障害者職業センターから帰ってきました。2月1日から4月23日までのプログラムを提示されました。9時半から15時まで、ウォーキング・事務作業・グループミーティングなどを行いながら、逐次職場と主治医に状況報告し、5月の復帰を目指す、というものです。
就職して18年、40歳にもなって職業訓練を受けることになるとは、ふがいないかぎりです。
しかし、これが現実。助走がないと、走り出せません。
2月1日から障害者職業センターでリワークプログラムを受けることが決まりました。
今日の午後、プログラム内容の打ち合わせに行ってきます。
これをきっかけに、職場に戻れれば、と思っています。
一方、40歳にもなって、なんでそんなことをしなければいけないのか、という一抹の寂しさもあります。世間的には、脂ののった働き盛りの年代と見られているのに。
しかし、現実は現実。できることから始めるしかありません。
来し方行く末のことを考えていました。就職してから14年間、元気に働いて、そこそこ評価を得ていたこと、15年目に精神疾患になったこと、そのあとは4年くらい休んだり、復職したりを繰り返していること。
後輩たちの多くが、私より上の地位となりました。
私は一つところで、足踏みを続けています。前にも進めず、後ろにも退けず。
原因や対処法を検証したところで、事態は変わりますまい。
私がなすべきは、とにかく出勤して、与えられた仕事をやっつける、それを継続するだけのことです。私が過去やってきたことを、今後も続けるのです。
しかし、昔の私にはなかった恐怖心が、今の私を支配しています。
出勤は怖ろしい。仕事も怖ろしい。職場で会う人々も怖ろしい。
恐怖心が強いうちは、職場の玄関さえ、入れないでしょう。
これから診察に行ってきます。どうなることやら。
昨日、南青山の、新装なった根津美術館に行って来ました。
もともと初代東武鉄道社長の根津嘉一郎の個人コレクションだった骨董品を並べた美術館だけあって、なんとも脈絡のないものでした。東洋の古美術、という共通点はありますが、絵画から考古遺物まで、様々です。
むしろ、美術館そのものの建築と南青山とは思えない広大な庭が、印象的です。
それにしても、青山というのは妙な町ですね。自由が丘なんかもそうですが、洋服や鞄などを商う、小さな店ばかりが軒を連ね、人間が生きるに必要なスーパーや食料品店などがまるで見当たらないのです。この地に住む人々はどこで普段の買い物をし、いかに生活をおくっているのか、不思議に思います。
東京の都心に近く、また、泥臭い繁華街、渋谷もすぐ近くです。
私が想像するに、東京生まれよりも、立身出世を夢見て上京した田舎者がこの町を発展させたように思います。
なぜなら、この町には含羞というものがまるで感じられません。これ見よがしな、しゃらかしぶりです。
散歩するには面白いですが、住まうには少々気取りすぎです。
私は、高校・大学と、青山近くの学校に通いましたが、当時も、今も、好きになれません。なんだか人間臭さが感じられないのです。
今日は、何年ぶりかでビーフステーキを食いました。胃が弱いのか、牛肉はもたれるので好まないのですが、今日の肉は良い肉だったのか、簡単に消化できました。たまに食うと、なかなか旨いものですね。
ホラーの範疇に入るんでしょうねえ。
昨日、DVDで「ヒルズ・ハブ・アイズ」と「ヒルズ・ハブ・アイズ2」を観ました。
ニューメキシコ州の広大な砂漠、そこはかつて、米軍の核実験場でした。炭鉱街であったその場所で、炭鉱夫が核実験に反対しているなか、実験を強行したため、多くの犠牲者が出ます。生き残った者は、見るも無残な奇形となってしまいます。しかし、米国政府はこれを隠蔽します。
結果、存在しないことになった核被害者は、車で通りかかる人間を襲っては、食料にする、異形の化け物へと変じてしまいます。
第1作では、キャンピングカーで旅行中の家族が、第2作では軍事訓練中の小部隊が、その犠牲となります。
被爆して食人族となった人々の姿があまりにグロテスクです。私は、母が長崎で被爆した被爆2世ですので、よけい腹立たしく感じました。
しかし、見せる力はなかなかのものです。
しかしそろそろ、ホラーばかり観るのも飽きてきました。
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ヒルズ・ハブ・アイズ [DVD] |
キャスリーン・クインラン,アーロン・スタンフォード,エミりー・デ・レイヴァン | |
アミューズソフトエンタテインメント |
