未唯への手紙
未唯への手紙
ブッククラブの運営方法 つくり方
『読書がさらに楽しくなるブッククラブ』より
ブッククラブを自分でつくって運営する時も、すでに存在するブッククラブに参加する時も、考慮することは大きくは変わりません。基本的には、5W1H (なぜ? 誰が? いつ? どこで? 何を? どのように?)を明らかにすればいいのです。それらを明確にすることで、ブッククラブのなかでの自らの優先順位がはっきりします。
言うまでもなく、既存のブッククラブに参加する場合はそれらのことはすでに決まっていますが、自分でブッククラブをつくる場合は、自ら、あるいは仲間と一緒にそれらをつくり出すことになります。
なぜ?
「なぜ」は、そのブッククラブの存在理由、目的、目標、期待などに関係します。本を楽しく読むことや語り合うことが目的として位置づけられる場合もあるでしょうし、それが何かほかのことを実現するための手段として位置づけられる場合もあります。またこれは、残りの4W1Hを決定づける最も重要な要素ともなります。
「パート2」で紹介した事例は、いずれも明確な目的や目標をもとにブックタラブを行っている例となるものです。
目的を達成するためには、メンバーの顔ぶれや人数、やり取りをする頻皮、集まる場所(集まらないという選択肢もあります)、何を読んで話し介うのか、そしてどのように話し合ったり、反応しあうのかなど、決定づけられる部分が多分にあります。その意味では、「なぜ?」と残りの諸要素は切り離せない関係であると言えます。
誰が?
誰がメンバーを構成するのかによって、そのブッククラブの性格や目的を決定づけることになります。以下の表に掲載した多様な可能性が考えられますが、これがすべてというわけではありません。これら以外を対象としてブッククラブを行っているという方がおられましたら、ぜひ教えてください(pro、workshop@gmail.com)。
ブッククラブの構成を考える時に大切なことは、対象の特性だけではありません。ほかにも、人数、対象内の異質性などがあります。特に、人数というか規模はとても重要です。会って話し合う場合は6~7人がいいようですが、メンバーが確実に毎回参加できるわけではないので、集まりが悪いことを想定して10~12人ぐらいの規模を設定している場合もあります。
集まったメンバー全員が輪になって話し合うこともできますが、慣れないうちやより多くの参加者が発言することに価値を見いだすのであれば、8人以上の時は二つのグループに分かれて話し合うことをおすすめします。言うまでもなく、一人当たりの発言の機会が多くなるからです。
構成メンバーによって話される内容は異なりますが、そんなに大きな差はありません。これまでの習慣から、「全員が輪になって」あるいは「口の字型」で話したくなるでしょうが、ぜひこらえて、少人数での話し合いを試してください。何よりも、これなら司会を設ける必要がありません。
仮に、8人以上で司会なしで話し合えるというのであれば、かなりのレペルの参加者たちが参集していることになります。もちろん、両方を試してみて、自分たちでどちらがいいかを判断されても結構です。
人数と同じレベルで、メンバーの異質性(バラエティー)も大切です。多様な見方や意見が出たほうが、似たような考えばかりが出てくるよりは刺激的です。異質性の最大のものといえば男女でしょう。混合のグループが望ましいです。
また、年齢や立場の違いも異質性の大事な要素となります。ただし、年齢や立場に違いがある場合は、相互の関係を対等にする努力が必要になります。上下関係を引きずったままでは、言いたいことが言えるコミュニケーション空間をつくることが期待できず、奥歯に何かが詰まったような形での運営を迫られることになりますから、メンバー全員にとっても決して好ましい環境とはなりません。
学校内でブッククラブをする場合にも、このことは考慮する必要があります。その際は、上下関係というよりも読みのレベル(読書力)を考慮してグループをつくる必要があります。たとえ興味や関心が同じでも、読みのレペルが違っていると対等なコミュニケーションが難しくなります。
ブッククラブに参加するメンバーに求められる資質として、以下のような六つの特徴があります。
①読むことに興味がある(ない場合は、扱うテーマヘのこだわりが人一倍ある)。
②ある程度の読む力をもっているので、読むことや話し合うことを楽しめる。
③同年代/同世代である(テーマや目的によっては、あえて異世代を含めたほうがいい時もある)。
④メンバーの一員として振る舞える最低限の社会的スキルをもっている(もちろん、それを磨くことを目的の一つとして会が設定される場合もある)。
⑤話し合うことに積極的である(メールの場合は、書くことをいとわないという姿勢)。
⑥様々なバックグランドや体験などをもっている。また、それらに裏付けられた異なる視点や考え方をもっている。
就学前の5歳児から80代、ひょっとしたら90代の人までを対象にできる活動というのはそう多くはないと思います。絵本や詩などを扱おうものなら、そのすべての年代を一緒にした話し合いも不可能ではありません。
ブッククラブを自分でつくって運営する時も、すでに存在するブッククラブに参加する時も、考慮することは大きくは変わりません。基本的には、5W1H (なぜ? 誰が? いつ? どこで? 何を? どのように?)を明らかにすればいいのです。それらを明確にすることで、ブッククラブのなかでの自らの優先順位がはっきりします。
言うまでもなく、既存のブッククラブに参加する場合はそれらのことはすでに決まっていますが、自分でブッククラブをつくる場合は、自ら、あるいは仲間と一緒にそれらをつくり出すことになります。
なぜ?
「なぜ」は、そのブッククラブの存在理由、目的、目標、期待などに関係します。本を楽しく読むことや語り合うことが目的として位置づけられる場合もあるでしょうし、それが何かほかのことを実現するための手段として位置づけられる場合もあります。またこれは、残りの4W1Hを決定づける最も重要な要素ともなります。
「パート2」で紹介した事例は、いずれも明確な目的や目標をもとにブックタラブを行っている例となるものです。
目的を達成するためには、メンバーの顔ぶれや人数、やり取りをする頻皮、集まる場所(集まらないという選択肢もあります)、何を読んで話し介うのか、そしてどのように話し合ったり、反応しあうのかなど、決定づけられる部分が多分にあります。その意味では、「なぜ?」と残りの諸要素は切り離せない関係であると言えます。
誰が?
