新太極拳京都教室

新太極拳京都土曜教室の記録

2012年7月13日(鵜飼さんの旅立ち)

2012年07月12日 23時15分53秒 | Weblog
鵜飼さんが教室に来られたのは、ちょうど2年前の6月だった。

足と手が不自由で、「家に居ると鬱になりそうで来ました」
49歳の時に脳梗塞になられ、それから2回又再発された。

合気道を長年されていて、受け身などはきれいな円だった。

不自由だが、皆と一緒に楽しそうにされていた。
「先生みたいにきれいに動きたい」、とDVDで練習に
励んでおられた。

年会にも2回出席され、表演にも出られた。
2月の年会の後、お休みが多くなり4月から休会されていた。
その間も、時々電話をいただき、「下半身の血が通わないので
手術しました」と近況報告をしてくださっていた。

「もう少ししたら教室に行きます。皆さんどうですか」
と、教室の仲間のことも聞いておられた。

しかし、7月8日に亡くなられ、12日はお葬式だった。

お見送りで会場を出ると、出棺の車の前が海のように見えた。
「京都の南にこんな海があったかな?」
よく見ると、建築中の覆いだったが、曇りだったのと覆いが
グレーの曇り空の色だったので海に見えたのだった。
しかし、「ああ、旅立ちなんやわ」、と実感した。

2年とう短い間だったが、お休みの時は必ず電話をくださる
いいお付き合いをさせていただいた。

死は終わりではなく、次に生まれ変わる旅立ちなのです。
と日蓮上人が言われたそうだ。
いい旅立ちの見送りをさせていただいた。ありがとう!
コメント (2)
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