おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

修理不可の旧PSTを復活させるためには . . .

2024-06-13 16:23:06 | Hα太陽望遠鏡関係


これまで何度かこの画像のような色合いの対物レンズのPSTをお持ちの方々からご相談を受けて修理不可という事でお断りしましたが、実を言うと修理というか復活させられない訳では無くて、いくつかの改造を施せば本来のPSTとして復活させられます。ただし、まず必要な事は、対物レンズを交換する事です。そして必要なブロッキングフィルターを内部にインストールする事で復活します。ただし、現状ではまだ試していないので、確実な事は言えませんが、多分その2点をどうにかすれば大丈夫です。



まず、対物レンズの代わりにビクセンの60mmガイド用望遠鏡をエタロンフィルターの前に取り付けします。焦点距離がPSTと同じ400mmなので、取り付け方さえ間違わなければ合焦はしてくれるはずです。それと、ブロッキングフィルターをどこかにインストールします。場所は分かっていますが、これらの改造に部品を2点製作する必要がありますので、とりあえず60mmを合焦する位置に取り付ける事が大事です。場合によっては白い鏡筒をカットしてねじ切りしてアダプターを介して取り付ける必要があります。もし同じ望遠鏡を持っていて復活させて欲しいとなった場合、その費用は部品作りだけで数万円にはなりますし、その他にブロッキングフィルターも取り付けるので、トータルでは中古品のPSTを買えるくらいになるかもしれません。ただしこの費用にはビクセンの60mm鏡筒は入っていないので、それも新たに探すとなるとその費用もかかります。

とりあえず、しばらく放置していたので、近いうちに部品を製作して改造してみようかと思います。

それから、昨夜は「星フェスLINEサポーター」内でのZOOMミーティングを行いましたが、今年は色々と規則を作って守っていただくようにしようという話になっています。昨年までは、特に厳しい規則は設けておりませんでしたが、参加者やホテル側などから苦情があったりして、それを改善するために規則をきちんと設けようという話になりました。基本、星フェスは誰にでも楽しんでいただけるOPENイベントなので、天文ファンだけでなく楽しんでもらえるように考えています。ただし、それもあまりやりすぎると他のイベントのようになってしまうので、そこは個人のモラルを信じて規則を決めていきたいところです。

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