誰がメンバーを構成するのかによって、そのブッククラブの性格や目的を決定づけることになります。以下の表に掲載した多様な可能性が考えられますが、これがすべてというわけではありません。これら以外を対象としてブッククラブを行っているという方がおられましたら、ぜひ教えてください(pro、workshop@gmail.com)。
ブッククラブの構成を考える時に大切なことは、対象の特性だけではありません。ほかにも、人数、対象内の異質性などがあります。特に、人数というか規模はとても重要です。会って話し合う場合は6~7人がいいようですが、メンバーが確実に毎回参加できるわけではないので、集まりが悪いことを想定して10~12人ぐらいの規模を設定している場合もあります。
集まったメンバー全員が輪になって話し合うこともできますが、慣れないうちやより多くの参加者が発言することに価値を見いだすのであれば、8人以上の時は二つのグループに分かれて話し合うことをおすすめします。言うまでもなく、一人当たりの発言の機会が多くなるからです。
構成メンバーによって話される内容は異なりますが、そんなに大きな差はありません。これまでの習慣から、「全員が輪になって」あるいは「口の字型」で話したくなるでしょうが、ぜひこらえて、少人数での話し合いを試してください。何よりも、これなら司会を設ける必要がありません。
仮に、8人以上で司会なしで話し合えるというのであれば、かなりのレペルの参加者たちが参集していることになります。もちろん、両方を試してみて、自分たちでどちらがいいかを判断されても結構です。
人数と同じレベルで、メンバーの異質性(バラエティー)も大切です。多様な見方や意見が出たほうが、似たような考えばかりが出てくるよりは刺激的です。異質性の最大のものといえば男女でしょう。混合のグループが望ましいです。
また、年齢や立場の違いも異質性の大事な要素となります。ただし、年齢や立場に違いがある場合は、相互の関係を対等にする努力が必要になります。上下関係を引きずったままでは、言いたいことが言えるコミュニケーション空間をつくることが期待できず、奥歯に何かが詰まったような形での運営を迫られることになりますから、メンバー全員にとっても決して好ましい環境とはなりません。
学校内でブッククラブをする場合にも、このことは考慮する必要があります。その際は、上下関係というよりも読みのレベル(読書力)を考慮してグループをつくる必要があります。たとえ興味や関心が同じでも、読みのレペルが違っていると対等なコミュニケーションが難しくなります。
ブッククラブに参加するメンバーに求められる資質として、以下のような六つの特徴があります。
①読むことに興味がある(ない場合は、扱うテーマヘのこだわりが人一倍ある)。
②ある程度の読む力をもっているので、読むことや話し合うことを楽しめる。
③同年代/同世代である(テーマや目的によっては、あえて異世代を含めたほうがいい時もある)。
④メンバーの一員として振る舞える最低限の社会的スキルをもっている(もちろん、それを磨くことを目的の一つとして会が設定される場合もある)。
⑤話し合うことに積極的である(メールの場合は、書くことをいとわないという姿勢)。
⑥様々なバックグランドや体験などをもっている。また、それらに裏付けられた異なる視点や考え方をもっている。
就学前の5歳児から80代、ひょっとしたら90代の人までを対象にできる活動というのはそう多くはないと思います。絵本や詩などを扱おうものなら、そのすべての年代を一緒にした話し合いも不可能ではありません。
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グーグル--会社のあらゆる部分が予測市場
『普通の人たちを予言者に変える「予測市場」という新戦略』より
組織文化と経営陣の積極的なサポートが理想的にかみ合い、社内の予測市場を成功に導いた企業がひとつある。それはグーグルだ。グーグルは、予測市場を自社のDNAに刻み込んだ。ユーザーはグーグルにアクセスするたびに、複雑な予測市場に足を踏み入れている。グーグルという社名は、一〇の一〇〇乗を意味する「グーゴル」という単語に由来する。これは、一のあとに〇が一〇〇個続く数であり、検索プロセスの巨大さを表している。
一九九八年、創設者のセルゲイ・ブリンとラリー・ページは、スタンフォード大学の博士課程を休学し、商用の検索エンジンを開発した。ふたりはそれを「グーゴル」と命名しようとしたが、商標局で「グーグル(Google)」と登録してしまった。のちにスペル・ミスを伝えられると、ふたりは改めて「グーゴル」で登録しようとしたが、すでに使われていた。そこで、ふたりは間違いのまま通すことにした(もうひとつ、当初の社名バックラブ[Backrub]に戻すという案もあった。バックラブとは、ふたりの検索エンジンがウェブサイトヘの「バック」リンクを分析する能力に優れていることから作られた造語だ)。二〇〇六年には、「ググる」という動詞がオックスフォード英語大辞典に加わった。
グーグルの役割とは何か? 同社のチーフ・エコノミストのハル・ヴァリアンは、グーグルは「イェンテ」だと述べている。ミュージカル『屋根の上のバイオリン弾き』のファンなら誰でも知っているとおり、イェンテはイディッシュ語で仲人という意味だ。『屋根の上のバイオリン弾き』で、イェンテはチャバとホレアルというふたりの若い女性を、教養があり、ハンサムで、金持ちの男性と結び付けた。グーグルはインターネット上で、情報を探している人々と情報提供者を結び付けている。また、製品やサービスを提供する人々と、それを買おうとしている人々も結び付けている。
グーグル・サービスが開始されたのは一九九八年だった。当時といえば、ヤフー、ライコス、アルタビスタといった検索エンジンが市場を支配していた。しかし、その検索結果は使い物にならず、無意味な情報が山ほど表示された。いずれのエンジンも、文書内のテキストを参照して、単語やフレーズが含まれている個数を数える仕組みだった。たとえば、「スタンフォード大学」と検索すると、その単語を含む文書のリストが表示されるのだが、その中にはスタンフォードの「ユニバーシティ・アベニュー」にある店舗のリストもずらりと表示されてしまう。ウェブサイトの運営者は簡単に検索エンジンをだますことができた。ポルノ・ビデオのメーカーは、ウェブ・ページの下部に「スタンフォード大学」などの単語を無数に埋め込み、教育機関を探しているユーザーの目に留まる位置にウェブ・ページを掲載していた。
一九九八年の開始から一年足らずで、グーグルはほとんどのユーザーのデフォルト検索エンジンになった。二〇一〇年を見ると、グーグルは月に九〇億回もの検索を処理している。検索のたびに、グーグルはものの〇・四秒ほどで三二〇億ページをスキャンする。紙にすれば一二〇キロメートルの高さになる。二〇〇九年中盤にマイクロソフトがBingを発表するまで、グーグルは検索結果ページの最上位に適切な情報を表示することにかけては、間違いなく最高の検索エンジンだった。
これは予測市場と何の関係があるのか? グーグルは、検索語にもっともふさわしい文書を予測するという点では、最高の性能を誇る。その単語の過去の検索者が、どの検索結果を最適と判断したかを参考にしているからだ。つまり、検索者は予測市場に参加しているとも知らないまま、次のユーザーにもっと正確な結果を表示するため、時間と知識を捧げているというわけだ。その中には、検索の上手なユーザーもいれば、下手なユーザーもいるだろう。しかし、ゴルトンの雄牛や競馬の賭けと同じように、賢い人々と無知な人々が一緒になって正確な予測を生み出しているのだ。
さらにグーグルは、グーグル画面の右側に表示される広告の掲載順についても、ユーザーに票を投じさせている。グーグルは、広告主が支払った料金順に広告を掲載するのではなく、広告料金とユーザーのクリック頻度を組み合わせて、広告の掲載順を決めている。最上位に掲載される広告は、クリック単価が下位の広告よりも安いかもしれないが、それをクリック数で補っている。ユーザーは広告をクリックするたびに、広告がその語句の検索者に関連しているという予測を表明することになる。
優秀な広告のクリックスルー率(訳注/広告のクリック回数を表示回数で割った値)はおよそ二パーセント。広告をクリックして広告主のコンテンツを見た人々の中で、商品を買う人がおよそ二パーセント。つまり、広告を見た二〇〇〇人にひとりしか商品を買わないことになる。絶望的な数値にも思えるが、検索エンジン広告が実際に効果的なプロモーション手段であるからこそ、広告主は掲載料を支払うのだ。二〇一〇年のグーグルの総売上高は二九三億ドルで、税引前利益は一〇四億ドルだった。
