早いもので今年も半分が過ぎました。
明日からは7月なんですねぇ。
ちょっとショックなことがありました。
就職して5年ほどの、20代後半の職員が7月いっぱいで辞職する、とのことです。
詳しい事情は知りませんが、優秀な人だっただけに残念です。
まぁ、転職できる年齢のうちに逃げ出そうということでしょうかねぇ。
なにしろわが業界は平成16年に小泉改革によって法人化して以来、碌なことがありません。
成果をあげろ、外部資金を取ってこい、の大合唱で、どの機関も外部評価の際はどれだけ自分たちの機関が素晴らしいかをアピールするのに汲々としています。
まるでエキマキトカゲが自分の体を実際以上にみせるべく、エリマキを広げ、踊り狂っているかのごとくです。
ほとんど狂気の沙汰と言ってよいでしょう。
辞めたくなる気持ちはよく分かります。
でも辞職する男性は20代で、しかも日本最高と言われるT大学を卒業しています。
40代後半で2流私大卒の私とでは条件が違いすぎます。
うらやましいような気もしますが、私は私で今の狂った職場にしがみついて、自らも狂気の中に飛び込んで生きていくしか、生活を維持する方法はありません。
後輩職員の退職後が幸多いものであることを祈念する他ありません。
数か月前まで、私は休肝日なしの酒飲みでした。
最近、週に3日か4日、休肝日をもうけるようになりました。
肝臓の数値が悪化して、内科医から酒を半分に減らすよう指導を受けたからです。
で、調子が良いかというと、そうでもありません。
むしろ寝起きは飲んだ翌日のほうが良いくらいです。
酒を飲まない晩は睡眠導入剤を飲んで無理やり寝ています。
不思議に思っていることがあります。
酒を飲まずに寝ると、ひどい寝汗をかくことです。
飲んで寝ると、ほとんど寝汗をかかないのに、なんででしょうね。
昨夜は飲んだのですが、少々飲みすぎたようで、午前中はまだ酔っていたのか、調子が良かったのですが、午後からだるくなりました。
飲む回数を減らしても、一回でたくさん飲んだのでは意味がありませんね。
今宵は飲まないつもりです。
あれほど毎晩毎晩飲んでいたのが、よくも休肝日を作ることができるようになったものだと、我ながら感心しています。
昨日の午後、都内に出張しただけですが、半日の間に仕事が溜まっていました。
タイミングが悪かったと言うべきでしょうか。
おかげで今日はフラフラです。
まだ一週間は半分過ぎたところ。
体がもつか心配です。
学生の頃、私は宵っ張りの朝寝坊でした。
若いうちはほとんどの人がそうなのではないかと思います。
でも今は、23時を過ぎて起きていることはありません。
起きていられなくなったと言いましょうか。
そして当然、朝は強くなりました。
6時には自然と目を覚まします。
ここ何年も、目覚まし時計いらずです。
不思議なもので、夜が嫌いになりました。
特に夕方。
夕陽を見ると悲しくなるのは、うつ病を発症して以来。
病癒えて後も、夕陽が苦手で、夜が嫌いという癖は治りません。
若い頃は夜が大好きだっというのに。
今、私は太陽の子とでも言うべき性癖を持つようになりました。
お日様ほどありがたいものはありません。
わが国の国旗が太陽を模っているのも納得できます。
じつに美しいデザインだと思います。
ドイツの文豪、トーマス・マンは、どんなに興が乗っても、午後は執筆しなかったと伝えられます。
彼は執筆のための時間を、神聖な午前、と呼んだそうです。
きっと少しでも頭が曇ると、筆が鈍ると考えたのでしょうね。
私は事務職で、8時半から17時まで拘束されていますが、仕事は午前中が勝負だと思っています。
午後はどうしても疲れたり眠くなったりしますから。
トーマス・マンのようなクリエイティブな仕事でなくても、やっぱり午前は神聖なのだなと思います。
明日は午前中職場で、午後から日本橋茅場町にある某企業に打ち合わせに出かける予定です。
珍しく企業のほうから、私の職場にコンタクトを取って来て、共同研究のお誘いを受けたのです。
先方は3年間で1500万円くらい用意してくれるそうです。