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ヒルズ・ハブ・アイズ2 [DVD] |
ジェイコブ・バルガス,マイケル・マクミリアン,ジェシカ・ストループ | |
アミューズソフトエンタテインメント |
昨日診察がありました。現在、抗うつ薬はドグマチール・ジェイゾロフト・リフレックスの3種類が処方されていますが、先月から加わったリフレックスがよく効いているため、長年親しんだドグマチールを切ることになりました。最近薬は増え続けていたので、うれしいことです。これで落ちなければよいのですが。
それにしても、今日はどんよりと曇って、いやな天気ですね。いくら暖かくても、こう薄暗いと、体がだるくて、何もやる気がおきません。数日続けた長い散歩も今日はお休みかな。
最近、酒を控えたり、長い散歩に出たりと、体に良いことを心がけ、たしかに体は軽くなったように思うし、朝のどんよりとしただるさも抜けたのですが、どこか気分が晴れません。散歩をしていても、酒を飲んでいても、考えるのはパワーハラスメント事件のことばかり。
私は支社長から暴言を受けるまで、叱られたことも、いじめられたこともありませんでした。というより、いつも誉められていました。学校の時も、就職してからも。それで私は大傲慢になりました。この大傲慢にケチをつけたのが、支社長です。しかし、当然ながら私はこれに我慢ができず、弁護士を立て、支社長を責めました。
結果、形ばかりの謝罪文と、100万円という涙金をもらいました。
こんなもので、私が納得できるはずもありません。しかし、形式上勝ったため、かえって私は支社長を責めることができなくなりました。
それかあらぬか、支社長は再選され、来年度以降も居座るとか。
判断ミスを繰り返し、部下を精神病に追いやり、組織を混乱させた、組織悪化の元凶のような人物が再選されるとは誠に意外です。
もう私は、働く気力が失せました。組織を良くしようなんて、かけらも思いません。組織を悪くし続けてきた張本人が、その地位に恋々としているのですから。
しかし生きるために、職場復帰しなければなりません。あんな職場に帰って、私に何ができるでしょう。すべての悪に目をつぶり、給料をもらうために善良なサラリーマンを演じるほか、道はありません。
ああ、もやもや。
昨日の産経新聞「知の先端」に、最近東京大学に設置された数物連携宇宙機構での研究のことが掲載されていました。
私は根っからの文系人間で、数学や物理は苦手ですが、分からないなりに、宇宙の起源の研究成果には興味があります。同機構は宇宙はどうやって始まり、これからどうなっていくかを研究する、とのことで、「暗黒物質」らしい粒子反応を検出した、と報じられていました。
「暗黒物質」とは、銀河や星の形成に寄与しているが、目には見えない正体不明の粒子だそうです。これが宇宙の構成要素の中で23%を占め、さらに73%を暗黒物質以上に得体の知れない「暗黒エネルギー」が占め、我々が通常感じる普通の物質は4%に過ぎないそうです。途方もない話ですが、そういうことがわかってきているそうです。
そうなってみると、人間が考える世界なんて、とても小さなものですね。どうせ100年も生きられない人間が、利益だの宗教だので争うのは、馬鹿馬鹿しいかぎりです。
理系の学問は、先人が達成した地点からスタートできるから良いですね。文学なんて、記紀万葉の時代から、ちっとも進歩していません。それは争いがなくならないのと同様です。
そういう私も、自ら所属する組織の長の非が許せなかったわけですが。
タランティーノのホラー「ホステル」と「ホステル2」をDVDで一気に観ました。
さすがにタランティーノ、ホラーといえども格調高く、しかも面白い。文句なしです。
スロバキアのある町では、ホステルに宿泊したバックパッカーを誘拐し、大金をとって快楽殺人をさせる施設があります。そのホステルに宿泊した若者たちの恐怖と悲劇を描いています。
第1作では、そのシステムが描かれず、誘拐され、サイコ・キラーの餌食になる若者たちの視点からのみ物語が進行するため、わけも分からない恐怖を感じます。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や、「レック」、「クラーバーフィールド」を彷彿とさせます。これは怖がりたい人向けです。
