霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

気配りの系譜

2009-09-08 21:27:17 | 家族
一昨日の研修会でも話題となっていたが、事を成すには「よそ者と馬鹿者と若者」が必要とのこと。
「よそ者」の重要さについては我が家の家系を二代遡っても痛感させられる。

16歳で婿入りし95歳の長寿を全うした祖父は周囲に対する気配りが凄かった。
「そんなに気を使わなくともいいのでは」と思われるぐらいの気の使いようで、体力が無くなった晩年になってもその姿勢は少しも変わらなかったのには頭が下がる思いがした。

その「気配りの伝統」を引き継いだのがバアチャンで、大家族の中で「農家の嫁」として何十年も過ごしたその苦労は並大抵のものではなかったはず。
苦労人であるが故に出来る周囲への「気配り」は半端ではなく、とても真似できそうにない。

この「気配り」の二人が熊谷家の融和を支えて来たと言っても決して過言ではない。

さて、「よそ者」の三代目となるオジサンが問題となる。
だいたい三代目は「身上(シンショウ)を無くす」のが相場で、ご多分に漏れず「気配り」に関しても二人には遠く及ばない。
でも、それではあまりにも悔しいので『誰もやりたがらない農業を継いでいる。これに勝る「気配り」は無い』とうそぶいている。



畦道の草刈りをしていたら雑草と一緒に刈り倒すのは勿体無い美しさでフジバカマが咲いていたので、久し振りに「野の花」として出荷してみた。
コメント (4)
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