おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

名機 Nikon 10cmED屈折赤道儀のレストア-2

2020-05-11 17:31:09 | Nikon ニコン


大分前から作っていたNikon 10cmED屈折赤道儀のピラー脚が完成間近となりました。元々のピラー脚はパイプがカットされて短くなった上に上下のフランジパーツが溶接して他のプレートがついていたので実質使えない状態でしたが、ここまで復活させました。ヤフオクにたま〜に出ていますが、程度の良いものは少なくて、良いものだと高額になるのでなかなか手が出ません。落札されてもここまで手を加える方はまずいらっしゃらないと思いますが、鏡筒のレストアとセットにすると相当な費用がかかりました。程度の良いものを見つけて落札した方が良かったかもしrません。



このピラーはこれで完成ではなく、これから最後に調色した塗料で塗装して仕上げます。ピラーの高さも純正品と全く同じ高さにしてあるので違和感なく使えます。また純正ピラーは全ての部品が鉄製でしたが、新しく作ったフランジ2個とパイプはアルミ材を使いました。鉄で作った方が安定感が増すと思いますが、組み立てて使うような場合にはアルミの方が楽です。



元のフランジ部品がこんな感じでサビサビだったので使えなかったので新たに作りました。3本脚も違う色に塗られた上に塗装が剥げてサビもあったので、剥離させてサビも落として塗り直しました。



この赤道儀で唯一無かったのは極軸望遠鏡だったので、純正品を探す事も出来ますが、そんなに待っていられない上にヤフオクでも恐ろしく高値になっていたので、この極軸望遠鏡だけは他社のビクセンPF-LIIを取り付けました。もちろんアダプターを介して取り付けてありますが、これで使い勝手がかなり向上するでしょう。まぁ、この赤道儀はやたらと移動させて使うようなものではないので、一度セッティングすれば極軸望遠鏡は無くてもいいくらいですが、念のため移動して使うことも考えてPF-LIIを取り付けました。



純正のキャップもきちんと取り付けできるので、外からは分かりません。このPF-LIIを取り付けるアダプターリングは余分に1点だけ作りましたので、極軸望遠鏡が無くて困っている人がいたらお知らせください。

このNikon 10cmED屈折望遠鏡&赤道儀は、近い将来作る観測スペースに固定設置する予定ですが、まだ先のお話です。まず場所を見つけないといけないですが、ご近所の親父さんの畑がとても素晴らしい環境にあるので、そこを貸してくれるとは言ってくれていますが、代が変わって撤去してくれと言われても困るので、土地は売買によって手に入れようと考えています。どうせ作るなら町の観光でも役立つような施設にしたいと考えているので、適当な場所を町から借受ける事も考えています。何れにせようんと先のお話です。

ここ最近はお店の商品を作るより、個人の特注製作が多くあります。また自分が使う機材をカスタマイズしたりとコロナで暇まんじゅうしている訳ではなく、意外と忙しく働いています。自分的にはコロナの前より忙しくなっています。これから販売する新たな機材も作らないといけないのですが、とりあえず目の前の仕事を片付けてから次に取り組んでいきたいと思っています。



ところで昨日もEOS M6の事を書きましたが、EOS M3との比較をしていて気がついたのですが、M6は、リモートスイッチRS-60E3が使える事がわかりました。M3では使えなかったので気にしていなかったのですが、Web上の比較サイトを見て知りました。RS-60E3が使えるという事は、もしかしたらTC-80N3が使えるのではないかと考えて調べてみたら、EOS Rと全く同じ接続端子がある事に気がついて、早速取り付けて動作させてみたら使えました。天体撮影には必需品ですので、これからは撮影が楽になります。

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