ありがたいお話です。
そのありがたいお話を成功させるべく、明日は午後も神聖な時間にしたいと思っています。
最近、セーラー服歌人として話題の鳥居の歌集「キリンの子」を読みました。
鳥居と言う人、2歳のときに両親が離婚。
小学5年生の時には目の前で母親が自殺。
養護施設での虐待、ホームレス生活などを経験したという凄絶な過去をお持ちです。
中学生の頃には友人が電車にはねられて自殺する現場にも居合わせたそうです。
自身、自殺未遂やリストカットを繰り返したとか。
義務教育をまともに受けられなかったことを表現するためにセーラー服を着ているそうです。
年齢は不詳。
あおぞらが、妙に、乾いて、紫陽花が、路に、あざやか なんで死んだの
いかにも稚拙な歌ですが、不思議と胸に迫ってきます。
冷房を いちばん強くかけ 母の体はすでに 死体へ移る
これもうまいとは言えませんが、その情景を思い浮かべると、迫力があります。
それを、冷静に詠ってみせるところに、歌人の真骨頂があるのでしょう。
自身の自殺未遂を詠んだ歌では、
靴底に 砂や海藻沈めたまま 入水後の冬 迎えたブーツ
というのが印象的です。
虐待を詠んだ歌として、
理由なく 殴られている 理由なく トイレの床は 硬く冷たい
などがあり、慄然とさせられます。
しゃがみこみ 耳を塞いだ友だった あんなに大きな 電車の前で
これは友人の自殺を詠んだ歌でしょう。
暗澹たる気持ちにさせられる短歌群ですが、不思議な静けさというか、諦念みたいなものが感じられて、それが救いになっているのかもしれません。
そうはいっても幸せだった頃を回想したと思われるノスタルジックな短歌もあります。
目を伏せて 空へのびゆく キリンの子 月の光は かあさんのいろ
まだみんな 家族のままで砂浜に 座って見つめる 花火大会
など。
これらは、まるで時を遡ったような味わいに溢れています。
「キリンの子」は歌人の処女歌集。
この人がどんな成長を見せるのか、楽しみです。
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キリンの子 鳥居歌集 |
鳥居 | |
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス |
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セーラー服の歌人 鳥居 拾った新聞で字を覚えたホームレス少女の物語 |
岩岡千景 | |
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス |
今日は暑かったですが、曳舟から京島あたりを散歩しました。
車を曳舟駅前のイトーヨーカドーの駐車場にとめ、歩き始めました。
この辺りは細い路地が入り組み、まるで迷路のようです。
戦前の建物と思われる古い家がありました。
よくぞ戦災を免れたものです。
キラキラ橘商店街というのがあり、その入り口はお稲荷さん。
なぜか小さな公園には井戸水をくみ上げるポンプが。
暑かったせいか、ちょっと疲れました。
がんで闘病中だった小林麻央さんが亡くなられました。
34歳の若さ。
海老蔵さんも、二人の子供も、たいそうショックでしょう。
若い人のがんは進行が早いと言いますが、本当なんですねぇ。
若くして人が亡くなると、例え他人であっても、ショックを受けます。
ご冥福をお祈りします。
私が初めて宗教ということを意識したのは、「オーメン」シリーズや「エクソシスト」シリーズなど、キリスト教を題材としたオカルト映画でしたねぇ。
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でもキリスト教を深く知ろうとは思いませんでした。
何しろ小学生でしたから。
私は日蓮宗の寺に生まれ育ちましたが、日蓮宗の教えにさしたる興味は持ちませんでした。
法華経を最高のお経とする日蓮上人の教えが、よく理解できなかったこともあります。