組織文化と経営陣の積極的なサポートが理想的にかみ合い、社内の予測市場を成功に導いた企業がひとつある。それはグーグルだ。グーグルは、予測市場を自社のDNAに刻み込んだ。ユーザーはグーグルにアクセスするたびに、複雑な予測市場に足を踏み入れている。グーグルという社名は、一〇の一〇〇乗を意味する「グーゴル」という単語に由来する。これは、一のあとに〇が一〇〇個続く数であり、検索プロセスの巨大さを表している。
一九九八年、創設者のセルゲイ・ブリンとラリー・ページは、スタンフォード大学の博士課程を休学し、商用の検索エンジンを開発した。ふたりはそれを「グーゴル」と命名しようとしたが、商標局で「グーグル(Google)」と登録してしまった。のちにスペル・ミスを伝えられると、ふたりは改めて「グーゴル」で登録しようとしたが、すでに使われていた。そこで、ふたりは間違いのまま通すことにした(もうひとつ、当初の社名バックラブ[Backrub]に戻すという案もあった。バックラブとは、ふたりの検索エンジンがウェブサイトヘの「バック」リンクを分析する能力に優れていることから作られた造語だ)。二〇〇六年には、「ググる」という動詞がオックスフォード英語大辞典に加わった。
グーグルの役割とは何か? 同社のチーフ・エコノミストのハル・ヴァリアンは、グーグルは「イェンテ」だと述べている。ミュージカル『屋根の上のバイオリン弾き』のファンなら誰でも知っているとおり、イェンテはイディッシュ語で仲人という意味だ。『屋根の上のバイオリン弾き』で、イェンテはチャバとホレアルというふたりの若い女性を、教養があり、ハンサムで、金持ちの男性と結び付けた。グーグルはインターネット上で、情報を探している人々と情報提供者を結び付けている。また、製品やサービスを提供する人々と、それを買おうとしている人々も結び付けている。
グーグル・サービスが開始されたのは一九九八年だった。当時といえば、ヤフー、ライコス、アルタビスタといった検索エンジンが市場を支配していた。しかし、その検索結果は使い物にならず、無意味な情報が山ほど表示された。いずれのエンジンも、文書内のテキストを参照して、単語やフレーズが含まれている個数を数える仕組みだった。たとえば、「スタンフォード大学」と検索すると、その単語を含む文書のリストが表示されるのだが、その中にはスタンフォードの「ユニバーシティ・アベニュー」にある店舗のリストもずらりと表示されてしまう。ウェブサイトの運営者は簡単に検索エンジンをだますことができた。ポルノ・ビデオのメーカーは、ウェブ・ページの下部に「スタンフォード大学」などの単語を無数に埋め込み、教育機関を探しているユーザーの目に留まる位置にウェブ・ページを掲載していた。
一九九八年の開始から一年足らずで、グーグルはほとんどのユーザーのデフォルト検索エンジンになった。二〇一〇年を見ると、グーグルは月に九〇億回もの検索を処理している。検索のたびに、グーグルはものの〇・四秒ほどで三二〇億ページをスキャンする。紙にすれば一二〇キロメートルの高さになる。二〇〇九年中盤にマイクロソフトがBingを発表するまで、グーグルは検索結果ページの最上位に適切な情報を表示することにかけては、間違いなく最高の検索エンジンだった。
これは予測市場と何の関係があるのか? グーグルは、検索語にもっともふさわしい文書を予測するという点では、最高の性能を誇る。その単語の過去の検索者が、どの検索結果を最適と判断したかを参考にしているからだ。つまり、検索者は予測市場に参加しているとも知らないまま、次のユーザーにもっと正確な結果を表示するため、時間と知識を捧げているというわけだ。その中には、検索の上手なユーザーもいれば、下手なユーザーもいるだろう。しかし、ゴルトンの雄牛や競馬の賭けと同じように、賢い人々と無知な人々が一緒になって正確な予測を生み出しているのだ。
さらにグーグルは、グーグル画面の右側に表示される広告の掲載順についても、ユーザーに票を投じさせている。グーグルは、広告主が支払った料金順に広告を掲載するのではなく、広告料金とユーザーのクリック頻度を組み合わせて、広告の掲載順を決めている。最上位に掲載される広告は、クリック単価が下位の広告よりも安いかもしれないが、それをクリック数で補っている。ユーザーは広告をクリックするたびに、広告がその語句の検索者に関連しているという予測を表明することになる。
優秀な広告のクリックスルー率(訳注/広告のクリック回数を表示回数で割った値)はおよそ二パーセント。広告をクリックして広告主のコンテンツを見た人々の中で、商品を買う人がおよそ二パーセント。つまり、広告を見た二〇〇〇人にひとりしか商品を買わないことになる。絶望的な数値にも思えるが、検索エンジン広告が実際に効果的なプロモーション手段であるからこそ、広告主は掲載料を支払うのだ。二〇一〇年のグーグルの総売上高は二九三億ドルで、税引前利益は一〇四億ドルだった。
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レニングラード市民の戦争--ピスカリョフカ墓地
『ロシア』より サンクトぺテルブルグ
1941年6月22日、ヒトラーのドイツ軍はソ連への侵攻を開始した。スターリンはこの時点でのドイツの攻撃をまったく予想していなかった。不意をっかれたソ連軍はドイツ軍の猛攻を防ぎ止めることはできなかった。この日正午までにソ連空車は1200機を失ったが、うち800機は飛行場で炎上したのであった。開戦後2ヵ月で、ヨーロッパ・ロシアの過半が占領され、ドイツ軍はレニングラードとモスクワの門外に迫る勢いとなったのである。8月28日にタリンが陥落した。シリッセリブルクも陥落し、9月にはラドガ湖方面からレニングラード包囲の動きが強まった。南方からはプーシキンなど郊外の諸都市が占領された。9月8日、レニングラードはドイツ軍に完全に包囲された。老人子どもを含め、多くの市民が包囲されたこの都市にのこっていた。6月22日からこのときまで、なぜもっと多くの市民を避難させられなかったかという疑問がのこる。党と政府と軍の混乱が影響しているのであろう。7月14日に出たヅォロシーロフ司令官とジダーノフ党第一書記の指令も、8月20日の彼らの「市民への訴え」も、敵との戦いとともに臆病者・裏切り者に対する戦いを強調していた。しかし、動揺していたのは彼らのほうだった。
市民は自分たちの都市を守るつもりだった。人の避難よりもこの町の文化財の疎開が優先されねばならないということを市民は受け入れていた。彼らは自分たちで地中に穴をほって、疎開させられなかった記念碑、通りの彫刻を埋めていった。これは自分たちの戦争だと市民は考えた。レニングラードのラジオ局で語りっづけたのは、若い女性詩人オリガ・ベルゴリツである。彼女は夫を「人民の敵」として殺され、自分もラーゲリから出てきたばかりであった。しかし、彼女はレニングラード市民に戦いつづけるよう呼びかけた。作曲家ショスタコーヴィチも9月16日、放送に出て、第7交響曲の2楽章を書、リこげたと語り、「われわれの音楽を守ろう」と呼びかけた。息子をラーゲリに奪われた詩人アンナ・アフマートヴァも放送にて、この町の苦しみ多き女の1人として語り、「このような女たちを生み育てた都市は不敗です」と言い切った。
寵城戦は恐ろしいものであった。 1941年から42年にかけての冬には食べるものがまったくなくなった。ある医師は書いている。「猫をすべて食べてしまった。犬もすべて食べてしまった。最初は男が死んでいった。男は筋肉質で、脂肪がないからだ。女は小柄な人も脂肪質が多い。しかし、女も死んでいった。もっとも女たちのほうが頑張った。みんな老人化してしまうようだった」。ピーク時には1日3500人から4000人が死んでいったと言われる。寵城戦は1944年1月27日まで900日に及んだ。飢餓の故に死んだ市民の数は60万人以上と推定されている。
その中でも市民たちは戦い抜いた。最後まで彼らを鼓舞したのは放送だった。愛する詩人たちの詩の朗読に耳を傾けながら、人々は死んでいったのである。オリガ・ベルゴリツはいている。
私は、あの冬のあいだ飢えたレニングラード市民がレニングラードの詩人たちの詩に耳を傾けたときほど、人間が詩に耳を傾けることは決してないだろうと思う。」
そうしてレニングラード市民は900日の寵城戦に耐え、自分たちの都市を守り抜いた。
