おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

Meade LX200GPS-35のGPSデーターエラーの改善 . . .星まつりの事

2023-06-06 09:39:53 | ブログ


先月に当店で販売した「Meade LX200GPS-35自動導入経緯台」をお引き渡しする前に動作確認したところ、GPSは受信できているのですが、何故か日付情報が2003年10月になってしまい、それを元にアライメントスターを探しにいくので、アライメントができないという不具合が見つかって、当初キャンセルを勧めたのですが、修理ができるのであれば欲しいという事でその後色々と調べてみたら、ファームウェアーの更新をする事で正常に動作するという事がわかりました。ただその方法なども分からないので福岡のTOMITAさんに相談したら、とても丁寧にそのやり方とおまけにシリアルーUSB変換ケーブルまで貸していただいて更新作業ができるようになりました。最悪ダメなら架台を丸ごと送るか自分で持っていくかの選択を迫られていましたが、その必要が無くなってとても助かっています。TOMITAさんでは、これまでもMeadeのクラシックタイプなども修理されてその実績があるので、持ち込み修理を前提に相談したら、ケーブル類も貸すので自分でまずはやってみてください。という事でケーブル類も無償で送ってくれました。この対応には本当に感謝しております。



という事で無事にファームウェアーの更新作業へ入れまして、何とかスタートできました。



更新作業中は、AutostarIIにはこんな表示が流れて確実に更新作業が進行している事が分かります。色々ネットを調べると上手くできない方もいるようですが、私の方は何とかアップローダーで上手く出来ています。



アップデート作業は、ネット環境にもよりますが30分近くかかりましたが何とか更新ができて、その後にAutostarを立ち上げてGPS受信完了後に日付などをチェックしましたが、確実にその日の日付になっていました。以前は、2003年10月と表示されていましたので、その後のアライメントでは本来見えていない夏の星などを探しに行くので、アライメントが出来ずに自動導入もできませんでした。

しかし、その後に雲が晴れてきたので実際に使ってみたところ、GPS-Fixの後に正しいアライメントスターを探しに動いてくれて正常な状態でアライメントが終わってM57やM27なども正確に視野中央に導入してくれました。LX200GPSの導入までの動作は、色々ある経緯台の中でもダントツの導入精度とそのスピードが気持ち良いです。特にCCDカメラを取り付けた時はチップサイズが小さいので、正確に導入ができないとその修正が面倒ですが、これまでもスターウォッチングで20と25と30の3台を使っていた事がありますが、それぞれ電源を入れて放置しておけば、最初のアライメントスターまでは自動で導入してくれますし、その後の天体導入も簡単なので、とても重宝していました。まだ手元には20と25が残っていますが、ほとんど使っていないので処分しようかと考えています。

原村星まつりのこと



原村星まつりの実行委員会より書面が昨日届きました。それを読むと、今年は天文関係の出店者は入れず開催する事が記載されていました。出店者を入れないというのは、つまり天文ファンも来てもらわなくても良い。と言っているように聞こえますが、星フェス同様に天文関連の出店者が増えると、どうしても天文ファンが増えてマニアックなイメージが付くと考えてしまうのかもしれませんが、これまでの原村星まつりを見ても一般の参加者も相当来ており、そんな印象は全く無かったと思います。その意図は分かりかねますが、これまでの経緯を一人の関係者として見ると問題のある出店者や天文ファンの参加者があったので、その運営がとても大変だったのではないかと考えますが、しかし、原村星まつりをここまで大きくしてくれたのは出店者や参加者があっての事だったと思います。それを全て無くして何をされるのか分かりませんが、私個人が考えるに、純粋に星を見せるだけの地元の方々だけでできるイベントに立ち返ろうと思われて、全てを見直そうとしているのが、これからの原村星まつりなのかもしれません。

出店者は当然今年は参加できませんが、天文ファンについては一般同様の扱いで参加はできるでしょう。ただし天文関係のブースが無ければ当然参加される方は極々少数だと思います。参加者がそれで増えるか減るかと言われれば、その内容にもよりますが、減る事はあっても増える事は無いと思われます。ただ、このやり方が今後もずっと続くかどうか分かりませんが、今年やってみて上手くいかず、また元のように天文関係の出店者を呼んで天文ファンも呼んでという事務局側の都合の良い事にはならないでしょう。ただし、夏の最盛期で人の集まりやすい原村で開催されるので、天気さえ味方してくれればそこそこ人は来てくれるでしょう。そこも事務局では想定しているのだと思います。

実は、小海町観光協会もこれに近い事をやろうとしています。今年の星フェスは、出店者も天文ファンも呼ばず、10月21日の午後1時からスタートさせて午後8時のアストロカーのスターウォッチングをして花火を打ち上げて終わろうと企画しています。内容は詳しくは書きませんが、星とは無関係の催しものばかりで、誰をターゲットにするのかも明確なビジョンもありません。4月末に役場の観光課の職員が数名で来店されてこの話を聞きましたが、流石に呆れて何も言えませんでした。という事で今は町の観光協会とは別に11月10日〜12日の日程で星フェスの開催を検討しております。これにはガトーキングダム小海ホテルがシャトレーゼ八ヶ岳の後援も受けて大きくサポートしてくれています。まだ現状では大まかな事しか決まっておりませんが、今月中にははっきりとした内容が決まっていきますので、以降にまたお知らせ致します。

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