昭和30年代初め、学校給食が始まりました。経済成長の坂を上り始めたものの食材はまだまだ。タンパク源として重宝され、鯨肉と共に給食にも度々登場したのが大豆です。
このご時世「ごじる」と言って分かる人はあまりいないかも。今、手間を省いた大豆の粉末が売られていますが、本来は茹で大豆を磨り潰した歯ごたえのある方が美味しいのです。
お味噌汁に、水で溶いて味噌の前に入れるだけです。以前、夫が味噌汁の失敗と思ったので、今回は薄めに仕上げました。夫は呉汁を知りませんでした。
郷愁からでなく、私はこんなひなびたメニューが好きなのです。多分B級グルメからもふるい落とされて、歯牙にもかかっていないでしょうね。
庭で、バッタの攻撃から逃れて沢山の青ジソが採れています。お酢の物にたっぷり使いました。