ペテルブルクの北にピスカリョフカ墓地がある。ここは何もない原だったが、戦争中にすでに死者が埋悍されていた。 1956~60年にかけて正式に記念墓地として整備された。 186の共同墓地があり、49万人の市民、兵士、水兵が葬られている。うち42万人はレニングラード市民である。墓地のはじに「祖円の母」と呼ばれる女性像が立ち、死者たちを見つめている。制作者はイサーエヅァである。
1941年6月22日、ヒトラーのドイツ軍はソ連への侵攻を開始した。スターリンはこの時点でのドイツの攻撃をまったく予想していなかった。不意をっかれたソ連軍はドイツ軍の猛攻を防ぎ止めることはできなかった。この日正午までにソ連空車は1200機を失ったが、うち800機は飛行場で炎上したのであった。開戦後2ヵ月で、ヨーロッパ・ロシアの過半が占領され、ドイツ軍はレニングラードとモスクワの門外に迫る勢いとなったのである。8月28日にタリンが陥落した。シリッセリブルクも陥落し、9月にはラドガ湖方面からレニングラード包囲の動きが強まった。南方からはプーシキンなど郊外の諸都市が占領された。9月8日、レニングラードはドイツ軍に完全に包囲された。老人子どもを含め、多くの市民が包囲されたこの都市にのこっていた。6月22日からこのときまで、なぜもっと多くの市民を避難させられなかったかという疑問がのこる。党と政府と軍の混乱が影響しているのであろう。7月14日に出たヅォロシーロフ司令官とジダーノフ党第一書記の指令も、8月20日の彼らの「市民への訴え」も、敵との戦いとともに臆病者・裏切り者に対する戦いを強調していた。しかし、動揺していたのは彼らのほうだった。
市民は自分たちの都市を守るつもりだった。人の避難よりもこの町の文化財の疎開が優先されねばならないということを市民は受け入れていた。彼らは自分たちで地中に穴をほって、疎開させられなかった記念碑、通りの彫刻を埋めていった。これは自分たちの戦争だと市民は考えた。レニングラードのラジオ局で語りっづけたのは、若い女性詩人オリガ・ベルゴリツである。彼女は夫を「人民の敵」として殺され、自分もラーゲリから出てきたばかりであった。しかし、彼女はレニングラード市民に戦いつづけるよう呼びかけた。作曲家ショスタコーヴィチも9月16日、放送に出て、第7交響曲の2楽章を書、リこげたと語り、「われわれの音楽を守ろう」と呼びかけた。息子をラーゲリに奪われた詩人アンナ・アフマートヴァも放送にて、この町の苦しみ多き女の1人として語り、「このような女たちを生み育てた都市は不敗です」と言い切った。
寵城戦は恐ろしいものであった。 1941年から42年にかけての冬には食べるものがまったくなくなった。ある医師は書いている。「猫をすべて食べてしまった。犬もすべて食べてしまった。最初は男が死んでいった。男は筋肉質で、脂肪がないからだ。女は小柄な人も脂肪質が多い。しかし、女も死んでいった。もっとも女たちのほうが頑張った。みんな老人化してしまうようだった」。ピーク時には1日3500人から4000人が死んでいったと言われる。寵城戦は1944年1月27日まで900日に及んだ。飢餓の故に死んだ市民の数は60万人以上と推定されている。
その中でも市民たちは戦い抜いた。最後まで彼らを鼓舞したのは放送だった。愛する詩人たちの詩の朗読に耳を傾けながら、人々は死んでいったのである。オリガ・ベルゴリツはいている。
私は、あの冬のあいだ飢えたレニングラード市民がレニングラードの詩人たちの詩に耳を傾けたときほど、人間が詩に耳を傾けることは決してないだろうと思う。」
そうしてレニングラード市民は900日の寵城戦に耐え、自分たちの都市を守り抜いた。
ペテルブルクの北にピスカリョフカ墓地がある。ここは何もない原だったが、戦争中にすでに死者が埋悍されていた。 1956~60年にかけて正式に記念墓地として整備された。 186の共同墓地があり、49万人の市民、兵士、水兵が葬られている。うち42万人はレニングラード市民である。墓地のはじに「祖円の母」と呼ばれる女性像が立ち、死者たちを見つめている。制作者はイサーエヅァである。
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文書化 9.8 国際関係
9.8.1 日本という国
同一の価値観
EUは多くの国の多様な価値観からできている。Think Globally, Act Locallyの価値観で、全体としての意味を表す。
2050年に8000万人で適正化。人口減少対策の移民は日本では考えられない。活性化のために、若者・女性の才能を活かす社会。
過去の成功体験
明治維新後の国民国家で、国の総力で、追いつけ、追い越せできた。イギリス同様に、一人ぼっちの工業立国ができた。
歴史的は、日英同盟で第一次大戦は○、日独同盟の第二次大戦では×。やはり、ひとりぼっち。次の方向が見いだせない。
集団的浅慮
太平洋戦争開戦時はビジョンがなく、始まって、日本人だけで300万人がなくなった。現時点の民主政治と状況は似ている。
環境社会構築にしても、企業任せで、エコ技術で解決するつもり。国民の意思合意がない。選挙が何の意味も持たない。
各国の行き先
北欧は民主主義の基本の分配機能は停止し、地域で解決。ロシアはエネルギー分配で繋ぎ止めている。
中国共産党はGNP向上と対抗勢力つぶしでどうにか分裂を阻止している。環境問題は民主主義そのもの変革する要素を持つ。
9.8.2 国家関係
移民に対応
ヨーロッパでは、人口減少への対応として、イスラム圏移民の受入の後遺症。ムハンマドの戒律の社会を包含した。
地域の活性化のためには、移民は必要だが、不安定要素になる。アジアを考えると、国家連合の範囲の対応になる。
国際的な力
アメリカの力は確実に落ちてきているし、彼らに大義がなくなっている。アフリカへの中国の介入は国の価値観を超える。
アタリは、超国家に任せることを提案している。EUの挫折により、前途は見えない。超国家はThink Globallyが徹底される。
グローバル経済
アメリカ支配はグローバル化の限界で終焉した。グローバル企業だけが残った。全体最適を選んで、資本投下していく。
キューバ的な生活をベースにした、自給自足がアンチテーゼ。スウェーデンでは、高負担で地域主体の社会保障制度。
環境社会
環境社会をGG-G-L-LLで見ていく。GGの超国家で全体を押さる。GGは行動しない。Gの国家・行政で全体最適化を図る。
Lのコミュニティで多様な行動を保証し、LLの個人は環境社会を作り上げる。その時にLのコミュニテへの知恵と知識を活用する。
9.8.3 国家連合形態
国家連合
世界政府を作ることは不可能なのは、国際連合の状況を見れば分かる。同様な価値観でつながる国家の連合が現実的。
ギリシャと北欧とドイツが、国の独立性を保って単一通貨ユーロでまとまるとは思えない。地域で組み合わせを見直す時。
EU・地中海
EUはあくまでもドイツ・フランスが戦わないように、一つにする。②中欧・東欧は対ロシアでエネルギー自給でまとめる。
地中海沿岸諸国はトルコを中心に南欧・中東を同一価値観で巻き込む。北極海沿岸として、ロシア・北欧でまとめる。
インド洋・シナ海
インド洋沿岸はまとまっていたので、インド・インドネシア中心。アフリカは観光と資源でまとまり、インド洋と関係。
イスラエルは一人ぼっちで行く。ユダヤ民族の生きる道。中国は共産党の求心力が落ちたところで、分裂して、再集結。
米州連合
米国はその支配権をアメリカ大陸に縮小させる。中米は移民で今や、米国の一部になっているので、壁を除くだけ。
南米はキューバモデルでの自給自足の新しい国家をめざす。南米本体は、ブラジル中心に観光と資源で新しい文化を構築。
9.8.4 日本の先行き
日本の特質
明治維新以降の集団性でグローバルをめざしてきたが、米国に阻止された。集団性は国に頼ってきたが、それも崩れた。
太平洋戦争開戦時の思考停止が未だに続いている。過去を忘れることが習性になっているので、蓄積されない。
追いつけない
今後のケースを考えてみた。完全に遅れる場合は、国際的に一人ぼっちのを環境社会として、作っていく。
第二の鎖国が始まり、人口減少の加速化になる。ガラパコスとして、モノつくりの幻想のままで廃れていく。
アジアの連携
今から、世界レベルでの環境社会に動き出す場合は、中国・朝鮮・シベリアなどの日本海同盟への参画が望ましい。
その同盟の中で、資源および領土の共有も平和的に解決する。中国・朝鮮との人のやりくりで、アジアとしての安定を図る。
先行する
環境社会の提案で他国より先に行くことができれば、超国家とつながり、世界の盟主として存在することができる。
そのための条件は情報共有のコミュニケーション立国であること、あくまでも、ローカル中心の国であることになる。