法華経を読んだ時の印象は、なんだか例え話と、観音経や虚空会、二仏並座など、ありえないSF的な演出ばかりで、理論理屈が無いように思えたものです。
スペクタクルとしては面白いですが。
江戸時代の白隠禅師も、27歳で初めて法華経を読んだとき、失望した、と言っています。
ただし、老境にいたって読み返したとき、その素晴らしさが分かったそうですが。
それなら私も、いずれ法華経の素晴らしさに気づくんでしょうかねぇ。
平安時代の二大巨頭、伝教大師=最澄と弘法大師=空海の解説書を読んだ時も、なんだかピンときませんでした。
私が最初に興味を持ったのは、大学生の頃、道元禅師の禅でした。
道元禅師は、成仏とは一定のレベルに達することで完成するものではなく、たとえ成仏したとしても、さらなる成仏を求めて無限の修行を続けることこそが成仏の本質であり(修証一如)、釈迦に倣い、ただひたすら坐禅にうちこむことが最高の修行である(只管打坐)、としました。
厳しいですねぇ。
若いうちは厳しいものに憧れる傾向があるものです。
また、道元禅師は、浄土教などの易行に批判的であったことから、自然と、浄土の教えは食わず嫌いになりました。
しかし40歳を超えて、しかも精神障害にも見舞われ、浄土の教えに魅力を感じるようになりました。
弱った心に、慈雨のようにしみこんできたのです。
その一つをもって、修行も出来ず学も無い一般庶民の信仰を集めたことが実感として分かります。
でも浄土の教えは、一般的にはかなり誤解されているように感じます。
例えば他力本願。
その語感から、なんだか努力しないで、他人の力に頼っているように感じるのもやむを得ないことでしょう。
あるいは悪人正機。
悪人こそが極楽往生できるのなら、いくら悪いことをしても良いように感じられます。
「歎異抄」によく知られた言葉があります。
善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや
これは誤解されるでしょう。
善人ですら往生できるのだから、悪人が往生できないわけがない、というわけです。
その真意は、自力で善をなし、往生しようとする人(善人)は、阿弥陀仏の本願への信心が欠けており、そういう人でも往生できるのならば、煩悩だらけで阿弥陀仏の本願にすがることでしか往生できないと考える人(悪人)が、極楽往生できないわけがない、ということでしょう。
「歎異抄」はすごく短くて、美しい日本語で書かれているので、古文が苦手な人にも簡単に読めると思います。
ご一読をお勧めします。
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つまり善悪という言葉が、一般的な意味とは異なるのですね。
他力本願とは、阿弥陀仏の力(他力)によって、阿弥陀仏の本願(すべての衆生が救われること)を深く信仰し、一心に念仏を唱えるということです。
この考えはさらに進んで、「南無阿弥陀仏」と唱える、念仏という行為そのものが、自力で行っているのではなく、阿弥陀仏の衆生を救いたいという本願が、人々に唱えさせているのだ、というところまで行き着きます。
この易しい教えは、精神病に苦しんでいた私を慰めてくれました。
しかし、その後よくなると、すっかり忘れて、南無阿弥陀仏を念ずることもなく、また実家の日蓮宗で重要視されるお題目、南無妙法蓮華経と唱えることもありません。
当初禅による自力での修行に魅力を覚え、実家の寺で重視される法華経に失望し、他力本願に魅力を覚えたが、今は仏教にさしたる興味が無い、というのが偽らざる心境です。
ではキリスト教だのイスラム教だのに興味があるかと言えば、どうしても一神教は食わず嫌いで、概説書を読んだことはありますが、聖書も読んだことがありません。
あ、でもコーランは詩編みたいな感じだったので、ざっと目をとおしました。
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はぁ、そうですか、としか思いませんでしたね。
神道は基本的に仏典や聖書に相当するような書物はありません。
