おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

Seestar S50で撮りました!

2023-11-15 19:10:21 | 初心者のための電視観望


このところ毎日のように晴れているので、お気軽電視観望のSeestar S50でいくつかの天体を撮影してみました。M42は写しやすい天体ですが、数分でこんな感じに撮れます。一応20分程度の露出ですが、もう少し写っても良いかと思いました。



M27は、何度撮っても綺麗に写ります。ただし使っている場所の空次第でもあるので、どこでもこんな写りにはならないとは思います。撮影は店の庭で放置して室内でタブレットを操作してテレビを見ながらやっているので、メチャメチャお気軽というか、横着してやっています。



ちょっとこの天体の名前というか番号を忘れてしまいましたが、NGC7293です。初めて撮影しました。デジカメでも撮った事の無い天体でしたが、Seestarでこんなに写るのは驚きです。それも誰でも撮れるのですから驚きです。空の条件さえ良ければカタログを作れるくらい色々な天体を撮る事ができるので、ゲーム感覚で操作して写真が撮れるので、とっても楽しいです。



アンドロメダは、今ひとつ写りが良くないので空の明るいところだと厳しいかもしれません。ZWOのカメラを使って60mmガイドスコープで撮れば30秒露出で腕の部分まで綺麗にM31が写りますが、10秒露出のスタッキングでは今ひとつです。将来的にもう少し露出が増やせるようになれば良いですが、経緯台なので、視野回転の問題があるので、30秒も露出してしまうとその後の補正が大変なので、敢えて10秒露出に限定しているのかもしれません。

今後このSeestar S50の後継機が出てくると思いますが、対物レンズのサイズやCCDのサイズが大きくなったりしても経緯台である以上は、撮影に限界があるので、いずれは赤道儀タイプが出るかもしれません。ただし、あまり高スペックを求めすぎると、本来の初心者でも気軽に天体撮影ができる。というコンセプトから外れてしまうかもしれないので、あまり多くを望まないで気軽に遊び感覚で使うのが良いのかもしれません。スターウォッチングでもショー的な要素で使ってみるのも面白いでしょう。

つい最近の話ですが、お客さんから13歳の子供が天体望遠鏡を欲しがっているとの事で相談を受けましたが、当店に在庫のある望遠鏡lで十分だったのですが、アンドロメダを撮りたい。というので、それならと教えたのは、このSeestar S50でした。予算は10万円くらいはあるとの事でしたので、子供さんの事も考えると現状ではSeestarしか無いと思ったので、当店の売り上げにはなりませんが、他店で購入される事を伝えました。しかし、父親からはちょっと不服そうな印象を受けましたが、そのあとどうされたかは不明です。

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