同一の価値観
EUは多くの国の多様な価値観からできている。Think Globally, Act Locallyの価値観で、全体としての意味を表す。
2050年に8000万人で適正化。人口減少対策の移民は日本では考えられない。活性化のために、若者・女性の才能を活かす社会。
過去の成功体験
明治維新後の国民国家で、国の総力で、追いつけ、追い越せできた。イギリス同様に、一人ぼっちの工業立国ができた。
歴史的は、日英同盟で第一次大戦は○、日独同盟の第二次大戦では×。やはり、ひとりぼっち。次の方向が見いだせない。
集団的浅慮
太平洋戦争開戦時はビジョンがなく、始まって、日本人だけで300万人がなくなった。現時点の民主政治と状況は似ている。
環境社会構築にしても、企業任せで、エコ技術で解決するつもり。国民の意思合意がない。選挙が何の意味も持たない。
各国の行き先
北欧は民主主義の基本の分配機能は停止し、地域で解決。ロシアはエネルギー分配で繋ぎ止めている。
中国共産党はGNP向上と対抗勢力つぶしでどうにか分裂を阻止している。環境問題は民主主義そのもの変革する要素を持つ。
9.8.2 国家関係
移民に対応
ヨーロッパでは、人口減少への対応として、イスラム圏移民の受入の後遺症。ムハンマドの戒律の社会を包含した。
地域の活性化のためには、移民は必要だが、不安定要素になる。アジアを考えると、国家連合の範囲の対応になる。
国際的な力
アメリカの力は確実に落ちてきているし、彼らに大義がなくなっている。アフリカへの中国の介入は国の価値観を超える。
アタリは、超国家に任せることを提案している。EUの挫折により、前途は見えない。超国家はThink Globallyが徹底される。
グローバル経済
アメリカ支配はグローバル化の限界で終焉した。グローバル企業だけが残った。全体最適を選んで、資本投下していく。
キューバ的な生活をベースにした、自給自足がアンチテーゼ。スウェーデンでは、高負担で地域主体の社会保障制度。
環境社会
環境社会をGG-G-L-LLで見ていく。GGの超国家で全体を押さる。GGは行動しない。Gの国家・行政で全体最適化を図る。
Lのコミュニティで多様な行動を保証し、LLの個人は環境社会を作り上げる。その時にLのコミュニテへの知恵と知識を活用する。
9.8.3 国家連合形態
国家連合
世界政府を作ることは不可能なのは、国際連合の状況を見れば分かる。同様な価値観でつながる国家の連合が現実的。
ギリシャと北欧とドイツが、国の独立性を保って単一通貨ユーロでまとまるとは思えない。地域で組み合わせを見直す時。
EU・地中海
EUはあくまでもドイツ・フランスが戦わないように、一つにする。②中欧・東欧は対ロシアでエネルギー自給でまとめる。
地中海沿岸諸国はトルコを中心に南欧・中東を同一価値観で巻き込む。北極海沿岸として、ロシア・北欧でまとめる。
インド洋・シナ海
インド洋沿岸はまとまっていたので、インド・インドネシア中心。アフリカは観光と資源でまとまり、インド洋と関係。
イスラエルは一人ぼっちで行く。ユダヤ民族の生きる道。中国は共産党の求心力が落ちたところで、分裂して、再集結。
米州連合
米国はその支配権をアメリカ大陸に縮小させる。中米は移民で今や、米国の一部になっているので、壁を除くだけ。
南米はキューバモデルでの自給自足の新しい国家をめざす。南米本体は、ブラジル中心に観光と資源で新しい文化を構築。
9.8.4 日本の先行き
日本の特質
明治維新以降の集団性でグローバルをめざしてきたが、米国に阻止された。集団性は国に頼ってきたが、それも崩れた。
太平洋戦争開戦時の思考停止が未だに続いている。過去を忘れることが習性になっているので、蓄積されない。
追いつけない
今後のケースを考えてみた。完全に遅れる場合は、国際的に一人ぼっちのを環境社会として、作っていく。
第二の鎖国が始まり、人口減少の加速化になる。ガラパコスとして、モノつくりの幻想のままで廃れていく。
アジアの連携
今から、世界レベルでの環境社会に動き出す場合は、中国・朝鮮・シベリアなどの日本海同盟への参画が望ましい。
その同盟の中で、資源および領土の共有も平和的に解決する。中国・朝鮮との人のやりくりで、アジアとしての安定を図る。
先行する
環境社会の提案で他国より先に行くことができれば、超国家とつながり、世界の盟主として存在することができる。
そのための条件は情報共有のコミュニケーション立国であること、あくまでも、ローカル中心の国であることになる。
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文書化 9.7 政治形態
9.7.1 地方自治
欧州の場合
フライブルグでは、色々なヒントを得た。地域でエネルギー戦略を練って、車乗り入れ制限など参加型の社会を作っている。
ロサンゼルス公共図書館では、移民教育を積極的に行っている。ロバニエミ図書館では、地域で重点項目を変えている。
地域主体の認識
ハメンリンナの環境学習設備で、Think Globally、Act Locallyを実践していた。アピール&アンケートで市民意識をカタチに
新しい街づくりには、新しい行政と意欲あるスタッフと連携する。地域コミュニティ連合で事例のやり取りを行う。
地域での行動
個人については、ゲーム化からコミュニティ化する。あいち環境塾は県・トヨタ・名大の連携で環境社会をイメージした。
地域にすることで、見えるカタチになり、行動力を生み出す。同時に、地域だけを考えることからコンパクトな施策が可能。
知識と意識
コミュニティの目的はその中に、知識と意識を貯め、個人の分化を図る。図書館などの共有環境を活かして、知識をためる。
あわせて、コミュニティそのものも多方面に分化させていく。多様な知恵を使って、行動して、その結果を自立化する。
9.7.2 国の役割
国は必要か
ギリシャはヨーロッパ諸国のノスタルジーで独立を得た。国王は輸入した。独力で独立を勝ち取っていないので、内戦続き。
国民におもねくために、粉飾政治を続けて、破たんした。EUからの攻勢に対しては、国民につけを回すカタチになっている。
国は調整役
日本は、市民と国の関係があいまいになっている。お互いに信頼していない。市民と行政の間にグループが必要。
その縦ラインに企業があり、行政があるが、勝手に動いている。ソーシャルウェブでのクラウドを含めて、バランスが悪い。
国という形態
国民国家、民主主義は多くのバリエーションがある。新しい民主制度にする時です。グローバルのグローバルを意識して。
国も民主主義の原点に戻って、皆にメリットgあるものをめざすべき。それで、国民の体質を変える。本当は逆だけど。
新しい国を作る
国の体質は国民の体質です。国民に合わせた結果が現在の日本です。内から変わらなければ、クライシスを活かすしかない。
それでは、あまりにも後手に回るので、市民が見えている地域を自立させ、多くの核を作り、国にする。外へアピールする。
9.7.3 政党・政治家
危機感の共有
政党は、危機感で集合したものです。危機感を政策にして、国民に信頼してもらう。政策をシミュレートしてカタチにする。
危機感そのものが政策になるわけではない。さまざまな対応方法の中から、生活安定と平和につながるシナリオを選択する。
組織の論理限界
パーティという組織の論理が生かされたケースは日本ではない。利害関係での集散離脱です。最適な選挙制度もない。
結局、権力争いに終始している。今の日本に時間はない。新しい社会に向け、国民を変えるには、覚悟を決める時です。
意見の一致
価値観を的確な意見で述べることはできない。人間は、前を見るか、後ろを見るか、考えない。前を見る部分で一致させる。
スタッフのように、お客様の代表としての意見をもち、発信ことから、議論する環境が生み出される。
考えと行動
与野党に関わらず、政党としては、市民の生活から法案を作り出す力を持ち、偶然の機会を含めて、行政に執行させる。
ムスリムを見ていると、戒律が生活に根差して、行動力を生み出している。市民生活と結びついた選挙活動には工夫がいる。
9.7.4 社会の未来像
運動体が基軸
富の集中でできた資本主義の限界を向かえている。収集できず、分配できない状態になっている。新しい運動が必要です。
社会は、多様な人間が多様に動き回ることを保証する。地域での個人の分化とコミュニティ化から作り上げていく。
グループの役割
エコットで、NPOを見てきたが、社会変革の核になるイメージがない。GとL、LとLLの二方面に働きかけるコミュニティが必要。
