ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

不安

2022年04月30日 | 精神障害

 大型連休に入っていますが、私はカレンダーどおりなので、月曜日は出勤です。
 出勤、そして仕事というのは、誰にとっても大きなストレスだと思います。

 私は若いころ、サラリーマン生活も年を取ればどこかで頓悟し、気持ちが楽になるのだろうと思っていました。
 しかし30年を過ぎても、頓悟するどころか、ますます不安は増し、プレッシャーに押し潰されそうになることがよくあります。
 そんな時、過去の成功体験は何の役にも立ちません。
 経験による知恵も、無駄です。
 いつも明日のこと、明後日のことが不安でなりません。

 私はうつを抑える薬や、逆に躁を抑える薬など、多くの精神病薬を飲んで、やっと平静を保っている状態です。

 その中で、即効性があるのは、抗不安薬という種類の薬です。
 昔は精神安定剤と呼ばれていたと聞きました。

 これを飲むと、ゆるーく効いて、まったりとした気分になります。

 しかし不安の種を摘み取る薬ではありませんし、そもそもそんな薬は存在しません。
 目の前にある不安の種=困難な仕事をなし遂げなければ、平穏は訪れません。

 ただし、目の前にある不安の種を解決したところで、間を置かずに次の不安が押し寄せます。
 まるでイタチごっこです。

 もしかしたら不安こそ、人間精神の本質なのではないかと思います。
 不安は仕事を完璧にこなしたい、という欲望の裏側。

 楽しみと痛みは裏と表でついて回ります。

 仕事をして飯を得るということを何十年も続けて、やっと老後を迎えたら、体のあちこちに不具合を生じ、最後は冷たい石の下というわけですから、人生なんて素っ気ないものです。
 あるいはこの心境が頓悟でしょうか。
 不安はあって当たり前、人生は苦しくて当然、そう心の底から思えた時、という。

 しかしそれでも、人間というもの、楽を求めます。
 
 思えば今まで、異動により色んな職場を経験し、ある程度職階も上がりましたが、ただの一度も気楽な部署というのはありませんでした。 

 異動しなければしないで、職場が変われば変わったで、種類の違う地獄を味わうことになります。
 血の池だったり、賽の河原だったり、針の山だったり。

 これでは何のために生きているのだか分かりません。

 満男が寅さんに「人間何のために生きているんだろう?」と、根源的な問いを浴びせた時、寅さんは「人間何遍か、あぁ生まれてきて良かったと思うことがあるじゃない。そのために生きてんじゃないか」と応えます。
 
 一種の人生哲学ですね。

 これを頓悟と呼ぶのだとしたら、人生はまさに不安と苦しみの中で嘆き苦しみながら、時折感じる至高体験を求める、みたいな切ないことになってしまいますね。

 当分、私は不安、苦痛、恐怖から逃れることはできないようです。


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呪う

2022年04月29日 | 社会・政治

 今日からゴールデンウィーク。
 2日と6日に休暇をとれば10連休になりますが、今の部署に移ってまだ一か月の私には、そんな余裕はありません。
 暦どおりのお休みです。
 面白くはありませんが、やむを得ざる仕儀と言うべきでしょう。

 私は私の小さな問題を片づける能力しかありません。
 いや、それすら無いのかもしれません。

 まして遠い異国の争いなど、ただ傍観するだけです。
 酷いことになってはいますが、私にはどうすることもできません。
 人間というもの、よほど争い事が好きなようです。

 自分を救うことさえ出来ないとは、私は私を呪うしかありません。


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二週間

2022年04月17日 | 仕事

 先週で新しいでの仕事が二週間を超えました。
 今のところ、大過なく過ごしています。
 昨日は4週間に一度の精神科の診察があり、大いに励まされました。
 薬の量は変わらないんですけどね。
 この調子で、新しい職場に順応していければと思います。

 


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犬鳴村

2022年04月10日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今日は久しぶりにホラー映画を鑑賞しました。
 Jホラーの佳作、「犬鳴村」です。

 


 かつて犬をさばいて食いつないできたという犬鳴村。
 今はダムの底に沈んでいますが、その怨霊に苦しめられるお話。

 本格心霊ホラーに仕上がっていて、震え上がりました。
 ホラー映画を観たいと思うこと自体、私の精神が上がってきている証拠。

 近頃コメディばかり観ていましたが、やっぱりホラー映画は良いですねぇ。


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要介護3

2022年04月09日 | その他

 義母、今までは要支援1でした。
 それが一気に要介護3の認定を受けました。
 要支援3ではありません。
 要介護3です。

 医者から歩行器を使って少しでも歩くように言われても、リハビリを勧められても、辛いから嫌だの一点張り。 
 今、介護施設に入っていますが、他の入所者の衣類と一緒に洗濯されるのは我慢ならないとかで、同居人を呼びつけて洗濯物を渡し、我が家で洗濯しています。

 今日も同居人は午前中、義母の病院通いの介護をし、午後は休日出勤をしました。
 義母の介護のため、しょっちゅう休暇を取るので、休日出勤しないと追いつかないそうです。 
 義母より先に同居人が過労死するのではないかと心配です。

 老人一人のために、我が家は壊滅的な状況に追い込まれています。
 せめて施設での洗濯くらいは我慢してほしいものだと思います。

 一方で、私一人の稼ぎではしんどいため、介護離職すらさせてやれない自分を恥ずかしく思います。

 人が老いるということ、生半可なものではありません。
 それをまざまざと見せつけられているようで、将来の私たちがどのような末路をたどるのか心配です。

 あと30年もすれば、私たちも今の義母と同じくらいの年になります。
 お互い運動を好まないため、今から少しは体を動かすようにしなければと思います。

 義母が何事にも興味を失い、歩くことすら拒否する精神性を、主治医は老人性のうつではないかと疑っています。
 もちろん義母は断固認めません。
 そもそも主治医は内科医で、精神科医ではありませんし。

 このままでは義母は寝たきりになってしまいかねません。

 誰もが望むぴんぴんころり。

 しかし、現実はそうもいきません。
 義母の生活が少しでも向上してくれないかと、心から願います。


 


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三つ子の魂

2022年04月03日 | 仕事

 今日は寒い一日でした。
 おかげで家から一歩も出ずに過ごしました。
 そんな風にして過ごしていると、碌なことを考えません。

 明日からの一週間を恐れて、職場なぞ火事で焼け落ちてしまえばいいのに、とか。
 テスト前の中学生のようです。

 考えてみると、3歳で幼稚園に通うようになってから、50年ちかく、平日はどこかに通って、拘束される生活をおくっています。
 私がどれほどこれを嫌ったことか。

 三つ子の魂百まで、と言いますが本当にそうです。
 今宵もわずかな酒で、一瞬、忘れるのでしょうね。


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初日

2022年04月02日 | 仕事

  昨日から令和4年度が始まりました。
 新しい部署での1日目。
 新しい部下から指示を求められるのはともかく、古巣の部下からも相談、質問にやってきて、難儀しました。
 しばらくはこういう日々が続くのでしょうね。

 残るも地獄、移るも地獄。
 結局どこの部署に行っても地獄は続くというわけです。
 それがお金をもらうということ。
 世の中は厳しく出来ています。

 就職して31年目に突入。
 食うためとはいえ、よくぞ続いたものです。

 今は定年を楽しみにしながら、粛々と仕事を続けるだけです。
 


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