第2作は、被害者・快楽殺人者・快楽殺人を提供する組織の3者の視点から描かれ、第1作ではほのめかされるだけだった全容が明らかになります。第2作では、恐怖や人間の獣性だけでなく、利益のためにシステマティックに組織を運営する関係者の冷酷さや金銭欲への怖ろしい執着が描かれ、第1作以上に人間性というものが深く描かれている、と感じました。映像も美しく、随所に流れるスロバキア民謡や壮大なシンフォニーが効果的でした。舞台が東ヨーロッパの田舎町ということもあって、サド侯爵の文学をも彷彿とさせる、幻想的な名作です。
ただし、両作とも18禁ですので、良い子のみんなは18になるまで我慢してください。
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ホステル 無修正版 コレクターズ・エディション [DVD] |
ジェイ・ヘルナンデス,デレク・リチャードソン,エイゾール・グジョンソン,三池崇史(特別出演) | |
GONZO |
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ホステル2 [無修正版] [DVD] |
ビジュー・フィリップス,ヘザー・マタラッツォ,ロジャー・バート,ローレン・ジャーマン | |
アミューズソフトエンタテインメント |
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ブレア・ウィッチ・プロジェクト デラックス版 [DVD] |
ヘザー・ドナヒュー | |
クロックワークス |
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REC/レック スペシャル・エディション [DVD] |
マニュエラ・ヴァラスコ,フェラン・テラッツァ,ホルヘ・ヤマン,カルロス・ラサルテ,パブロ・ロッソ | |
Happinet(SB)(D) |
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REC/レック 2 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD] |
ジョナサン・メイヨール,オスカル・サンチェス・サフラ,マニュエラ・ヴェラスコ | |
Happinet(SB)(D) |
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クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] |
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン | |
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン |
最近、体重増加が深刻です。
抗うつ薬の副作用と中年太りが原因と、諦めていましたが、このままいくとスーツをごっそり買い換えなくてはいけなくなると危機感を抱き、減量を始めようかと思っています。
とりあえず、「目で見る食品カロリー辞典」という本を購入してきました。
各種食品のカロリーを見て、驚きました。
私は明らかにカロリーオーバーと思います。
甘いものや揚げ物はもともと好まないので、その点は良いのですが、酒と炭水化物が多いことが分かりました。
これを減らし、さらに散歩でもしないと、ぶくぶくと太っていくことでしょう。
現在、65キロ。二十歳の頃は53キロで、35歳を過ぎてから太り始めました。
とりあえず、ダイエットは明日から。
目で見る食品カロリー辞典 おかず・素材[編] 2010~20 (GAKKEN HIT MOOK)
夜、暗い部屋でホラー映画やサスペンス映画を観る。飲食や散歩と並んで、私にとって至上のひと時です。
昨夜は「フレイルティー 妄執」を観ました。
正直、あまり期待していなかったのですが、意外にも佳作でした。
神の啓示をうけて、悪魔を滅ぼすことになった父親と、二人の男の子の話です。父親は人間の皮をかぶった悪魔を神から教えられ、次々と殺していきます。それも二人の子供に手伝わせて。
兄はそれを単なる殺人と見、弟は父親をヒーローとして崇めます。
そこから一家の悲劇が始まります。
殺人劇に、ホラー的要素を組み合わせた作品で、今まであまり作られなかった種類の作品です。
星4つ、というところでしょうか。
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フレイルティー -妄執-スペシャル・コメンタリー・エディション [DVD] |