NPO再生のためには、優秀な人材が集まり、生きていける仕組みが前提。コミュニティ自体も一番儲かる仕組みをめざす。
第四次産業
グーグルのネットで集中と分散は社会変革を起こしている。分配しない、機能としての新しい産業の形態です。
グーグルとかアマゾンは企業の役割を分化させてきた。それが個人の分化での活用につながった。行政の分化が必要になる。
GG=LL
GG=LLは2050年レベルの社会の最終形を示している。個人の意思で全体が変わる社会。そこに向けて、ゆっくりした変革となる。
それ以前のカタチとして、国とコミュニティのGG=Lがあり、行政と個人の関係のG=LLがある。いずれも中途半端です。
欧州の場合
フライブルグでは、色々なヒントを得た。地域でエネルギー戦略を練って、車乗り入れ制限など参加型の社会を作っている。
ロサンゼルス公共図書館では、移民教育を積極的に行っている。ロバニエミ図書館では、地域で重点項目を変えている。
地域主体の認識
ハメンリンナの環境学習設備で、Think Globally、Act Locallyを実践していた。アピール&アンケートで市民意識をカタチに
新しい街づくりには、新しい行政と意欲あるスタッフと連携する。地域コミュニティ連合で事例のやり取りを行う。
地域での行動
個人については、ゲーム化からコミュニティ化する。あいち環境塾は県・トヨタ・名大の連携で環境社会をイメージした。
地域にすることで、見えるカタチになり、行動力を生み出す。同時に、地域だけを考えることからコンパクトな施策が可能。
知識と意識
コミュニティの目的はその中に、知識と意識を貯め、個人の分化を図る。図書館などの共有環境を活かして、知識をためる。
あわせて、コミュニティそのものも多方面に分化させていく。多様な知恵を使って、行動して、その結果を自立化する。
9.7.2 国の役割
国は必要か
ギリシャはヨーロッパ諸国のノスタルジーで独立を得た。国王は輸入した。独力で独立を勝ち取っていないので、内戦続き。
国民におもねくために、粉飾政治を続けて、破たんした。EUからの攻勢に対しては、国民につけを回すカタチになっている。
国は調整役
日本は、市民と国の関係があいまいになっている。お互いに信頼していない。市民と行政の間にグループが必要。
その縦ラインに企業があり、行政があるが、勝手に動いている。ソーシャルウェブでのクラウドを含めて、バランスが悪い。
国という形態
国民国家、民主主義は多くのバリエーションがある。新しい民主制度にする時です。グローバルのグローバルを意識して。
国も民主主義の原点に戻って、皆にメリットgあるものをめざすべき。それで、国民の体質を変える。本当は逆だけど。
新しい国を作る
国の体質は国民の体質です。国民に合わせた結果が現在の日本です。内から変わらなければ、クライシスを活かすしかない。
それでは、あまりにも後手に回るので、市民が見えている地域を自立させ、多くの核を作り、国にする。外へアピールする。
9.7.3 政党・政治家
危機感の共有
政党は、危機感で集合したものです。危機感を政策にして、国民に信頼してもらう。政策をシミュレートしてカタチにする。
危機感そのものが政策になるわけではない。さまざまな対応方法の中から、生活安定と平和につながるシナリオを選択する。
組織の論理限界
パーティという組織の論理が生かされたケースは日本ではない。利害関係での集散離脱です。最適な選挙制度もない。
結局、権力争いに終始している。今の日本に時間はない。新しい社会に向け、国民を変えるには、覚悟を決める時です。
意見の一致
価値観を的確な意見で述べることはできない。人間は、前を見るか、後ろを見るか、考えない。前を見る部分で一致させる。
スタッフのように、お客様の代表としての意見をもち、発信ことから、議論する環境が生み出される。
考えと行動
与野党に関わらず、政党としては、市民の生活から法案を作り出す力を持ち、偶然の機会を含めて、行政に執行させる。
ムスリムを見ていると、戒律が生活に根差して、行動力を生み出している。市民生活と結びついた選挙活動には工夫がいる。
9.7.4 社会の未来像
運動体が基軸
富の集中でできた資本主義の限界を向かえている。収集できず、分配できない状態になっている。新しい運動が必要です。
社会は、多様な人間が多様に動き回ることを保証する。地域での個人の分化とコミュニティ化から作り上げていく。
グループの役割
エコットで、NPOを見てきたが、社会変革の核になるイメージがない。GとL、LとLLの二方面に働きかけるコミュニティが必要。
NPO再生のためには、優秀な人材が集まり、生きていける仕組みが前提。コミュニティ自体も一番儲かる仕組みをめざす。
第四次産業
グーグルのネットで集中と分散は社会変革を起こしている。分配しない、機能としての新しい産業の形態です。
グーグルとかアマゾンは企業の役割を分化させてきた。それが個人の分化での活用につながった。行政の分化が必要になる。
GG=LL
GG=LLは2050年レベルの社会の最終形を示している。個人の意思で全体が変わる社会。そこに向けて、ゆっくりした変革となる。
それ以前のカタチとして、国とコミュニティのGG=Lがあり、行政と個人の関係のG=LLがある。いずれも中途半端です。
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文書化 9.6 経済体系
9.6.1 シェア社会
公共の概念
ヨーロッパは公共図書館のように、公共の概念を市民は作り上げてきた。日本は国からの分配という行政だけで作り上げた。
会社にしても、理念よりお効率と儲けが優先している。全体と先を見ていない。情報共有で知の世界を創ることが望まれる。
日本はバラバラ
個人は組織だけに従属して生きているので、多様性を持たない。その分、個人所有での差別化を図ることが多い。
それ故に生きる目的に対して、中途半端になり、不安定になっている。まずは、個人の意識から変えていく。
シェアの対象
インフレーションなどがあれば、個人所有の限界が見えてくる。不合理である。地域規模のコミュニティで対応する。
具体的には、街のコンパクト化を意識した、シェアハウス。車を有効利用する、カーシェア、自転車シェアがある。
シェアの仕組み
貧しさゆえのシェアではなく、シェアの方が儲かる仕組みと意識づけ。シェアで個人の幸せの追及していく。
情報共有はシェアが基本。個人の分化を進めると、働くことそのものがシェアになる。それで、日本の新しい優位性を作る。
9.6.2 税制を地方に
消費税10%
スウェーデンの消費税25%には社会のあり方から決めているが、日本の10%は単なる補完。あまりにも、安易な設定になっている。
どういう社会を作るのかについてのスウェーデン国のビジョンがあるので、国民は高負荷に対応して、国を信頼している。
グローバル税制
日本の税制は、国に一度集めて、それを分配するというカタチ。大きなことに金を使う手法。共用前提の税制ではない。
東電ではないが、収集が減り、分配の効率が悪くなっている。グローバルのグローバルの発想で、国債という形です。
地域での差別化
地域では地産地消が基本で、自力がベースになっている。納税だけではなく労力・知恵での参加できる世界です。
地域での差別化としては、地域貨幣の発行などもされている。グローバルとして発想との差別化として、コンビニに課税。
インフラ競争
地域で市民のニーズは異なるので、優先順位を決めていく。図書館、自転車道、エネルギー対象のインフラ競争です。
地域の連携で、いいものは取り入れる。オープンソースなども使える。総務省から図書館クラウドで支援させる。
9.6.3 人を生かす経済
自力で行う
行政とかインフラ構築に対しても、自分でやれることはやる。コミュニティが分化して、個人に役割分担させる。
現実を理解した多様な専門家を育っていく。図書館コンシェルジュ等のイメージ。内なる世界から外なる世界へ向かう。
ソーシャル活用
道路行政なども専門家だけに任せるのではなく、市民コミュニティが請け負う仕組み。そこから、雇用と財源を生み出す。
地域の人を活かす、インフラの構築のために、市民の状況を理解する。そのために、バーチャル・コミュニティを用いる
第三次産業
日本では、かなり前からモノつくりでは労働力吸引は不可能。その分を第三次産業が非専業でカバーしている。
ITでのゲーム化が進んでいる。サービス業そのものに夢を与えられる可能性がある。個人レベルでの付加価値が作成できる。
グローバル支援
組織からのシステム的な支援が望まれる。前提は、自由なローカルの活動を保障し、共通部分をネットを利用して支援する。
