花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

ワークショップ

2013-03-10 21:07:11 | Weblog
 G.Wのような暖かさだった土曜日、慶應義塾大学日吉キャンパスで行われた「WORKSHOP COLLECTION 2013」に参加してきました。始まる前から凄い人の列が出来ていて、果たしてどれくらい並ぶことになるやらと懸念されましたが、それも最初のうちだけで、うちの子供が体験したワークショップでは最長40分待ち、待ち時間なしもあり、全部で6つのワークショップに参加出来ました。環境への配慮を重視する風潮を反映してか、廃材を使う工作のプログラムが多く、廃材からキーフォルダーや万華鏡を作ったり、鉛筆を作る工程で出てきた木の屑で出来た粘土の造形をしたりしました。我が子もそうでしたが、他のお子さんもみな熱心に工作に取り組んでいて、最近の子どもはゲームばかりしているとの批判が、この時ばかりは全く別世界のことのように思えました。人間を指して「ホモ・ファーベル(工作人)」ということがありますが、確かに、人間は材料の質感を感じながら五感を使ってものを作るのが好きな生きものだと感じました。ペットボトルが入っていた段ボール箱で作ったスツールを大切に持って帰る子どもを見ていて、ヴァーチャルな環境が広がっている今、モノづくりはリアルな世界への重要な架け橋になっているのではないかと思いました。