ビル・パクストン | |
パラマウント ジャパン |
昔から、経済状況(特に男性の)は結婚に際して重要な条件でした。どんなに良い人でも、どんなに惚れ合っていても、収入がなければ食っていけません。金目の話の他に、昔なら家柄とか、現代なら学歴とかが加味されます。
それにしても、結婚相手を探すための費用までけちろうとは、心の中で思うならともかく、それを公共の電波に乗せようとは、あきれます。
物事には本音と建前がありましょう。それ言っちゃおしまいよ、という感じです。
先日新聞に、上海でも親同士の婚活が盛んだという記事がありました。そのなかである独身女性が、「今は市場経済よ。市場の中から一番良い男を選ばなくちゃ」と怪気炎をあげていました。
男女の仲というものは、最も繊細な機微に富んだものであったはずです。
それだからこそ、文学でも映画でも音楽でも、男女の話が多いのです。
なんだか競走馬の品定めを男女互いにし合うような考えは気味が悪いですね。
世の中には、その時々の時分の華を咲かせる言葉に、「娘盛り」とか、「働き盛り」とかいう言葉がありますね。
その時々に応じた、年相応の経験をすることは、重要なことだと思います。
例えば私は、16歳のときにくだらないことで補導され、それまで成績が500人中250番くらいだったのが、一念発起して勉強し、8番まで上がったことがあります。
仕事もそう、恋愛もそう。時分の華というものは、確かにあると思います。
私は、35歳で精神病を発病しました。その後病気休暇と復職を繰り返し、現在、40歳で、病気休暇中です。
いわゆる、「働き盛り」とか「男盛り」という時分を、丸々、精神病との闘いに明け暮れました。
そのため、多くの同輩や後輩が昇任していくなか、私はそれをぼんやりと見ているしかありませんでした。
私は発病前、優れた事務処理能力を発揮し、私自身も、周りも、人に勝れて昇任していくものと思っていました。
しかし、現実は、昇任もせず、障害者となって、職業訓練を受けようという有様です。
私はただ、人並みに、平凡に生きたい。
人より偉くなろうとは思いません。
ただ普通に、時分の華を咲かせたい。
私は個人の精神科クリニックに通っています。入院施設のあるおおきな精神病院には行ったこともありませんし、もちろん入院したこともありません。
しかし、入院経験のある知人は何人かいます。たいていの人は、二度と入院したくない、と言いますね。ひどい扱いを受けることもあるようです。
DVDで「ゾンビ・ホスピタル」という映画を観ました。
新薬を開発しようと人体実験を続けるマッドサイエンティストの院長のもと運営される精神病院に、自殺未遂のため措置入院させられた妹を救おうと、兄が精神病患者を装い、入院しますが、人体実験でゾンビ化した患者たちに追い掛け回される、という荒唐無稽な馬鹿馬鹿しい話です。
映画はつまらないものでしたが、この映画で描かれる精神病患者たちがゾンビ化する前の描き方に不満を持ちました。誰もが凶暴で、暴力で押さえ込まなければ制御できないかのような描き方だったからです。健常者と同じように、あらゆる精神病患者が多様です。
この映画は偏見に満ちています。
その点、同じ精神病院を舞台にした映画でも、ジャック・ニコルソン主演の「カッコーの巣の上で」は名作でした。
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ゾンビ・ホスピタル [DVD] |
ジェシー・メトカーフ,ピーター・ストーメア,キエレ・サンチェス | |
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
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カッコーの巣の上で [DVD] |
ジャック・ニコルソン,ルイーズ・フレッチャー,ディーン・R・ブルックス | |
ワーナー・ホーム・ビデオ |
朝9時半から障害者職業センターのリワークプログラムに関する事前の面談がありました。ここで支社長によるパワーハラスメントと、私の体調悪化について詳しく話しました。中年の、スリムな女性相談員が親身に話を聞いてくれました。
この後、障害者職業センターから職場と主治医に連絡をとり、問題なければ2月にもリワークプログラムを開始させる予定、とのことでした。
私の病気休暇期間は、一応今月末まで、となっていますが、これは延長せざるを得ないでしょう。
それにしても私は、いつまでこんなことをするのでしょう。