総務省とかアマゾンとかの図書館クラウドなどのアプローチは有効です。使い方は市で対応すれば、全体としての利益を確保。
9.6.4 循環が基本
個人を取り囲む
メーカーは、生活者としての市民を取り込むことでメリットが生まれる。行政の街のコンパクトに市民の志向は欠かせない。
個人と行政の間でコミュニティが自立することで、個人は分化して、生活者として、提案者として、各方面に展開できる。
公共意識で循環
情報共有がシェアを保証します。ローカルでまとめた情報を循環させる。日本の意識を変えることで、メリットが発生する。
企業の意識を作るから使うに変える。そのために、情報を共有することが基本。集中した都市から地方へ移動することも可能。
地域と国の構造
国は全体効率を追求してきた。多様化されたニーズに対応できない。その間に、クラウドなどのソーシャルウェブが存在。
ソーシャルウェブを武器にすれば、地域ごとの利用方法が考えられる。活用からメリットを出し、国へ提案していく。
サファイア循環
サファイア循環そのものw社会に当てはめられる。個人、コミュニティ、行政の関係で、循環させることで社会は変わる。
行政へのインタープリテーション、コミュニティへのファシリテーション、市民を活性化するエンパワーメント。
公共の概念
ヨーロッパは公共図書館のように、公共の概念を市民は作り上げてきた。日本は国からの分配という行政だけで作り上げた。
会社にしても、理念よりお効率と儲けが優先している。全体と先を見ていない。情報共有で知の世界を創ることが望まれる。
日本はバラバラ
個人は組織だけに従属して生きているので、多様性を持たない。その分、個人所有での差別化を図ることが多い。
それ故に生きる目的に対して、中途半端になり、不安定になっている。まずは、個人の意識から変えていく。
シェアの対象
インフレーションなどがあれば、個人所有の限界が見えてくる。不合理である。地域規模のコミュニティで対応する。
具体的には、街のコンパクト化を意識した、シェアハウス。車を有効利用する、カーシェア、自転車シェアがある。
シェアの仕組み
貧しさゆえのシェアではなく、シェアの方が儲かる仕組みと意識づけ。シェアで個人の幸せの追及していく。
情報共有はシェアが基本。個人の分化を進めると、働くことそのものがシェアになる。それで、日本の新しい優位性を作る。
9.6.2 税制を地方に
消費税10%
スウェーデンの消費税25%には社会のあり方から決めているが、日本の10%は単なる補完。あまりにも、安易な設定になっている。
どういう社会を作るのかについてのスウェーデン国のビジョンがあるので、国民は高負荷に対応して、国を信頼している。
グローバル税制
日本の税制は、国に一度集めて、それを分配するというカタチ。大きなことに金を使う手法。共用前提の税制ではない。
東電ではないが、収集が減り、分配の効率が悪くなっている。グローバルのグローバルの発想で、国債という形です。
地域での差別化
地域では地産地消が基本で、自力がベースになっている。納税だけではなく労力・知恵での参加できる世界です。
地域での差別化としては、地域貨幣の発行などもされている。グローバルとして発想との差別化として、コンビニに課税。
インフラ競争
地域で市民のニーズは異なるので、優先順位を決めていく。図書館、自転車道、エネルギー対象のインフラ競争です。
地域の連携で、いいものは取り入れる。オープンソースなども使える。総務省から図書館クラウドで支援させる。
9.6.3 人を生かす経済
自力で行う
行政とかインフラ構築に対しても、自分でやれることはやる。コミュニティが分化して、個人に役割分担させる。
現実を理解した多様な専門家を育っていく。図書館コンシェルジュ等のイメージ。内なる世界から外なる世界へ向かう。
ソーシャル活用
道路行政なども専門家だけに任せるのではなく、市民コミュニティが請け負う仕組み。そこから、雇用と財源を生み出す。
地域の人を活かす、インフラの構築のために、市民の状況を理解する。そのために、バーチャル・コミュニティを用いる
第三次産業
日本では、かなり前からモノつくりでは労働力吸引は不可能。その分を第三次産業が非専業でカバーしている。
ITでのゲーム化が進んでいる。サービス業そのものに夢を与えられる可能性がある。個人レベルでの付加価値が作成できる。
グローバル支援
組織からのシステム的な支援が望まれる。前提は、自由なローカルの活動を保障し、共通部分をネットを利用して支援する。
総務省とかアマゾンとかの図書館クラウドなどのアプローチは有効です。使い方は市で対応すれば、全体としての利益を確保。
9.6.4 循環が基本
個人を取り囲む
メーカーは、生活者としての市民を取り込むことでメリットが生まれる。行政の街のコンパクトに市民の志向は欠かせない。
個人と行政の間でコミュニティが自立することで、個人は分化して、生活者として、提案者として、各方面に展開できる。
公共意識で循環
情報共有がシェアを保証します。ローカルでまとめた情報を循環させる。日本の意識を変えることで、メリットが発生する。
企業の意識を作るから使うに変える。そのために、情報を共有することが基本。集中した都市から地方へ移動することも可能。
地域と国の構造
国は全体効率を追求してきた。多様化されたニーズに対応できない。その間に、クラウドなどのソーシャルウェブが存在。
ソーシャルウェブを武器にすれば、地域ごとの利用方法が考えられる。活用からメリットを出し、国へ提案していく。
サファイア循環
サファイア循環そのものw社会に当てはめられる。個人、コミュニティ、行政の関係で、循環させることで社会は変わる。
行政へのインタープリテーション、コミュニティへのファシリテーション、市民を活性化するエンパワーメント。
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文書化 9.5 社会インフラ
9.5 社会インフラ
地域インフラ
欧州の社会インフラを真似て、地域から環境社会の構築する。ネットワークのLAN・WANの関係同様に、社会インフラを拡張。
近傍系のように、スマートなツールを配置して、柔軟な体系を考える。地域は自立しながら、共有の概念で国民性を変える。
地域ネット構築
ローカルネットで地域をカバーして、全体との連携をつける。中央からの分配という方式でなく、皆でインフラを作る。
あまりのも車中心になっている。自転車道などの交通体系を見直す。車自体も駐車場を占有している。車の有効活用を図る。
生活を変える
欧州のインフラは生活中心に各国で知恵が生かされている。生活から見た道路政策にするためには、政治を動かしていく。
欧州のインフラは生活中心に各国で知恵が生かされている。生活から見た道路政策にするためには、政治を動かしていく。
働き方の変革
地域ではローテクのインフラとして、管路工事にする。多くの人が働け、コミュニティの役割としていく。
生まれてきた理由を求める、就職から、知恵を生かす発想にしていく。その上で、組織の分化を促す。
9.5.1 地域インフラ
環境社会の構築
欧州の社会インフラは生活に根差して作られている。社会保障制度なども地域でポイントを絞って作られる。
コミュニティ中心の政治形態に変えていく必要がある。国を信頼できず、地域が育っていない日本では個人への押し付け。
インフラの拡張
公共を意識した社会インフラを地域で再構成していく。わが町として、道路行政とも一体化して、優先順位を決めていく。
地域と国の関係はLANに対するWANの関係に似ている。主役はLANでの活動であり、WANはそれを支援する。地域から考えていく。
スマートの意味
インフラを近傍系を作り、有機的につなげることで、柔軟性が生まれる。企業・行政の考え方を見直し、取り込む。
近傍系から作ることで、連鎖は自由です。将来への拡張が保証される。グループ内で利益を得る。
国民性を変える
インフラで風景が変われば、社会の雰囲気が変わる。拡張から縮小に向かう日本は、コンパクトな生活に変えていく。
そのためには、市民が自立しながら、共有の考えを育てる。近傍系を含めた、ネットワークの発想で空間を作っていく。
9.5.2 地域ネット構築
ローカルネット
まずは、一地域を近傍系で、情報共有でカバーしていく。地域ネットで自主性を保証していく。そのために、税体系も重要。
その上で、地域ネットを連鎖していく。基本型は決める。多様な地域全体を制御し、支援するために、WANを位置づける。
電信柱をなくす
