新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

’14 パリ~リヨン~南仏⑦

2014年06月19日 | '14 パリ・リヨン・南仏

この日夜にパリに戻る予定で、夕方TGVに乗るまでリヨンの街巡りをします。今まで何度か海外の旅をしましたが雨に合ったのは2度目くらい。ほとんどの人が傘なしの状態。雨に濡れるのが不快でないのが不思議なくらいです。

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写真はリヨン・ペラーシュ駅。TGVに乗り降りしたのはこの駅です。前日利用したTGVが予想外に混んでいて、パリに戻る列車のアッパーシートにスーツケースを持ち上げるのは大変だと思い、まずは切符売り場の窓口へ。ロアシートに座席の変更はできるけど、手数料が一人34€もかかる…と言うことであきらめることにしました。
結果的にはそれでよかったのです。リヨン発パリ行きのTGVは始発だったので、荷物置き場も1Fに楽に確保できました。


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リヨンのもう一つの駅、パーデュ駅にトラムを使って行ってみました。乗れる乗り物には何にでも乗ってみたいのが私です。ゆっくり走るトラムからの車窓の景色は市内見学になります。
車内で4歳くらいの子がシートに座ろうとしたのを、近くにいた初老の婦人が厳しく注意していました。こんなに小さい時から、みんなで子供たちを教育するんだなと感じ入りました。
ここはビジネス街に成長し、ペラーシュ駅をしのぐ発展ぶりで、新幹線もこの駅の方に多く停車します。それにしても第2の都市の駅前の自転車が気になります。

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フルヴィエールの丘に登るケーブルカーの、今度は左の路線に乗りました。紀元前43年、カエサルの副官がこの丘に街を築いたのがリヨンの起源だそうで、その時のローマ劇場の遺構です。
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分厚い壁に、古代ローマの権力の大きさと進んだ土木建築の技術がしのばれます。 古代ローマの勢力は内陸に向かってどんどん駒を進めて行きました。ローマ以外にはなかなか古代ローマの遺跡が見つけにくいので、ここはぜひ見たかったところです。が、古代人が踏みつけたデコボコの石畳がとても歩きにくかったです。

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リヨン・ペラーシュ駅前、カルノー広場にあるマリアンヌ像。フランス共和国の擬人化されたイメージとか。フリージア帽を冠ってライオンの頭を撫でています。共和制や自由の象徴として国民に慕われているようです。
「GLOIRE DE LA REPUBLIQUE 1889」と銘が刻んであります。「共和国の栄光」とでもいうのでしょうか。フランス革命からちょうど100年を経た時に建てられたのでしょうか。

さて、夜7時過ぎにパリに無事到着。これでやっと新幹線5枚の切符を使い果たしました。ホッと一息。


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夕食の一品。フォアグラのパテ、鴨のテリーヌ、フロマージュがかなり量が多くて、最後はいつも苦しみます。こんがり焼いたトーストが乗っかっているのに、別にバスケットにバゲットがついてきます。センスのいいパリジェンヌの胃袋に、この量がすんなり収まるというのが私の不思議・・・。 


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山ほどのインゲン豆のソテー。我が家の料理を思い出したようで夫は納得の一品でした。

 




 


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