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地域SNS 参加の促進

『社会的孤立』より 個人のインターネット利用からみた情報化の影響

ICTを地域に導入して利用できる環境をつくっても、それだけでは地域内のネットワークは変わらない。前述の美浜区の地域SNSでも投稿が地域コミュニティヘの関心や地域活動への参加を高める効果があることを示したが、利用者が積極的に主体的に参加しなければ効果は認められない。また、育児のオンラインコミュニティでも投稿により適切なサポートが得られ育児不安が低減した。このように、地域SNSが効果をもつためには、「利用者主体」が重要であり、積極的に活用することが必要である。しかしながら、現在は多くの地域SNSで参加者が少なく、その活動も活発とはいえないのが現状である。

では、なぜ地域SNSは参加者が少ないのだろうか。 ICT利用と社会的ネットワークの関係性は、元々の社会的ネットワークの豊かな人がICTを利用しやすく、利用すればするほど、社会的ネットワークが増大するので、非利用者との間に格差が生じる傾向がある。地域SNSにおいても、元々地域での社会的ネットワークが小さい人は、SNSへの参加を誘われる機会も少なく、地域SNSに参加しにくいだろう。同様に、元々地域コミュニティヘの関心が低ければ地域SNSに参加しないだろう。地域SNSに参加することで社会的ネットワークが形成されたり地域の関心が高まるにもかかわらず、その参加のためには地域にある程度の社会的ネットワークや地域への関心が必要であるという皮肉な状況である。

さらに、地域SNSにアクセスするために必要なスキルが足りないことが考えられる。パソコンなどの機器に対する操作やトラブルが起きた時の対処に自信がなく、自己効力感が低いために、参加を控える傾向もある。地域で孤立しやすい高齢者はこのような機器利用においても弱者であり、地域SNS参加による社会的ネットワークの形成・深化の恩恵を受けられないことが危惧される。

では、どのようにしたらよいのだろうか。地域SNSのケース・スタディの積み重ねの中で、地域SNSへの参加と参加した人々の積極的関与のそれぞれを促進する具体的なアイディアも提出されている。

ただ、地域SNSのシステムの改善や、行政側主導やメインで活躍する参加者中心に考える方略だけではなく、元々地域内での社会的ネットワークが小さく孤立していたり、地域へのアイデンティティが低い人々こそ、地域SNSに積極的に参加してその恩恵を受容できるように考えることも必要である。そのためには、「遠慮がちなソーシャル・キャピタル」という考え方が有効であろう。今村らによると、「遠慮がちなソーシャル・キャピタル」とは他者への遠慮や気遣いを主たる理由として発生する、関係参加とそれによるメリットである。これは、「誘われたら参加する」「周囲に悪いから協力する」といった日本的な気配りや気遣いで発生する。その結果として、地域の互酬性や規範の共有が進んでいくという。また、問題指摘や課題発見型の活動よりもお互いの優れたところやコミュニティの価値の再発見を意図する活動の方が社会的ネットワークの形成には効果があるという。

地域SNSにおいても最初から人々が主体的に積極的に参加する人ばかりではない。むしろ、幼い子どもを抱え地域内に知り合いもいない母親など、孤立感を感じている人々に、「仕方なし」でも参加してもらい、その中で徐々に積極的に関与してもらうというアプローチも必要であろう。また、地域の課題解決を目指すといった目的的コミュニケーションだけではなく、参加者が楽しむコンサマトリーの高いコミュニケーションができる機能を重視する地域SNSが参加の敷居が低くするかもしれない。
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コミュニティを考える

『ひと・まちづくり』より

コミュニティとは

 コミュニティは、日常的に使われていることぱであり、日々のくらしにかかわる存在(場・空間・集団など)として、ひとびとに理解されている。その特性として、「地域性」と「共同性」の2つを有していることは、一般的に認知されていることである。とくに若者世代においては、IT時代になって出現したネットコミュニティ(net community)といわれる、お互いの顔が見えない世界のなかで、パソコンや携帯電話などを媒介に共通の目的や仲間意識でつながるあらたなコミュニティが、身近な存在になっている。

 コミュニティは、英語のcommunityがそのままカタカナ表記されて使われていることぱである。1950年代までは「共同体」と訳されていたが、このことぱからはもともとあった「村落共同体」が連想され、前近代的なイメージでありマイナーな意味でことばが使われるとの懸念もあり、あらたな訳語として「地域社会」が使われるようになっていった。しかし、高度経済成長期を経て地域社会の諸問題が明らかになると、その問題解決の糸口として「コミュニティ」ということばを政策的に使っていくことが浮上していった。

