就農して間もない晩秋に、家の前を流れる久保川沿いの木々に巻き付いた
何本もの藤を伐ったことがあった。
中には太腿ぐらいの太いものあって大汗をかきながらの作業だった。
その翌春、厳美のバド仲間の女性陣から「霜後の滝の下流は藤の花の名所
だったのに今年はイマイチだった」と告げられてドキッとし、「私が伐った」
とは告白出来なかった。
藤は他の木に巻き付いて絞め殺してしまう「寄生植物」とばかり思ってい
たが、藤棚(つるを絡ませ花の房が垂れ下がるように作った棚)で象徴される
ように観賞用の花として古来から珍重されていたこと知ったのはつい最近の
こと。
あれから既に20年近く経過しているので、藤は見事に復活し一昨日の
写真のようになっている。
今日田植えをした近くの林の大木にも藤が巻き付いて花を咲かせていた
が、いずれは大木の全体を覆い尽くし藤の花の大ツリーが完成するに違い
ない。
いる藤の花は大好きです。
足利のパークのフジは見事で圧巻ですが、やはり、
人工の手が加わり自然の花とはあきらかに違います。
一度行けば良いでしょう。(私は二度行きましたが・・)
コメントありがとうございます。
山の藤は「手入れが為されてない証明」で、最近は
杉林にも藤の花のツリーが目立つようになりました。
藤の旺盛な繁殖力からすると、いずれは里山全体が
藤で覆われるかもしれません。
山林の手入れが為されていないためとは初めて
知りました。
「山林が藤で覆われたら見事だろうな」と単純に
思っている身を恥じています。
長く山の手入れをして自然との共生を図ってきた
日本が農業を見捨てて過度に輸入に依存した日本
の末が危ぶまれます。
千葉県で繁殖を続ける外来生物の「キョン」が県境
を超えて茨城に侵入して問題になっています。
このままいくと福島、栃木を経て北に害が広がる
かもしれません。
コメントありがとうございます。
「山の藤が目につくようになりました」とはさすがに観察眼が鋭いですね。
山林の荒廃に続いて田畑の荒廃が始まろうとして
います。
個人の力で「その流れ」を止めることは国難です。
恐らく、国難は困難の誤りだとは思いますが、
”止めることができなければ国難になります”と
読み替えると痛烈な皮肉ですね。
失礼しました。
困難の入力ミスでした。
ご指摘ありがとうございます。