霜後桃源記  

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プーチンはテロリスト

2022-04-23 21:35:15 | 社会
    ウクライナ侵攻によってプーチンの「野蛮人的体質」は世界中に認知された
が、それでもプーチンはロシア国民に支持されて大統領の地位に在る。
   しかし、国民が自由を奪われ情報統制下で民主主義は機能しない。
   いずれプーチンはヒトラーと並び称される「歴史上の人物」になるに違いな
い。

    今朝の「天声人語」では、そんなプーチンの出世物語を皮肉交じりに紹介
していた。



「罪深き権力継承」 2022.4.23   朝日新聞 天声人語

  きょうは初代ロシア大統領エリツィン氏の命日。15年前、76歳で亡くな
った。ソ連崩壊の前夜、保守派のクーデターに立ち向かった姿は記憶に新し
い。戦車の上に仁王立ちして「抵抗せよ」と群衆に呼び掛けた▼頑固で短気、
ウォッカ好き。独特のちゃめっ気があった。1998年春、首脳会談で来日し
た際、会場となったホテルの別室で披露宴に飛び入り参加。新郎新婦を祝って
喝采を浴びた▼ウラル地方の貧農出身。同い年のゴルバチョフ氏との権力闘争
に一度は敗れるなど浮沈は激しかった。社会主義ソ連の解体は「壊し屋」エリ
ツィン氏なくして語れないが、新生ロシアのかじ取りでは迷走を重ねた。市民
生活はソ連時代より苦しくなったという▼側近まで汚職捜査の手が及んだ政権
末期、国営テレビが突如、検事総長の醜聞を報じた。2人の女性とベッドをと
もにする男性の映像を当人は全否定。しかし「映像は本物だ」という連邦保安
局長官の一言で検事総長は失脚し、捜査は不発に終わる。4カ月後、エリツィ
ン氏はこの長官を首相に指名した。無名だったプーチン氏その人だ▼「最初は
あまりに冷静なので警戒したが、持って生まれたものだった」「この国の将来
を託せる人物にまちがいない」。エリツィン氏の証言集には、20歳も年下の
プーチン氏をほめちぎる言葉が並ぶ▼抜擢(ばってき)されたその人物はい
ま、世界を混乱に陥れている。苦難のウクライナの人々ならずとも、権力継承
の深き罪を思わざるをえない命日である。
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