概説書くらいでしょうか。
後は日本神話ですかねぇ。
神道は日本人の心の故郷だとは思いますが、宗教として体系づけられたものではなく、スタイリッシュで美しい装束や儀式が本質と言えるかもしれません。
素朴な自然崇拝でしょうねぇ。
今、関心を寄せている特定の宗教はありません。
多分それは不幸なことなのでしょうね。
人間なんて弱いものですから、人智を超えた、何か圧倒的な教えや思想にすがりたいと思うのは自然な情だと思います。
オウム真理教などのカルト教団に限らず、共産社会を夢想した左翼過激派なども、一種の信仰に近い心情だったのだろうと推測します。
私は私が過去の思想や宗教からいいとこ取りした私だけの宗教みたいなものを信じる他ない、とかつてこのブログで書きました。
しかし今は、少し、心境が変化しています。
私が私を拝むのでは、まるで織田信長みたいになってしまいます。
延暦寺を焼き、石山本願寺を焼いたかの武将と異なり、私は既成の宗教にはすべて畏敬の念を抱いています。
信じる信じないは別にして。
過去の人々、そして現代の人々が生きるよすがとした既成宗教は尊重されるべきものと考えています。
日本人の多くがそうであるように、心の底では、私は無宗教なのだろうと思います。
いやむしろ、特定の宗教に拘らず、あらゆる宗教になんとなく畏敬の念を抱いてつまみ食いする、という態度こそ、現代日本人の一般的な信心の形なのかもしれません。
逆説的ですが、私はもしかしたら、日本人の在り様としては、信心深いと言っても良いのかもしれません。
いつかこれこそ私が信じるべき教えだ、と思える宗教に出会いたいものです。
私の宗教遍歴はまだ続きそうです。
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私は毎日、タバコというか、シガリロ(タバコの形状をした葉巻)を20本吸う愛煙家です。
就職した25年前は、自席で堂々とタバコが吸える時代でした。
それが、喫煙場所が何か所か指定されるようになり、ついに今は完全分煙の喫煙室が一か所だけになって、3年くらい経ちます。
このたび、職場の衛生委員会なる組織が最後の砦の喫煙室を撤去して、構内完全禁煙とすべし、という答申を職場のトップに提出しました。
トップもこの答申を認める意向だともれ聞こえてきます。
もはや喫煙者は被差別民。
わずかに残った喫煙者は、私を含め、抗議するでもなく、諦め顔です。
時代の流れ、ですかねぇ。
しかし8時半から17時まで、職場にいる間は一本も吸えないとなると、正直しんどいですねぇ。
どこで一息つけば良いんでしょう。
なんだか禁煙ファシズムのような気がします。
かつて米国が天下の悪法、禁酒法を施行したような。
愛煙家にとって、辛い時代が来ちゃいました。
本気で転職を考えようかと思っています。
しかし、40代後半で、文部科学省所管の研究教育機関しか勤務経験の無い身では、どこも雇ってくれないでしょう。
やれやれ。
昨夜は美少女が華麗なる殺し屋デビューを飾る様を活写したDVDを鑑賞しました。
「ファイナル・ガール」です。
![]() |
ファイナルガール [DVD] |
アビゲイル・ブレスリン,アレクサンダー・ルドウィグ,ウェス・ベントリー,フランチェスカ・フィッシャー=イーストウッド,キャメロン・ブライト | |
アメイジングD.C. |
幼くして両親を亡くした少女。
彼女は12年間にわたり、殺し屋としての過酷な訓練を受けて育ちます。
彼女の最初のミッションは、夜な夜なタキシードで身をつつみ、美少女をだましては森の中に誘い込み、森に逃がして5分間待ち、美少女を狩るゲームに熱中する4人の高校生たちを殺害すること。
わざと少年たちに近づき、獲物として森の中に連れ込まれる少女。
斧やバットで武装した少年たちを、素手で次々に血祭に上げていく美少女。
くだらないと言えばくだらない映画ですが、映像がスタイリッシュで美しく、その美しさに酔いました。
