■五月廿日 雨降晴天(?・ママ) 当番小篠次大夫
一、備後ノとも(鞆)より、かないかり(鉄錨)大小七ケ、御船頭加来久二郎つミくたり候、鉄目百貫
三百め、此代銀百八拾弐匁三分六リン、銀壱匁ニ付、鉄め五貫五百め宛、鏡善右衛門請取 1
一、大坂へ、竹屋喜兵衛上下六人・御飛脚一人差上候付、弐拾丁小早壱艘申付候事 2
一、四月廿九日之 御書、五月廿日巳ノ刻ニ、沢村大学使者持参、頂戴仕候事 3
鏡善右衛門ニさしかミ遣候也
一、嶋津殿(家久)之大豆船十三端帆、筑前三崎にて、はやてニ相候て、苫ヲ捨申候故、爰元ニて
苫かい申度候間、申付候様ニと申候ニ付、御年寄衆より、■苫弐百帖可相渡被候へ間、善右
衛門ニ可申渡事 4
■五月廿一日 雨フル 当番浅山清右衛門尉
善右衛門ニ申渡事
一、大橋ノ貫、水出候ハゝ、ぬき可被申候、付り、番舟上川上下ニ、前廉ノ■今壱艘加、弐艘置可
申候、川上ニは、なかれ懸り候物取上ケ候舟、弐艘可申付候事 5
廿二日ノ覚書ニ在之 ■■御代官御惣
一、平野喜左衛門殿御扶持方五拾人扶持ノ内、○正月下迄庄やニ被預置米事 6
■五月廿二日 晴天 当番仁保太兵衛
さしかミ調候て、正木勘十郎ニ相渡也
一、松ノ丸ノへい地門ノかき(鍵)、打なをさせ候事 7
さしかミヲ調、郡奉行衆へ持せ遣候也
一、呼野へ遣そはからの切手ノ事 8
田中與左衛門ニ、有米吟味被仕候へと申渡候
一、平野喜左衛門殿御扶持方残米之事 9
高見與兵衛ニ、さしかミ遣候也
一、田川郡中元寺山二て、舟板仕出シ候小屋道具、木数大小六十本・手子木三十本、又、板出
シ候時之すり木、相渡候へと、さしかミ可遣事 10
右十七日之覚書ニ在之■く、差紙に書うつし、遣候事
一、田川郡河口分一之取様、差紙調、遣事 11
桜井五兵衛内、廿四日より、呼野へ御番ニ被罷越候事
一、御金山南ノ口屋御番ニ、竹内作丞ニて候へ共、煩候間、替を可遣由、大学殿・利斎より申来事 12
別ニ無之故、明俵ヲ渡候へと、申付候也
一、浜手之塀ノ御用ニ、すさわらの事 13
弐十五人扶持ノ外ニ、壱ケ月ニ弐石四斗三升七合五夕宛、但、四月卅日ヨリ六月晦日迄ニ、五石六斗八升七合五夕相渡
候也、留主居自恩寺ヨリ、さし出ヲ取、吟味候上ニて、如此也
一、津川四郎右衛門殿(辰珍)賄米之事 14
■五月廿三一日(ママ) 晴天 当番小篠次太夫
御年寄衆へ相尋候へハ、取立可申由被仰候、其旨浅見五兵衛ニ申渡也
一、上毛郡内赤熊村與三、未進壱石壱斗八升有之を、麦ニ而取立可申由ニ、御惣談ニ而被仰付候
へ共、根付成かね可申由、御代官理被申事 15
竹や喜兵衛ニ相渡、京吉田へ進上候事
一、大道打、宣貞打ノ御腰物弐腰、とき(研)・はゝき(鎺)出来候事 16
一、御薪船〃頭嶋田甚大夫、五月廿三日ニ、出船申付候事 17
一、備後ノとも(鞆)より、かないかり(鉄錨)大小七ケ、御船頭加来久二郎つミくたり候、鉄目百貫
三百め、此代銀百八拾弐匁三分六リン、銀壱匁ニ付、鉄め五貫五百め宛、鏡善右衛門請取 1
一、大坂へ、竹屋喜兵衛上下六人・御飛脚一人差上候付、弐拾丁小早壱艘申付候事 2
一、四月廿九日之 御書、五月廿日巳ノ刻ニ、沢村大学使者持参、頂戴仕候事 3
鏡善右衛門ニさしかミ遣候也
一、嶋津殿(家久)之大豆船十三端帆、筑前三崎にて、はやてニ相候て、苫ヲ捨申候故、爰元ニて
苫かい申度候間、申付候様ニと申候ニ付、御年寄衆より、■苫弐百帖可相渡被候へ間、善右
衛門ニ可申渡事 4
■五月廿一日 雨フル 当番浅山清右衛門尉
善右衛門ニ申渡事
一、大橋ノ貫、水出候ハゝ、ぬき可被申候、付り、番舟上川上下ニ、前廉ノ■今壱艘加、弐艘置可
申候、川上ニは、なかれ懸り候物取上ケ候舟、弐艘可申付候事 5
廿二日ノ覚書ニ在之 ■■御代官御惣
一、平野喜左衛門殿御扶持方五拾人扶持ノ内、○正月下迄庄やニ被預置米事 6
■五月廿二日 晴天 当番仁保太兵衛
さしかミ調候て、正木勘十郎ニ相渡也
一、松ノ丸ノへい地門ノかき(鍵)、打なをさせ候事 7
さしかミヲ調、郡奉行衆へ持せ遣候也
一、呼野へ遣そはからの切手ノ事 8
田中與左衛門ニ、有米吟味被仕候へと申渡候
一、平野喜左衛門殿御扶持方残米之事 9
高見與兵衛ニ、さしかミ遣候也
一、田川郡中元寺山二て、舟板仕出シ候小屋道具、木数大小六十本・手子木三十本、又、板出
シ候時之すり木、相渡候へと、さしかミ可遣事 10
右十七日之覚書ニ在之■く、差紙に書うつし、遣候事
一、田川郡河口分一之取様、差紙調、遣事 11
桜井五兵衛内、廿四日より、呼野へ御番ニ被罷越候事
一、御金山南ノ口屋御番ニ、竹内作丞ニて候へ共、煩候間、替を可遣由、大学殿・利斎より申来事 12
別ニ無之故、明俵ヲ渡候へと、申付候也
一、浜手之塀ノ御用ニ、すさわらの事 13
弐十五人扶持ノ外ニ、壱ケ月ニ弐石四斗三升七合五夕宛、但、四月卅日ヨリ六月晦日迄ニ、五石六斗八升七合五夕相渡
候也、留主居自恩寺ヨリ、さし出ヲ取、吟味候上ニて、如此也
一、津川四郎右衛門殿(辰珍)賄米之事 14
■五月廿三一日(ママ) 晴天 当番小篠次太夫
御年寄衆へ相尋候へハ、取立可申由被仰候、其旨浅見五兵衛ニ申渡也
一、上毛郡内赤熊村與三、未進壱石壱斗八升有之を、麦ニ而取立可申由ニ、御惣談ニ而被仰付候
へ共、根付成かね可申由、御代官理被申事 15
竹や喜兵衛ニ相渡、京吉田へ進上候事
一、大道打、宣貞打ノ御腰物弐腰、とき(研)・はゝき(鎺)出来候事 16
一、御薪船〃頭嶋田甚大夫、五月廿三日ニ、出船申付候事 17