花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

G.Wに学んだこと その2 ~金環日食と皆既日食の違い~

2012-05-11 01:33:16 | Weblog
 今年の5月21日(月)、日本のかなりの場所で金環日食が見られます。5月6日(日)、この天文ショーを前にして東武百貨店で開かれた「金環日食講座」に子どもと一緒に参加して、星の手帖社のアベ社長の講義を受けました。日食の仕組みに始まり、日食は18年と10日と18時間周期で起こり、この周期を「サロス周期」と呼ぶこと、今年の日食は18年前にメキシコで起こった日食がサロス周期を経て日本に現われるものであることなど、日食に関するあれこれに始まり、「海賊が片目の眼帯をしているのは、望遠鏡で水平線を見ていて、つい太陽を見てしまったために目が潰れたからだ」に至るまで、多方面にわたるお話を披露して頂きました。伺ったお話の中には、日食になぜ金環日食と皆既日食があるのかがありました。その理由は、月の公転軌道が14%の楕円になっているからで、地球に近い時の日食が皆既日食で、遠い時は金環日食になるそうです。月と太陽の大きさはだいたい1:400、地球から月までの距離と太陽までの距離もほぼ1:400(約38.4万㎞:約1億5000万㎞)で、地球から見た時の見かけの大きさが同じなことに加え、14%の楕円軌道が産み出す遠近法によって2つの日食の違いが分かれることを教わり、21日の日食がますます興味深く待たれるようになりました。アベ社長が最後におっしゃっていた、「日食が見られるかどうかは皆さんの行ない次第ですよ」の言葉を胸に、早寝早起き、元気な挨拶、謹厳実直に勤めて、その日に備えたいと思います。