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今日はなんとなく、わざわざ荒川土手まで出かけて、散歩しました。
大きな川っぺりを歩きたくなったのです。
実家は江戸川のすぐ近くで、よく江戸川土手を散歩しました。
そのせいか、川っぺりを歩くのが好きで、隅田川沿いや、千葉市では花見川沿いなどをよく歩きます。
荒川沿いは歩いたことが無かったなと思い、車を平井駅近くの駐車場にとめて、平井の小さな商店街を歩き、荒川土手に出ました。
河川敷には野球場が何面もあり、小松川軟式野球連盟という幟を立てて、草野球の試合をやっていました。
あらためて、プロはうまいんだなと、思いました。
都内のランナーはタイプ別に皇居ランナーと荒川ランナーに分かれるんだそうですね。
皇居ランナーは最新のランナー・ファッションで身を固めた、シャレオツな人々。
荒川ランナーは中学時代のジャージなど、ファッションに無頓着な人々らしいです。
今日も多くの人が荒川土手を走っていましたが、さすがに暑いのか、ジャージの人はおらず、ほとんどがTシャツに短パンでしたね。
途中から雨が降ってきて、慌てて帰りました。
明日からの仕事のことを思うと憂鬱ではありますが、少しは気分転換できたかなと、思います。
今日は半年に一度の歯のクリーニング。
歯医者に行って歯石をとってもらいました。
思えば34歳の頃、歯肉炎になりました。
私はもともと歯が良く、虫歯になったことがありません。
歯医者とも無縁でした。
それが勤務時間中に突然、歯茎から血がドバドバ出て、慌てて歯医者に行ったのが始まりです。
歯が良い人は歯磨きを怠りがちで、歯肉炎から歯槽膿漏になる人が多いそうです。
歯肉炎はすぐに治りましたが、予防の意味で、半年に一度、歯医者で歯の掃除をしてもらっています。
今私が定期的に通っているのは、歯科のほか、内科、精神科、眼科です。
いずれも30代半ば頃から通っています。
20代の頃は医者なんて行くことはほとんど無かったのですが。
内科はコレステロールを下げる薬をもらうため、隔週。
私の高コレステロールは家族性のため、食事や運動では埒が明かず、薬で下げるしかない、と内科医に言われましたので。
精神科は双極性障害の治療薬をもらうため、月に一度。
眼科は緑内障治療のため、月に一度。
いずれも土曜日の午前中に行くため、土曜日は医者通いの日のようになってしまいました。
人間の体も車みたいなもので、メンテナンスをきっちりすれば長持ちするのだろうと思います。
去年の今頃は頚椎椎間板ヘルニアのため、週に3回も整形外科にリハビリに通っていましたっけ。
今は整形外科はとりあえず卒業しています。
幸いにして、私は臆病というか、おかしいと思うとすぐに医者に行くため、いずれも重篤化せずに済んでいます。
医者通いは面倒だし金もかかりますが、致し方ありますまい。
メンテナンスは重要ですから。
6月14日から15日にかけて、テロ等準備罪というべきか、共謀罪というべきか、その審議が徹夜になったそうです。
そのせいで、400人強の国会職員が大残業。
残業手当は、なんと1,070万円にのぼるそうです。
働き方改革だの、プレミアム・フライデーだの、掛け声ばかりで、国会のセンセイ方が率先して無駄な残業をしていらっしゃるご様子。
かつて、野党は牛歩戦術などをくりだし、無駄に時間をかけることがお得意でした。
アホですか。
早く電子投票を取り入れればよいものを。
国会があんな風では、わが国の労働環境など良くなるはずもありません。
それでなくても、無駄に残業しているやつを、遅くまで頑張って偉い、みたいな風潮が未だに残っているというのに。
だから私は残業を一切しません。
仕事が残っていても、しません。
翌日やるか、誰かに振っちゃえばよいのです。
おかげでほんの10分定時を過ぎただけでも、「どうしたの?」なんて言われるようになりました。
残業しないやつ、という印象がよほど定着しているのでしょう。
私より早く帰るやつなんていないし、なんだか私より早く帰ることが憚られるような雰囲気になってしまいました。
