津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

百舌の初鳴き

2012-09-19 18:06:00 | 俳句

 台風一過、一気に秋の気配と成り百舌の初鳴きを聞くことが出来た。近所にある(高さ4メートル程)ザクロの木も、実がすっかり割れて小鳥どもの格好の餌に成っている。窓を開け放って風を入れると、カーテンがおどり、まさに秋のさわやかさを堪能できる。ぎらぎらしていた太陽も、随分穏やかに成り日向ぼっこによさそうな感じでさえある。また下手な俳句を捻ってみようかと思ったりさせる。
                                  

                                   髪上げしひとの襟足秋めきぬ

                            百舌なけるいずこぞ天の青さかな

                            秋風のさやかに鬱憤はれにけり     津々

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忠利の本音

2012-09-19 12:56:28 | 史料

 天草嶋原の乱が勃発する直前まで、忠利は病気療養のために湯治に出かけている。
そんな身を押して一月二十六日忠利は嶋原陣に参着する。向こう一ヶ月間この陣中で過ごすことになる。
戦いそのものや戦後の処理、幕府や多くの知人友人との書状之やり取りなど多忙を極めたであろうことが、多くの書状から推察できる。
そんな中に三月十二日本多政朝宛書状(4192)では、忠利の心の一端が見て取れる。此の時期本多政朝は病中である。

            (抜粋)
            書状可被下候時も 御病者故御延引之段 不及御理候 兎角今度覚申候 身ニやまい御座候
            ては 何ニもかも能事壹つも無御座候 只今御國ニ御座候時 四方を御うち捨候て 公儀之儀
            は不及是非候 可被成御養生事肝用存候 大形ニものを御つくろうなくてはと思召候ハゝ 御
            本復難存候 兎角大とくハきのつき申事壹つと覚申候 我等今度ひょうこニ有馬へ罷越もの之
            気のとくなる身之仕合 書中ニ難達候事

つまる処、「病後の参陣は辛し」という忠利の心中を伺い知ることが出来る。

本多政朝(忠勝の嫡男忠政の子)  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E5%A4%9A%E6%94%BF%E6%9C%9D はこの年の末に病没、忠利も寛永十八年三月十七日亡くなることになる。

          

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異体字をさがす

2012-09-19 10:47:27 | 徒然

 ある文書を読んでいたら、1ミリにも満たない小さな文字での書き込みがあり、その一文字がどうやら異体字であろうと思われるのだが、確信に至らない。
前後の文章からしても推測できず、また字そのものがよく判読できず難儀している。
東大史料編纂所に「異体字同定一覧」というデータベースがある。1083文字が登録してあるのだが、なかなか見つけるのが大変である。
                http://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/itaiji_list.jsp

それにしてもこのデータベース、「 確認日:2012年9月19日」とある。今日ではないか・・・・今日新たに文字が増えたということか?

又、島根県立大学の「e漢字-島根県立大学」 http://ekanji.u-shimane.ac.jp/ も探してが見つからない。
これはもう私の得意とする■で埋めるしかない、というのが結論に成りそうである。 

 

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