 カタカナ表記のコミュニティに託されたのは、耳慣れないあたらしいことばを使うことで、ひとびとが新鮮に感じ問題解決につながるのではないか、という期待感からである。このようにコミュニティの態様や捉え方は、時代や社会変化とともに変容してきている。そこで、改めてコミュニティとは何かを考えておきたい。

コミュニティの定義

 コミュニティには、時代や社会の変化に対応していくつもの定義付けが試みられたが、学問的にその定義付けを行うことは、きわめて多岐にわたり難しいとされてきた。

 最初にコミュニティ概念を学問的に捉えた社会学者マッキーヴァーは、コミュニティを「共同生活が営まれているあらゆる地域、または地域的基盤をもったあらゆる共同生活」と定義した。そして、コミュニティの概念をアソシエーションと対置させ、「地域性」と「共同性」の2つをコミュニティに不可欠な要素とした、同じく社会学者のパークは、「社会は社会集団から成り立っている。社会や社会集団をその社会を構成する諸個人や諸制度を、地理的な分布という視点から見た時、それをコミュニティと呼ぶ。したがってすべてコミュニティは同時に社会であるが、社会はすべてがコミュニティであるわけではない」とした。

 本書では、「コミュニティ」を次のように定義する。

 私たちが「地域」と呼ぶある一定の空間(学校区、町内会、地区など)のなかでは、多様なひとびとのくらしと人間関係が織りなされている。そこでは、住民による自治活動が行われ、個人による諸活動に加え、多様な主体による協働の活動が行われている。このような空間や地域社会がコミュニティである。

 コミュニティは、その空間をくらしの基盤とするひとびとによって成り立つ社穴であり、地域固有の個性(地域性)が存在する。さらに、くらしを支える地域賎能と地域力が備わり、そこでひとが育まれていく。

コミュニティの大切さ

 コミュニティの大切さや見直し論は、くり返し登場してくる。とくに大規模災害や憂慮すべき犯罪や事件が発生した場合に、「日ごろのコミュニティでの対策はどうなっていたのか」「住民は何も気がっかなかったのか」「近隣の人間関係はどうなっていたのか」など、まわりからは異口同音に問いかけや意見が出される。ひとびとはコミュニティの大切さはわかっている。しかし、常にコミュニティを意識してくらしているわけではない。あるひとは「空気のようなもの」とコミュニティを表現した。したがって、常に意識していないが、このように何かことが起こったときには改めてその大切さを感じ、「コミュニティとは何か」ということが問われることになる。

 それでは、なぜコミュニティが大切なのだろうか。今日の社会状況からは、表に示す10点が、コミュニティ形成におけるポイントになるであろう。日本では1960年代からコミュニティ論が登場し、現代はまたあらたなコミュニティが論じられている感がある。それはコミュニティ政策を重視して、コミュニティに対する公共サービス機能(新しい公共の名の下に)を求める視点である。しかし、コミュニティの実態は、「親睦の基盤であり、合意形成の場であり、公共サービスの提供主体であり、計画主体である」ということから、政府が求めるような機能を果たして、コミュニティが担えるのかとの疑問が持たれる。

 コミュニティは法制度上での単位(地方公共団体)ではないがゆえに、自治会や町内会などの組織がこれまでその機能を担ってきた。だが、こうした組織は徐々に弱体化しており、従来型のままではいかない状況から、コミュニティ政策を通じてなんとかその対応策が模索されようとしている。

 政府誘導や政策的にコミュニティが展開されるのではなく、表にあげた10の視点から、あくまで住民主体で民意を優先し、協働のサービス内容を検討していくことが求められる。そうでなければ住民にとって、コミュニティがいかに大切であるかを実感することは難しい。
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今週、OCR化した12冊の本

『政治的思考』

 決定 決めることが重要なのか
 自由 権力をなくせばいいのか
 社会 国家でも市場でもないのか

『決断の条件』

 われわれのミッションは何か ある大学付属美術館の場合
 公的機関のミッション 水資源博物館の場合
 意思決定の原則の無視 ベトナム戦争の失敗
 当然のものではなかった戦略 GMの小型車戦略

『アップル驚異のエクスペリエンス』

 勇敢な社員を育てる
 スティーブ・ジョブズに正面からぶつかれるか?
 勇敢な従業員はオーナーシップを全うする
 顧客の内に潜む才能を引き出す
 筋書きとリハーサル
 iPad2の筋書き
 初代iPadに比べて33%薄く、15%軽い
 ツイッターのようなヘッドライン
 iPod-1000曲をポケットに
 アップルの魂
 平均は終わった
 とにかくすごいものにしてくれ

