津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

沼田十五郎と丸山左京

2010-06-11 08:49:40 | 歴史
 先にご紹介した「正保四年ポルトガル船長崎に来航」に関係する文書の、長岡勘解由にかかわる記述に沼田十五郎・丸山左京の名前があった。この二人の名前が登場する文書は大変めずらしい。
ここに登場する長岡勘解由とは沼田延之のことだが、十五郎とは嫡男の延武のことのようだ。沼田家は延之の跡は二男延将が継いでいる所を見ると、若くして亡くなったのであろうか。
また同組に丸山左京の名前を見つけていささか驚いてしまった。中院中納言通勝の孫にあたり、細川の血が入っている。そして沼田延元の婿殿である。その後は嵯峨氏を名乗り細川家家臣として明治に至っている。

細川幽齋---+--忠興
        |
        +---千
            ∥
中院通勝---長岡与九郎孝以--------丸山左京進一信(孝方)・・・・・・・・・・・→嵯峨氏
       四男・中院益丸 享年二十一歳       ∥
                       +---千代(正受院)
                       |
               沼田延元---+---延之---+--十五郎延武
                                |
                                +--延将・・・・・・・・・・・・→沼田氏
         
   参考:丸山左京進 ○○石 御馬廻衆 (肥後御入国宿割帳)
            三百石 (真源院様御代御侍免撫帳)・・左京
                 
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