先ほどですが、いつものMさんからの情報で凄いループ状のプロミネンスを見ました。こんなはっきりとループになったのは初めてです。残念ながらZWOのカメラを全てアストロカーに積んであるので、コンデジでのワンショット撮影です。しかし、まるでエンゲージリングのような素晴らしいプロミネンスです。見た人はどれだけいるのか分かりませんが、もうこのブログを書いている段階ではこの姿はありません。
見始めてから30分ほどでしたが、もう消えかけています。こういう貴重な現象を捉えるには、常日頃から太陽を見ておく必要があります。たまたま教えてもらったので見られましたが、そうでなければ見ていることは無いでしょう。これだけ動きが早いので、ビデオで撮っておけば良かったです。プロミネンスの活動を見てもらうには最高の現象でした。先日も太陽黒点がめちゃめちゃ出ていたので、こんなプロミネンスも出ることは想定できたと思いますが、流石に今の太陽観測は熱中症との戦いとなるので、とても危険です。これからは太陽専用のダークルームでクーラーを入れた部屋で観測ができるようにしないといけないでしょう。
ところで、先日は自動導入化の改造が仕上がったNJP赤道儀を送りましたが、また新たにPENTAX MS-4赤道儀の改造依頼があって届きました。ここんところ改造依頼が増えていますが、依頼されるのはほとんど中高年の方々です。昔購入した赤道儀を定年退職後に再度使おうとしたら、自動導入ができないので、何とかできないかということでネットを検索して当店が出てくるので、それで依頼となっているようです。昔の中型以上の赤道儀は特に機械精度が素晴らしく、日本のものづくりの真髄を極めた製品が多いので、今の時代にあった改造をすれば、もはや敵なしの最強の機材になります。中華製の高価な機種もその機能は素晴らしいとは思いますが、各部の作りや機械自体の精度は、40年以上前の製品には及びません。ZWOのハーモニックドライブを装備した赤道儀も軽量化されて搭載重量もそこそこあるので、非常に魅力的ですが、正直使いたいとは思いません。ただし、軽くてコンパクトなのは魅力的で海外遠征へ行く際には必要な機能が満載されているので、次に海外へ行くときには持って行くかもしれません。まぁ、海外へ行くのがいつになりのか分かりませんが . . . .