古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

昭和日常博物館

2010-05-29 | 旅行
28日の住宅のシニアクラブのハイキングを記します。お暇の折、ご笑覧ください。

 9時半、総勢8名(男3女5)で北名古屋市へ出かけました。

 北名古屋市は2006年3月、西春日井郡の師勝町と西春町が合併して誕生した市で人口およそ8万人です。

 地下鉄鶴舞線から名鉄犬山線に乗り換え徳重駅へ。蛙の合唱の聞こえる田の間を、ゆっくり50分ほど歩いて最初、旧加藤家住宅を訪れました。

http://www.geocities.jp/shimizuke1955/2020kato.html

 明治初期から昭和にかけて建築された昔の庄屋さんの住宅で、母屋、長屋門、離れ、茶室、土蔵、中門、北高塀の6棟が、平成11年、国の登録有形文化財に登録されています。

 中に入って見学すると、自分の父や母の実家を思い起こす造りです(勿論大庄屋ですから広さはもっと広いが)。

 この建物、市の管理で「地域回想法」の拠点となっているようです。

『「回想法」とは、「過去の経験や出来事を、想い出し語る(再体験する)ことをとおして、
人生をふり返る機会とし、これまでの自分の人生を肯定的に捉え、これからの生活を
充実して暮らすことに活かす」支援方法です。
その回想法が、高齢者の介護予防・自立支援、さらに街づくりに効果があると注目され、
地域での取り組みが始まっています』とのことです。

要するに、高齢者が集って昔を回想しながら、会話を交わすことで、ボケ防止、認知症対策に役立てるということらしい。

http://www.city.kitanagoya.lg.jp/kaisouhou/kaisouhou_07.php

 http://www.city.kitanagoya.lg.jp/profile/soshiki/fukushi/kaisohou/kaiso4.php

 住宅の中で、テーブルを囲んですわり、弁当を広げる。「定年後は、男性は家に引き篭もる人が多いね」、「毎日家におられると、3食準備するのもたいへんだものね」等々。男性陣はにこにこ拝聴する。

 午後1時頃、加藤家を辞し、市役所庁舎の隣の北名古屋市東図書館に行く。市庁舎も「東庁舎」とあった。つまり、北名古屋市には、市役所には東庁舎と西庁舎(名鉄線の向うだから4kmぐらい離れている)。図書館には東図書館と西図書館がある。合併の時、師勝町と西春町がそれぞれ「オレの方に役所を作れ」と頑張ったので、両方に出来たと推察する。

 『昭和日常博物館』という名の歴史民族資料館が3階にある。昔の自転車や電化製品が展示されている。自転車を持ち上げてみて「昔の自転車はこんなに重かった?」

 煙草屋の横書きの看板が「タバコ」でなく「コバタ」になっている。

「何時頃から左→右に書くようになったの?」と、拘ってSさんがスタフに聞いていた。昔の本の企画展が行われていた。本の横書きのタイトルを見ると、戦前のものは殆ど右→左だが、1冊だけ左→右があった。

 資料館を出て、また小一時間(途中、神社で一休み)歩いて名鉄西春駅。次の上小田井駅で地下鉄に乗り換え、帰宅しました。

 北名古屋市の地域起しの一端を見学したハイキングでした。



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