おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

まもなく最強のテレスコープカバーが入荷します!

2020-08-22 15:41:07 | Nikon ニコン


今日最初の話題は、最強のテレスコープカバー「TeleGizmos」です。しばらくコロナ禍の影響で入荷が遅れておりましたが、ようやく来週中に主要なモデルが入荷します。中には既にご注文いただいているモデルも含まれております。今年の梅雨は雨ばっかりで晴れ間がほとんど無かったので、既にカバーを持っている方はずっと被せた状態だったと思います。

8月に入ってからようやく晴れる日が多くなって機材の稼働率が上がってきたと思います。しかし、これから台風シーズンでもあり雨の多い日も出てくるでしょう。画像のTeleGizmosカバーは、Nikon 10cmED屈折望遠鏡の赤道儀に被せてありますが、モーター類がついた状態で1週間ほど放置しています。カバーはピラーの上部までしか被さっていませんが、これで全く問題ありません。内部に熱がこもっても下から抜けていくのでコントローラーが熱くなる事も無く安全です。しかし長期間屋外に設置しておく場合には、もっと大きなTeleGizmosカバーでしっかり保護する必要があります。

TeleGizmosカバーはお一人で4-5枚使っておられる方も当店のお客様でいらっしゃいます。私も同様でそれぞれ機材や用途によって全てのカバーを使い分けています。日本で売っているペラペラのナイロンカバーと比較すると高価ですが、今まで使っていて買い直したモデルは一つもありません。つまり延々と使い続けているので、ある意味一生物です。一度使ってみてください。



先日買った「ZWO ASI 120MC-S」カメラを月惑星撮像用ですが、Nikon 10cmEDで撮影する為には何らかのアダプターが必要との事で、丁度手元にあった「BORG SD-1X」を部分的に改造してNikon 10cmEDで使えるようにしました。本来はSD-1Xはシュミカセに取り付けたりしてCCDカメラで拡大撮影をするのですが、オリジナルのままでは使えないので、Nikonの接眼部φ43mmに差し込んで使えるようにアダプターを作りました。アダプターにはアイピースを差し込んでその像をCCDカメラで撮像する仕組みです。



こんな感じですが、内部にアイピースが入っています。2003年の火星大接近の際にシュミカセC-8にToUcamを取り付けてインドネシアのバリ島で撮影した時以来ですが、あれから17年経過して撮像機材や望遠鏡も進化しました。望遠鏡は逆に40年前の物ですが、性能は今の望遠鏡には全く負けていません。今はF8より明るい写真撮影を意識した短焦点望遠鏡ばかり作られるようになって、F12の望遠鏡は今や貴重です。40年前の望遠鏡に最新のCCDカメラを取り付けて土星や木星、火星を撮ったらどんな風に写るのか興味本位でこのアダプターを作りました。



作ったアダプターは、アルマイト処理へ出さないといけないので、まだしばらくは撮影できないですが、それまでにZWOカメラをしっかり使えるように勉強しておきます。

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