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2020年には社会を変えたい Global Vision 2020

未唯へ。あなたは2020年で34歳ですね。まだまだですね。

GLOBAL VISION 2020は「循環」を意識しています。サファイア循環でもそうですが、今、本当に必要なのは循環です。大きな枠での循環があり、それぞれのカテゴリーで、循環を意識した「入れ子」構造です。

この構造をハッキリさせるには、数学モデルから明確にしていく必要があります。それは「未唯への手紙」のなかで行っていきます。まずは、GLOBAL VISION 2020での循環に関する記述をあげます。

 「2020年を見据えたときの私たちが考える世界観を、説明したいと思います。二つの大きな環が表現されております。これは自然と産業の環を示しており、それぞれの環の中で、責任を担っていると考えます。」
 「左側の環ですが自然循環と表現しております。これは、ご承知のとおり、地球には、大気や水や生態系など自然の循環があり、人も社会も自然の一員として、その循環のなかに存在しております。生命にかけがえのない地球環境を持続的なものとするために、私たちのモノづくりには、自然の循環と調和することが求められていると考えます。」
 「右の環は、産業の環です。社会を企業活動を軸にして見ると、社会は、産業の連環、すなわち、ひとつの産業が新たな価値をつくり出すと同時に、次の芽となって新たな産業を生み出すことによって発展してきたともいえます。産業の一翼を担うものとして、産業の発展をリードしていくことが求められています。」
 「今一度、自然と産業との関係を見つめなおし、ものづくりと自然・人・社会との調和を追求していきます。持続的な産業発展のために、「自然循環」と調和した「産業循環」の原動力となることを我々の使命とし、今回のビジョン全体を貫く志といたしました。」

この記述での重要な観点は、『「自然循環」と調和した「産業循環」』です。「自然循環」を意識し始めたというのはいい傾向ですが、あくまでも、「産業循環」を「自然循環」と対応させようしています。この会社の存在理由の「産業」の顔を立てたいみたいです。ここにかなりのムリが発生しています。やはり、素直に産業循環⊂社会循環⊂自然循環と捉えることから始めないといけません。

社会はもっと広くて多様なものです。そこに人の幸せのすべてがあります。この会社の限界を感じます。
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