地域で発電すれば、電信柱は不要になる。中央から分配するやり方を見直していく。2030年の社会の環境社会を皆で考える。
ベルギーでは石畳の下にインフラを設置。専門技術は不用です。皆で維持できるインフラは災害時に有効になる。
交通体系見直し
道路を歩行者・軽車両・自動車に分割するには、線を書くだけで済む。電気自動車は補助手段として、軽車両扱いにする。
地域コミュニティで地下駐輪場と自転車シェアリングを実施する。公共バスだけでなく、交通機関の見直し。
動かない車
家庭の花壇の多くを自家用車で埋めている。日本の土地のかなりを動かない車で占めている。公共の概念で有効活用する。
ベルギーでは、地下に車を隠している。家の前の道路も駐車場です。クルマを町から追い出して、コンパクトな町を作る。
9.5.3 生活を変える
欧州のインフラ
欧州の高速道路はフリーです。レクサスの本領発揮。鉄道もさほど高くない。町への車の乗り入れ制限も増えている。
欧州の生活中心に対して、車所有のわがままの日本の実態。歩いていても、車が命の傍を駆け抜けていく。
政治を動かす
インフレのために、道路補修予算がかさばる。道路政策がなく、作ることだけ。政治家の意識が生活に根差していない。
2030年に向けてのインフラ提案を地域から起こして、政治を変えさせる。メーカーは生き残りをかけて、生活提案する時。
企業から変わる
個人のエネルギーを地域の要望に変えて、企業に申し入れる。企業の支援を受けながら、コミュニティの公共を作り出す。
商店街も個別とか、スーパー以外に、駐車場を取り巻く、マルシェを狙う。仕事を含めたシェア社会を示していく。
生活を変える
生活の目的を消費者から生活者に変えることで、マーケティングの主導権を得る。新交通機関で風景を変わるものです。
生活を変えることは、生活のなかにイスラームのように戒律を入れることになる。その中から、コンパクト化を目指す。
9.5.4 働き方の変革
新しい働き方
グリーン・コンシューマのように、ローテクで確実なインフラを作る。高所作業でなく、管路工事にして、雇用を生み出す。
地域インフラをシンプルにすると同時に、エネルギーの自給体制などで、配線そのものをなくす発想をする。
自分でする意味
市役所に任せることは、コストがかかり、ニーズに対応できない。グループでの自在な分配で、自分でできることはやる。
自分でやることで、個人の役割が分化される。そこから、新しいニーズが出てくる。市役所の公平性の弊害から脱却。
働く意味変える
生まれてきた理由から発想すると、組織は使うものになる。組織を分化させて、時間の内、半分は公私、半分は利益にする。
ボランティアのように、作る人と使う人を一緒にさせていく。組織の基本になっているコスト意識を変えていく。
組織の分化
一つの組織でいくつもの形態に分化させる。上位に対しては、一つの組織を保持する。
下位に対しては、多様な役割を想定して、多面的な対応を行う。その上で、個人の分化を促し。受け皿とする。
地域インフラ
欧州の社会インフラを真似て、地域から環境社会の構築する。ネットワークのLAN・WANの関係同様に、社会インフラを拡張。
近傍系のように、スマートなツールを配置して、柔軟な体系を考える。地域は自立しながら、共有の概念で国民性を変える。
地域ネット構築
ローカルネットで地域をカバーして、全体との連携をつける。中央からの分配という方式でなく、皆でインフラを作る。
あまりのも車中心になっている。自転車道などの交通体系を見直す。車自体も駐車場を占有している。車の有効活用を図る。
生活を変える
欧州のインフラは生活中心に各国で知恵が生かされている。生活から見た道路政策にするためには、政治を動かしていく。
欧州のインフラは生活中心に各国で知恵が生かされている。生活から見た道路政策にするためには、政治を動かしていく。
働き方の変革
地域ではローテクのインフラとして、管路工事にする。多くの人が働け、コミュニティの役割としていく。
生まれてきた理由を求める、就職から、知恵を生かす発想にしていく。その上で、組織の分化を促す。
9.5.1 地域インフラ
環境社会の構築
欧州の社会インフラは生活に根差して作られている。社会保障制度なども地域でポイントを絞って作られる。
コミュニティ中心の政治形態に変えていく必要がある。国を信頼できず、地域が育っていない日本では個人への押し付け。
インフラの拡張
公共を意識した社会インフラを地域で再構成していく。わが町として、道路行政とも一体化して、優先順位を決めていく。
地域と国の関係はLANに対するWANの関係に似ている。主役はLANでの活動であり、WANはそれを支援する。地域から考えていく。
スマートの意味
インフラを近傍系を作り、有機的につなげることで、柔軟性が生まれる。企業・行政の考え方を見直し、取り込む。
近傍系から作ることで、連鎖は自由です。将来への拡張が保証される。グループ内で利益を得る。
国民性を変える
インフラで風景が変われば、社会の雰囲気が変わる。拡張から縮小に向かう日本は、コンパクトな生活に変えていく。
そのためには、市民が自立しながら、共有の考えを育てる。近傍系を含めた、ネットワークの発想で空間を作っていく。
9.5.2 地域ネット構築
ローカルネット
まずは、一地域を近傍系で、情報共有でカバーしていく。地域ネットで自主性を保証していく。そのために、税体系も重要。
その上で、地域ネットを連鎖していく。基本型は決める。多様な地域全体を制御し、支援するために、WANを位置づける。
電信柱をなくす
地域で発電すれば、電信柱は不要になる。中央から分配するやり方を見直していく。2030年の社会の環境社会を皆で考える。
ベルギーでは石畳の下にインフラを設置。専門技術は不用です。皆で維持できるインフラは災害時に有効になる。
交通体系見直し
道路を歩行者・軽車両・自動車に分割するには、線を書くだけで済む。電気自動車は補助手段として、軽車両扱いにする。
地域コミュニティで地下駐輪場と自転車シェアリングを実施する。公共バスだけでなく、交通機関の見直し。
動かない車
家庭の花壇の多くを自家用車で埋めている。日本の土地のかなりを動かない車で占めている。公共の概念で有効活用する。
ベルギーでは、地下に車を隠している。家の前の道路も駐車場です。クルマを町から追い出して、コンパクトな町を作る。
9.5.3 生活を変える
欧州のインフラ
欧州の高速道路はフリーです。レクサスの本領発揮。鉄道もさほど高くない。町への車の乗り入れ制限も増えている。
欧州の生活中心に対して、車所有のわがままの日本の実態。歩いていても、車が命の傍を駆け抜けていく。
政治を動かす
インフレのために、道路補修予算がかさばる。道路政策がなく、作ることだけ。政治家の意識が生活に根差していない。
2030年に向けてのインフラ提案を地域から起こして、政治を変えさせる。メーカーは生き残りをかけて、生活提案する時。
企業から変わる
個人のエネルギーを地域の要望に変えて、企業に申し入れる。企業の支援を受けながら、コミュニティの公共を作り出す。
商店街も個別とか、スーパー以外に、駐車場を取り巻く、マルシェを狙う。仕事を含めたシェア社会を示していく。
生活を変える
生活の目的を消費者から生活者に変えることで、マーケティングの主導権を得る。新交通機関で風景を変わるものです。
生活を変えることは、生活のなかにイスラームのように戒律を入れることになる。その中から、コンパクト化を目指す。
9.5.4 働き方の変革
新しい働き方
グリーン・コンシューマのように、ローテクで確実なインフラを作る。高所作業でなく、管路工事にして、雇用を生み出す。
地域インフラをシンプルにすると同時に、エネルギーの自給体制などで、配線そのものをなくす発想をする。
自分でする意味
市役所に任せることは、コストがかかり、ニーズに対応できない。グループでの自在な分配で、自分でできることはやる。
自分でやることで、個人の役割が分化される。そこから、新しいニーズが出てくる。市役所の公平性の弊害から脱却。
働く意味変える
生まれてきた理由から発想すると、組織は使うものになる。組織を分化させて、時間の内、半分は公私、半分は利益にする。
ボランティアのように、作る人と使う人を一緒にさせていく。組織の基本になっているコスト意識を変えていく。
組織の分化
一つの組織でいくつもの形態に分化させる。上位に対しては、一つの組織を保持する。
下位に対しては、多様な役割を想定して、多面的な対応を行う。その上で、個人の分化を促し。受け皿とする。
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