そうなればこっちのもの。
毎日定時で帰らないと、心配されちゃうんですからねぇ。
これでも若いころは激務に追われ、大残業や休日出勤をしていたこともありました。
しかし、お尻が決まっているのだから、それに合わせて仕事を終えるのは当たり前だし、それが出来ないほど仕事量が多いなら、「組織の問題だ」、と大騒ぎするようにしたら、私の仕事は減りました。
言ったもん勝ちです。
何より大事なのは私一人が幸福であるかどうか。
まわりのやつらがどんなに辛い目に合おうが知ったことではありません。
辛いのなら、私のように大騒ぎすればよいのです。
それによって、結果的に職場全体が、無駄な残業をしないのが当たり前、という雰囲気になればと思います。
今はどちらかというと、残業するのが当たり前、みたいになっていますからねぇ。
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昨夜は緊迫感ただよう快作を鑑賞しました。
「ドント・ブリーズ」です。
Don’t breatheですから、直訳すると、息をするな、ということでしょうか。
それもそのはず。
男2人、女1人の若者たちが、大金を持っている盲目の老人の家に強盗に入るお話。
相手は目が見えないのですから、息を殺して音を立てずにいれば大丈夫、のはずでした。
ところがこのおじいちゃん、異様に聴覚や嗅覚が鋭く、しかも湾岸戦争帰りの元軍人。
めちゃめちゃ強いのですよ。
で、思いがけずおじいちゃんの反撃にあって、という物語。
とにかくそれこそ息つく暇も無いほどのスピード感で、あっという間の90分。
抜群に面白い活劇です。
おそらく、映画本来の面白さとはこういうものなのでしょうね。
お勧めです。
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痛み止めが効いたのか、偏頭痛もだいぶ治まり、DVDを借りてきました。
「ファウンド」というホラーを鑑賞しました。
この作品、一風変わっています。
いわゆるエンターテイメント的な、観る者を怖がらせるようなものではなく、どこか文学的な香りさえ漂わせながら、じつは相当にグロイ映画です。
12歳のイジメラレっ子の少年。
彼は密かに家族の秘密を覗き見ることが好き。
父親の秘密はガレージに隠してあるポルノ雑誌。
母親の秘密は昔の恋人から送られたラブレター。
そして兄の秘密は、クローゼットに隠してある生首。
しかも数日ごとに、生首は別の物になっています。
兄は連続殺人鬼であることが示唆されます。
少年のもう一つの趣味は、ホラー映画を観たり、自らホラー漫画を描いたりすることです。
少年の目を通して静かに物語が語られる、という趣向なので、兄がいつ、どこで殺人を犯しているのかは分かりません。
むしろ兄は少年に優しく接し、とても連続殺人鬼には見えません。
少年の日常が淡々と綴られる前半。
イジメや喧嘩があって、それを乗り越えていく教養小説のような趣です。
映像も静かで美しい。
しかしラストにいたって、ついに少年は兄の本当の顔を知るのです。
しかも、標的は両親。
兄はその理由を、兄弟が解放されるためだと語ります。
ラストの怖ろしさはホラー映画史上屈指のものだと思いますが、それすら、残酷シーンを少年が目撃していないために、客には提示しないのです。
どこまでいっても、少年の目線で描かれた物語ですから。
印象は不思議な感じです。
ホラー映画を観たような気がしません。
映画のなかで、少年が鑑賞するB級 ホラーの映像と比較して、この作品の映像は奥ゆかしいとさえ言えます。
エンターテイメント性豊かな、分かりやすいホラーを望む方にはお勧めできません。
かといって、文芸作品を観たい方にも。
これは相当コアなホラー・ファンでないと楽しめないのではないでしょうか。
世界各地で40もの映画賞を獲得したそうですが、だからと言って安易に観ないほうがよいような気がします。
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