『こんなにちがう中国各省気質』

 北京
  北京高官の優雅な暮らし
  政商や陳情団が闊歩する街
  プライド高き「中央の人物」
  地方の反感と恨みを集める北京人
  生粋の北京っ子はたった二割
  もともとの気質は大らかで率直
  政治談義に明け暮れる毎日
  庶民の楽しみは度数の高い蒸留酒
  庶民の楽しみは度数の高い蒸留酒
 上海
  中国随一の大都会・上海
  ケチで自分勝手な「小男人」
  「精明」=ずる賢さは生きるための知恵
  上品で家族思いの近代人
 広東
  西欧の中国人イメージの原型
  行動してから考える海洋人タイプ
  広東人を理解する10のイメージ
  繁栄の陰に出稼ぎ労働者の苦悩
 大連(遼寧省)
  天然資源に恵まれた工業先進地域
  男は豪快、女性は美人が多い
  経済特区の大連は町並みも整備

『ひと・まちづくり』

 グローバル化とくらし・地域社会(コミュニティ)
 コミュニティとは
 グローカル・コミュニティとは
 グローカル・コミュニティを学ぶ--ESDの視点から

『社会的孤立』

 孤立する人々の特性
  孤立言説の流行
  孤立概念の整理
  孤立の負の側面
  日本社会の孤立の実態
  孤立問題の概括
 個人のインターネット利用からみた情報化の影響
  地域SNSとは何か
  地域SNSで形成される社会的ネットワーク
  地域SNSの地域活動参加への効果
  地域SNSの効果を高めるために

『ロシア』 サンクトぺテルブルグ部分

 沼沢地の上のヨーロッパの窓
 ペテロパウロ要塞とペテロパウロ聖堂
 海軍省と冬宮、エルミタージュ
 科学アカデミーとペテルブルク大学
 セナート広場とイサーク聖堂
 ネフスキー大通り
 皇帝アレクサンドル2世暗殺 ロシア美術館と「血の上の救い主」教会
 サンクトペテルブルクの明暗 コロムナ区とセンナヤ広場周辺
 ドストエフスキーとグリボエードフ運河
 血の日曜日 ナルヴァ凱旋門
 憲法体制、1917年革命、大テロル シパレールナヤ通り物語
 レニングラード市民の戦争 ピスカリョフカ墓地

『普通の人たちを予言者に変える「予測市場」という新戦略』 

 グーグル--会社のあらゆる部分が予測市場
 グーグル社内の予測市場
 グーブルと社内く
 「Tシャツ経済」で気を引く報酬はやっぱりTシャツ
 裏付けられたグーグルのカルチャー
 位置情報で無意識のうちに市場に投票
 恋人も探せる?
 投資銀行よりも正確

『歴史があとずさりするとき』

 戦争と平和をめぐるいくつかの考
 旧来型戦争から冷戦まで
 湾岸の「ネオ戦争」
 ネオ戦争の新しい特徴とは何か。
 コソボのネオ戦争
 アフガニスタン
 考え得る十字軍のシナリオ
 平和
 ローカルな平和
 エルサレム陥落-生中継

『イスラームを知る四つの扉』

 ムハンマドの奇跡と『コーラン』
  ムハンマドの奇跡
  奇跡としての『コーラン』
  『コーラン』の中の現代科学
  『コーラン』と数字の奇跡
 神の友、アブラハムの物語
  預言者たちの物語
  アブラハムの重要性
  アブラハムの誕生
  四羽の鳥の奇
  火中のアブラハム
  ニムロドの天空飛行と死
  メッカ巡礼行事とアブラハム
  アブラハムの死
  
『読書がさらに楽しくなるブッククラブ』

 ブッククラブの運営方法
 つくり方
 時間と場所の設定一準備および初回の大切さ
 本の選び方
 話し合いの仕方

『図書館概論』
 生涯学習と図書館
 情報環境の変化と図書館
  知識基盤社会
  情報化の進行
  科学技術の進歩
  図書館における変化
  情報アクセスをめぐって
  情報技術の人間化
  情報環境の変化を活かす図書館
 地域の情報拠点としての図書館
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文書化 8.8 サファイア革命

8.8 サファイア革命

 スタッフ武装
  ポータルで本部の情報、メーカーの情報と連携して、知識を備える。店舗でのコラボで討議して、認識を明確にする。
  本社・店舗間のポータル連携と、お客様からのフロー情報を展開。クルマを使う、多様なケースで個人の分化を果たす。

 店舗コミュニティ
  店舗をコミュニティととらえて、知識と意識をまとめて、スタッフを支援する。社会とはソーシャルウェブで接続。
  コミュニティとして、分化して、組織の分化を促す。あわせて、サファイア循環の四つの機能を体現し、基本形にしていく。

 企業変革

  2015年のインフレーションなどを想定すると、車を有効に使う社会になる。ゆるやかな環境社会へ企業は変革せざるをえない。
  変革は地域主体になる。コンパクト化、シェア社会、ローコスト・ローエネルギーに対応するために、組織は役割を分化。

