芦屋市在住のT様は田邊籠城衆のご子孫、随分古いお付き合いとなった。
舞鶴市に於ける細川家顕彰の諸活動にがんばっておられるし、熊本歴史学研究会に席を置かれて論考の発表など精力的である。
今般ご恵贈たまわった「ぶらり城下町田辺」は、舞鶴の文化財保護委員・地方史研究会会長などを勤められている加藤晃氏が、地元新聞に95回にわたり
掲載されたものを冊子にまとめたものである。田邊(舞鶴)を愛して止まない氏の健筆は見事というしかない。
熊本・泰勝寺で行われた幽齋公400年際にあたっては来熊され、T様のご紹介をえてご挨拶申し上げた。
ますますご健勝にてのご活躍を祈るばかりである。
今一冊は私がここ数年探し続けていた、寺島雅子様(護貞様御妹-徳川恒孝夫人御母)の著「梅鉢草」(昭和60年発行)である。
T様が愛蔵されていたものだが、この度ご恵贈を給わったものである。
ここには雅子様のお遊びの相手役を仰せつかった叔母のことが書かれている。祖父が細川家の御役間に勤めていた関係でお声が掛かったのだろう。
この本を書店で見つけ即購入して叔母に贈った。25年ほど経過している。そのご新たに購入しようと思ったがすでに品切れとのことであった。
深く御礼申し上げる。