大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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シナの極超音速滑空ミサイルDF-17は、迎撃できるか? Ⅰ

2021年08月02日 11時09分39秒 | 台中戦争

極超音速滑空ミサイルDF-17
2017年11月のDF-17発射実験では水平距離1400km、飛行時間11分、再突入後の滑空時の高度は60kmと伝えられています。このデータから速度を計算すると水平移動速度は平均でマッハ6.2となります。実際には極超音速滑空ミサイル(ブーストグライド兵器)はブースト上昇時から弾道頂点、降下までの間は弾道ミサイルと同じような動きを行うので速度はこの平均より速く、逆に降下から機首を引き起こして滑空(グライド)に入ると大気の上層部の空気抵抗で速度は落ちていくので、速力の評価は飛行状態で分けて考えた方がよいでしょう。DF-17の飛行性能を纏めると次のようになります。
水平距離1400km 射程距離2500キロ グアムを含み我が国は全域が射程圏内
最大高度100km以上(推定)
滑空高度60km
飛行時間11分
平均水平移動速度マッハ6.2
燃焼終了時マッハ7~8(推定)
滑空時マッハ5~6(推定)
最終突入時マッハ4(推定)
報じられた数値を元に推定値も加えてみました。極超音速(ハイパーソニック)とはマッハ5以上を指すので、DF-17は極超音速兵器と呼べるものになります。なおこのDF-17の飛行特性から迎撃で対応できる領域と担当兵器は次の通りです。
最大高度100km以上 → 最低射撃高度70km以上のSM-3迎撃ミサイル=SM-3ブロック2A
滑空高度60km → 最低射撃高度40km以上のTHAAD迎撃ミサイル
最終突入時 → 大気圏内迎撃用のPAC-3、SM-6迎撃ミサイル
となります。

@DF-17に関しては過去4-5回ここで取り上げてきました。2019年に実戦配備されましたが、上記の通り中々厄介なハイパーソニックミサイルです。