 コミュニティ連携
  店舗コミュニティは市民コミュニティと一緒に使うための社会をめざす。カーシェアリング支援、新しい概念の車つくり。
  地域のテーマとしては、いい町・いい社会のために、新しい交通体系とか、地域エネルギーの地産地消を一緒に作り上げる。

8.8.1 スタッフ武装化

 知識を備える
  様々な情報をポータルの権限で、メッセージとして、受け取り、情報の関連付けを行う。販売店ライブラリに意見集約。
  ノウハウおよびフロー情報に関しては、メーカーからの教育の展開だけではなく、店舗間のOJT交換でまとめる。

 意識を明確に
  ポータルでのコラボレーション機能で、お客様からの意見を発信することで、グループでの討議を行い、意見をまとめる。
  コラボレーションの結果を情報共有するために、販売店ライブラリに吸い上げる。内なる世界の意識を経営者にぶつける。

 グループ連携
  本部・店舗間のポータル連携をスタッフ個人からグループ対応をベースにする。お客様とはチャッターコミュニティで対応。
  販売店内のアイデアまとめから、メーカーアンケートに対応。ポータルでコミュニケーションしていく。

 個人の分化
  使う環境をお客様へ提供するために、フロー情報を含め、お客様の要望を全面的に受け、店舗コミュニティで対応。
  お客様を通じて、マーケティングの変化を先取りして、メーカー企画に反映させる。その結果として、社会の変化に対応。

8.8.2 店舗コミュニティ

 知識と意識
  知識として情報を、店舗で確保する。本部情報以外に、スタッフからのフロー情報、メーカーからの定型情報なども活用。
  店舗としての、意識を作り上げていく。スタッフへメッセージ(テーマ)を投げかけ、スタッフのコラボから知恵の創出。

 ツールを準備
  店舗のツールとして、ソーシャルウェブを活用して、社会と接続する。お客様とのチャッターコミュニティを入れ込む。
  店舗単位でのお客様状況を把握し、スタッフの武器にする。お客様ポータルでお客様間のコミュニティを志向する。

 グループの分化
  店舗コミュニティとして、スタッフの分化を支援する。店舗コミュニティとしての役割を創出する。
  他の店舗と連携して、より大きなコミュニティとして強化する。本部とともに、メーカーの分化への働きかけを行う。

 サファイア循環
  サファイアの四つの機能をコミュニティで設定。①市民活動へのファシリテーター、②スタッフへのエンパワーメント。
  ③メーカーへのインタープリターとして、企画に参画。④循環で出てきた情報をライブラリにリアライゼーション。

8.8.3 企業変革
 ブラックスワン
  クライシスとして、2015年のインフレーション、東海大地震がある。ゆるやかの変えていく、環境社会への移行がある。
  その結果として、国民の財産がひっ迫し、社会保障制度も崩れる。3.11のように国レベルでは対応不可。

 環境社会対応
  企業は環境問題対応のシナリオを作り、行政と新しいインフラを作る。多様な市民の状況を把握が前提になる。
  国レベルから地域での対応がテーマになる。企業としては、地域コミュニティを支援して、社会の変化を加速させる。

 地域主体対応
  地域としては、生活者のライフスタイルを変える。インフラを拡大からコンパクトに変えていく。
  社会の基本はシェア社会に移行する。クルマは売るから使うがキー。生活の基本はローコスト・ローエネルギー。

 組織の分化
  メーカーとしては、シェア車つくりなどで従来の役割から拡大。地域での多様性に対しては、店舗を拠点に地域活動。
  国レベルで考えていた情報・資源を地域に分配と収集。スタッフの行動をB-B-Cの観点から、支援していく。

8.8.4 コミュニティ連携

 シェアリング
  様々な場面でのシェアリングを地域コミュニティと連携して行う。特に、クカーシェアリングの前提は市民の動きの把握。
  クルマに関して、市民のニーズを把握することから始める。専門家として、行政との連携の仲介を行う。

 クルマつくり
  市民のクルマ好きからの提案を集めて、新しい車活用社会としてまとめる。メーカーからアンケートに折込、企画に影響。
  店舗でのサービスに対するお客様のつぶやきに店舗コミュニティで対策していく。購入後、定期的報告とも連携する。

 交通体系
  シャア社会としては、軽車両の有効活用も市民と一緒に考える。自転車道とか、地下駐車場などの整備を行う。
  あわせて、社会インフラについても、クライシス対応を含めて、行政に提案していく。電信柱などの地中化は必須です。

 地域エネルギー
  電気自動車は個人で保有するよりも、コミュニティで共有するカタチが望ましい。スマートセンサーなどでカタチにする。
  環境社会で、エネルギー分散ではなく、地産地消が基本です。こじぇねのネットワークなど、地域にあった方法を示す。
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