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本機種は多数目標の同時捜索探知・追尾、およびミサイルの射撃指揮の役目を一手に担う、多機能レーダーである。サール5型コルベットの近代化改修において搭載することを狙って開発されたことから、他国が開発した同様の機種よりもかなりコンパクトとなっており、コルベット級以上の艦艇であれば搭載できるとされている。
本機種は、マルチ・ビームのパルス・ドップラー・レーダーである。アンテナとしては、アクティブ・フェーズド・アレイ・アンテナが4面固定式に装備される。
探知距離は、高高度を飛行する航空機に対しては250 キロメートル (130 nmi)、低高度を飛翔する対艦ミサイルに対しても25 キロメートル (13 nmi)での探知が可能となっており、クラッターやジャミングが激しい環境において低RCSの目標を探知できる。
本機種は多機能レーダーとして、指令誘導やセミ・アクティブ・レーダー誘導のミサイルの射撃指揮を行なうことができる。IAI社は、バラク-I個艦防空ミサイルおよびバラク-NG艦隊防空ミサイルを開発しており、EL/M-2248 MF-STARはこれらの艦対空ミサイルとともに防空武器システムを構成する。
@イスラエルとか言う事ではなく、AESAの技術論の為に紹介しています。BALT-MILITARY-EXPO 2016で、紹介されたばかりです。
Sバンドを使っています。