも良いのです。

 
 また、多くの夫婦は、選択的夫婦別姓が認められても、同姓を選択するだろうと想像します。
 日本人は他人と違うことを嫌いますから。

 同性婚にいたっては、わが国ではほとんど議論すら行われません。
 欧州はもちろん、保守色の強い米国ですら、いくつかの州では認めるようになったというのに。

 ましてわが国は、伝統的に男色に寛容なお国柄。
 戦国時代、女色にしか興味を示さないのは無粋とされ、両刀がよろしいとされていました。
 織田信長も、武田信玄も、部下の男に恋文を送っています。

 まぁ、それは良いとして。

 しぶといおばちゃんはまだ50代後半。
 まだ10年以上、国会議員として活躍できるでしょう。

 私としては、反原発とか平和憲法維持とか、非現実的な主張は抑えて、同性婚や選択的夫婦別姓や死刑制度廃止に力を入れてほしいと願っています。

 がんばれ、しぶといおばちゃん。

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深酒

2013年07月25日 | 文学

 昨夜はいつもより早く飲み始めました。
 それはいいのですが、その場合、いつもより早く寝ないと、結果的に適量を超える酒を飲む羽目になってしまいます。

 昨夜、そろそろ飲むのをやめようかと思っていた19時半頃同居人が帰宅し、私が飲んでいるのを見て飲みたくなったらしく、私も付き合って飲み続け、結局17時30分頃から23時頃まで飲んでしまい、家飲みとしては何年振りかで深酒し、今朝は軽い二日酔いでした。

 それでも明日から月曜日まで高知出張のため、休むことが出来ず、しんどい一日となりました。

 我ながら懲りない愚か者です。

 でもそのせいか、今日は気持ち悪くて明日以降のことを不安がる余裕とてなく、精神的には落ち着いていたように思います。

 このまま飲み続けたら命を縮めるでしょうねぇ。

 酒豪、若山牧水は、朝2合、昼2合、晩6合の酒を欠かさず、たまに友人と飲むとそれ以上に飲んだとかで、いつか酒を止めなければ、と言い続け、結局やめることができず、43歳で亡くなってしまいました。
 今の私と同じ年ですね。

 飲むなと叱り 叱りながら母がつぐ うす暗き部屋の 夜の酒のいろ

 飲むなと叱りながら、飲みたがる倅のために酒をつぐ母というのは、限りない慈愛に満ちた存在なのか、それとも優しい虐待なんでしょうか。

 私はまだ、医者からは節酒しろとは言われていますが、断酒しろとまでは言われていません。
 それを良いことに、飲み続ける愚か者ゆえ、若山牧水の死に様は、私の将来を暗示しているようで怖ろしく感じられます。

 われとわが 悩める魂の 黒髪を 撫づるとごとく 酒は飲むなり

 これなんか、近頃の私の晩酌の気分に近いでしょうか。

 あ、まずいですねぇ。
 こんな記事を書いていたら、昨日深酒したのにまた飲みたくなってしまいました。
 もう17時を過ぎましたし。

 せめて、いつもより少ない量で我慢することといたしましょう。

若山牧水歌集 (岩波文庫)
伊藤 一彦
岩波書店


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